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2020年9月23日
外壁リフォームの種類と費用相場
新築から数年が経過すると、外壁にヒビのような細い亀裂が見えることも…。外壁の亀裂や色褪せ汚れにより「そろそろリフォームを考えないと」と外壁のリフォームを検討される方も多いでしょう。
今回は、そんな外壁リフォームにはどんな種類があるのか、どれくらいの費用がかかるのかを、紹介します。
外壁リフォームの種類
外壁は建物の中でも一番外側に位置し、日々風雨から建物を守っています。そのため、建物の中でも劣化しやすく定期的に適切な外壁リフォームを行なうことが大切です。
外壁のリフォームには「塗り替え」「重ね張り」「張り替え」の3つの種類があります。
外壁「塗り替え」リフォーム
外壁リフォームの中で、最も手軽なのが「塗り替え」リフォームです。サイディングの外壁が劣化してきた時には塗り替えをすることが一般的です。
外壁の塗り替え費用は塗料のグレードによって大きく変ります。一般的には高価な塗料ほど耐久性が高く、長持ちするといわれます。
高機能塗料と言われるものには、熱を遮断する遮熱の機能や、親水性に優れており汚れを雨水で流してくれる機能などを有している塗料もあります。
「塗り替え」リフォームは耐候性の高い塗料を!
塗り替えによるリフォームで長く持たせる場合には、耐候性の高い塗料を選びましょう。
耐候性の高いと塗料の価格は高くはなりますが、長期的にみると塗り替え回数が減るため、耐候性の低い塗料で何度も塗装するよりもコスト面でお得です。
主な高耐候性塗料には、フッ素・無機などがあります。
外壁「重ね張り」リフォーム
劣化がそれほど進行していない場合、重ね張りリフォームも可能です。既存の外装を撤去せずに、上から新しい外装材を張るのが、重ね張りです。色はもちろんのこと、質感も変えることができます。廃材を出さないため撤去費用がかからないことがメリットといえます。耐震性・遮音性がアップするのも魅力です。
「重ね張り」リフォームは軽量で高耐久性が重要!
既存の外壁を残し、重ね張り工法を行う場合には軽量で耐久性の高い外装材を使用します。防水シートを張り、下地材を張ります。アルミサイディングやガルバリウム鋼板などの軽量で高耐久性な金属サイディングがオススメです。
重ね張り工法では湿気対策を万全に行うことが大切です。耐久性の高い外装材を使用しても、内部で湿気によりカビや結露が発生すると劣化を進めてしまいます。重ね張り工法を行う場合は湿気対策をしっかり行ってもらいましょう。
外壁「張り替え」リフォーム
既存の外壁の劣化が進行している場合は、塗り替えや重ね張りでは補修を行うことができません。そのような場合は補強が必要で外装は既存の外装材を撤去し新しい外装材へ張り替えます。
「張り替え」は耐久性が高い外壁材を使う
「張り替え」の外装材を選ぶ際は、耐久性が高い外装材がお勧めです。
ガルバリウム鋼板や、窯業系サイディングに比べ、外壁タイルは非常に耐久性に優れています。
まとめ
外壁は建物の一番外側で、雨風から建物を守ってくれています。適切な時期にメンテナンスを兼ねたリフォームを行う事で、外装材を長く保つことも可能です。
そろそろリフォームかなぁ…と思った時が専門業者に相談するタイミングと言えます。外壁リフォームのご相談は、是非プラニング・Kまでご連絡下さい。
カテゴリ:外壁
2020年9月18日
フッ素塗料が適している建物とは?
フッ素塗料とは何かご存知ですか?
屋根や外壁塗装を検討中の方は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は塗料の中からフッ素塗料の魅力についてご紹介します。
フッ素塗料を知ろう!
フッ素塗料とは何?
フッ素塗料とは、塗料の主成分の樹脂がフッ素系の塗料です。
フッ素樹脂の技術を使って開発された塗料であり、耐久性の高い塗膜をつくることができます。
非粘着性(汚れを弾く)効果があり、実は様々なものに使用されています。
身の回りにもある歯磨き粉やフライパンから、有名なところでいうと東京スカイツリーやレインボーブリッジにもフッ素塗料が使用されています。
メリットとデメリット
◎メリット
・親水性に優れ、汚れが付着しても雨で汚れを流してくれる。
・艶があり、新築のような美観を維持できる。
・耐久性が高く、約15~20年長持ちする。
・防藻性・防カビ性がある。
・紫外線に強い。
×デメリット
・他の塗料に比べて価格が高い。
・塗膜が硬い分、ひび割れが生じやすい。
・艶なしがないため、住宅のイメージによっては適さない場合がある。
・一度フッ素で塗ると、他の塗料での塗替えが難しい。
適している建物とは?
■フッ素塗料はこんな人におすすめ!
コストを抑えて費用を軽減したい人
外壁や屋根の塗装工事には必ず足場の仮設が必要で、塗替えの度に足場費用がかかるため、コストダウンするためにも塗替えの頻度を減らすことが重要です。
特にマンションやビルなどの大規模な建物の塗替えには莫大な費用がかかるため、耐久性に優れたフッ素塗料を使用することで塗替えコストを抑えることができます。
とにかく長持ちさせたい人
フッ素塗料の大きな強みでもある耐久性は、耐用年数の長さにも繋がります。
塗替えの頻度が減ることで次の工事までの期間にも余裕ができ、資金計画をしっかり立てることができます。
店舗や商業施設など
店舗の場合、緊急性を要する工事以外は急にお店を休むということは避けたいものです。
飲食店は来店されるお客様や食材の仕入れ先など取引業者も係ってくるので、計画的に工事を進める必要があります。
休業すれば売り上げに影響するので、塗替えの回数を減らせるように耐用年数の長いフッ素塗料がおすすめです。
海沿いの建物
海沿いに家がある場合、海水に含まれる塩分が潮風によって家に付着し、劣化してしまう『塩害』にも気をつけなければいけません。
フッ素塗料は耐久性に優れ、塗膜が硬く丈夫なため塩害から守ってくれます。
まとめ
フッ素塗料は外壁塗装に求められる様々な能力を備えています。
まずは特徴を知りどのような仕上がりにしたいか、何を重視するかを考えましょう。
塗料選びに迷ったらプラニング・Kにご相談ください。
ご自宅に合う塗料をご提案させていただきます。
2020年9月16日
気になる!外壁塗装中の換気問題
家の外壁が美しく生まれ変わるのはとても楽しみですよね。
しかし、外壁塗装中に気になることのひとつに換気の問題があります。
工事期間中は窓が開けられず、息苦しさを感じてしまうこともあります。人は生活に支障をきたすとストレスを感じてしまいます。
では、ストレスを感じることなく快適に過ごすためにはどうすればよいのでしょうか。
外壁塗装に最適な季節を選ぼう!
香川県は通年比較的いつでも外壁塗装が行いやすい環境です。その中でも窓を閉めたままでも問題なく生活できる時期を選び工事を依頼される方も多くみられます。
香川県の天候の特徴
香川県は全国的に見ても、晴れの日が多い県だということはご存知でしょうか?
香川県の年間晴天日数は249.5日で、実は日本で一番晴れの日が多いのです。
通常一戸建ての外壁塗装を行う場合は10日~2週間ほど工事期間を要します。
工事期間中に雨が降らず、気温も低くなりすぎなければ工事期間は伸びることなくスムーズに作業を行えます。
そういった意味では全国的に見ても外壁塗装がスムーズに行える県だと言えます。
四季のメリット・デメリット
春
◎メリット
気温や湿度が安定しているため、塗料が乾きやすい。
×デメリット
春雨などの不安定な天候により作業が中断する可能性がある。
夏
◎メリット
晴れの日が多く、塗装工事がスムーズに進みやすい。
×デメリット
梅雨や台風・ゲリラ豪雨の影響で工期が延びる可能性がある。
また塗装工事中は養生をするため、窓を開けられないのでエアコンが欠かせない。
秋
◎メリット
気温・湿度・天気共に安定しているため施工しやすい。
×デメリット
秋雨・台風により作業がストップする可能性がある。
冬
◎メリット
湿度が低く空気が乾燥しているため、塗料が安定していて作業が進みやすい。
×デメリット
日照時間が短いため作業時間も短くなる。雪や凍結によっては工事が延びる可能性がある。
外壁塗装中の生活を快適に過ごすためのポイント
作業中は外出して気分転換をしましょう。
基本的に塗装の作業をする時間帯は平日の8:30~17:00頃です。日中お勤めの方はその時間に自宅で過ごすことはあまりないので、ストレスを感じることは少ないかもしれません。
屋根や外壁塗装の場合は、室内で行う水回りやクロスの張替えと違って屋外の作業のため基本的にはお留守でも作業に差し支えはありません。しかし工事の初日や最終日は施主様の立会いが必要になることもあるので、事前に施工業者に確認しましょう。留守にする場合は、玄関はもちろん窓の施錠もお忘れなく!
施工業者とよく相談する
工事期間は家全体を養生ネットで覆います。そうすることで塗料の飛散を防ぎます。塗装部分に付帯している窓やサッシにも塗料が付かないように養生シートでカバーします。
このように完全に養生されてしまうと、開閉することができません。
しかし、作業の工程によっては窓を開けることができます。
このようにこれまでの塗装工事は、『換気ができなくて息苦しい』という印象でしたが、最近では施主様の生活の負担にならないよう換気に気を遣ってくれる塗装業者が増えてきていますので、遠慮せずに相談しましょう。
まとめ
塗装工事は家が美しく生まれ変わるための期間です。
その期間をうまく活用し外出の予定を立てたり、換気ができる環境を整えたりと少しでもストレスを軽減するための工夫が必要です。
天候の影響で工事期間が長引かないように天候が安定している季節を選ぶこともひとつの方法です。
プラニング・Kでは、お客様の大切な家を美しくするためのお手伝いをさせていただきます。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:外壁
2020年9月15日
外壁塗装と耐用年数
外壁塗装では、塗装をしてから次の塗り替えが必要になるまでの年数を耐用年数といいます。
一般的には、外壁の耐用年数は10年~20年と言われています。
耐用年数が10年と20年とでは10年間という大きな違いがありますが、これは使用する塗料により違いが出てくるのです。
今回は、「外壁塗装の耐用年数を長く保つ方法」をご紹介しましょう。
耐用年数を長く保つ方法
外壁塗装の耐用年数は、材料の限界を超えて延ばすことはできません。
しかし、限界まで長く保つことは可能です。
耐用年数が長い塗料を選ぶ
耐用年数が長い塗料で塗装すれば、次回の塗装メンテナンスの時期を遅らせることが可能です。
外壁塗装で使用される主な塗料を見ていきましょう。
ウレタン塗料
伸縮性に優れ、光沢がある塗膜(塗装の膜)を形成する塗料です。
耐用年数は8〜10年で、外壁塗装の工事費用を抑えたい人に適しています。
シリコン塗料
耐用年数と価格のコストパフォーマンスに優れた、人気が高い塗料です。
耐用年数は10〜15年で、どの塗料を使えばよいのか迷っている人にはシリコン塗料がお勧めです。
フッ素塗料
耐用年数が非常に長い塗料です。
耐用年数は15〜20年で、次回のメンテナンスまでの手間を省くことができるので、耐用年数の長い塗料を希望する方にお勧めです。
無機塗料
シリコンやフッ素塗料に無機質な材料を混ぜた塗料です。
耐用年数は5〜25年で、元となった塗料や無機材の配合量で品質が変わってきます。
優良な業者へ依頼する
経験の浅い未熟な業者に依頼すると、施工不良により1年ほどで塗膜がはがれる危険があります。
耐用年数は会社によって決まると言ってもよいほど、業者選びは重要です。
悪徳業者を見極めるために以下のことに注意しましょう。
□相見積もりをする
2つ以上の会社に同じ工事条件で見積もりを依頼しましょう。
同じ工事条件で比べるため、互いの業者の特徴がハッキリと現れます。
相見積もりで「価格が高すぎる」または「安すぎる」業者は要注意です。
□見積書の内容をよく見る
見積書の工事内容や、項目が一式とばかり記載されている場合は注意が必要です。
優良業者は各項目ごとに、使用する塗料はまちろん、数量や単価などの記載が詳細に記されてある見積書を作成します。
見積書に不信な点がある場合は、契約はせずにキッパリと断りましょう。
□塗装技能士1級の資格を確認する
「塗装技能士1級」とは、5年以上の実務経験と深い知識をもつ職人が、学科と実技の試験を乗り越えてようやく獲得できる国家資格です。
見積依頼の際には「塗装技能士1級を取得していますか」と業者に尋ねてみましょう。
まとめ
外壁の耐用年数は使用する塗料によって違いがありますが、耐用年数の高い塗料を選んでも、それを塗装する職人さんの技術が伴わなければ、想像した仕上りを得ることができません。耐用年数を長く保つためには、優良な業者さんを選んで適切な塗料を提案してもらうことが大切です。
プラニング・Kでは、外壁塗装のお悩み、ご相談を受付しています。お気軽にお電話下さい。
カテゴリ:外壁
2020年9月14日
台風の後、雨漏りしていませんか?
台風が過ぎ去ったあと、我が家が被害にあっていないかとても心配ですよね。
強風や豪雨により、普段は出ていなかった症状が発生してしまうことがあります。
では、どのようなことに注意すればいいのかをご紹介します。
台風が家に与える影響
起こりうる影響と症状
通常の雨では特に何も起こらないという場合も、台風の雨となると強さが違います。
特に強い風を受けて外壁をたたきつけるような雨は注意が必要です。
塗膜が劣化している外壁は防水の機能が低下しているため雨を受けて水分を吸収しカビや苔などが発生したり、チョーキング現象が悪化しひび割れが生じ、そのひび割れから雨漏りが発生することも考えられます。
放置するとどうなる?
雨漏りを放置し続けると漏電や白アリなどが発生する恐れがあります。
早期発見だと簡単な工事で修復できたものが、重症化してしまうと工事も大掛かりになり高額な工事費用がかかってしまうことも考えられます。
台風の後のメンテナンス
台風が去った後、目立った被害がなかったからと油断するのは禁物です。
外が安全になったら屋根や外壁などの状態を確認してください。
■自分でできるセルフチェック
雨漏りの原因は屋根だと思われている方がほとんどかと思いますが、実は思いもよらない場所に雨漏りの原因が隠れていることがあります。
☑外壁のチェック
ひび割れや塗膜の浮き・剥離はしていませんか?
ひび割れが進むと広がったクラックから雨水が侵入し、劣化が進行してしまいます。
☑天井や壁のシミ
天井や壁まで雨水が侵入し、水分を含んだ状態が続くとシミが発生します。シミができた部屋はカビが生え、カビ臭がすることもあります。
晴れた日には窓を開けしっかりと換気をし、早急に専門業者に見てもらいましょう。
☑天井からの雨漏り
このように室内に雨漏りが発生した場合は、室内の家具や床にまで影響を及ぼしてしまいます。
クロスが水分を吸収してしまうと、剥がれの原因にもなります。
付帯部分の確認も必要
家には付帯部分と呼ばれる箇所があります。経年劣化により台風の影響を受けて破損してしまうこともあります。付帯部分のチェックも欠かせません。
☑雨樋(あまどい)
雨水を集めて排水させるプラスチック製(塩化ビニール樹脂)の筒状の建材。
軒先に取り付ける樋を軒樋(のきどい)、軒樋から接続し地面までつながる縦方向の樋を竪樋(たてどい)と呼びます。
☑破風(はふ)
屋根の妻側部分(破風板がある面を妻側という)に取り付ける 板状の部材。
破風板は雨風の吹込みを防ぐ役割があり、劣化しやすい場所です。
まとめ
大きな破損が無い場合も、屋根材のズレや外壁のひび割れなどが発生している可能性があります。このような状態を放置していると、雨漏りや家の腐食が進行する一方です。
仮にそのままの状態で次の台風が訪れたら、更に被害は拡大してしまいます。早急に専門業者に見てもらいましょう。
なお火災保険に加入している場合は、台風によって住宅が被害にあった際に保険対応で修繕工事を行える可能性があります。
大切な住まいを守るためにも、万が一に備えて保険の加入や見直しを行うことをおすすめします。
プラニング・Kでは無料診断を行っております。
台風後、雨漏りやその他気になる箇所があればお気軽にお問合せ下さい。
2020年9月11日
失敗例から学ぼう!外壁塗装を成功させるポイント!
外壁塗装にどのようなイメージをお持ちですか?
外壁は家の外観の大部分を占めるため、第一印象を左右します。
リフォームを検討している方は、疑問や不安を感じていることも多いと思います。
今回は失敗例から学び、成功に繋げるポイントをご紹介します。
失敗例で多いのは?
●色が思っていたのと違った。
基本的には塗料メーカーの色見本を見て決めることがほとんどですが、明るさや濃淡によっても印象が変わります。
色見本で見るサイズに比べ実際に塗り替える外壁の面積が圧倒的に大きいため、色見本で選んだ色を実際に外壁に塗ったらイメージと違ったということもあります。
色の面積によって見え方が変わる視覚効果です。
●追加工事によって予算オーバーになった。
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。10年程を目安に塗替えが必要なため、資金計画も重要になります。そんな最中に想定外の追加費用がかかるのはご契約者様にとって負担となってしまいます。
いざ工事が始まってから見えてくる部分もあり、思っていたより状態が悪化していた場合は追加工事が必要になるというケースも考えられます。
その場合は追加で費用が発生してしまいます。基本的には費用がかかることなのでご契約者様に状況説明を行い、承諾を得てから工事を行います。
失敗を防ぐ方法とは?
■色による失敗を防ぐ方法
塗料メーカーによるカラーシュミレーションを行うことでイメージしやすくなります。
艶があるか無いかによっても印象は大きく変わります。頭ではイメージできていても、それを施工業者に伝えなくてはいけません。
実際に塗装工事を行った施工事例の写真を事前にインターネットで検索したり、外壁材のサンプルを置いているショールームへ足を運ぶことで施工業者にイメージを伝えやすくなります。
もし業者の手違いで異なる塗料を使用し、色が違ったという場合は早急に塗り直しをしてもらってください。
■予算オーバーを防ぐ方法
現場調査を行わずに概算で見積りを依頼することはおすすめできません。
その場合は劣化状況を事前に把握できないため、工事が始まってから追加の工事費用が発生することが予想され、お客様と施工業者間でトラブルにもなりかねません。
適正価格で正しい施工を行うために必要と言えます。
そして施工業者に見積を依頼する際に「予算内に収めてほしい」という意思を伝えておくことも大切です。予算によっては、理想の外壁塗装の実現が難しいこともあります。高品質な仕上がりを希望する場合は、予算を考え直してみましょう。
まとめ
外壁塗装で起こりうる失敗例を知り、それを活かすことが成功に繋がります。
気になることを施工業者に確認することで、業者側も施主様がどのようなことに不安を感じているのかを知ることができます。そのようなやり取りが信頼関係を構築します。
疑問に思ったことは自己判断せずに業者に確認し、新しく生まれ変わる我が家を気持ちよく迎い入れましょう。
2020年9月9日
外壁塗装と気温と湿度
外で行う外壁塗装では、施工する季節や湿度などの天候は非常に気になるポイントです。
一般的には塗装に最適な季節は春や秋といわれており、天気が良く湿度が低いことから塗装の乾きが良いとされています。
今回は、塗装の時期を決めるうえで重要な天気と気温、湿度について詳しく見ていきましょう。
塗装が可能な気温と湿度
塗装が最適な季節は春と秋だといわれていますが、その他の季節でも塗装は可能です。
季節に関係なく塗装が行える塗装が可能な条件を紹介します。
湿度85%以上、気温5℃以下は塗装はNG!
ほとんどの塗料メーカーが規定として「湿度85%以上、気温5℃以下」とパンフレットやカタログに掲載しています。
メーカーの規定から湿度の高い雨の日や、氷点下になる真冬の積雪地域では塗装が難しいといえるわけです。
春と秋は最適な気候条件になりやすい
塗装に最適な条件になりやすいのが、春と秋です。
春と秋は、塗装に最適な空気が乾燥した時期となり塗装業者も繁忙期を迎えます。
春または秋の塗装を検討の際は、早めに塗装業者に相談して日程を組んでまらいましょう。
湿度が高い時期でも塗装は可能
湿度の高くなりやすい夏や冬でも塗装は可能です。
夏は気温が高いため、塗料が乾燥しやすいメリットがありますが、施工中は窓の開閉ができません。塗装工事中の工程によりエアコンの使用が一時的に不可な時間が生じますので、夏場の施工は現場監督と意思確認をしっかり行う必要があります。
また冬は塗装業者の繁忙期も落ち着き比較的、業者の予約等は取りやすくなるでしょう。気温が5℃以下になると工程が進まず工期が延びることもありますので、予め想定しておきましょう。
夏や冬の湿度が高い季節に塗装する際の注意点
湿度の高くなる夏や気温が低くなる冬でも塗装は可能ですが、注意しておかなければならない点があります。
塗装工事の工期が延びる可能性がある
湿度の高い時期は雨が降りやすく、塗装工事のスケジュールが予め長めに組まれることがあります。
通常の塗装工事では、10日~14日程度の工期を設けますが、雨の多い時期にはこの工期内では工程が進まず工期が延びる傾向にあります。
工事が延びてしまうと窓が開けられない期間や、家の周りに設置された足場で部屋が暗くなった状態が長引いてしまう事になります。
工事中の生活スタイルやストレス耐性を把握した上で契約をしましょう。
塗装中に雨が降ってしまう場合がある
塗装中に雨が降った場合は、塗装を途中でやめましょう。
そのまま塗装を続けても乾燥不足で仕上りが悪く不具合が起こる可能性が高いです。
また、塗装を終えて乾燥中に雨が降ってしまった場合は、塗装した箇所に触れないように注意しましょう。
塗料が乾くには気温が23℃前後の場合で3~6時間程度必要です。乾燥中の塗料に水分が含まれた状態で触れると後に剥がれが起きてしまい再塗装を行わなければならなくなります。
塗膜表面のツヤ引けが起こりやすいリスクがある
艶引けとは…艶有の溶剤系塗料を使用した場合い塗膜に光沢が出にくくなる症状のこと。
艶引けの原因は、乾燥途中の塗膜表面に水滴が付着することです。
塗膜表面には凹凸が発生し、光の反射量が減ることによって光沢が出にくくなるのです。
この現象を防ぐには、温度が高く昼夜の気温差が大きい時期の塗装は、夕方までに塗料が乾燥するように計算して作業をすることがポイントです。
まとめ
一般的に塗装に適した時期といわれる春と秋は気温、湿度共に安定していることから塗装工程もスケジュール通り進む場合が多いですが、湿度が高くなる夏や気温がグッと下がる冬では予定の工期から延びる傾向が強くあります。とはいえ、塗装のタイミングは各家庭其々の事情等もあることから、適した時期の春や秋とは限りません。塗装工事を考え始めたら信頼できる業者に一度相談してみましょう。その際には、忘れずに塗装を希望する時期を伝えておくと良いでしょう。
カテゴリ:外壁
2020年9月8日
外壁塗装の耐用年数とは?
『耐用年数』という言葉を聞いたことがありますか?
今回は、外壁塗装にとって重要なポイントとなる耐用年数についてご紹介します。
耐用年数を知ろう!
耐用年数とは何?
外壁塗装の耐用年数とは、塗装をしてから次の塗替えが必要になるまでの年数のことを言います。
使用する塗料にもよりますが、平均的な耐用年数は7年~10年と言われています。
この時期を目処に次回の塗替えの資金計画をすることも大切になります。
耐用年数を長く保つためのポイント
使用する塗料によって違いはありますが、耐久性に優れた塗料を使用した場合は耐用年数も長くなります。
外壁塗装は経年劣化により家を保護する防水機能が低下し、外壁だけでなく建物の内部にまで影響を及ぼしてしまう可能性があります。
外壁の清掃や手入れをせずに放置していると建物の劣化にも気付けず、大規模なリフォームを余儀なくされるということも考えられます。 台風や大雨の後の汚れ取りなど、セルフメンテナンスをすることで劣化を防ぐことに繋がります。
塗料の耐用年数と特徴について
塗料の性質と特徴を活かす
塗料には数種あり、使用する塗料によって性能や耐用年数が違います。
日々、強い紫外線や雨風などの外的要因にさらされている外壁の経年劣化は避けることができません。しかし、塗料の機能性を活かし劣化を防ぐことは可能です。
シリコン塗料
◎メリット:耐水性や耐候性といった機能性の良さがありながらも、価格のお手頃さが魅力の塗料。耐用年数は10年と長く耐久性も良いため、長期的なトータルコストを抑えられる。塗膜に光沢があり、比較的長く艶を維持できる。
×デメリット:メーカーによって水性や油性など種類が多種多様なので、性能の違いを判断しづらい。
アクリル塗料
◎メリット:艶があり、ハッキリした色が特徴。低価格で重ね塗りができるため、短いサイクルで様々な色に塗替えができる。
×デメリット:汚れやすく、塗膜が固いためひび割れが生じやすい。耐久年数が5~6年と短く、頻繁に塗替えが必要。
ウレタン塗料
◎メリット:樹脂が柔らかく密着性が高いため、あらゆる素地に多用される。光沢のある仕上がりが特徴。 耐用年数は7~10年程度。
×デメリット:耐用年数が他の塗料に比べて短く、防汚性や紫外線に弱い。
フッ素
◎メリット:親水性や防水性に優れているため汚れにくく、艶があるので新築のような美観を維持できる。耐用年数も15~20年と長いため塗替えの回数が少なく、結果的にトータルコストが抑えられる。
×デメリット:高品質のため価格も高くなる。トータルコストを見れば高くはないが、1回にかかる費用が高いため一般住宅にはまだあまり普及していない。
耐用年数で選ぶ?費用で選ぶ?
塗料の特徴や性質をほんの少しでも知識として知っているだけで、塗料選びが変わってきます。
1回目~2回目、2回目~3回目と次の外壁塗装まで少しでも期間をあけたい場合は、耐用年数の長い塗料をおすすめします。
※ポイント
費用にとらわれすぎないこと!
外壁塗装は基本的には7~10年が塗替えの時期と言われています。耐用年数の長い塗料を使用すると1回の工事費用は高くなりますが、長期間外装材を保護し、塗替えの頻度を減らすことができるのでトータルのメンテナンスコストは抑えられます。
これらを踏まえ、ご自身は何を重視するかをじっくり検討しましょう!
まとめ
耐用年数に応じてメンテナンスを行うことが重要です。あくまで耐用年数は目安であり、建物の立地環境によっても変化します。定期的に家をチェックし、変化に気が付くことが一番大切です。
塗料選びの際に耐用年数について疑問等がありましたら、まずはお気軽にお問合せください。
カテゴリ:外壁
2020年9月4日
外壁塗装を成功させるポイント ~vol. 3 契約編~
これまで現場調査と見積書のポイントをご紹介しましたが、いよいよ契約です。
契約となると住まいが美しくなるという楽しみな気持ちでいっぱいですよね。
では、外壁塗装を成功させるための契約書のポイントをご紹介します。
契約前の準備について
契約書が必要な理由
リフォーム工事を正式に依頼することになったら、必要になるのが契約書です。
契約書は施工業者とご契約者間でお互いに了承の上で作成されます。
口頭で交わした約束では時間が経過した後、『そんなことは聞いていない』『あの時はこう言われた』など、言った言わないのトラブルにもなりかねません。
口約束では捉え方によって誤解が生じてしまいます。
トラブルを防ぎ関係を良好に保つためにも、必ず書面で契約書を交わしましょう。
※その際、契約者ご本人にも契約書の控えを渡されますので、紛失しないよう保管しておいてくだい。
確認するポイント
契約書には大切な情報が記載されています。
確認を怠ってサインをしてしまうことがないよう、十分に気を付けましょう。
契約者の情報
ご契約者の氏名・住所・電話番号・生年月日等の誤字脱字が無いかを確認してください。
金額や決済方法
契約前にもらった見積書の金額と相違がないか確認しましょう。
代金の支払い方法は着手金として工事前に代金の一部をお支払いする場合もありますので、全額工事完了後なのか、契約前に最終確認をしてください。
工事期間
通常一戸建ての外壁塗装を行う場合は10日~2週間程工事期間に要します。工事期間に雨が降らず、気温も低くなりすぎなければ工事期間は伸びることなくスムーズに作業を行えます。
仮に工期が延びた場合も料金は同じというのが一般的です。希望の日程で組まれているかチェックしましょう。
特記事項
打合せの中で決まった内容(例えば色や仕様に関すること)その他、書面で残しておくべき事柄は契約書に記すようにしてください。 これらの内容を確認し、納得してから捺印をするようにしてください。
捺印したということは全ての内容に承諾したという証になりますので、契約書にある請負契約約款も必ず目を通してください。
契約後のポイント
無事に契約が終わったら一安心ですよね。
いよいよ、これから工事が始まります。ではその際のポイントをご紹介します。
■近隣の挨拶回り
近隣トラブルを未然に防ぐためにも、工事前の挨拶は必要です。
挨拶をしているかどうかで、万が一何か問題が発生した際でも関係を良好に保つことができます。
基本的には工事をする施工業者が作業説明を含め挨拶廻りをしてくれる場合がほとんどです。工事の日程が決まったら、早めにお知らせすることをおすすめします。
■家の周りの環境チェック
塗装工事に入る前に最初に行うのが足場の設置です。家の周りに植物や花のプランターなどを置いている場合は、作業の邪魔にならない場所へ移動しましょう。
また、自動車やバイクなど場所の移動が難しいものはシートカバーで覆い、塗料の飛散を防いでください。
まとめ
外壁塗装は大きな買い物です。そのため誰もが慎重になり、不安ごとも感じやすくなります。
心配なことや気になることがある場合は施工業者に相談し、安心して契約日を迎えられるようにしましょう。
2020年9月3日
広がる外壁のコケ‥ 正しい対処法
知らないうちに外壁にびっしりくっついたコケ。実は美観を損ねるだけでなく、健康に影響を及ぼしたり、外壁を脆くして余計なメンテナンス費用が発生する元になったりします。
この記事では、
・外壁にコケが生える原因
・コケが外壁に与える影響
・生えたコケを除去する方法 について詳しく紹介します。
正しい除去や予防法を知って、ご自宅の外壁を衛生的に保ちましょう!
外壁にコケが生える原因
コケは、日陰のようなじめじめした湿気が溜まりやすい場所に生える植物です。
多くの場合は、外壁で太陽光が当たりにくい北側にコケが発生しているのはないでしょうか?
コケの胞子は家の日光が当たらない場所に付着し、水分を栄養にしてどんどん繁殖していくのです。
そのため、現在コケが発生していない場合でも外壁の北側は数年おきに目視でコケの発生を確認することをオススメします。
また、それ以外にも「水が溜まりやすい凸凹した外壁」「家の近くに川やコケが生えた建物がある」「外壁の塗装が劣化している」などはコケが発生する要因となることが考えられます。
発生する原因を知らないことには対処方法も分からず、除去してもすぐに生えてしまいます。
まずはコケが生える原因を特定するようにしましょう。
コケが外壁に与える影響
建物を劣化させる
コケの原因は湿気です。湿気が多いまま放置すると、その水分が原因で外壁の劣化が進み、最悪の場合は腐食します。
腐食は建物全体の耐久力を著しく落とし、修繕費用も高額になる可能性があります。
カビを発生させる原因になる
コケを放置すると、藻やカビが発生する可能性が高まります。カビを吸い込むと、健康被害が起きる可能性があります。アレルギー皮膚炎などを誘発するだけでなく、アレルギー体質の方は重症化する例もあります。
「コケくらいなら放置しても大丈夫でしょ?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
実際のところ、コケがすぐに外壁に影響を及ぼすわけではありません。しかし、発生原因を突き詰めると、建物に重大な劣化が潜んでいるケースがあります。また、コケと思っていたらカビだった!ということもありますので、できるだけ放置はしないようにしましょう。
はえたコケを除去する方法
コケを除去する方法は、「自分で除去するか」「業者に依頼するか」の2つです。
自分で除去する場合
自分で除去する場合は、クリーナーと漂白剤を使ってブラシでこすり落とす方法がオススメです。その際は必ず、肌を傷つけないようにゴム手袋・胞子や菌を吸わないようにマスクをするようにしましょう。
◎費用を抑えることができる、軽度のコケなら除去がラク
×手間がかかる、外壁の塗装を劣化・傷がつきやすい
業者に依頼する場合
業者の場合は、高圧洗浄(水圧の力で落とす)かバイオ洗浄(水圧では落とせないコケを洗剤の力で落とす)になります。湿気が多い、凹凸が多い外壁の場合は、今後もカビやコケが繁殖しやすいためバイオ洗浄が適しているでしょう。ただし、高圧洗浄よりもバイオ洗浄の方が高価です。そのため、汚れのレベルと費用の説明を十分受けてから検討しましょう。
◎塗装を劣化させにくい、外壁を確実にキレイにできる
×費用が高い
また、外壁のコケを除去してもらう際は、外壁の塗装工事もセットで行うことをオススメします。外壁にコケが発生したということは、塗料の防水・防汚効果がなくなってきているということです。 確実にコケを除去してから塗料を塗りなおし、コケを予防するようにしましょう。
まとめ
コケは美観を損ねるだけでなく、外壁の劣化が始まっている兆候でもあります。コケだけでなく外壁の状態に不安がある場合は、ご家族だけで悩まずに専門業者に依頼して、お家の診断をしましょう。外壁塗装は10年程度に1回必要です。コケに強い塗料の種類や塗り替えの時期を知りたい方は、お気軽にプラニング・Kまでご相談ください。
カテゴリ:外壁