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2024年1月29日
トタン板の外壁メンテナンスはどうすればいいの?
住宅の外壁に使用される外壁材には多くの種類がありますが、その一つに「トタン」があります。
トタン外壁を長く保つためには、その他の外壁材同様にメンテナンスが必要になってきますが、そのメンテナンスはどのようなことを行うのでしょうか?
今回は、トタン外壁の特徴とそのメンテナンス方法について詳しく見ていきましょう。
そもそもトタン板外壁とはどんなもの?
住宅などの外壁に使用されているトタン板は、薄い鉄板に亜鉛メッキを施した素材です。
非常に軽量なうえ、加工もしやすく安価なことから広く用いられていましたが、近年では防錆性を高めたガルバリウム鋼板が主流となっています。
ガルバリウム鋼板が広く普及する前にはトタンを用いた建物が多く、今現在も多く残っているため、メンテナンスが必要なトタン板外壁も多くあるのです。
住宅外壁に用いられているトタン板の種類をご紹介しましょう。
波トタン板外壁
波トタン板外壁とは、トタン板を波状に加工した建材です。
波状に加工することで、縦方向の強度が高まり、「たわみ」「凹み」を防ぐことができます。
波状に加工する際の波の大きさによりその用途に変化があり、大きな波状は工場や、倉庫。小さな波状は住宅外壁の利用が主流です。
角波トタン板外壁
角波トタンとは、波トタン板と同じようにトタン板を波状に加工した建材です。
波の形状が曲面ではなく、曲げ部分が角になっているのが違いです。
折り曲げて成型されていることから横方向の力に対してもある程度耐えられる耐久性を備えており波板トタン板より破損に強いといえます。
プリント合板外壁の特徴
プリント合板外壁とは、トタン板に木目調などのプリントを施した外壁材のことです。
亜鉛メッキに加えて塗装も施されているためトタン板のなかでは耐久性に優れている建材ですが塗装分のコストが係るため価格は割高になります。
トタン板外壁のメリット・デメリット
トタン板外壁は軽量なうえ加工がしやすく、安価というメリットがありますが、強度がやや低いという点はデメリットといえます。
また亜鉛メッキによる防錆は傷がついた際には鉄よりも先に亜鉛メッキ部分が腐食して内部へのサビの進行を抑えるという働きがあります。
しかしながら傷が大きい場合は進行が抑えられない場合もありますので、サビが軽微なうちにサビ還元剤を塗布し、内部への進行を防ぐことが大切です。
トタン板外壁の塗替え時期は?
チョーキングや浮きサビ、赤サビが発生したとき
チョーキングとは、塗膜表面にチョークのような白い粉が吹き出してくる症状のことを指します。
紫外線などによる経年劣化により塗料の成分を結合させている樹脂がその役割をなさなくなると染料成分が剥がれ落ちることで発生します。チョーキングが起きている状態では塗膜による保護能力はほとんど残っていないと考えて下さい。
塗膜の膨らみは塗膜の奥でサビが発生して塗膜が浮き上がっている症状のことです。
既に塗装内部にサビが進行している状態ですので、すぐに塗装を剥がしてサビを除去し、塗装し直して表面を保護する必要があります。
表面にサビが発生している場合も塗り直しが必要です。
塗膜に割れ、剥離が見られるとき
塗料の成分によっては、劣化がすすんでも粉状にならずに剥がれてしまうことがあります。
この状態になると塗装の柔軟性が失われており、劣化はかなり進んでいると捉えてよいでしょう。早急な塗り替えが必要です。
塗膜の割れは、剥離と原因は同じですが剥離に比べると劣化度合いはやや少ない状態で発生するため修繕までの時間的余裕はあります。
シーリングのひび割れ、破断が見られるとき
トタン板どうしの隙間やサッシ廻りの隙間には雨水の侵入を防ぐためにシーリングを充填しています。
シーリングは柔軟性に優れ、ゴムのように伸び縮みして隙間を埋めていますが、経年劣化が進むと弾力性が失われるため建物の揺れに追随できなくなり剥がれたり破断したりしてしまいます。
このような状態になると雨水の侵入を防ぐことができなくなってしまいます。早めにシーリングの打替えを行う必要があります。
その他にも、カビや苔が発生していたり、トタン板に凹みや穴が開いている場合は専門業者へメンテナンスの相談をしましょう。
まとめ
サイディングボードが普及したことから、トタン板外壁の住宅は少なくなってきましたが、現在でもトタンを用いた建物は多く残っています。軽量で比較的安価な建材ではありますが、強度がやや低いことからメンテナンスは適切な時期に行うことが重要です。ご紹介したような症状が見られた場合は、塗り替えメンテナンスの時期といえますので、専門業者へメンテナンスの相談をしてみましょう。
カテゴリ:外壁
2021年1月14日
寒い冬でも塗装工事はできる?
外観の色あせや劣化が気になり、我が家もそろそろ塗替えの時期かな?と感じたら、いつ塗替え工事を依頼するか悩みますよね。
今回は寒い冬でも塗装工事はできるのか、ご紹介します。
そもそも冬に塗装工事はできる?
冬に塗装工事をするメリットとデメリット
◎メリット
・冬は乾燥しているため塗料の乾きが早い
冬は気温が低いので塗料の乾きが悪く感じますが、気温が低い・日射量が少ないという点を除けば空気が乾燥しているため、塗料の硬化には適していると言えます。
・天候が安定しやすい
夏は台風や突然のスコールなどで天候が崩れやすいのに比べ、冬は雨が少なく比較的安定しています。
×デメリット
・日照時間が短い
日照時間が短いため、1日の作業時間が短くなります。
作業時間が短くなると、その分工事の進みが遅くなり通常より工期が延びてしまう可能性があります。
・真冬日は工事ができない
晴れていても気温が5℃以下の真冬日は、塗装工事ができません。
寒い日が続いた場合、予定通りに工事が進まず完工日が長引いてしまうことがあります。
冬の塗装工事で注意するポイント
■工事のスケージュールは余裕を持って
屋根や外壁塗装は外部の工事なので、気温や天候に左右されます。
雨天や雪の場合はもちろん、湿度が85%より高い場合も工事を行えません。
良好な天候が続けば工事もスケジュール通りに進みますが、契約時に数週間~数カ月先の天候を予測するのは不可能です。
従って、『どうしても○月○日までに工事を終わらせたい』という場合は事前に施工業者に伝え、余裕をもって工事のスケジュールを組んでもらうことをおすすめします。
■希望の業者に依頼しやすい!?
年の瀬はゆっくりと過ごしたいと思われる方が多いため、塗装工事を依頼する方も比較的少なくなります。
そのため、お願いしたい施工業者に希望の時期で工事の依頼をすることができる可能性が高くなります。
まとめ
屋根・外壁塗装は、気温5℃以上で湿度が85%以下の条件を満たしていれば、真冬でも工事を行うことができます。
香川県は晴れの日が多く、全国的に見ても雪が少ない温暖な地域なので、
雪が多い地域では難しい真冬の工事も安心して行えます。
まずはお気軽にお問い合わせください。
2021年1月7日
外壁塗装をする前に
家の塗装をしようと検討されている際、第一段階として何をされますか?
まずはインターネットで検索をする方が多いのではないでしょうか。
塗装工事を決める事前のポイントをご紹介します。
ご自宅の状況を知っておこう!
塗替えを検討されている方の中には、色あせや劣化が気になる・前回の塗装から随分年数が経っている・家族のことが落ち着いたのでリフォームをしたいなど、理由はそれぞれ違います。
■家の劣化を確認しましょう。
まずは、ご自身で劣化の箇所を把握することが必要です。
そして施工業者が現場調査をする際に、確認してもらってください。
・ひび割れや塗膜の浮き
・カビやコケの発生
・チョーキング現象
■気になる症状の有無
目の届かない雨樋や屋根など、気になっている箇所はありませんか?
天井や壁のシミなどは屋根や外壁塗装に関係ないと思われている方もいますが、実は思いもよらない場所に原因が隠れていることがあります。
気になる箇所があれば、必ず施工業者に伝えるようにしましょう。
今後の暮らしをどうしていきたいか?
今後のライフプランをしっかりと考え、屋根や外壁の塗装することをおすすめします。
■10年を目処に塗装計画を立てよう!
塗替えの時期は、前回の塗装から約10年が目安と言われています。
家の劣化状況によっても違ってきますが、いつが塗替えのベストタイミングなのかを見極めましょう。
例えば、
・10年以内に手放す予定がある
・子供が独立したので、開業して店舗を始めたい
以上のように、今後の暮らしを想定し塗装することで、安心な生活を維持することができます。
まとめ
家の外観の大半を占める屋根や外壁は、住まいの顔とも言えます。
10数年に一度の塗替え工事を成功させるために、事前に計画をしっかりと立てましょう。
屋根や外壁塗装のことでご心配やお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
2021年1月5日
外壁塗装 ~よく聞く弾性塗料とは?~
外壁の劣化のサインの一つとして、クラック(ひび割れ)がありますが、そのクラック対策として使用されるのが、ゴムのような柔軟性と伸縮性を持つ『弾性塗料』です。
弾性塗料は、特殊塗料であるためその種類や工法を把握した上で使用しないと、数年後には硬くなってひび割れが起こす可能性があります。
今回は、この『弾性塗料』について、ご紹介します。
外壁塗装で使用される『弾性塗料』とは?
弾性塗料とは、非常に高い弾力性をもつ「高弾性塗料」、やや弾力性を持つ塗料を「微弾性塗料」といいます。
●弾性塗料
20度で120%以上伸びる塗料
●微弾性塗料
20度で伸び率100%以下の塗料
外壁塗装で使用される「弾性塗料」の特徴
弾性塗料の特徴を活かし、弾性塗料を使用するには、外壁の種類や外壁の現状、劣化症状を知っておくことが大切です。
「弾性塗料」はモルタル外壁の劣化を防ぐ
モルタル外壁は、外壁材のなかでも最もひび割れを起こしやすい種類といえます。
耐候性に優れているフッ素塗料でも、モルタル壁の動きに追従できずに、ひび割れを起こしてしまうほどです。
このことからも、モルタル外壁ではひび割れを起こしにくい弾性塗料の使用が推奨されているのです。
また、モルタル壁は吸水性が高く雨水などの水分を吸収しやすいため、躯体を保護する意味でも高い防水効果を持つ弾性塗料がおすすめです。
「弾性塗料」は柔らかくひび割れに強い
弾性塗料の弾性とは、力が加わった時に動き、力がなくなった時に元に戻る性質のことを指します。
ゴムのようなイメージです。
塗料では、ひび割れが起きそうになっている外壁の動きに応じて動く性質の塗料のことを弾性塗料といいます。
外壁は動いていないように見えますが、実は太陽光によ熱や湿気などの影響で伸縮したり、強風により揺れたりして動いています。
その外壁が動いた際に、その動きに塗料が付いていけないと、塗膜が破れてクラック(ひび割れ)が起こります。
弾性塗料の場合は、外壁が動いても塗膜自身が伸び縮みするため、ひび割れは起こりにくくなります。
「弾性塗料」は防水性も高い
弾性塗料は、外壁にしっかり密着する性質があるため、建物の防水性を高めることができます。
また、弾性塗料は十分な塗膜を確保するにあたり分厚く塗りますので、完成した塗膜は分厚い防水層となり外壁に雨水が当たるのを抑えます。
高い追従性でひび割れを防ぐことから、ひび割れから浸水する雨水も防ぐことができます。
弾性塗料の施工方法
弾性塗料には仕上方法がいくつかあります。
それぞれの耐用年数とひび割れ防止効果を考慮した上で、適切な工法を選びましょう。
弾性塗料の主な工法
弾性塗料を使用した塗装工事でも、通常の塗装工事と同じく、足場設置、高圧洗浄、下地処理の工程は必要です。
●単層弾性工法
作業工程
・シーラー塗布
・単層弾性塗料(1回目)
・単層弾性塗料(2回目)
単層弾性工法では、シーラーという下地調整塗料を塗り、その上に単層弾性上塗り塗料を2回塗ります。
●微弾性塗料工法
作業工程
・微弾性フィラー
・上塗り用塗料(1回目)
・上塗り用塗料(2回目)
弾性塗料を使った塗装の中で最もよく行われる工法が、微弾性フィラーを下塗り材に使用する微弾性塗料工法です。
下塗り材に弾性のある微弾性フィラーを使用し、上塗り材に一般的塗料(ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素塗料)を塗装して仕上げます。
まとめ
モルタル壁のように、ひび割れが多い外壁には弾性塗料がおススメです。
各メーカーからも弾性塗料は発売されており、低汚染性の塗料や、防カビ性塗料など様々な性能を持つ塗料があります。
ひび割れ対策に弾性塗料を検討の際は、まずは専門業者に現状の調査を依頼し、最適な塗料を提案してもらいましょう。
カテゴリ:外壁
2020年12月24日
屋根・外壁塗装 ―足場が必要な理由とは-
足場に囲まれた工事現場を目にしたことはありませんか?
屋根や外壁塗装をする際に必要になるのが、足場仮設です。
では、足場はなぜ必要なのでしょうか。その理由についてご紹介します。
足場とは
屋根や外壁の塗装工事をする際、住宅の周囲に足場を組立て、安全に施工できるようにするためのものです。
足場の緊結部分に日本古来のくさびの原理を採用しており、手すりや足場板の組み合わせ方によって、建物に合わせた足場を作ることが可能です。
足場が必要な理由
①安全性
どんな工事であっても、安全性を第一に考えなければいけません。
足場の設置は、高い場所で作業する作業者を墜落などの危険から守るためです。
そして高所作業の中、自分自身の体を安定させることができる足場が欠かせません。
②作業の安定
足場の仮設は大掛かりに思えてしまうかもしれませんが、安定した更新質な塗装を仕上げるためにも必要と言えます。
足場があることにより作業員の足元は安定し、その結果作業がしやすくなり、塗りムラや塗り残しを防ぎ、質の高い塗装に繋がります。
③近隣の住宅への配慮
屋根や外壁の塗装工事をする際、事前に行うのが高圧洗浄です。
高圧洗浄は、水を高圧で噴射させ長年で付着した汚れを洗い流します。
高圧洗浄や塗装の最中に、近隣のお宅に飛散するのを防ぐための養生ネットを取り付けます。
足場のご近所トラブルを防ぐために
ご自宅が工事をする際、心配なことの一つにご近所トラブルが挙げられます。安心して工事をするために、トラブルを未然に防ぎましょう。
■近隣の挨拶回り
工事前の挨拶は必要です。
工事内容にもよりますが、屋根や外壁リフォームの場合は足場仮設をするため、近隣の方への配慮が必要になります。
塗料の匂いや作業中の工事車両が通行の妨げになるなど、万が一何か問題が発生した際でも、挨拶をしているかどうかで関係を良好に保つことができます。
足場とセットにするとお得
足場が必要な工事は、できるだけまとめて行うことがポイントです。
別々に工事を依頼すると、それぞれで足場代金がかかることになります。
屋根や外壁の塗装を検討されている方は、施工業者による現場調査の際にしっかりと見てもらいましょう。
足場を有効活用し、工事が必要な箇所は一緒にリフォームされることをおすすめします。
■足場が必要なリフォーム
●外壁の塗替え・サイディング工事
●屋根の塗替え・葺き替え
●雨樋の交換
●破風や軒天の工事
●高所の窓や雨戸の交換
まとめ
足場の必要性についてお分かりいただけたかと思います。
プラニング・Kでは、屋根・外壁の無料点検を行っております。
足場が必要な工事でご不明な点がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
2020年12月21日
変色するベランダの床、どうすれば綺麗に再生できる?
新築時には、ピカピカだったベランダの床も、雨風や日焼けにより時と共に汚れが目立ち退色してきます。そんな変色したベランダの床を再び綺麗にするには、どのような方法があるのでしょうか。
今回は、汚れたベランダの床を綺麗にする方法についてご紹介します。
ベランダの床は何故汚れるの?
いつの間にか変色してしまっているベランダの床。気づいた時には掃除をしても手遅れ状態ということも。
では、なぜベランダの床は汚れて変色してしまうのでしょか。
経年劣化による変色
新築時から年数が経過するにつれて、雨や紫外線の影響も多く受けることとなり、その影響でベランダの床が変色することが考えられます。
ベランダ床が防水塗装や、防水シート仕上げの場合は、その防水層の劣化による退色も考えられるため、専門業者に一度みてもらうことをおススメします。
外的要因による変色
ベランダの床の汚れは主に土ぼこりで汚れています。風により運ばれてきた土ぼこりがベランダ床に落ち堆積してしまうのです。また、鳥の糞や車の排気ガスなどで汚れてしまうこともあります。
これらの汚れを掃除せずに放っておくと、汚れ同士が絡まりあい簡単な水洗い程度では落としにくくなってしまいます。特に鳥の糞は酸性なためシミを作ってしまうこともあります。
ベランダの床の変色を綺麗にする方法
ベランダの汚れを綺麗にする方法は、「自分で掃除するセルフクリーニング」と「プロに依頼する」方法があります。
ベランダの床をセルフクリーニングする方法
ベランダの床の汚れに、すぐに気付いた場合はセルフクリーニングで十分に綺麗にすることが可能です。
水と柔らかいスポンジで軽く擦り汚れを落としてみましょう。
軽い汚れや変色であれば、洗剤を使用しなくても簡単に落とすことができるでしょう。
水だけで落ちない場合は、中性洗剤を薄めて軽く擦ってみましょう。
それでも落ちない場合は、防水シートや防水塗装に染み込んでいることが考えられますので、プロに依頼しましょう。
プロの業者に依頼して綺麗にする
セルフクリーニングで変色が落ちないときは、プロの業者に依頼します。
変色を元通りにする方法を見ていきましょう。
ベランダの床の変色は塗装で綺麗にする
ベランダの床が防水シートや防水塗装仕上げになっている場合は、防水塗料で重ね塗りをすることで変色を隠してしまうことができます。
防水塗装はFRP塗装とウレタン塗装が主流となり、どちらも厚い塗膜を作ることができます。
ベランダ床のシートごと替える方法
ベランダ床の表面を塗る塗装ではなく、塗装の下に敷かれたシートごと交換する方法です。変色だけでなく、防水シートの劣化が激しいときはシートごと替える方法を選択します。
シート工法では、既存のシートの上に新しいシートを重ねて貼ります。
シートを密着させる効果の高い下地材を全体に塗布します。
水勾配を考えながらの施工となりますが、ほとんどの場合バルコニーの入口側からシートを敷き込んでいきます。
シートとシートのつなぎ目は、しっかりと接着します。
シートの貼り替えにより、元の綺麗なベランダの床を取り戻すことができます。
まとめ
ベランダの床の変色は、日頃から汚れの掃除をこまめに行うことで、抑えることができます。ただ、新築から10年も経過するとベランダ床下の防水シートの劣化が原因となることもありますので、新築から10年前後で一度専門業者に調査依頼をすることをおススメします。
カテゴリ:外壁
2020年12月17日
チョーキングが及ぼす影響とは
ご自宅の外壁を触ったことはありますか?
普段生活している中で、なかなか外壁を触るということはないかと思います。
しかし、それこそが要注意です!
チョーキングって何?
外壁塗装の塗膜劣化により起こる症状で、外壁に触ると白い粉がつくことを『チョーキング』(白亜化現象)と言います。
この白い粉は雨や紫外線によって塗料に含まれる合成樹脂が分解され、顔料が粉状となり表面に現れたものです。
立地条件によって症状が違うので、紫外線の影響でチョーキングが起こりやすい南側の壁(日当たりの良い箇所)を触って確認します。
チョーキングを発見したら?
外壁の色あせが気になってきたり、触ってみたら白い粉のようなものが手についたなどといった症状が出ていたらリフォームの時期と言えます。
外壁だけでなく、外壁に付帯する雨どいやベランダ部分にも経年劣化が生じている可能性があります。専門業者に見てもらうことで、外壁の細かなひび割れや建物の防水性を保持するために継ぎ目に充填しているシーリング材の亀裂や剥離が見つかる場合もあります。
チョーキング現象は、プロでなくてもわかる「外壁が防水機能を失ってきている」という外壁塗り替えのサインです。そのような症状が出ていたら、早急な対応が必要になります。
チョーキングが発生しやすい場所とは
チョーキング現象は、特に紫外線の影響を受けやすい場所で発生します。
・日当たりが良い南側の外壁
・日陰ができないバルコニーの壁
・西日が差す壁
起こりうる影響と対処法
チョーキングが発生すると塗膜の防水機能が低下している証拠です。
そのまま放置していると建物全体に影響を及ぼす可能性があります。
防水の低下によって雨などの水分を吸収しカビや苔などが発生したり、チョーキング現象が悪化しひび割れが生じ、そのひび割れから雨漏りが発生することも考えられます。
■耐久性に優れた塗料を使用する
外壁や屋根は外的環境にさらされているため、経年劣化を避けることはできません。
そのため、いかに劣化を起こりにくくするかということが重要になってきます。
フッ素塗料のように防水性が高く耐久性に優れている塗料を使用した場合、耐用年数も長くなります。
■専門業者による丁寧な施工
外壁の塗替えには様々な工程があります。劣化が進んだ塗膜は剥がれの原因になるため、まずは高圧洗浄を行い、チョーキングで発生した粉や長年で付着した汚れをしっかりと落とすことで新しい塗膜の密着度が違ってきます。
費用を抑えたいからと自分でDIYすることはおすすめできません。まずは専門業者に現状を見てもらいましょう。
まとめ
チョーキング現象は誰でも簡単にチェックできます。
大切な家の寿命を長くするためにも日ごろから意識的にセルフチェックを行い、チョーキングに気付いたら専門業者へ相談しましょう!
プラニング・Kでは無料診断を行っております。ご自宅の壁を触って白い粉が付いたら、お気軽にご相談ください。
カテゴリ:外壁
2020年12月14日
ご自宅の防水は大丈夫?
ベランダやバルコニー、屋上の防水対策は大丈夫ですか?
雨漏りとは屋根からするものだと思われていますが、ベランダやバルコニー、屋上などから家の内部に雨が侵入することも多くあります。
では、どのような防水対策を行えばよいでしょう。今回は塗膜防水工事についてご紹介します。
防水工事とは?
施工直後であれば高い防水機能を維持しているため、建物の内部に雨水が侵入することはありません。
しかし、常に強い直射日光や雨風にさらされている状態のベランダや屋上の防水層はダメージを受けています。防水層の劣化は防水機能を失い建物の内部へ雨水が侵入しやすくなります。
こんな症状が出ていたら要注意!
■色あせ
色あせは塗膜の防水機能が低下している現れです。
■膨れ・剥がれ
剥がれや膨れを見つけたら、トップコートや防水層だけでなく下地まで影響を及ぼしている可能性があります。下地が劣化している場合は、その分工事費用も高くなります。
■水たまりができる
ベランダに水が溜まる原因は、ドレン(排水口)にゴミが詰まっている・防水機能が低下している。その他、雨水が自然に流れるよう勾配処理がされていなかったなどが考えられます。
■藻の発生
ベランダやバルコニーの床に藻が発生していませんか?
コンクリートの隙間から植物が芽を出しているということもあります。放置していると範囲を拡大していく恐れがあります
■雨漏り
雨漏りは緊急性の高い症状です。
室内に雨水が侵入してきている状態が長く続けば、家を支えている柱などの木材が腐敗したりしまいます。
プラニング・Kで施工した防水工事の実例
【施工前】
①下地処理
電動サンダーで既存の劣化した塗膜を削り、表面を滑らかにします。
②プライマー塗布
プライマーは防水層とトップコートの吸着力を促進させる接着材の役割を果たします。
③マット貼り及び樹脂剤塗
ポリエステル樹脂の上にガラス繊維で出来たマットを敷き再度、樹脂を塗布し固めます。
④トップコート塗布
最後にトップコートを塗り、工事完了です。
【施工後】
まとめ
このように、ベランダやバルコニーの防水機能が低下した症状は様々です。
早期発見&早期対処によって費用も最低限に抑える事が出来ます。 住まいの安全性を維持するためにも、日頃から意識してチェックすることをおすすめします。
そして劣化の症状に気が付いたら、専門業者に点検を依頼しましょう。
2020年12月7日
外壁塗装 今の外壁デザイン,模様をそのまま活かす塗装をするには?
外壁塗装をする一番の目的は、外壁を劣化させないように保護することですが、美観を向上させることも、その目的の一つです。
新築時は綺麗な模様が映えていましたが、塗装の劣化が始まると艶が失われ綺麗な模様も色褪せてしまいます。
今回は、新築時のデザイン,模様を蘇らせる塗装についてご紹介します。
デザイン,模様を造り出すサイディングボード
近年では、工場で製造したパネルを家の周りに張り合わせるサイディングボードによる外壁が主流となっています。
サイデイングボードの模様は様々
サイディングボードのデザインは様々で、レンガ調や石材調、ストライプ柄などたくさんの模様の中から好きなものを選べるメリットがあります。
ストライプ柄 レンガ調 石材調
サイディングボードの模様を活かすクリヤー塗装
新築時に、どのサイディングボードを選んだとしても、サイディングボードは紫外線や雨の影響により徐々に色褪せてきます。
そのため、定期的に塗装メンテナンスが必要です。
今の外壁のデザイン,模様をそのまま生かしたい場合(模様が多いサイディングボードの場合)に、無色透明のクリヤー塗装を選択することでサイディングボードの模様を潰すことなく塗装を行うことができます。
クリヤー塗料とは?
クリヤー塗料は主成分の樹脂のグレードにより耐久性に違いが生じ、樹脂のグレードが高いほど、その耐久性は高くなります。
アクリル樹脂塗料が最も性能が低く、フッ素樹脂のクリヤー塗料が性能が高く価格も高額になります。
どのクリヤー塗料を選択すかは、次の塗り替えまでの期間の設定を明確にすることで、選択しやすくなるでしょう。
無色のクリヤー塗料は、サイディングボードの模様を潰すことなく外壁の塗装をすることができますが、色褪せが酷い部分は色褪せたまま表面に透けて見えてしまう難点もあります。
この場合は、色褪せが酷い部分のサイディングボードのパネル自体を交換することで、元の綺麗な状態にすることができます。
高い耐久性と、お気に入りの模様を維持するためには
外壁のデザイン、模様を残して維持したいけれど、劣化した部分まで残ってしまう状況を作らないためには、外壁が劣化して色褪せてしまう前にクリヤー塗料で塗り替えておくことが大切です。
外壁の模様が綺麗であっても、すぐに剥がれたり、ひび割れなどが生じてしまうと、綺麗な模様も台無しです。きちんと耐久性を備えた塗装を行うことが重要になってきます。
安心して施工を任せられる業者を見つけるためには、検討している業者が施工してきた物件の写真や実績をチェックすることがポイントです。最近では、自社のホームページを持つ会社も多くあります。気になる会社のホームページを見てみると、その会社の軌跡はもちろん、施工写真、施工実績の情報はすぐに確認できるでしょう。
施工業者が決まり工事が始まったら気を付けて見ておくこと
外壁の綺麗な模様を活かす塗装には、下地処理が最大のポイントとなります。
工事前の外壁は、紫外線や雨風によるダメージが蓄積された状態ですが、丁寧な下地処理をすれば模様を保つことができます。
剥がれ、ひび割れ、色褪せといった様々な劣化が生じている場合、このような劣化を残したまま塗装をしても塗膜が密着できずに施工不良を起こしてしまいます。
塗装により塗膜をしっかり密着させるためには、下地処理という劣化を補修する工程が必要となります。
下地処理に時間を掛けて、丁寧に作業をしてくれているか、しっかりと見ておきましょう。
※主な下地処理とは、鉄部のサビを落とす「ケレン作業」や、ひび割れを補修する「クラック処理」などがあります。
まとめ
外壁のデザイン、模様を綺麗な状態で維持するためには、劣化のサインを見逃さないことが重要です。日頃から、家の周りをぐるりと回ってみて、劣化症状かな?と思う部分が見つかった場合は早めに専門業者へ相談しましょう。
プラニング・Kでは、塗装に関する相談を受付しています。お電話、ホームページよりお気軽にご相談下さい。
カテゴリ:外壁
2020年12月3日
外壁塗装の目地の重要性
外壁の外壁材と外壁材の間には目地があります。その目地にはコーキングが打たれていますが、コーキングが劣化してしまうと目地の隙間から雨水や湿気が外壁内部へと侵入してしまいます。
建物(家)の耐久性を保つためには、このコーキングの役割は非常に大きく、メンテナンスは欠かさないことが大切です。
今回は、外壁の目地の重要性についてご紹介します。
目地の役割
外壁材の中でも特に人気のある、「窯業系サイディングボード」や「ALCパネル」は、外壁に張り付けていく方法で施工します。
貼りつけられたパネル同士の間に「目地」と呼ばれる隙間ができるのです。
一般的な窯業系サイディングやALCパネルには、衝撃や歪みに当たると割れたり欠けたりする性質があります。
この性質により外壁が破損してしまわないように、パネル同士の間に適度に隙間を作り貼りつけていくのです。
その隙間「目地」をそのままの状態にしておくと、雨水や湿気は外壁内部へ簡単に侵入し建物を劣化させることになります。そのような事態にならないためにパネル同士の隙間にコーキング材を注入して目地を塞ぐのです。
ゴム性のコーキング材
目地を塞ぐコーキング材は、湿度の変化による膨張や収縮、振動などの影響を受けます。
このダメージを吸収し外壁を良い状態に保つために、ゴムのような弾力があり柔軟な樹脂性のコーキング材を充填する必要があるのです。
コーキング材は隙間を埋めるだけではなく、外壁パネルに掛かる負荷を吸収する役割を担っています。
経年劣化によりひび割れたり剥がれたりすると、その保護力は失っているサインです。メンテナンスを急ぎましょう。
目地の劣化
建物は常に外気の温度差や湿度の変動による膨張と収縮の影響を受けています。
特にモルタル仕上げの建物では、蓄積されたダメージが徐々にクラックなどになり表面に出始めます。
サイディングやALCパネルの目地のコーキング材も年月が経つにつれて、ひび割れたり剥がれたりしてきます。
コーキング材には紫外線による結合力の低下や、高温による膨張などの負荷がかかります。負荷がかかると、コーキング材は目地に隙間ができるほど縮みきって元には戻らなくなります。
主な劣化症状
硬質化して痩せてしまったコーキング材 紫外線・水分・熱が原因の「表面劣化」 収縮や振動が原因の「亀裂・破断」
コーキングの耐用年数
昔に比べるとコーキング材の耐久性は高まっていますが、完全に劣化を止めることはできません。
寒暖差が激しかったり、長時間日光に当たり続けていると5~7年程度で交換が必要になる場合もあります。
コーキング材は外壁材の強度を保ち、外壁内部への水分の侵入を防ぐ役割を持っています。
目立たない小さな部分ですがコーキング材の果たす役割は大きく、とても重要です。
コーキングの補修方法
コーキング工事には、既存のコーキングの上から新しいコーキングを被せる「増し打ち」と、既存のコーキングを完全に除去し新たにコーキングを充填する「打替え」があります。
「増し打ち」は価格も安く時間もかかりませんが、十分な耐用年数は期待できません。ほとんどの場合、「打替え」を行います。
コーキング打替えの様子
古いコーキング材を引き剥がしながら取り除きます。 マスキングテープを貼り養生し、プライマーを塗布。 新しくコーキングを充填。
まとめ
外壁全体からみれば、コーキング材の施工部分はわずかです。ほとんど注目されることのない箇所ですが、外壁を含め建物全体を雨水や振動から守る重要な役割を担っています。
外壁塗装、屋根塗装を検討の際には、目地のコーキング材の打替えを是非検討しましょう。一見、簡単そうに見えるコーキング工事ですが高い技術を要する工事ですので、経験豊富で実績がある専門業者に依頼しましょう。
カテゴリ:外壁