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2020年7月20日
太陽光パネルを設置した屋根の塗装リフォーム
太陽光パネルを搭載した住宅をよく見るようになりました。太陽光パネルを搭載した屋根の塗装は、一般の太陽光パネルなしの住宅と同じように塗装リフォームは可能なのでしょうか?
今回は、太陽光パネル設置住宅の屋根塗装についてご紹介しましょう。
太陽光パネル設置住宅も屋根塗装リフォームは可能
太陽光パネルを搭載している住宅の、塗装リフォームは可能です。
塗装リフォームには二通りの方法があり、全体の屋根塗装を行う場合と、部分塗装をする方法があります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
全体塗装を行う場合
雨漏りが発生したことにより、太陽光パネルを脱着する場合や、塗装リフォームで全体の仕上りを良くしたい場合は、太陽光パネルを脱着して塗装を施します。
この場合は通常の塗装でもかかる、足場の設置+屋根塗装費用に+太陽光脱着費用が発生します。当然、費用が高くなってしまいます。
設置されているパネルのメーカーや数量にもよりますが最低でも20~30万円の脱着費用が必要となりますので、このタイミングで屋根のメンテナンスを一緒に行い屋根全体の耐久性を維持することをお勧めします。
脱着せずに部分塗装する場合
予算が心配な方には、太陽光パネル部分を除き屋根塗装をする部分塗装を検討されてはいかがでしょうか。
この場合、パネル脱着費用は発生しませんのでお手軽価格で塗装リフォームが可能でしょう。
ここで注意!
太陽光パネルを脱着せずに塗装リフォームを行った場合、塗装業者が誤って破損させてしまったら太陽光パネルの保証が切れることが考えられます。
太陽光パネルの保証には「出力保証(約10年~25年)」と「システム保証(約10年~15年)」があります。これらの保証が期間満了前に切れてしまうのは、心配ですね。
塗装リフォーム前に太陽光設置業者へ確認した上で塗装リフォームを行うようにしましょう。
屋根材と太陽光パネルの耐用年数
屋根塗装を行ったその後のメンテナンス方法は屋根材と太陽光パネルの耐用年数を踏まえて検討しなければなりません。
屋根材は防水紙の耐用年数を考慮すると20年~30年ほど、太陽光パネルの法定耐用年数は17年です。これはあくまで減価償却期間であり実際は20~30年程度は使用できるといわれています。
そう考えると、30年で屋根塗装を行う際には、屋根材の耐用年数、太陽光パネルの撤去や交換も検討する時期と重なることになります。一般的な塗装のみのリフォームより費用は高額となりますので、こつこつと積み立てておくと良いでしょう。
まとめ
太陽光パネルが設置されている住宅でも塗装リフォームは可能です。塗装後の太陽光パネルの保証の問題もありますので、必ず太陽光パネル設置業者に塗装リフォームを行いたいと連絡は入れておきましょう。その際に注意すべき点などを聞いておくとより安心です。
屋根材も太陽光パネルも適切なメンテナンスを行う事で、美観も耐久性も維持できます。10年に一度のメンテナンスを心掛けましょう。
カテゴリ:屋根