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2020年10月21日
汚れにくい家にするための外壁塗装
外壁塗装をする目的は、主に家を保護する、美観を良くするためと言われています。家を保護しながらも、汚れにくく保つためにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
今回は、汚れにくい家を作るための、メンテナンスの方法をご紹介しましょう。
家を汚す汚れの種類
家を汚す汚れには様々なものがあります。代表的なものを見ていきましょう。
藻・苔・カビ
藻・苔・カビは、陽が当たらない風通しが悪い場所(特に北側の外壁に多い)で、雨水などの水分がなかなか乾かずに湿気が高くなることにより発生する汚れです。
外壁に使われている塗料や外壁材が吸水性の高いものだと、水分が長く壁に留まってしまい藻などができやすくなってしまいます。
藻・苔・カビの発生を防ぐには、外壁材も含め材料は吸水性が低いものを選び、塗料は防藻性・防カビ性の商品を使用すると良いでしょう。
雨だれ
雨だれは、換気口や窓枠など壁にある雨が当たるところから出る汚れです。水が垂れたような黒いあとが見られます。
家庭用の高圧洗浄機や、中性洗剤を使って洗い落としましょう。
サビ
金属部分が錆びて剥がれ雨水に流されることでサビが広がっていきます。
塗り替えのタイミングでサビをこすって落とし、上から塗装をすれば修繕できます。
塗り替えの時期ではない場合は、サビ落とし剤などを使用して落としましょう。
外装材が、ガルバリウム鋼板などの金属系の場合は、早急な対応が必要です。すぐに専門業者に連絡をして修繕を依頼しましょう。
汚れにくい塗料を選ぶ
汚れにくいという事を低汚染性と言います。各メーカーの塗料には、藻には防藻性、カビには防カビ性など対応する性質が明記されています。
塗料にはグレードがあり、ウレタン塗料もありますが、塗り替えの際にはシリコン塗料、フッ素塗料などを選ぶと良いでしょう。耐用年数が10年以下だと塗り替えるまでの期間も短くなり、その度に高額な費用を用意しなければなりません。
安価の塗料を塗り、すぐに汚れがついてしまうよりも汚れに対しての低汚染性を備える塗料を選びましょう。
◆シリコン塗料
【特長】価格と機能のバランスに優れていて、カラーバリエーションが豊富である。耐久性:8年~10年
◆フッ素塗料
【特長】長期間にわたり変退色、艶引けがなく耐久性においては最高レベルといえる。耐久性:~15年
まとめ
外壁を常に綺麗に保つには、汚れにくい塗料を選び塗装メンテナンスを行わなければなりません。美観ばかりを気に止めて塗料の性能をきちんと抑えていないと、安価な塗料を勧められ結果、耐久性がなく10年も経たないうちに再塗装を行わなければならない…というような事態になります。今回の記事で「低汚染性」「防藻性」「防カビ性」に対応している塗料があるということを知識として持っていただき、次回の塗り替えの際には塗料選びの参考にして下さい。
カテゴリ:外壁