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2021年3月11日
🔰初めての外壁塗装 塗料選びに知っておくと安心なポイント!
新築から10年も経過すると、新築時の艶があせて周囲の住宅もポツポツと外壁の塗替えリフォームを行うところがでてきます。「うちも、そろそろ塗り替えリフォームかんがえないとなぁ~」と思う気持ちはあるけれど、なかなか何から手を付ければいいのかわからいというのが正直なところでしょう。
今回は、初めて塗り替えリフォームを行う方へ塗料を選ぶ際に知っておくと安心なポイントをご紹介します。
外壁塗料の種類と特徴
外壁塗装で塗料の選択は最も重要といえます。塗料の耐久性や塗料の持つ性能、価格の違いなどを知っておくことは塗料選びの参考になります。ここでは、各塗料について紹介します。
アクリル塗料の特徴
アクリル塗料は、塗料の主成分がアクリル樹脂の塗料のことをいいます。
軽量で重ね塗りに適しており、光沢があり発色しやすい特徴があります。
調理家電や自動車の上塗り等でよく使用されています。
また、塗料の中では最も安価な塗料ですが、その耐用年数は3~8年ほどと短く塗り直しのメンテナンスが短い周期で必要になります。
アクリル塗料が向いているのは?
・とにかく施工費を安く抑えたい場合
・こまめに塗装メンテナンスをしたい場合
ウレタン塗料の特徴
ウレタン塗料は、主成分がウレタン樹脂の塗料です。柔らかい素材なので密着性に優れています。その密着性を活かし細かい箇所や曲面にも対応でき複雑な形状の外壁にも対応できます。
また、鉄・アルミ・コンクリート・モルタルの外壁等とも相性が良いのが特徴です。
硬度があり剥がれにくく、耐用年数は5~10年ほどです。
ウレタン塗料が向いているのは?
・できるだけ施工費を抑えたい場合
・剥がれが気になる箇所の補修をしたい場合
シリコン塗料の特徴
シリコン塗料は、主成分がシリコン樹脂でできている塗料です。
住宅の保存維持にかかるコストを大きく削減できて、コストパフォーマンス性の高い塗料です。
耐久性・耐水性・費用とのバランスが良く耐用年数は7年~15年ほどです。
透湿性に優れているため結露に強いといわれるのも人気の理由です。
シリコン塗料が向いているのは?
・塗り替えと同時に結露対策もしたい場合
・コストパフォーマンスが高い塗料を使いたい場合
フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、フッ素樹脂を使った塗料です。
耐熱性・耐寒性が高くあらゆる気候に対応できるのが特徴です。
耐用年数も12~20年ほどと非常に長いのも特徴です。
費用は高くなりますが、酸性雨や紫外線に強く汚れが付着しても雨で流れ落ちるため長期間メンテナンスの必要はありません。
主には陸橋や鉄塔、高層ビルなどの塗装に採用されています。
フッ素塗料が向いているのは?
・長く家族が住めるように家を長く維持したい場合
・頻繁にメンテナンスをしたくない(塗り替え頻度を減らしたい)場合
セラミック塗料の特徴
セラミック塗料とは、セラミックが配合された塗料です。
セラミック塗料には3つのタイプがあります。
・親水性が高いため外壁が汚れにくくなる低汚染性の機能がある
・陶磁器の材料を吹き付けることにより石材調のデザインを作ることができる
・セラミックビーズをプラスすることで熱を遮断し断熱や遮熱の効果を発揮する
耐用年数は約10~20年ほどですが、合成樹脂の成分により変化します。
セラミック塗料が向いているのは?
・夏場の外からの熱気を和らげたい場合
・お洒落な石材のような外観にしたい場合
・省エネ効果を狙い光熱費の削減を期待したい場合
塗料の構成と分類
前述では塗料の種類をご紹介しましたが、ここでは塗料の構成や分類について見ていきましょう。
塗料は主に4つの材料により構成されています。
①顔料
カラー(色)に使われる。
※クリヤー塗料には顔料は入っていない
②合成樹脂
塗料の耐久性を左右する。
フッ素・シリコン・アクリルなど
③希釈剤
顔料や合成樹脂を溶かして塗りやすくする。
「水」または「シンナー」などの薄め液
④添加剤
機能を付加する。
艶を加減する「艶消し剤」、密着性を上げる「湿潤剤」、防腐剤、乾燥剤など
希釈剤により水性塗料か油性塗料か分かれる
希釈剤の違いにより「水性塗料」か「油性塗料」かに分かれます。
水性塗料には水が、油性塗料にはシンナーなどの有機溶剤が使用されます。
油性塗料のが耐久性があると長年いわれていましたが、シンナーの強い臭いや、引火性、環境への影響を考え最近では環境に優しい水性塗料の商品が増えました。
艶あり、艶なしはどう作られる?
外壁塗装では艶の有無を選ぶことができます。その艶にも「艶消し」「3分艶」「5分艶」「7分艶」「艶あり」と5種類のパターンがあります。この艶はどのようにして作られるのでしょう?
販売されている製品の多くは「艶あり」塗料です。
「艶あり」以外のその他4種類の艶のパターンは、添加剤の『艶消し材』を混ぜることで光沢を抑えています。
※最初から艶消し塗料として製造されている水性塗料もあります。
まとめ
塗料には、たくさんの種類があり特徴も様々です。まずは、塗装リフォームにあたり、どこに重きを置き塗料選びをするのか考えましょう。費用を最優先にするのか、塗り替え頻度を減らすことを優先するのかで、選択する塗料は変わってきます。なかなか自身で決められないという方は、複数の業者に見積り依頼をしておススメ塗料の説明を聞いてみるのも良いでしょう。
塗装経験が豊富な業者と最適な塗料を選びをして、大切なお家を長く守っていきましょう。
カテゴリ:外壁
2021年3月8日
屋根・外壁塗装 -契約時に注意するポイント-
家の劣化が気になり、そろそろ塗装工事をしよう!と決心したけれど、いざ契約を目前にして不安を感じていることはありませんか?
これから契約をされる方に、ぜひ読んでいただきたいポイントをご紹介します。
契約書とは
リフォーム工事を正式に依頼することになったら、必ず必要になるのが契約書です。契約書は施工業者とご契約者間でお互いに了承のもと作成されます。
契約書が必要な理由
口頭で交わした約束では、時間が経過した後、『そんなことは聞いていない』『あの時はこう言われた』などの言った言わないのトラブルにもなりかねません。口約束では捉え方によって誤解が生じてしまいます。
トラブルを防ぎ関係を良好に保つためにも、必ず書面で契約を交わしてください。その際、契約者ご本人にも契約書の控えを渡されますので、紛失しないように保管しておきましょう。
契約する前に確認すること
☑疑問や不安を感じていないか
どんな小さなことでも、疑問や不安に感じてることがあれば契約前に確認しましょう。
話し合うことで、信頼関係を築く事ができ工事期間中も安心してお任せすることができます。
☑きちんと契約書を発行してくれるか
どんな小さな工事でも、口約束だけで依頼するのはトラブルになりかねません。
契約は必ず書面で交わしましょう。
☑契約内容に食い違いがないか
契約書の内容には契約者の情報以外に契約金額や工事内容、工事期間など様々な情報が記載されています。
お互いの認識に食い違いがないか、しっかりと確認しましょう。
☑契約に関する約款があるか
契約を交わす際に、もうひとつ重要なのが「請負契約約款」です。
契約時に説明を受けることが多いと思いますが、請負契約約款には工事に関する取り決め事項や、万が一不具合が発生した場合の保証についての内容等が記載されています。
重要な内容なので、必ず目を通すようにしてください。
☑希望する支払い方法が可能かどうか
施工業者によっては現金支払いのみの場合や、クレジット決済やローン支払いまで対応している会社もあります。
支払いの時期についても事前確認が必要です。
一般的には工事完了後に全額を支払いすることが多いですが、大規模な工事の場合は着手金として工事前に代金の一部を支払うケースもあります。
☑工事の工程表を提出してくれるか
工程表はご契約者様が事前にスケジュールを把握するために大切なものです。
いつまでに工事を終わらせてほしい、今月は留守がちなので来月以降に工事をお願いしたい等があれば事前に伝えておきましょう。
ただし、工程表はあくまでも予定なので、天候によって左右する可能性があります。
まとめ
外壁塗装は大きな買い物です。
そのため誰もが慎重になりやすく、その場では理解していたのに契約後に疑問点が出てきて不安になったりすることもあります。
ご契約者とそのご家族が安心して依頼できるよう、ポイントをしっかりと抑えておきましょう。
2021年2月25日
外壁塗装へのこだわりとは
ご自宅の外壁塗装をしたのは何年前ですか?外壁塗装は約10年毎に行うのが理想とされています。
皆さんは、次の外壁塗装で何にこだわりますか?
次回の外壁塗装を成功させるためのポイントをご紹介します。
外壁塗装を成功させるためのポイント
実際に住んでみると日々の汚れが気になったり、他のお宅を見て『もっとこうしておけばよかった…』と思うことありますよね。
では、実際にどのような声が多いのか見てみましょう。
外壁塗装で感じたこと
■色について
・色の組み合わせをもっと検討すればよかった
・ツートンカラーにすればよかった
・もう少しインパクトがあるほうがよかった
・汚れが目立たない色にすればよかった
■性能について
・メンテナンスがもっと楽な方がよかった
・価格を気にせず、高性能な塗料を選べばよかった
・汚れがつきにくい塗料にすればよかった
次回の外壁塗装で重視したいこと
①色
外壁選びで重視したい点は、やはり色が多いようです。
家のイメージを左右する色選びは特に慎重になりますよね。
Point❶
例えばグレーの中でも様々な色があります。白が多く含まれている明るいグレーから、暗めのダークグレーまであります。グレーは汚れが目立ちにくく、ツートンカラーにしたいという場合は他の色と調和しやすく人気のカラーです。
施工業者のホームページの施工事例写真などを参考にして、しっかりとイメージを伝えることをおすすめします。
Point➋
せっかくだから個性的で目立つ色にしたいという方も少なくないと思います。
しかし、目立つ色というのは大きなチャレンジとも言えます。個性的な色というのは実際に塗装している住宅が少ないため、イメージが湧きにくいというのが現状です。
そのため色見本を見て色決めしても、実際に塗ってみたらイメージと違ったということが起こりやすくなります。
飽きずに長年楽しめるというのも外壁塗装の色選びのポイントになります。
②汚れにくさ
汚れが目立たないための色選びも必要ですが、汚れが付きにくい性能の塗料を選ぶことも重要です。
Point!
親水性や防水性に優れているフッ素は汚れにくく、汚れが付着しても雨で汚れを流してくれます。
③価格
外壁材に費用をかける新築に比べ、塗替えリフォームは選ぶ塗料の種類によって価格が違ってきます。
耐久性や品質がコストに見合うものかどうかをしっかり吟味しましょう。
Point!
高品質な塗料は価格も高くなりますが、耐久性を考えるとトータル的に塗替えコストを抑える事ができます。
まとめ
大切な家を守りたいと思う気持ちは同じですが、色や価格、耐久性など外壁塗装に対するこだわりはそれぞれ違います。
次回の塗替えまでの10年間をいかに楽しい住生活にすることができるかを前提に、しっかりと検討しましょう。
プラニング・Kでは、お客様のご要望に合わせてご提案させていただきます。
ぜひ一度、ご相談ください。
カテゴリ:外壁
2021年2月22日
外壁塗装って何??
『外壁塗装』というワードは聞いた事があると思いますが、そもそも外壁塗装って何?必要なの?と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は外壁塗装の本質をより深く理解していただくために、外壁塗装とは何かについてご紹介します。
外壁塗装とは?
外壁は家の外観の大部分を占めるため、第一印象を左右します。
家を塗り替えてきれいになるという外面的な印象はもちろんのこと、見た目にはわからない内面的な効果も備わっています。
◆美観(外的要素)
・ツヤが出て新築のような美観になる
・色を変えてイメージを変更することができる
・コケやカビなどの汚れがなくなる
◆外装保護(内的要素)
・防水機能の向上により、コケやカビの発生や雨漏りを防ぐ
・新しい塗膜の層が雨風や強い紫外線から守る
・定期的な外壁塗装により、家の大きな劣化を防ぎ費用的にも負担が軽減される
外壁塗装の必要性について
『外壁を守る=家を守る』
外壁は日々強い紫外線を浴び、強い雨風にさらされています。
そのため、徐々に傷みが発生します。これを経年劣化といいます。
外壁塗装というのは単に壁の色を塗るというだけでなく、家を包んでいる外壁材を保護する機能があります。定期的に塗装を行うことで新しい塗膜層が作られ、毎日の天候や季節の寒暖から私達の生活を守ってくれます。
新しい塗膜の層は防水機能が高く、塗替え時をピークに経年とともに防水の機能は低下していきます。
使用する塗料にもよりますが、平均的な耐用年数は7~10年と言われています。この時期を目処に次回の塗替えの資金計画をすることも大切になります。
塗料の性質や特徴を活かす
塗料にも数種あり、使用する塗料によって性能や耐用年数が違います。日々、強い紫外線や雨風などの外的環境にさらされている外壁の経年劣化は避けることができません。
ですが、塗料の機能性を活かし劣化を防ぐことは可能です。
例えば陽当たりが悪くカビや苔が発生しやすい場合は、耐久性が高く防藻性や防カビ性に優れたフッ素塗料を使用することで劣化の進行を防ぐことになります。
そして何より、耐用年数に応じてメンテナンスを行うことが重要です。それを怠ると家を保護する防水機能の低下により、外壁だけでなく建物の内部にまで影響を及ぼしてしまう可能性があります。
雨漏りなどが起きると工事が大掛かりになり、工事費用も高額になりますので注意しましょう。定期的なメンテナンスにより費用も抑えられ、生活する家族の生活を守ることができます。
まとめ
外壁は家の顔です。常にきれいな状態を保つためにも、定期的な外壁塗装をおすすめします。
まずはご自宅の外壁をチェックして気になる症状が出ていたり、前回の塗替えから10年くらい経つかなと思ったら塗替えの時期です。
プラニング・Kでは無料診断を行っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:外壁
2021年2月18日
和風住宅の外壁塗装
皆さんは和風住宅にどのような印象をお持ちですか?
古い、暗いなどといったマイナスなイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな中、古民家の魅力が見直されリノベーションをして住む方も増えています。
今回は、和風住宅の良さを活かした外壁塗装についてご紹介します。
和風住宅の特徴
和風住宅は日本の気候に合わせた材質を使用され、調湿や調温機能にも優れており、昔の人々の知恵や工夫が住宅の様々な部分で活かされています。
自然で侘び寂びがある落ち着いた雰囲気が特徴で、和風住宅ならではの畳や木の香りは、気分を落ち着かせるリラックス効果もあります。
都会的で無機質なテイストと和の美しさを融合させた『和モダン住宅』も人気があります。
素材を活かす
柱や樋などの木材を使用している部分は木目を活かし、塗装することをおすすめします。
塗料には艶有りや艶なし、クリヤーなどの種類がありそれぞれ仕上がりも違います。本来素材の持つ風合いを活かすのであれば、クリヤーがおすすめです。
和風住宅の外壁は艶が控えめな方がよく合うと言われています。
色を選ぶ際のポイント
和風の家といえば白い壁やクリーム色の外壁のイメージが強いかと思います。
せっかくの外壁塗装なのでイメージを変えてみたいという方も多いのではないでしょうか。
日本の伝統色は彩度が低く、落ち着いた中にも上品さが感じられるため和風住宅の外壁によく馴染みます。外壁塗装をする際に柱や屋根瓦との色調バランスを考慮し、色を選びましょう。
景観を壊さない色選び
美しいまちづくりとして市町村が『景観ガイドライン』を定めている地域があります。
その場合、街の景観を壊さないよう一般住宅や商業施設など外観の色を規定の範囲で行うことが必要になります。
外壁塗装工事が完了したあとに知るということが無いよう、事前に確認しましょう。
和風住宅の塗り壁
漆喰の塗り壁は重厚感があり、こだわりが感じられます。
白い漆喰の外壁は屋根の瓦との相性が良く、和風住宅らしい雰囲気に仕上がります。
■漆喰とは
漆喰=石灰石といわれる岩石を原料とする壁材。
昔から塗り壁と言えば漆喰というイメージが強く、1400年以上もの歴史を持つ日本の伝統的な壁材。
城や蔵の外壁などにも多く重宝されています。
漆喰のメリットとデメリット
◎メリット
・耐久性に優れている。
・耐火性がある。
・湿気を吸収し、防カビ性がある。
・抗菌、消臭効果がある。
・シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを吸収し、分解する性能がある。
×デメリット
・乾燥するのに時間がかかる。
・工事費用が高い。
・防水性が低い。
・傷がつきやすい。
漆喰が適している住宅とは
城の外壁に使用されるほど耐久性が高いため、住宅の内外装として活躍します。陽当たりが悪く湿気が多い立地に建つ住宅の外壁や、室内でペットを飼っている部屋の内壁などにもおすすめです。
まとめ
和風住宅では雰囲気を崩すことなく、本来の持ち味を引き出すことが大切です。
趣のある和風住宅を維持するためにも、外観の多くを占める外壁は重要です。玄関ドアや窓サッシなどの色合わせにも注意しましょう。
カテゴリ:外壁
2021年2月15日
今年も梅雨は来る!! 梅雨前にやっておきたい雨漏り対策
日本では、毎年本格的な夏の到来前に梅雨がやってきます。激しい雨が打ち付けるような年もあれば、じめじめとした長雨が続く年もあります。そんな中、建物の屋根や外壁は盾となり建物内で生活する人々を守っているのです。
今回は、梅雨前にやっておきたい屋根や外壁の点検ヶ所を一緒に見ていきましょう。
点検①屋根が浮いているところはないか
屋根材が浮いてしまっていると当然ながら、その浮いた隙間から雨が侵入してしまいます。そうなると野地板の上のルーフィング(防水シート)にまで雨が及び防水シートとしての役目を果たすことができなくなってしまいます。その結果、雨漏りという最悪の事態を招いてしまいます。
①屋根が浮いている場合の対策
屋根の状態を確認するのは、屋根の上に上る必要があり素人では危険が伴います。専門業者に相談して現状の確認と修繕補修の提案をしてもらいましょう。
点検②外壁にひび割れはないか
外壁や基礎の部分にひび割れあると、そこから雨水が侵入します。ひびが0.5mmシャープペンの芯が入る大きさなら注意が必要です。1mm以上あるものは、ひびを埋める補修が必要です。
②外壁にひび割れがある場合の対策
まずは、ひび割れの大きさを確認しましょう。0.5㎜未満のひび割れについては、すぐに雨が建物内部まで侵入して建物を傷めてしまう危険性は少ないとかんがえて大丈夫です。0.5㎜以上のひび割れについては、強く長い期間降り続く梅雨が来る前に補修をしてひび割れを埋めて塞ぐ処置をすることをおススメします。専門業者に相談しましょう。
③窓やサッシ廻りに隙間や亀裂はないか
一般的に窓やサッシ廻りには、コーキングという樹脂性の隙間を埋める処置が施されています。しかし、コーキングにも寿命があり劣化が進むと硬質化し痩せてきてしまし、ピシっと埋まっていた隙間に隙間ができてしまうのです。
③窓やサッシ廻りに隙間や亀裂がある場合の対策
亀裂や隙間の大きさにもよりますが、風を伴わない雨では室内にすぐに雨が侵入してくるようなことはないでしょう。強い風を伴う雨では勢いと共に雨がじわじわと窓廻りのサッシの溝に溜まり、溢れてしまった雨が室内側へ流れてしまうことがあります。梅雨前の点検で気になる亀裂や隙間を見つけた場合は専門業者に一度診断してもらいましょう。
④雨樋の詰まりはないか
普段の掃除では、なかなか雨樋まで手が回らないというご家庭がほとんどでしょう。梅雨前や台風の前など強く長い期間雨が降ることが予想される場合は、家族で相談し掃除をしましょう。雨樋に詰まったゴミを取り除き雨が樋を伝い正しいルートで排出されるようにしておきましょう。
④雨樋の詰まりがある場合の対策
掃除をしましょう。雨樋には落ち葉や、風で飛んできたゴミなどが溜まります。雨が樋により正しく排出されるためには、それらのごみは障害となります。取り除けるごみは全て取り除きましょう。点検時に雨樋の「ぐらつき」「割れ」を発見した場合は、専門業者に修繕依頼をしましょう。
⑤バルコニーの裏側に染みはないか
一般的には、バルコニーは防水加工が施されている場合が多く、バルコニーの下などを見上げて変色や染みを発見した場合には、バルコニーの防水層が機能していない事態に陥っている可能性が高いです。そうなると雨漏りのリスクが高くなり、梅雨の長雨には耐えることが難しくなります。
⑤バルコニーの裏側に染みを発見した場合の対策
すでに防水層の役目を果たせていない可能性が高いため、バルコニーの床の防水層の張り替えが必要です。専門業者に依頼して梅雨がくる前に修繕工事をしましょう。
まとめ
長く続く梅雨の雨が来る前に、一度じっくりとご家族で家の周りを一周しながら普段は気にして見ないカ所の点検チェックをしてみましょう。今回ご紹介したような部分がある場合は、素人判断せずに専門業者に診断を仰ぎましょう。心配で不安な部分は修繕しておくと梅雨がきても何の心配もなく普段通りに過ごせます。是非、早めの点検を心掛けて下さい。
2021年2月8日
塗装の依頼『施工業者の選び方』
皆さんは屋根や外壁塗装を依頼する際、どのようにして施工業者を選びますか?
塗装工事は約10年を目処に行うのがいいと言われています。
工事を成功させるために、まず直面する問題が業者選びですよね。
今回は、施工業者を選ぶ際のポイントをご紹介します。
そもそもどうやって業者を選ぶの?
インターネット上に情報があふれる昨今。
外壁の色あせが気になり、塗装工事を考えているけど、どこの業者に頼めばいいのかわからない。なんてことはありませんか?
■折り込みチラシや新聞の広告を収集する
折り込みチラシはイベント開催の案内や、売り出しセールなどの情報が掲載されいます。
近隣の業者の情報を収集するための第一歩となります。
■インターネットやSNSで検索する
ホームページを検索すると、これまでに施工した事例やお客様の声を掲載している会社が多くあります。
『こんな色にしたい』『デザインが好み』など、イメージに近い画像があれば安心して工事を依頼できます。
■知人や近隣の方から話を聞く
近隣の方が塗装工事を行っている場合は、仕上がりを間近で見ることができます。挨拶廻りで施工業者が訪れることもあるので、その際に話を聞いてみるのもいいと思います。
実際に施工した知人からの情報は信頼度が高いので、積極的に取り入れましょう。
施工業者に何を求めるか
施工業者のホームページを見ると、様々な会社の情報が掲載されています。
その中には会社のアピールポイントが書かれている場合が多くあります。
例えば低価格や高品質、施工技術の高さ、長期保証など強みとしている内容と、ご自身が施工業者に求めるものが合致する業者を選択することをおすすめします。
見積りを依頼してみよう!
どこの業者に依頼するのか候補が絞れたら、まずは見積書の依頼をします。
入手した情報から1社に決める方もいますが、何社か迷われている場合は相見積を取ることもひとつの方法です。
低価格を求める場合は相見積を取ることで、一番安い業者を選ぶことができます。
※ポイント
ただし見積もりを依頼する際に、塗替えたい箇所や耐用年数など同じ条件であることが重要です。同じ条件にすることで比較がしやすくなります。
まとめ
近年インターネットが身近なものになり、ネット情報に頼りがちですが、身近な方の実体験を聞くことも塗装工事を成功させるポイントになります。
ご近所で塗装工事をしているお宅があれば、作業中の雰囲気を見ることで、不安な要素が軽減されることもあります。
大切な家を守るため、しっかりと業者選びを行いましょう。
2021年2月4日
塗料の基礎知識『クリヤー塗装とは』
屋根・外壁塗装をインターネットで検索していると、様々な専門用語を目にしますよね。
その中でクリヤー塗装やクリヤー仕上げという言葉を聞いたことはありませんか。
今回は、クリヤー塗装についてご紹介します。
仕上がりによる分類
塗膜の仕上がり(見た目)状態で分類されます。
主に薄付けで外観の保護や美観を主目的としており、意匠性は下地によります。
顔料が入ったタイプ(エナメル塗料)と、透明なタイプ(クリヤー塗料)に分類されます。
エナメル塗料
色付きの塗料。樹脂に着色顔料が混ぜてあり、多種の色艶を作ることが出来る。
■水系ファインコートフッ素(菊水化学工業)
【特長】
・酸性雨や紫外線等による外的劣化要因に対する耐候性がよく、長期的に変退色や塗膜劣化を抑える。
・低汚染性に優れている。親水性に優れた塗膜は、汚れが付着しても雨と共に徐々に流れ汚染を抑える。
・透湿性を有する。
・防藻・防カビ性に優れている。特殊配合によりカビや藻の発生を抑制し、美観を保つ。
・滑らかな塗膜を形成し、優れた光沢を発揮する。
クリヤー塗料
その名の通り透明な塗料。着色顔料が入っておらず、無色透明な塗膜が出来ます。
下地の多彩感(色々な色を使っている柄)を生かしたまま、保護及び光沢の回復が可能です。
■キクスイSPパワーフッ素クリヤー(菊水化学工業)
【特長】
・紫外線や酸性雨等で劣化している面に塗布することにより、表面保護・光沢の復活が可能。
・フッ素樹脂の優れた性能により、超低汚染性を実現
・防藻・防カビ剤を配合。藻やカビの発生を防ぐ。
【用途】
・サイディングボード各種(窯業系、金属系)
・磁器タイル
・石材調塗材用
クリヤー塗装を選ぶメリット
①外壁のデザインを最大限に生かせる
最近は外壁デザインにこだわった住宅も増えています。
外壁のデザインや風合いを維持したまま塗装をしたい場合は、クリア塗装を行うのがおすすめです。
②外壁に光沢を与える
クリヤー塗装は外壁に艶を出すことができます。
艶にも光沢感の強い『艶有』や、光沢感を少し抑えた『3分艶』などがあります。塗料によって艶の種類が異なるため、事前に確認しましょう。
③外壁の保護
屋根や外壁が塗装されていることにより、強い紫外線や雨風から建物を保護しています。
新しい塗膜の層は防水機能が高く、塗替え時をピークに経年とともに防水の機能は低下していきます。そのまま放置していると美観が損なわれるだけでなく、塗膜の保護性能が無くなり建物内部に水が入り込むようになります。
定期的な塗替えで新しい塗膜層をつくり、住まいを守りましょう。
まとめ
クリヤー塗装は、現在の屋根や外壁のデザイン性を保つことができるのが最大のメリットです。
現在の屋根や外壁の雰囲気をそのままに、防水機能を高めたいという方におすすめです。
クリヤー塗料でも製品によって機能性に違いがあるため、施工業者に相談して選びましょう。
2021年2月1日
そもそも外壁や屋根塗装は何故必要なの?
皆さんは、外壁塗装や屋根塗装が何故必要なのか、ご存知ですか?
外壁塗装や屋根塗装が必要なのは、なんとなく聞いたことがあり知っているけれど、本質的な必要性については知らない、という方が多いのではないでしょうか。
今回は、外壁塗装,屋根塗装について、どうして塗装工事が必要なのか詳しく見ていきましょう。
外壁塗装,屋根塗装は何故必要なの?
外壁や屋根の塗装は、なぜ必要なのでしょうか?
住宅街を車で走っていても、塗装工事をしている住宅と塗装工事をしていない住宅があります。塗装工事を怠ったとしても、すぐに住宅が崩れてしまうような大きな被害に合うわけではなさそうです。
では、なぜ外壁、屋根の塗装は必要なのでしょう。
①新築時の輝きを取り戻す!
外壁塗装や屋根塗装の目的は住宅の保護だけではなく、新築時の輝きを取り戻し美観の向上を目的とする方も多くいらっしゃいます。
これまでの色と違う色で塗り替えてイメージチェンジを図る方も多くいます。
新築時にはなかったような高機能性塗料も発売されており、遮熱塗料や断熱塗料耐汚染性塗料など、塗り替えのタイミングで必要な機能を持つ塗料を選ぶことが可能になりました。
②雨風から住宅(住まい)を守る!
バケツをひっくり返したような激しい大雨や、音を立てて吹き付ける強い風、一年中降り注ぐ紫外線に真夏の猛暑、真冬の氷結など、過酷な環境からそこで暮らす人を守っているのが住宅(住まい)です。
住宅(住まい)は屋外、屋内を問わずに発生する湿気と乾燥によるダメージを日々受けています。
人の身体はダメージ(疲れなど)が溜まっても、それをケアすることにより回復することができます。
しかし住宅(住まい)の場合は自然回復は不可能です。そのため定期的なメンテナンスが必要になるわけです。
住宅(住まい)にとって水分は大敵
水分は大敵・・・ 雨漏りにより室内クロスが剥がれる 雨漏りにより天井に雨染みができている
雨漏りはお住まいの寿命を著しく縮めてしまいます。
お住まいの大敵は水分です。雨水が住宅の内部に浸入してくれば、梁や柱といった住まいの重要な部分を腐食させます。
住宅(住まい)の寿命を著しく短くしてしまうのです。
雨水が住宅(住まい)内部に侵入するのを防ぎ住宅(住まい)を守る役目を担っているのが、外壁や屋根ですが、その外壁や屋根を守っているのが塗装です。
外壁材自体には防水性はほぼありません。塗装を施すことにより雨水に対しての防水機能を発揮することができます。
屋根材も同様で、粘土瓦以外の屋根材では塗装が必要です。
塗装が劣化すると、塗膜の劣化が進みます。この状態で放置してしまうと塗膜により保護されていた素材自体の劣化を引き起こしてしまいます。
塗膜のみの劣化であれば塗り替えメンテナンスで、費用も抑えることができます。
新築または前回の塗り替えから8年以上経過している場合は、一度住宅の点検を依頼してみましょう。
③資産価値を維持するため!
外壁塗装、屋根塗装によるメンテナンスは住宅(住まい)を守り長く住み続けられるようにする目的と共に、大切な資産価値の維持にも大きな影響があります。
同じ築年数の住宅であっても、定期的にメンテナンスをしている住宅と、何もせず年数だけが経過してしまった住宅では、資産価値は違ってきます。
この資産価値の判断材料となるのが、今後も長く住み続けることができるか、どうかという観点です。
定期的なメンテナンスをしている住宅の方が、何もせず年数だけが経過してしまった住宅よりも安心して長く住めるのは当然のことです。
外壁塗装、屋根塗装による塗り替えメンテナンスにより、大切な資産価値の維持に努めましょう。
まとめ
外壁塗装、屋根塗装がどうして必要なのかをご紹介しました。
適切な時期に塗り替えメンテナンスを行うことにより、厳しい自然環境から家族を守り快適な生活を送ることが可能となり、メンテナンスのタイミングで外観のイメージチェンジもできる外壁、屋根塗装。
皆さんも、新築から、または前回の塗り替えから8年以上経過している場合は専門の業者へ現状診断を依頼して、大切な資産を長く維持できるように心掛けましょう。
2021年1月25日
シリコン塗料が選ばれる理由
シリコン塗料というのを聞いたことはありますか?
外壁塗装を検討されている方は、シリコン塗料について耳にしたことがあるかと思います。
ではシリコン塗料とは何か、特徴を見てみましょう。
塗料について知る
塗料を構成する4つの成分
塗料は「顔料」「樹脂」「添加剤」「溶剤」の4つの成分から構成されています。
顔料
顔料そのものが色を持つ粉末固体で、主に塗料の色彩などを形づくる成分。
顔料自体が私たちの目に塗膜として見えている。
樹脂
塗料の主成分である顔料だけでは塗膜として機能せず、樹脂は顔料を膜として密着させる働きを持つ。
溶剤
樹脂を溶かすための希釈用として水やシンナーを用いる。
塗料を塗りやすくするため、適正な粘度に調整したり、塗面の仕上がりをよくするために使用する。
添加剤
防藻、防カビ、低汚染、抗菌など塗料の機能を向上させる補助薬品。
塗装の目的とする機能や用途に応じて必要な添加剤を少量だけで混ぜ合わせる。
シリコン塗料の特徴
塗料に含まれる4つの成分のうちのひとつである『樹脂』の主成分がシリコンなので、シリコン塗料と呼ばれています。
シリコン塗料のメリットとデメリット
◎メリット
・耐久性が高く、紫外線に強い。
・耐水性や耐候性に優れている。
・汚れにくい
・価格と性能のバランスが良く、一番塗装されている塗料。
×デメリット
・メーカーによって水性と油性など種類が多種多様なので、性能の違いを判断しづらい。
シリコン塗料が選ばれる理由
少しでも経済的な負担を少なくしたいと安価な塗料を選ぶよりも、耐用年数が長い塗料を使用した方が塗替えの回数を減らす事ができるため、トータルのメンテナンスコストは抑えられます。
■耐用年数
・アクリル塗料…3~5年
・ウレタン塗料…5~7年
・シリコン塗料…7~10年
■費用面
シリコン塗料はウレタン塗料と比較すると価格が少し高くなりますが、耐用年数がウレタン塗料より1.5~2倍程度長く、耐久性に優れています。
まとめ
シリコン塗料は価格や耐用年数など総合的にみてバランスが良く、戸建て住宅の外壁塗装では最も多く使用されています。
現在お住まいの家にあと何年暮らすのかなど、今後の生活プランが明確な場合は適した塗料を選択することをおすすめします。
塗料のことでお悩みがありましたら、ぜひプラニング・Kにご相談ください。