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2020年7月12日
シリコン塗料とウレタン塗料の比較
外壁塗装を行う際には、塗り替えに使用する塗料を選ぶのに悩まれる方も多くいらっしゃいます。
機能性や耐用年数も塗料により様々です。
自宅の塗り替えリフォームには、どのような塗料を選べば良いのでしょうか。
今回は、最も代表的な塗料シリコン塗料とウレタン塗料を比較してみましょう。
シリコン塗料とウレタン塗料
シリコン塗料 | ウレタン塗料 | |
外壁耐用年数 | 10~15年 | 7~10年 |
屋根耐用年数 | 8~10年 | 5~7年 |
メリット | ・汚れがつきにくい ・色あせがしにくい ・耐候性が高い | ・シリコンよりも安い ・密着性が高い ・光沢がある |
デメリット | ・木部には濡れない ・ひび割れが起きやすい ・密着性が低い | ・変色する可能性がある ・湿度に弱い ・耐用年数が短い |
表からもわかるように、シリコン塗料の方が少し価格も高く、耐用年数も長いことがわかります。
あくまでも、一般的に上記の表のような傾向にあるということですので、施工業者とよく相談した上で、塗料は決めていきましょう。
シリコン塗料の選び方
シリコン塗料と一言でいっても、各メーカーがそれぞれに商品展開しています。
そんな中、耐候性が高いことで注目をされているのがシリコン塗料です。
シリコン塗料を判断する(良い塗料かどうか)大きな基準として、塗料メーカーのシリコン塗料を使用することが上げられます。
シリコン塗料でも価格が安いものと高いものとがあり、その性能も違っています。シリコン含有量も商品により様々です。少しでもシリコンが含まれていればシリコン塗料として売り出す塗料メーカーもあります。
施工業者には、どのような性能を持つシリコン塗料を使用するのかを、きちんと説明をしてもらいましょう。
ウレタン塗料の特徴
ウレタン塗料は、少し前では外壁塗装で使用されるスタンダードな塗料でした。その頃には、シリコン塗料やフッ素塗料はまだまだ少なく、高価だったためウレタン塗料での塗り替えが主流だったのです。
ウレタン塗料は、柔らかく壁の動きに合わせて塗料が動くため、ひび割れに強い塗料と言われています。
そのため、様々な場所に塗る事ができるのが特徴です。
耐用年数と塗料選び
使用する塗料や、塗る場所により耐用年数は違ってきます。
外壁と屋根の塗装を同時に検討した場合、外壁はシリコン塗料で約15年の耐用年数、屋根はウレタン塗料で約8年の耐用年数の組み合わせだと、8年経った時点で屋根は再塗装の時期を迎えることになります。当然ながら、外壁はまだ塗り直す必要がありません。屋根の塗装のためだけに、足場を設置し塗装を施さなければなりません。
家は、一度にすべてを塗り直す方がコストは安く済みます。
外壁と屋根の塗料を選ぶ際は、無駄なコストがかからないためにも塗料の耐用年数がほぼ同じものを選ぶようにしましょう。
まとめ
シリコン塗料、ウレタン塗料ともに、メリットもデメリットもありますが塗料の性能や耐用年数をしっかりとふまえて適切な塗料を選びましょう。
また、屋根だけ、外壁だけと部分塗装をするのは、コストがかかる結果となります。家の塗装は、一度に済ませてコストを抑えましょう。
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