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2020年6月29日
トタン屋根の塗り替えリフォーム
最近では、スレート材やガルバリウム鋼板の普及により、めっきりトタン屋根の家を見ることが少なくなりました。
そんな中でも、敷地内の物入小屋や、作業場などの屋根にはトタン屋根が使用されていることも多いです。
他の屋根材同様に、トタン屋根にもメンテナンスは必要です。
今回は、トタン屋根にはどのような塗装リフォームが可能なのか見ていきましょう。
トタン屋根の塗り替えリフォーム
ケレン作業と高圧洗浄
トタン屋根の塗る変えリフォームでは、最初に「ケレン作業」を行います。
ヤスリやワイヤーブラシなどを使い、屋根に発生しているサビや汚れを落としていきます。
塗料の付着を良くするために重要な「ケレン作業」が不十分だと、せっかく塗装を施しても剥がれてしまう可能性があり、注意が必要なポイントとなる工程です。
「ケレン作業」で除去したサビや、ホコリ、苔などの細かい汚れは高圧洗浄機でしっかり洗い落とします。
錆止め塗料 (下塗り)
屋根の汚れをしっかり落とした後、ひび割れや釘の浮きなどの不具合箇所を修繕していきます。
その後、錆止め入りの下塗り材を塗ります。
トタン屋根は鉄の板に亜鉛メッキを施した素材のため、錆止めはとても重要です。
中塗りと上塗り
下処理をし、錆止めを塗った後に仕上げよう塗料を中塗り、上塗りと2回塗ります。重ねて塗ることで塗料本来の効果を発揮することができます。
使用する塗料は主に4種類あります。
「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」
この中でも「フッ素塗料」が最も耐久性に優れています。
自分でトタン屋根を塗り替える場合のメリットとデメリット
メリット
トタン屋根の塗装リフォームを自分で行う場合のメリットは費用を大幅に抑えることができることです。
業者に依頼する場合では、足場の設置費用をはじめ人件費がかかってきます。それに比べ自分で行う場合は、材料費こそ必要ですが人件費はかかりません。
デメリット
高所での作業となりますので、危険が伴う作業になる点がデメリットといえます。建築業界のその道のプロでも、その事故の約3割は転落事故です。
もう一点は、リフォーム完成までに時間がかかるという点です。
トタン屋根の塗装には、ケレン作業が必要です。塗装を開始するまでの下処理を含めるとかなりの時間を要します。
一見綺麗な仕上りでも、ケレン作業が不十分だと塗膜の劣化は早まります。
まとめ
トタン屋根の塗装にも、他の屋根材同様にメンテナンスは必要です。
トタン屋根の場合は、塗装に剥がれが見られたり、表面にサビが発生しているのを確認できた時が塗装リフォームのタイミングです。
トタン屋根の塗り替えは、後々の不具合のリスクを考えると自分で行うよりも専門の塗装業者へ依頼したほうが良いでしょう。
塗装リフォームをご検討の方は、プラニング・Kへご相談ください。
カテゴリ:屋根