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2023年9月14日
外壁塗装で色褪せしにくい色
外壁塗装をお考えで、何色にするか迷っている方はいらっしゃいませんか?たくさんの色見本から選ぶのは楽しい作業でもありますが、迷うので苦手な方もいるかもしれません。
せっかく塗装をするなら、できれば色褪せしない、長持ちする塗料を選びたいですよね。今回は色褪せしにくい色や、外壁が色褪せた時の対処法についてご紹介します。
外壁はどうして色褪せるの?
・紫外線
外壁は常に紫外線が当たっています。外壁の色を構成している顔料を、紫外線に含まれているエネルギーが破壊してしまうことが原因の一つです。紫外線エネルギーは色素を劣化させる力があります。
また、酸性雨や風などの様々な自然現象が重なり合い、さらに劣化が進んでいきます。
・化学変化
化学変化によって色褪せが起きることもあります。水や酸素、日光など、自然に存在する様々なものの影響を受けて、塗料や外壁材の化学物質が変化し、色褪せてしまいます。
色褪せしにくい色
白
白は最も色褪せしにくい色と言っても過言ではありません。太陽光を吸収しにくいという特性があり、紫外線のダメージそのものを受けにくくなります。その上、白い外壁は色褪せしたとしても見た目には分かりづらいため、色褪せが一番目立たない色であるとも言えます。
ただし、注意点として、色褪せしにくい反面、汚れは目立ちやすいです。埃や排気ガス、カビや苔などの汚れが外壁に付着すると、他の色に比べて汚れが目立ちやすくなります。
黒
黒い外壁は、白同様、色褪せしにくい色です。黒い顔料に含まれる成分は太陽光に分解され、化学変化が起こりにくい特性があります。ただ、白と同じようにちょっとした汚れが目立ちやすく、ツヤのある黒は色あせが目立ってしまいます。
また、熱を吸収しやすいので外壁の温度が室内まで伝わり、温度が上昇しやすくなるという点も注意が必要です。
ベージュ、クリーム系
ベージュは色褪せが目立ちにくいほか、汚れも目立ちにくいため人気の色です。周囲の景観にも馴染みやすく、自然が多い場所でもビルが多い場所でもマッチします。
色褪せしやすい色
色褪せしやすい色は次の通りです。
・赤
・黄色
・緑
・紫
とくに、鮮やかなカラーや濃い色にする場合は紫外線による色褪せが起こりやすいため、ほかの色よりもこまめなメンテナンスが必要です。
外壁を長持ちさせる方法
耐久性の高い塗料を選ぶ
外壁を長持ちさせるためには耐久性の高い塗料を選ぶことが重要です。外壁塗装用の塗料はいくつも種類がありますが、大きく分けると長持ちする順で、フッ素塗料、ラジカル塗料、シリコン塗料、ウレタン塗料、アクリル塗料で、フッ素塗料が最も長く外壁を守ることができる塗料です。
艶あり塗料を選ぶ
塗料には艶あり塗料と艶消し塗料があります。艶消し塗料はマットな質感が好きな方に人気ですが、艶消剤を入れて加工するため、耐久性が艶あり塗料よりも劣っている場合があります。
特に質感にこだわらない場合や、見た目よりも耐久性にこだわる場合は、艶あり塗料を選ぶと良いでしょう。
定期的なメンテナンス
塗料の種類にもよりますが、塗料の寿命は大体10年前後です。10念を目安に塗り直しをしなければ、塗料の劣化が進み、色褪せも目立ってきてしまうことでしょう。外壁の色を長持ちさせるため、定期的に外壁塗装による適切なメンテナンスを行いましょう。
まとめ
なるべく色褪せせずに長く美しさが保てる色選びのポイントについてご紹介しました。色のほかにも、艶の有無や汚れにくい塗料を選ぶことも長持ちのポイントとなります。
せっかく外壁塗装をしても、たった数年で色褪せてしまうと残念な気持ちになりますよね。そうならないためにも、塗装業者とよく相談し、納得のいく色選びや工事を行いましょう。
カテゴリ:塗装工事
2023年9月7日
ベランダ・バルコニーの防水工事
ベランダやバルコニーは紫外線や雨の影響を受けやすいため、定期的に防水工事をする必要があります。しかし、雨漏り等が起きているケース以外は、「塗装のついでに…」という感覚で補修工事を検討される方が多く、屋根材や外壁材よりもメンテナンスの重要性が低いと思われている印象を受けます。
今回はベランダやバルコニーが劣化してしまうとどのようなトラブルが起きるのか、どのような防水工事があるのかご紹介していきたいと思います。
ベランダとバルコニーの違い
2階建て戸建住宅の場合、一般的に2階にバルコニーあるいはベランダがあります。バルコニーは屋根が無い室外スペースで、ベランダは屋根がある室外スペースのことを指します。屋根の有無もそうですが、バルコニーやベランダが住宅に対してどのように造られているのかをチェックしてみてください。
ベランダやバルコニーが外壁よりも張り出していますか?居室の上にあり、外壁から張り出していない形状でしょうか?その違いで雨漏り発生箇所によるリスクも大きく異なります。
下に居室がある場合は注意が必要
バルコニーの直下にリビングなどの居室(室内空間)がある場合、雨漏りには特に注意が必要です。理由は、バルコニーの下には建物を支える構造材があるからです。
特に2階床を支える重要な構造材が隠れています。雨漏りの水が構造材に達すると木材は腐朽をはじめ、木材の断面積が小さくなり構造耐力が減少していきます。
地震時などにより構造木材に強い力が加わり、木材が割れたり裂けたり折れたりして、建物が傾いたり、最悪の場合、建物の倒壊にいたる危険があります。
防水工事の種類と耐用年数
FRP防水
FRPとは、「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略称です。プラスチック素材の中でも衝撃性に強く、耐水性や成形性が良いことから、ベランダの防水層だけでなく、様々な部分にも使用されています。
しかしFRPは紫外線に弱く、劣化してひび割れてしまうことがあります。耐用年数は10~15年ですが、5年に1度のトップコートの塗り替えを怠らないことが重要です。
ウレタン防水
ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗布する工法です。材料が化学反応を起こして硬化すると、弾性のあるゴム状の防水層が出来上がります。
狭い場所や複雑な形状をした箇所でも、継ぎ目のない完全な防水膜を形成できるのが特徴です。耐用年数は10~15年です。施工にはムラなく均一に塗装をする技術が必要です。
塩化ビニルシート
塩化ビニール樹脂シートを使う場合は、既存の防水材の上から施工することが可能です。下地に直接貼り付ける「接着工法」と、等間隔に置いた円盤やディスク板に熱溶着を行う「機械固定工法」で施工するのが一般的です。
まず、塩化ビニールは紫外線や熱に強いため、耐用年数も10~20年と長いです。耐候性に優れており、強い日差しが当たるベランダやバルコニーへの施工に非常に適しています。耐摩耗性もあり、普段の生活では防水層に穴があきにくいという良さがあります。
まとめ
雨漏りは住宅へ甚大な被害をもたらすことがあります。特にベランダ等は劣化が起こりやすく、雨漏りに繋がりやすい箇所です。また、ベランダやバルコニーが外壁より外側にあるか内側にあるかで雨漏りを起こした際の住宅への影響は異なります。
どちらにしても雨がかかるスペースですので、定期的な点検とメンテナンスを心がけましょう。業者とよく相談をして、ご自宅のベランダやバルコニーに合った施工方法で防水工事を行うようにしましょう。
2023年8月28日
塗膜の厚さはどのくらいが適切?
外壁塗装は3回塗が基本です。外壁塗装の塗料には適切な塗布量があり、塗膜は厚ければ良い訳ではなく、適切な厚みを守らなければ、かえって耐久性の低い外壁塗装になってしまいます。今回は外壁塗装の適切な塗布量や必要な塗装回数などに付いてご紹介します。
外壁塗装の目的
外壁塗装の目的は美観を保つこともそうですが、一番の目的は防水です。外壁塗装を怠っていると、塗膜の防水機能が劣化してそこから水が侵入し、雨漏りするリスクが発生します。
雨漏りがひどく家の構造が腐食してしまうと、大規模な修繕が必要になり外壁塗装以上の費用がかかってしまう可能性があります。家を劣化から守るためにも定期的な外壁塗装は必要です。
3回塗りの理由
外壁塗装のほとんどの材料が3回塗りを推奨しています。一般的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回に分けられます。また、外壁塗装は、塗装回数だけでなく塗膜の厚みも重要です。
どの塗料メーカーも性能を最大限発揮するために必要な塗膜厚というのが決められています。つまり3回塗っても適正な塗膜厚になっていなければ、メーカーが提示している性能を発揮することができません。
また、塗装回数が多ければ良いという訳でもありません。塗膜も厚くなってお得感がありそうですが、塗料はたくさん塗ればいいというものでもなく、少なくなってもいけません。
膜厚が薄くなれば性能が落ちてしまうのは想像できるかと思いますが、たくさん塗料を塗って塗膜が厚くなった場合はどうでしょうか?
厚くつけすぎた塗膜を「過膜厚」といいます。過膜厚になるとひび割れを起こす可能性があり、紫外線や雨水の影響を受けやすくなって劣化を早めます。このように塗装は膜厚がとても重要で、3回塗っても膜厚が薄ければ性能は最大限発揮されず、また膜厚が厚くなりすぎると施工不良を起こしてしまいます。
悪徳業者に注意
メーカーの定める希釈量や塗布回数を守らず塗装をする悪徳業者も存在します。塗装は仕上がってしまうと、その前に行った工程は見えなくなります。悪徳業者はこの工程が隠れてしまうのを逆手にとって、手抜き工事するので注意が必要です。
料金が安すぎる業者に注意
悪徳業者は、塗料を必要以上に薄めて塗装し、材料費を削減して利益をあげます。塗料を薄めると塗料の粘りが薄れてサラサラになるため早く塗ることができ、人件費も安くなります。
どんなに機能性に優れた機能性塗料を選んでも適切に施工しなければ意味がありません。このような悪徳業者は、過剰な割引をしていたり、施工費用が他に比べて大幅に安かったりします。安い工事には理由がありますので十分に気を付けましょう。
飛び込み営業
すべての飛び込み営業が悪徳業者というわけではありませんが、悪徳業者の手口として飛び込み営業をして不安をあおり、契約してしまう、というものがあります。
「外壁が劣化しているから今すぐ工事をしないと大変なことになる」などと謳って契約を急がせようとします。
その場では契約せず、他の業者の見積もりを取り、価格以外の情報もチェックして客観的に判断するようにしましょう。
まとめ
外壁塗装は適切な塗膜の厚さで施工する必要があります。それは塗料の性能を最大限に発揮するためです。なかには必要以上に塗料を薄めて施工する悪徳業者もおり、このような塗料で塗装した外壁は2年程度~3年程度で劣化症状が現れてしまうことがあります。
このようなことを防ぐ為にも外壁塗装は優良な外壁塗装会社に依頼することが大切です。見積もりの際には長年付き合っていけそうな業者かどうかも判断材料にして業者を選ぶようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事
2023年8月24日
破風板の役割とメンテナンス
破風板とは何かご存じでしょうか?聞いたことはあるけど、どの部分か分からない、といった方が多いかと思います。今回は破風板の役割やメンテナンスについてご紹介していきたいと思います。
破風板とは
破風板とは、画像の赤い線で囲まれているような、屋根の側面に取り付けられている板のことです。屋根の妻側の側面を「破風(はふ)」と呼ぶことから名づけられました。
破風板があることで屋根の吹き上げる風を分散させることができ、台風や強風時の雨水の侵入を防ぐこともできます。さらに、破風板の存在により、屋根の下地や構造が隠され、美観の向上にも寄与します。
また、破風板には防火性能を高める役割もあり、住宅を安全かつ美しく見せるために重要な役割を担っているのです。
破風板の劣化症状
破風板は屋根の側面にあり、家の中でも特に雨風や紫外線が当たる場所です。新築時に破風板は塗装されていますが、紫外線によって外壁よりも早く塗膜が劣化します。塗膜が劣化すると雨が降った時に水を浸透させて破風板自体が弱くなっていきます。次のような劣化症状があれば、早目に補修を行いましょう。
・ひび割れ
・色褪せ
・塗膜の剥がれ
・コケ、カビ
・破損
破風板のメンテナンス方法
塗装
破風板の塗装は、比較的に損傷が軽い場合に行われる方法です。木材、金属系、窯業系などを問わずに行うことができます。塗装の効果としては、耐久性や防水性を上昇させることができます。
また、かかる費用も他の方法と比べると安く済みます。ただし、防火性能の上昇についてはほとんど期待できません。
金属板金巻き
剥離が一部だけでなく広範囲にわたっている場合、再塗装はおすすめできません。破風板に板金を巻いて表面をカバーする「板金巻き」をおすすめします。ガルバリウム鋼板の板で、既存の木製破風板を覆い包む方法で、最も多い破風板の修理方法です。塗装によるリフォームよりも耐久性や耐火性が高まります。
破風板交換
破風板自体が劣化してひび割れや欠けなどが起きていると塗装も板金巻きもおすすめできません。素材自体がボロボロになってしまっている場合は交換が必要になります。交換をする場合は木材でなく耐火性ボードなどを使用する場合が多いです。
劣化する前に心がけること
点検をする
破風板は屋根に付属している紫外線や風を強く受ける傷みやすい場所です。また屋根や破風板は高所にあるのでご自身で劣化を確認するのが難しい場所になります。
そのため築5年程度が過ぎたら、塗装の専門業者に点検を依頼しましょう。ご自身では確認しづらい場所なので、点検の際に業者に写真を撮って見せてもらうようにしましょう。
素地が傷む前に塗装する
破風板に初期症状が見られたら塗装を依頼しましょう。破風板が傷んでしまった後に塗装しても数年で塗装が剥がれてしまいます。破風板が退職してきたら塗装の時期ですので、点検の際に写真を見せてもらい退職が確認できた場合や、破風板を触ってもらい、手に色がつく状態になっていたらはやめに塗装を依頼しましょう。
まとめ
今回は破風板についてご紹介しました。面積こそ小さいですが、破風板は建物の耐久性を向上させるために大きな役割を担っています。それゆえにハードな環境に耐えねばならない場合が多く、傷みやすい部分でもあります。破風板の劣化のサインを見逃すことなく、適切なメンテナンスを施してあげましょう。
2023年8月17日
外壁の部分補修と全体補修
外壁は年月が経つにつれてどんどん劣化していきます。外壁補修、と聞くと外壁全体の工事かと思われる方が多いですが、部分補修という方法もあります。お客様のご自宅の劣化具合に合わせた補修工事を行う必要があります。
今回は外壁塗装の部分補修と全体補修についてご紹介していきます。
部分補修
外壁の劣化やダメージが大規模でない場合、部分的なヒビ割れなどについては、必要箇所だけに部分的に補修を行う工事の事です。部分補修は施工範囲が広範囲でないことから、比較的価格は抑えられる傾向にあります。
部分補修には以下のような工事があります。
シーリング工事
「目地」と呼ばれるパネルの継ぎ目にシーリング材が打ち込まれています。シーリング材は、伸びたり縮んだりしながら、雨などの水分が家の中に入ってくるのを防ぐ役割があります。
劣化がすすめばシーリング材が剥がれてきてしまい、外壁材の間を雨から守れなくなってしまうでしょう。大規模な雨漏りとなってしまう可能性があるので、定期的にチェックして部分補修を行うことがとても大切です。
ひび割れ補修
外壁の部分補修において最も一般的な方法です。建物は地震や地盤の動きの影響を受けるとヒビ(クラック)が発生しますが、そのヒビのみを補修するやり方です。シーリング材を充填したり、セメント補修をしたりしてヒビを埋め合わせます。
鉄部の錆補修
鉄部の錆びや腐食による劣化の場合には、部分補修として錆びの撤去などの下地調整後、サビ止め、中塗り、上塗りの順番に塗装を行います。また腐食による穴あきの場合は防水テープで補修や部分的な張替えが必要になります。
全体補修
全面補修は、部分補修と比較すると、費用が高くなりますが、外壁材や塗料の耐用年数が越えたときの抜本的な解決策として 必要不可欠です。全体補修には以下のような工事があります。
外壁材の張替
サイディングボードやALCが歪んだり反り返ったりしてしまっている場合や、築年数が30年以上のお家は、外壁材を新しく交換して修理する必要があります。
外壁の張り替えは大規模な工事になるため、全体的に行う場合の費用相場は約170~250万円と大きくなります。できれば張り替えが必要にならないように、部分補修をしておくのがオススメです。
外壁材の重ね張り
外壁を新しく張り替えるほどではないけど、劣化が気になる場合には、重ね張りという補修方法もあります。重ね張りは、今あるお家の外壁材の上からサイディングやALCなどの外壁材を重ねて張り付ける方法です。
外壁塗装
お家の外壁を守るためには、目地やひび割れにコーキング材を入れて補修することだけでなく、外壁塗装も大切です。外壁塗装と言っても、塗料によって値段はバラバラです。
さらに、外壁の素材によっても相性の良し悪しが分かれます。塗料選びは、あなたのお家の外壁に合った種類から、効果を維持できる期間や、金額を見比べるようにしましょう。
劣化症状やメンテナンス時期の目安
外壁補修は一般的には新築は10年、塗装している場合は7~10年と言われています。ただし、実際には使われている塗料の耐用年数が大きく関係していて、それぞれのお家で異なるため、一概には言えません。
さらに耐用年数がきていなくても、外壁補修が早まる場合があります。外壁補修のタイミングや規模は、築年数や外壁の劣化具合などによって変わってきます。お家の外壁に、以下の症状が出た場合は補修を検討しましょう。
・チョーキング(白亜化)現象
・ひび割れ
・コケ、藻
・サビ
まとめ
外壁は部分補修でも対応することができ、劣化の種類によって補修方法や費用は変わってきます。部分補修を行う事で、全体的な外壁塗装を行うよりも費用が抑えられるメリットがありますが、部分的な傷みが多い場合や、高所での補修を行う場合には、計画的な補修が必要です。
そのため、部分的な補修を行う前に、劣化状況を把握して、施工方法をどのように行っていくのか、長い目で見ながらしっかり検討していくことが大切です。
2023年8月10日
塗装の疑問を解決!
初めての外壁・屋根塗装を検討していて疑問や不安をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
「まずは基本的なことを知りたい」、「ネットで調べたけどどの情報が正しいのか分からない」とお悩みの方のために、今回は塗装工事に関する疑問についてQ&A形式でご紹介していきます。
Q:外壁塗装の費用は?
A:外壁塗装は“建物の大きさ、劣化具合、塗料のグレードによって価格が変わります。塗料には樹脂の違いによって耐久性が変わってきます。
一般的に使用されるのはシリコン塗料です。耐用年数と費用のコストパフォーマンスが良いため、1番人気の塗料です。
Q:工事前に近隣の方へ挨拶回りはしてもらえますか?
お伺いいたします。工事内容・期間など基本的なご説明をさせていただきます。
またお客様ご自身でもご挨拶しておくと、万が一何かあったときにトラブルに発展しにくいでしょう。
Q:ずっと在宅していなければいけませんか?
A:ずっと御在宅していただく必要はありません。工事は家の外での作業になるのでお施主様が留守でも工事は可能です。
しかし、高圧洗浄や下地補修の際に電源や水道を使用するため、業者が発電機を持っていなかったり、コンセントや水道が外にない場合、作業が進まなくなるため、家にいる必要がある日程があるか、契約時に業者へ確認しましょう。
Q:塗料の臭いは気になりませんか?
A:油性塗料だとシンナー特有の臭いが気になるかもしれません。しかし、最近の外壁塗装では水性塗料が主流になってきているので、あまり気にならないと思います。
もし臭いが気になるようでしたら、室内の場合は窓を開けないなど、なるべく外の臭いを部屋の中に入れない様にしましょう。
Q:洗濯物は干せるの?
A:外壁塗装期間中はベランダ及び、敷地内にも洗濯物を干せません。これは塗料の飛び散るリスク、塗料の臭いが付着するリスクがあるためです。
外壁塗装期間中の洗濯物は室内で行うかコインランドリーを使用するようにしましょう。また、どうしても外干しがしたい場合は業者と相談しましょう。
Q:どのような塗料がオススメですか?
A:判断基準として第一に耐久年数を軸とすることをオススメします。シリコン塗料と言ってもピンからキリまであり、違いは耐久年数なのでこれを気にすると良いと思います。
更に塗料には機能の違いがあります。 機能性に関してはご自身が良いなと思うものを選びましょう。
Q:外壁塗装中、ペットは大丈夫ですか?
A:外壁塗装期間中、ペットは家から隔離させておいたほうがよいです。外壁塗装期間中は足場やペンキ缶などを持って職人さんが家を往来するので、ペットにぶつかったりしてケガをしてしまう可能性もあります。
また、インコを飼われているお宅は必ず外壁塗装期間中はペットホテルに預けるようしましょう。インコは呼吸系が敏感なのでペンキの臭いで具合が悪くなる可能性もあります。
Q:雨の日に塗装作業はできますか?
A:天候により工期や作業日程に変更があります。雨以外に夜露や残雪がある場合も作業を行うことができない場合があります。
また、気温や湿度、強風に関しても施工の品質、作業の安全性の観点から作業を取りやめる場合があります。
Q:外壁がどのような状態になると塗り替えが必要?
A:外壁の塗り替えは新築で10年、1度塗り替えたことがある場合は7~10年くらいで塗り替えが必要になります。
外壁の劣化症状には、変色、塗膜の剥がれ、チョーキング現象(壁を指で触ると白い粉がつくこと)、ひび割れなどがあります。これは1つではなく複数起きている場合もあります。劣化現象を発見したら、放置せずに業者に相談しましょう。
Q:外壁塗装はDIYできる?
A:費用的には業者に依頼するより安く済みますが、塗りムラや塗膜の剥離などの失敗のリスクが多くあります。また、施工中に落下してしまうなどの危険性も伴います。
さらに、塗った後に施工不良があると、結局業者に補修依頼するようになり、追加費用がかかります。そのため、DIYでの塗装はおすすめしません。
まとめ
今回は塗装工事に関する疑問をお答えしました。それぞれの詳細に関しては別の記事で紹介していますので、そちらをご覧ください。この記事を参考に塗装工事への知識を深め、満足のいく塗装工事を行いましょう。
他にもご質問がございましたら、プラニング・Kまでお気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:塗装工事
2023年8月7日
外壁塗装の艶有と艶なしの違い
外壁塗装で塗料を選ぶ際、色のほかに悩むことと言えば、「艶有にするか艶なしにするか」ではないかと思います。外壁塗装でいう艶とはキラキラとは光を反射するような塗料を艶がある塗料、光がほとんど反射しないものが艶なしという表現をします。
今回は外壁塗装における艶あり・艶なしのメリットやデメリットについてご紹介していきます。
艶とは
艶とは、物の滑らかに反射する光、光沢の事です。納車されたばかりの新車をイメージすると、想像しやすいかもしれません。一方で艶なしの場合は、限りなく光を反射しません。石やアスファルトのようにザラザラとした雰囲気になります。
つまり、艶あり・艶なしの違いとは光を反射するかどうかということです。光を反射すれば新築のような見栄えになり、反射をなくせば、落ち着きのある見栄えになります。
メリット・デメリット
塗料の耐久性
艶あり・艶なしの塗料の大きな違いは、塗料の耐久性です。外壁塗装の塗料は、艶ありのものが一般的です。艶なしや5分艶は艶を消すため、もともとの塗料に調整剤を混ぜて作られているものがあります。艶なしの表面は、艶ありの塗料に比べてザラザラしているため、ごみやほこり、水などが溜まりやすくなり、塗料の劣化が早くなります。
艶あり塗料は表面が滑らかになるのでゴミなどが付着していても落ちていきますが、表面がざらざらしている艶なし塗装では、引っかかって落ちないこともあります。
色のバリエーション
艶ありと艶なしの塗料を比べてみると、艶有の塗料の方が選べる色数は多くなります。戸建の外壁塗装には艶ありのほうが向いているため、塗料メーカーの商品も自然と艶ありのものが中心となってきます。どうしても希望の色があるけど艶なしが良いという場合は、その色に調整剤を加えることで解決することもできます。
しかし、調整剤は不純物となるため、塗料の耐久力を落とすことに繋がります。したがって、たくさんのサンプルの中から色を選びたい場合は、艶ありの方が選択肢は多くなります。
印象の差
塗料の耐久性や色のバリエーションで、デメリットが目立つ艶なしですが、最大の魅力はマットな質感。塗りたての艶なし塗装は、重厚感の中にも繊細な魅力を感じさせてくれます。建物の雰囲気や周辺の環境によって、艶が似合うものと似あわないものがあります。
例えば、日当たりが悪い場所にある戸建の塗装を、艶なしで行うと、暗い印象の建物になってしまいます。また、周りの建物が艶なしの外壁塗装が多いのに、1件だけピカピカの艶あり塗装では、悪目立ちしてしまうこともあります。同じ色でも、艶のあり・なしで受ける印象が違ってくるので、注意が必要です。
塗料を選ぶ時のポイント
A4サイズ以上の見本板で確認
色はもちろん、艶の感じや、艶なしの感じはA4サイズ以上の見本板で確認を行いましょう。A4以下の小さいサイズで確認すると、仕上がってみたらイメージと違った、ということが起きてしまいます。
また、色見本だけではイメージが湧かないという方は、業者と相談し、検討中の塗料を塗装したサンプルを用意してもらったり、実際に外壁に試し塗をしてもらうといった方法があります。
屋外で確認
塗装業者に色見本を見せてもらったら、必ず屋外で確認をしましょう。室内の照明器具の下で照らされた色見本と屋外で実際の日光に照らされた色見本では、艶の感じや色味が違って見えます。そのため、室内よりも屋外で色見本を確認したほうが、実際に塗装をしたものと思っていたイメージがより近く見えます。
まとめ
外壁塗装と言えば、色のことを考えがちですが、艶についても知っておく必要があります。艶消しは艶感を抑えたマットな仕上がりになる塗料です。艶ありは塗りたての光沢感が出る塗料です。
それぞれの性質には一長一短あり、艶あり・艶なしのどちらかが良い悪いというものではありません。ご自宅の雰囲気を考えつつ、これからのメリット・デメリットを踏まえて、しっかりと選ぶようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事
2023年7月31日
アパートの外壁塗装
アパートも戸建て住宅同様に定期的な外壁塗装が必要です。
今回はアパートと戸建て住宅の外壁塗装の違いとポイントについて、ご紹介します。
アパートと戸建て住宅の外壁塗装の違い
➊工事代金
戸建て住宅と比較すると、塗装する面積が広いため工事にかかる費用が高くなります。
定期的にメンテナンスを行っていたら補修工事が少なく済むことも、十年以上も放置していた場合は、劣化が進行している可能性も考えられます。
それによって雨漏りが発生したり、アパートの内部にまで劣化が生じていた場合、費用がかかる上に入居者の方の生活までも影響を及ぼしてしまいます。
❷色の選択
自分の好みで色を選ぶことができる戸建て住宅とは違い、アパートは収益物件のため、清潔感を与える色、汚れが目立たない色など、様々なことを踏まえた上で万人に好まれる色を選ぶ必要があります。
近年では、戸建て住宅同様ツートンカラーやアクセントカラーを取り入れたお洒落な外観のアパートも増えています。
アパートの外壁塗装で注意すること
入居者・近隣への事前あいさつ
アパートの外壁塗装で特に注意することは、入居者や近隣住民への通知です。
何の連絡もなく突如工事が始まったら、クレームの原因になります。通知や挨拶を事前に済ませておくことで、万が一何か問題が起こった際も大きなトラブルにならないよう未然に防ぐことができます。
賃貸物件では入居者や近隣住民との関係は、工事以降も長く続きます。関係が悪化すると、何かあれば都度クレームになったりと、後々までひびく可能性もあります。
アパートのオーナーである依頼主や管理会社からの通知も必要ですが、施工業者による工事期間の説明や工事の流れなどを直接説明することが重要です。
入居者への通知は2週間前~1ヶ月前に、近隣への挨拶は10日~2週間前には済ませておくのがいいでしょう。
工事中のお知らせ等を掲示する
工事中は洗濯が干せなかったり、作業員や工事車両や出入りし、いつもとは違った雰囲気になります。入居者の方は生活に不便を強いられることもあります。
また塗料の臭いが気になる方は、窓を開けることはおすすめできません。窓やシャッターを養生している際は、開閉ができません。
このように塗装工事中のお願いや注意事項など、入居者の方が必ず目にするように掲示することも重要です。
アパートの外壁塗装は実績のある業者へ依頼する
戸建て住宅とは違い、入居者や近隣住民など複数の方の生活に不便が生じるアパートの外壁塗装は、1回で済ませるに越したことはありません。
足場の仮設にも費用がかかるため、屋根やバルコニー、共用廊下などもまとめて工事を行うことをお勧めします。
アパートの外壁塗装工事や大規模修繕工事の実績がある業者は、様々なことを想定して工事を進めることができるので、トラブル回避にも繋がります。
💡500万円以上の工事は『建設業許可』の有無を確認
工事の規模が大きくなり、工事費用が500万円を超過する場合は、『建設業許可』を保持する業者に依頼することが定められています。
見積りを依頼した段階で建設業許可の有無を確認し、信頼できる業者を選択することも必要です。
まとめ
アパートの外壁塗装は、防水機能を取り戻すだけでなく、美観の変化が大きく影響します。
新規入居率の向上や入居者の満足度にも繋がります。
プラニング・Kでは、アパートの外壁塗装や大規模修繕工事も多数行っております。
経験豊富なスタッフが在籍しておりますので、安心してお任せください。
ぜひお気軽にご相談ください。
施工事例はこちら↓↓
2023年7月24日
屋根塗装でアンテナがある時の注意点
屋根塗装を行う際に、テレビのアンテナはどうするのだろう?と疑問をお持ちの方がいらっしゃるかと思います。なんだか邪魔になりそうだな、と思うかもしれませんが、アンテナがあっても塗装工事はできます。
今回は屋根塗装でアンテナがある時の注意点や対処法をご紹介します。
アンテナはどうするの?
養生して塗装
屋根に地デジのアンテナやCSやBSのアンテナが設置してある住宅も多いかと思います。このように屋根にアンテナが設置してある屋根塗装では、アンテナは基本的に移動させずに、養生して高圧洗浄、塗装を行います。
BSのアンテナは少しでも方向がずれると映らなくなる可能性が高いので、養生のみの作業になります。また、塗装の際には飛散防止ネットで建物をネットで覆いますが、障害物によっても受信が不安定になります。塗装の際の不安定な受信に関しては、我慢するしかありません。
アンテナの撤去依頼も可能
地デジに切り替わったことでアナログテレビのアンテナは不要になってしまいました。アナログのアンテナをそのままにしている住宅も見かけます。設置していても邪魔になりますし、危険が伴うので、使っていないものは塗装の際に一緒に撤去することをおすすめします。
古いアンテナをそのままにすると…
錆びて屋根の劣化に繋がる
屋根の上にあるアンテナのほとんどが鉄製のポールで設置されています。ポール自体に錆止めの塗装がされていますが、ひび紫外線や雨風に晒されているので、劣化も激しい部分です。ポールにできた錆は、雨と混じって屋根に流れます。すると、屋根の劣化スピードも速まってしまいます。
倒壊の危険性がある
古いアンテナは劣化制定ることが多く、強風や台風で倒れたり折れたりする危険性があります。ガラスや屋根の損壊の原因にもなります。万が一、人にあたってしまったら取り返しのつかないことになります。
落下して被害が出た場合、所有者として責任を問われるケースもあるので、使っていないアンテナは撤去しておきましょう。
よくあるトラブル
アンテナ付近の塗り残し
アンテナ周辺は養生して塗装することになりますので、塗り残しが起こりやすいです。職人さんにとって塗りにくい箇所なので、おろそかになっていたり、塗り残しがあったりという場合があります。
屋根の上なので難しいと思いますが、施工写真などをもらって塗り残しがないか、確認しておきましょう。
工事期間中はテレビが見れない
とくに衛星放送専用のアンテナは、少しでも方向を動かしてしまうとテレビに映らなくなってしまうようです。また、塗料の飛び散り防止のためのネットなどの障害物によっても、受信が不安定になります。
屋根塗装にかかる工期はおよそ、10~14日程度と言われています。そのため、我慢しなければいけないケースもあるでしょう。
まとめ
屋根にアンテナがあっても基本的にはアンテナは動かさずに養生して塗装を行います。ただ、外壁部に設置されたアンテナは取り外すことになりますし、飛散防止ネットや足場の影響で電波が不安定になることはある程度予想しておいたほうが良いかもしれません。
外壁塗装や屋根塗装後にテレビが映らなくなってしまうといったトラブル事例もあります。アンテナは設置してから長年放置しているお宅がほとんどだと思うので、屋根塗装の際に職人に屋根馬のねじがしっかりとしまっているか、ねじや支柱の錆が進行していないかなどの確認も行ってもらうと良いでしょう。
また、ご自宅に使用していない、あるいは古いテレビのアンテナがある場合には、撤去することをおすすめします。倒壊する危険性や、住宅の劣化を早寝る可能性があるからです。屋根塗装とアンテナ工事を同時に行うことで、足場の設置や解体のコストを節約できます。塗装業者の多くは、アンテナ工事もしていることが多いので、一度相談してみましょう。
2023年7月13日
我が家の外壁の劣化状況を把握しよう!
外壁は家の外観の大部分を占めるため、第一印象を左右します。新築時が最も美しく、日を追うごとにどうしても汚れや色褪せが生じてしまいます。
いずれ必要な工事だとわかっていても、いざ塗装工事をするとなると、費用が高い、工事期間が長いといったマイナスイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
突然、今すぐに塗替えが必要と言われても焦ってしまいますよね。
そうならないためにも、まずはご自宅の現状を把握し、いつ頃には塗装工事が必要なのかを知ることから始めてみませんか?
まずは劣化の状況を確認しよう
目に見えない劣化は業者による確認が必要ですが、見てわかる劣化はセルフチェックが可能です。
劣化を見逃さないためにも、時々ご自宅の状況を確認しましょう。
■光沢がある(正常)
新築時や塗替え後のような艶があり、太陽光によって美しく輝いている。
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■艶が減少する(やや劣化)
塗替え時のような艶感は無くなる。防水機能は維持している。
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■変色や色あせ(そろそろ塗替え検討)
塗替え時のような色味が無くなり、色あせした暗い印象を与える。
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■チョーキング(塗替え時期検討)
塗膜の劣化により起こる症状で、外壁に触ると白い粉が付くこと。
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■ひび割れ(リフォーム時期)
ひび割れた箇所から雨水が侵入し、下地の劣化が生じる。
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■剥がれ(早急に修理が必要)
ひび割れが更に悪化し、剥離が生じる。
どの段階で外壁塗装をしたらいいの?
ご自宅の状況は把握できたけど、今すぐに塗装工事が必要かどうかわからないですよね。『雨漏りしていないからまだ大丈夫』といった自己判断は禁物です。
外壁の場合は劣化が始まってしまうと、人体のように放っておいても自然治癒力で完治するといったことはあり得ません。いずれは工事や修理が必要になります。
外壁塗装において理想的な時期とは
早期発見の段階で工事をしたら、工事期間も費用面も負担が少なく済みますが、雨漏りが生じてしまったら原因を追究する必要があります。
気付かないうちに内部にまで雨漏りが浸透し、家の柱や土台にまで影響を及ぼしていたら大変です。工事は大掛かりになり、工事費用も高額になってしまいます。 また、工事期間も長くなり、生活にも影響を及ぼしかねません。
そうならないためにも!10年を目処に定期的なメンテナンスが必要になります。
まとめ
ご自宅の劣化や変化に気が付いても、塗装工事の緊急度は自己判断では難しいかと思います。
専門知識を持った業者に判断してもらうことが一番です。
プラニング・Kでは、専門のスタッフがご自宅にお伺いし、無料診断を行っております。お見積も無料になりますので、少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。