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2020年6月9日
スタイリッシュで格好いい屋根 招き屋根
皆さんは招き屋根をご存じですか?
「招き屋根」とは、切妻屋根(三角屋根)の一方の屋根面を長く、もう一方を短くした屋根のことです。
2面の屋根が段違いになっているのが特徴です。段違いの屋根がスタイリッシュでデザイン性高く見せます。
今回は、かっこいい屋根「招き屋根」を詳しく見ていきましょう。
招き屋根とは
招き屋根は、別名差しかけ屋根とも呼ばれています。
屋根面の一方が、もう一方の屋根上部に壁をつくり、段違いになって支え合っているのが特徴です。
その見た目はデザイン性高く、建物全体をスタイリッシュで独創性あるものと印象付けます。
招き屋根のメリット
■耐風性に優れている
二面の屋根が段違いで支え合っているため頑丈なうえ、風の影響を分散することができるため耐風性に優れています。雨漏りの大敵である強風や突風も二面の屋根で分散することができます。
■屋根裏にスペースを確保できる
屋根が互い違いになっていて、片方の屋根上部に壁を作りますので室内空間が広く取れます。そのためロフトや屋根裏収納のスペースを確保することができます。
■太陽光パネルの設置が容易にできる
太陽光パネルの理想的な設置角度30°と屋根の勾配がほぼ一致しているので、発電効率が高くパネルの設置も比較的簡単に取付できます。
■通気性◎断熱性◎
屋根裏の通気性や断熱性が高いことから、夏は涼しく、冬は暖かいです。
招き屋根のデメリット
◆雨仕舞い
屋根と外壁が接触する部分の雨仕舞いをしっかり行わないと雨漏りのリスクが生じます。
雨仕舞いさえしっかり行えばデメリットとなる要素は他にありません。
雨漏りが起きてしまったら
招き屋根の雨仕舞いから雨漏りが発生した場合、原因が施工ミスによるものだった場合については施工会社の保証によって修理を受けることができます。
しかし、建築後ある程度時間が経ち、経年劣化などによる理由で雨漏りが起こった場合には補償を受けることができません。
一方で、築年数が経っていても台風や地震により雨仕舞いが破損して、雨漏りが発生した場合は風災害対応の火災保険なら補償を受けることができます。
台風や地震の後に雨漏りが起こった場合は、保険会社に問い合わせて調査を依頼しましょう。
まとめ
みなさんのお家の屋根はどのような形状をしてますか?今回ご紹介した招き屋根には、メリットと上げられるものは多くありますが、デメリットとあげられるものはほぼありません。そのうえデザイン性もあり弱点の見当たらない形状の屋根です。屋根の形状一つで、建物全体の印象はガラリと変わります。屋根の形状を選ぶ際は全体像をしっかり考慮して専門家の意見を参考に後悔がないようにしましょう。
カテゴリ:屋根