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2020年7月24日
外壁の色が変わった??その理由と対処法について
ご自宅の外壁の色は、新築時や塗替え後から変わってはいませんか?
近隣のお宅と同時期に完成した新築の家なのに、なぜか色あせがひどく感じるということはありませんか?
ではなぜそのような事が起こるのでしょう。
なぜ色あせが起こるの?
車も直射日光が当たる場所に停めていたら色あせるって聞いたことありますよね。
色あせの最大の原因は紫外線です。
日々、強い紫外線や雨風などの外的環境にさらされている外壁は経年劣化を避けることはできません。
色あせないためにどうすればいいの?
色選び
色には色あせしやすい色、色あせしにくい色があります。
一度塗ると次の塗替えまで約10年間同じ色で過ごすことになります。好みだけで選ぶと失敗に繋がりかねません。慎重に色選びを行いましょう!
■色あせしやすい色
赤…原色のように濃い色は、特に色あせが目立ってしまいます。
■色あせしにくい色
白…色あせはしにくいですが、どうしても汚れが目立ってしまいます。
対処法について
建物の立地条件によって陽当たりの良い南側は、より紫外線の影響を受けやすくなります。
色あせが更に劣化すると、チョーキングが発生します。チョーキングは防水機能が低下している証拠です。建物の内部にまで雨水が浸透してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
外壁の塗替え
一度色あせてしまった建物は塗装することで元の美しい姿を取り戻します。
外壁の塗替えには様々な工程があります。劣化が進んだ塗膜は剥がれの原因になるため、まずは高圧洗浄を行い、長年で付着した汚れをしっかりと落とすことで新しい塗膜の密着度が違ってきます。
費用を抑えたいからと自分でDIYすることはおすすめできません。まずは専門業者に現状を見てもらいましょう。
塗料選び
フッ素塗料のように防水性が高く、耐久性に優れている塗料を使用した場合、耐用年数も長くなります。
塗替えの頻度が減ることで次の工事までの期間にも余裕ができ、資金計画をしっかり立てることができます。
まとめ
何色を選んでも経年劣化による色あせは起こります。
いかに色あせを遅らせることができるかが、家の劣化を遅らせることにも繋がります。
プラニング・Kでは無料で診断・お見積りを行っております。大切なお宅のお悩みや疑問がありましたら、お気軽にご相談ください。
カテゴリ:外壁
2020年7月21日
我が家の外壁はどのくらい劣化しているの?
外壁塗装は使用する塗料にもよりますが、通常10年程で塗替え時期と言われています。
では本当に10年間放置していても大丈夫なのでしょうか。 今回は、劣化の症状についてご紹介します。一緒にセルフチェックを行いましょう。
劣化の状況を知る
外壁塗装とは壁の色を塗るというだけでなく、家を包んでいる外壁材を保護する機能があります。新しい塗膜の層は防水機能が高く、塗替え時をピークに経年とともに防水の機能は低下していきます。
では実際に住まいの劣化はどのくらい進んでいるのでしょうか。
■光沢がある(正常)
新築時や塗替え後のような艶があり、太陽光によって美しく輝いている。
↓
■艶が減少する(やや劣化)
塗替え時のような艶感は無くなる。防水機能は維持している。
↓
■変色や色あせ(そろそろ塗替え検討)
塗替え時のような色味が無くなり、色あせした暗い印象を与える。
↓
■チョーキング(塗替え時期検討)
塗膜の劣化により起こる症状で、外壁に触ると白い粉が付くこと。
↓
■ひび割れ(リフォーム時期)
ひび割れた箇所から雨水が侵入し、下地の劣化が生じる。
↓
■剥がれ(早急に修理が必要)
ひび割れが更に悪化し、剥離が生じる。
いつ外壁塗装をしたらいいの?
上記の図のように劣化の症状は少しずつ変化し、進行していきます。
では、どの時点で外壁塗装をするのが良いのでしょう?
すぐに塗装リフォームをしたいと思っても、施工業者選びから始まり⇒現場調査⇒見積提出⇒契約⇒工事前の打合せや近隣のお宅への挨拶廻りなど、数週間はかかります。
もし施工業者の工事スケジュールに空きがない場合は、更に工事期間は先延ばしになってしまいます。
ひび割れや剥がれなどの症状が現れているのにすぐに工事ができないとなると、どんどん家の症状は悪化する一方です。万が一、台風や大雨に襲われたらと思うと心配ですよね。
変色や色あせが生じたら、外壁塗装の時期が近付いているサインだと思ってください。
更に劣化が進行しチョーキングが発生すると、塗膜の防水機能が低下している証拠です。
このような症状が見られたら、一度専門業者に相談することをおすすめします。
放置したままだとどうなる?
防水の機能低下によって雨などの水分を吸収しカビや苔などが発生したり、チョーキング現象が悪化しひび割れが生じ、そのひび割れから雨漏りが発生することも考えられます。
雨漏りが起き水分が家の内部に浸透したら湿気がたまり、家を支えている柱や土台が腐ってしまう可能性もあります。
まとめ
外壁塗装の塗替え時期というのは外壁劣化のサインが見つかったら、それが一番のタイミングです。劣化の進行が進めば家全体に影響を及ぼし、工事にかかる費用も高額になってしまいます。
あなたの早急な対応が大切な家を守ることに繋がります。
プラニング・Kでは無料診断を行っております。ご自宅の外壁を触って白い粉が付いたら、ぜひ一度ご相談ください。
カテゴリ:外壁
2020年7月17日
付帯部分とは何?屋根・外壁塗装の際のポイント!
屋根や外壁塗装をする際、屋根と外壁のみ塗装していると思われがちですが、
実は家には付帯部分と呼ばれる箇所があります。
その付帯部分のメンテナンスも忘れてはいけません。
付帯部分とはどこの部分??
家には様々な名称のついた付帯部分があります。
普段目につきにくい場所で、実際にどのような劣化状況なのかがわかりにくい部分でもあります。まずは場所と名称を覚えましょう!
では実際にどのような症状が起こるのでしょうか。
雨樋(あまどい)
■雨樋とは…雨水を集めて排水させる、主にプラスチック製(塩化ビニール樹脂)の筒状の建材。
軒先に取り付ける樋を軒樋(のきどい)、軒樋から接続し地面までつながる縦方向の樋を竪樋(たてどい)と呼びます。
※こんな症状に注意!
・剥がれ…経年劣化により塗装が剥げ、色あせや粉をふいたような状態になる。
・破損…歪みや割れが生じた場合は交換する必要がある。
破風(はふ)
■破風とは…屋根の妻側部分(破風板がある面を妻側という)に取り付ける板状の部材。破風板は雨風の吹き込みを防ぐ役割があり、劣化しやすい場所です。
※こんな症状に注意!
・塗膜の剥がれ…塗膜の剥がれが起こると、雨水が内部へ侵入し雨漏りの原因になる。
放置し続けると腐食が進み、他の屋根材までダメージを受けてしまうケースも。
鼻隠し
■鼻隠しとは…軒先の先端に取り付ける板状の部材のこと。
鼻隠しは垂木の切り口や隙間から雨水が入り込むのを防ぐことができます。湿気やカビなどから守る役割でもあります。
※こんな症状に注意!
・塗膜の剥がれ…経年劣化により塗膜の剥がれが起き、木材の腐食が生じる。
軽度の劣化は塗装による修理で可能。劣化が重症化している場合は板金を撒いて覆ってしまうか、新しい部材を用いて交換が必要になる。
まとめ
このように家を守っているのは屋根や外壁だけではありません。普段聞きなれない名称が多いですが、付帯部分にもそれぞれの役割があります。
そして足場仮設が必要な高所が多いため、屋根や外壁塗装をする際には専門業者に付帯部分の劣化も確認してもらいましょう。
大切な家を守る付帯部分のメンテナンスも忘れずに行ってください。
2020年7月16日
外壁が変色する原因と対処法
新築時や、塗装リフォーム後から10年も経過すると、施工時に比べて外壁の色が変わってしまった、変色してしまったという方が大半でしょう。
変色してしまったら、塗装リフォームを行った方が良いのでしょうか?
今回は、外壁が変色してしまう原因と、その場合の対処法をご紹介しましょう。
外壁が変色する原因
塗膜の劣化
外壁塗装に使用される塗料は、紫外線の影響などにより施工から年数が経つと塗膜が劣化し変色を起こします。
塗膜に紫外線が当たると表面の分子結合が破壊されて、表面がざらざらに変化してきます。
これが塗膜の劣化で、光の反射が不規則になり白っぽく変色してしまいます。
錆による変色
金属製の外壁材に塗装している場合や、外装に金属を使用している場合はサビによる塗装の変色が起こります。
雨で溶けだしたサビが塗装表面を流れることで、塗装の成分と結合して色素が定着してしまうのが原因です。
雨の流れに沿って赤褐色の変色が見られたり、金属部分の周りに赤褐色の汚れが見られたら、サビによる変色の可能性が高いといえます。
苔やカビによる変色
日当たりが悪い場合や湿気が多い箇所には、苔やカビが生えてしまいます。
塗装や外壁材の隙間に苔やカビが繁殖するため、緑や黒っぽい色に塗装が変色してしまいます。
放置している期間が長くなると、塗膜の中にまで繁殖が進みますので洗浄では変色が取り除けない状態になります。
変色している場合の対処法
再塗装による対処が必要
赤錆や苔やカビなどの汚れで変色している場合は洗浄で対処することができますが、塗膜が劣化して変色している場合には洗浄だけでは対処できません。
このような塗膜そのものが変色している場合は再塗装の対処が必要です。
再塗装を行う時期
外壁塗装に使用される塗料には、それぞれ耐用年数が設定されています。
この耐用年数に満たない年数でも塗膜の状態によっては塗り直しが必要です。
塗装リフォームの目安は、表面のチョーキング現象が発生しているか、表面に細かな亀裂がないか、塗装が部分的に剥がれていないか、などいくつかのポイントがあります。
■チョーキング現象
■細かな亀裂
■塗装の剥がれ
このように塗膜の状態がよくない場合は、業者に現場調査の依頼をしましょう。
塗料の原材料による違い
外壁塗料に使用される塗料は、原材料に違いがあり、材料の違いにより耐用年数や耐久性に違いがあります。
一般的に使用されている塗料の場合、アクリル樹脂系塗料は5~7年、ウレタン樹脂系塗料は8~10年、シリコン樹脂系塗料は10~15年、フッ素樹脂系塗料は12~15年が目安とされています。
建物の立地条件や外壁洗浄の頻度によっては耐用年数以上に長持ちする場合もあります。
まとめ
外壁塗装のリフォームでは、塗料の耐用年数だけを目安にするのではなく、変色などの現状から塗膜の状態を判断することが重要です。これは、素人ではなかなか難しい事と言えますので、依頼できる専門業者に診断を依頼しましょう。
2020年7月15日
外壁塗装の疑問!濃い色から淡い色に塗替えはできる?
いざ外壁塗装をするとなると、やはり迷うのは色ですよね。
『今の外壁は濃い色だから、次は淡い色にしたい!』なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。『でも実際に濃い色から淡い色に塗替えなんてできるの?』という声も多くあります。
では今回はその疑問についてご紹介します。
まずは外壁塗装の目的を知ろう!
◆外的環境から守る
家は日常的に雨風や強い紫外線などを受けています。
長年付着した汚れや劣化により、塗膜は剥がれ落ちてしまいます。塗替えによって新しい塗膜の層ができ、家を保護することができます。
◆美観
経年劣化により外壁の艶がなくなり、色褪せや変色が起きます。防水機能を失った外壁はチョーキング現象が生じ、更に劣化をするとひび割れてしまいます。
ここまで症状が悪化すると、古びた暗い印象を与えかねません。
塗替えによって新築のような美しい外観を取り戻すことができます。
濃い色から淡い色に塗替えはできる?
絵の具を使って絵を描くとき、濃い色の上に淡い色で色付けをするのは難しいですよね。重ねて塗ると下の濃い色が強く出てしまい、淡い色はかき消されてしまいます。
では、外壁塗装の場合はどうでしょう。
外壁塗装の3回塗りの特徴
外壁塗装では「下塗り」「中塗り」「上塗り」の『 3回塗り 』 が基本です。
下塗りは上塗りを定着させるための接着材のような役割で、上塗りをきれいに仕上げるための大切な工程です。
この下塗りの際に既存の濃い色を消してしまいます。そうすることで、淡い色で中塗り・上塗りと2度塗り重ねても元の濃い色が透けることなく、淡い色でもきれいに発色することが可能です。
①下塗り
既存の塗膜や下地の状況、次に塗る塗料の色を考慮し下塗りを行う。
↓
②中塗り
防水機能を長く保持するため、塗膜の厚みを確認しながら行う。
↓
③上塗り
中塗りの際の塗りムラや塗り残しを防ぎ、3回塗りによって耐久性の高い塗膜に仕上げる。
まとめ
外壁塗装は家が美しく生まれ変わると同時にイメージチェンジもできます。
これまでの外壁の色を思い切って変えてみる。デザインを変えて単色塗りからツートンカラーにしてみるなど、色選びも外壁塗装の楽しみのひとつと言えます。
プラニング・Kでは、色見本もたくさん取り揃えております。ぜひ、お気軽にお問合せください。
カテゴリ:外壁
2020年7月14日
外壁塗装のメリットとデメリット
外壁塗装は一度にまとまった費用が必要となちますが、外壁塗装をすることによって一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
また、デメリットとなるような要素はないのでしょうか。
今回は外壁塗装のメリット・デメリットをご紹介します。
外壁塗装のメリット
外壁塗装のメリットを知ると、高額な費用をかけて施す意味や、重要性がわかります。
建物の保護
外壁塗装の一番の目的は、塗装した建物の保護効果です。
屋外にある外壁や屋根は、紫外線や雨水、風など様々な要因で日々劣化をしています。
そのためどんなに高性能な建材でも耐用年数を迎えれば劣化して放置すれば老朽化します。
建物は柱や壁などの構造材を組み立てて作られていて、外壁や屋根はその構造部を守る役目を担っています。
外壁塗装が劣化して保護効果を失うと外壁材そのものが劣化し雨漏りなどが起これば躯体の老朽化を招いてしまいます。
そうなると、構造体や躯体のリフォーム費用が発生し塗装の2~3倍の費用がかかってしまいます。
外観デザインのリフォーム
外壁塗装では、塗替えの色を既存の色から変えることができ、多くの方はこれを楽しみにされていることでしょう。
建物が新しい色の塗料でピカピカになると気分も明るくなります。
色が人に与える効果は絶大です。塗替えをするだけで家のイメージアップとなります。
塗料の色数も豊富で、好みの色が見つからないという事もなく思い描くイメージの色を選ぶことができるでしょう。
外壁塗装のデメリット
外壁塗装工事には、高額な費用が必要になったり、普段の生活がしにくくなるなどのデメリットがあります。
高額な費用
外壁塗装費用に相場は一般戸建て住宅で約60~100万円です。
水廻り機器のリフォームでも、約70~100万円ほどかかるので、外壁塗装だけが高いリフォーム工事ではありません。
使用する塗料により費用が違ってきますが、一番グレードの低い塗料でも60万円の用意は必要となります。
二週間の長い工期
外壁塗装は足場の設置や高圧洗浄など複数の工程があります。
塗装も3回の重ね塗りが主流で、塗装後24時間の乾燥時間も必要です。
それらの全ての工程で約二週間の工事期間となるのです。
窓の開閉に注意
工事期間中は窓の開閉には注意をしなければいけません。
窓を開けると洗浄の水や塗料が室内に入ってしまうことがあります。当然、ベランダにも出られませんので、洗濯物を室内で干すスペースを確保しておきましょう。
まとめ
外壁塗装では工事にあたり避けられないデメリットがありますが、それ以上に実施後のメリットは大きな意味を持ちます。
建物の保護、メンテナンスをしながら外観のイメージアップというメリットを活かして大切な家を長く守っていきましょう。
カテゴリ:外壁
2020年7月11日
外壁塗装 予算を抑えたくてもやってはいけない事!
戸建住宅の外壁塗装リフォームでは、仮設足場、下地処理、下塗り、上塗りなどの工程があり、その費用は約50万円から100万円を超える場合もあり、一度にたくさんのお金が必要となります。
そのリフォーム費用を、積み立てるなどして予め用意していない場合、人の心理としては「ここは省けるのではないか」「これは要らないだろう」と考えなんとか予算を抑えたいと思うものです。
今回は、予算を抑えたくてもやってはいけない事を説明していきます。
外壁塗装工事は必要不可欠
大切な家を守るためには、外壁塗装工事は欠かすことのできない工事です。
予算の捻出が難しいからと、新築から(もしくは前回塗替えから)10年以上経っても塗装工事を考えない方も多くいますが、外壁の劣化は止まることなく進みますので、外壁塗装をしないということは確実に家を蝕んでいくことになります。
■チョーキング現象
■クラック(ひび割れ)
■苔・カビ
チョーキング現象や、ひび割れ、苔・カビなど、目に見える劣化症状が起こっている場合は、外壁塗装を検討しましょう。
早めの対処により、補修が少なく予算が安く上がるメリットもあります。
焦って契約はNG
業者選びの際は、十分に検討した上で契約をしなければなりません。
できるだけ急いで工事をした方がよいと焦って契約を結ぶのはおすすめできません。
焦って契約してしまうことは、冷静な判断を欠いていると言えます。
見積書の内容を、しっかりと見て適切な工事で、適正な工事価格なのかを見極めましょう。
相見積もりを取りましょう
1社のみの見積書では、適切な工事で適正な価格なのかの判断がつきません。
できるだけ予算を抑えるためにも、適正な価格を知ることは重要です。
見積書は数社に依頼しましょう。
予算重視で工程を省くのはNG
外壁塗装工事では、いくつかの工程がありますがそのどの工程も必要なもので低予算で施工するためにと、いずれかの工程を省いてしまうと塗料が外壁に密着せずに数年で剥がれてしまうといった結果を招いていまいます。
例えば
・上塗りは1回しかしない
・高圧洗浄はしない
・コーキング工事はしない
など、予算重視で下地処理を省いたり使用する塗料の量を少なくしたりすると、塗膜がしっかり外壁に密着せずに数年で剥がれて、せっかくの工事がもったいない結果となります。
優良な業者は、工程を省くような申し入れが施主側からあったとしても最終的に予想される結果を施主側に伝え通常の工程通りに工事を進めることに努めます。
一方で、手抜き業者は「これを省いたら安くできる」などとけしかけてくるでしょう。
工事の工程については、しっかり予習しておくことが大切です。
グレードの低い塗料はNG
品質の高くないグレードの低い塗料をを使うことで費用は抑えることができますが、グレードが低いということは耐久性も低いといえますので、5年ほどで次回の塗り替えを行う必要があります。
ここで、人気のあるシリコン塗料を選ぶと、倍の10年~15年の耐用年数を得ることができます。5年ごとに足場を組み塗装を施すことを考えると、予算を抑えるために塗料のグレードを下げるのは良い判断とはいえません。
使用する塗料は専門業者に相談して決めるのが良いでしょう。
部分補修は結果的には高くつく
外壁塗装を行う際は、外壁と屋根合わせて工事するのが一般的です。なぜなら、足場代などを1回で済ますことができるからです。
逆に、外壁だけの塗装だけで工事を終わらすと、外壁だけの為に足場を組むこととなり、屋根の寿命が来た際には再度、足場を組む必要があり単純に2倍の足場代費用がかかることになります。
このように、部分補修は結果的に費用がかかることとなります。
屋根と外壁は同じような耐用年数の塗料を塗ることをおすすめします。
まとめ
外壁塗装は高額で、できるだけ安く抑えたいという方は多くいらっしゃいます。
安全性や品質の高い工事にするためには、ある程度の予算は必要です。一般的に必要とされる工程を、予算を抑えるために省くことは返って出費を重ねる結果を生みます。専門業者に予算の相談をした上で、適切なアドバイスをもらいましょう。
カテゴリ:外壁
2020年7月10日
外壁・屋根塗装に求める塗料の効果
外壁・屋根塗装リフォームの際は、塗料を選ばなければなりません。全てにおいて満点な塗料はなく、家の状況に合った塗料を選ぶことが大切です。
一般的には塗装業者より薦められた塗料を塗ってもらうということが多いようですが、その際に塗料にどのような機能があるかを事前に知っていることは工事内容を知るうえで決して無駄なことではありません。
今回は塗料の性能について、詳しく見ていきましょう。
塗料の性能は様々
塗料の説明カタログを見ると、○○性に優れ…、△△性が高く…などと書かれています。
○○性、△△性と言われても何だかよくわからないという方も多いでしょう。
主な性能を見ていきましょう。
耐候性・耐久性
耐候性・耐久性の文字をカタログではよく見ます。
耐候性(耐久性)とは、塗装を施してからどれくらいその状態を保つことができるか、という事です。耐候性が高いということは、塗料として優れているということになるわけです。
促進耐候試験により1種に分類される、シリコン塗料、フッ素塗料は耐候性が高い塗料といえます。
■耐久性・・・物体の保護、美粧など、塗料の使用目的を達成するための、性質の持続性
■耐候性・・・日光、雨風、露霜、寒暖、乾潤などの自然の作用に対しする抵抗力
促進耐候性試験
塗料の耐侯性を客観的に知ることの出来るもので、簡単に言うと『日光、雨風、露霜、寒暖、乾潤などの自然の作用に対してどれだけ強いか』を計るための試験です。
透湿性
雨風に常にあたっている外壁内に溜まる湿気を外に逃がす力を透湿性といいます。
湿気が溜まりすぎると、塗装面が中性化し塗膜が崩れてしまう可能性があります。
透湿性が高い塗料であれば、壁の内部構造に湿気がたまりません。
弾性
家は少しずつ時間の流れと共に変形しています。それに耐えられなくなるとひび割れが等が起こります。
そこで、ゴムのように少し伸びる性質を持つ塗料を使用することにより、ひび割れようとする力に塗料は伸びる性質を発揮し、ひび割れにくくすることが可能となります。
この伸びる性質のことを弾性といいます。
親水性・耐水性
親水性とは水との相性、水と仲良しかどうかという事です。
親水性が高いと、水は壁の表面に広がり汚れを洗い落としてくれます。
耐水性とは水に対して耐性があるという事です。
水が塗料を突き抜けないような性質をいいますが、外壁塗装は雨漏り等を防ぐために施すことから、耐水性は標準的についている塗料を使用しています。
意匠性
意匠性とは、見た目のかっこよさのことです。外壁塗装は家を守るためだけでなく、見た目の美しさも重要です。
綺麗な模様や、デザインの外壁を意匠性が高いと表現します。
まとめ
外壁・屋根の塗装リフォームで使用させる塗料には、様々な性能が表記されています。塗装リフォームを検討の際は、まずはプロの現状診断を依頼し今現在の家の状態や材質に適切な塗料を見極めてもらいましょう。
2020年7月7日
はじめての屋根・外壁リフォーム
屋根と外壁は、紫外線や雨風などから家を守ってくれています。
厳しい自然から家を守るにあたり、屋根がズレたり外壁にひび割れが生じたりすると、雨水が侵入し家の構造部を腐食させる原因になります。
そうならないためにも、定期的なメンテナンスや取替えリフォームが重要となってきます。
今回は、はじめての屋根・外壁リフォームの流れをご紹介します。
リフォーム計画を立てよう
満足のいくリフォームは、事前の計画が大切です。
外観や、商品はキレイになり新しくはなったけれど、使い勝手が悪いのでは満足いくリフォームとは言えません。
現在、不便に思っていることを書き出すなどして明確にし、リフォームアドバイザーにしっかりと伝えられる準備をしましょう。
不便に思っているお悩みポイントをあげる
外観に関しては、「色褪せして古く見える」「すぐに汚れる」など感じることを書き留めましょう。
塗装リフォームにするのか、「葺き替え」「張り替え」リフォームを選択するのか重要な選択材料になります。
既存の屋根材や外壁材についても、しっかりチェックをすることが重要です。
予算を含めて家族会議
不便に思っていることや、不満に感じることは家族間でも違うことがあります。
家族で、しっかり話し合いをしましょう。
予算の面では、リフォーム後の生活が苦しくなるようなことが起こらないよう家族で話し合い上限を設けることをおすすめします。
リフォーム会社を探そう
意見がまとまれば、リフォーム会社を探しましょう。
ホームページや雑誌などを参考にリフォーム会社を選びましょう。
優良会社かどうかはホームページの会社概要や、施工実績を見ると良くわかるでしょう。
外観リフォームの工事の流れ
はじめての屋根・外壁リフォームはどのように進んでいくのでしょうか。
おおまかな工事の流れを事前につかんでおきましょう。
外壁塗装の場合
①足場の組立・養生
・建物の四方に作業用の足場を立てる
②高圧洗浄・下地処理
・外壁の汚れをしっかり落として、ひび割れなどを補修する
③下塗り
・塗料を外壁に密着させるための下塗りをする
④上塗り(2回)
・塗膜をしっかり作るため二度塗りする
サイディングの張り替えの場合
①足場組立・養生
・建物四方に作業用の足場を組み立てる
②既存撤去・下地補修
・既存の外壁材を取り外し、下地の補修
③新規取付
・新しい外壁材を取り付ける
屋根の葺き替えの場合
①足場組立・養生
・建物四方に作業用の足場を組み立てる
②既存撤去。下地補修
・既存屋根材の取り外し、下地の補修
③新規取付
・新しい屋根材を取り付ける
まとめ
屋根・外壁のリフォームは大きく分けて「塗装」か「取替え」になります。
屋根材、外壁材ともに塗料の塗膜で守られていますが、一定の期間が過ぎると劣化が始まり、塗装リフォームが必要になります。
10年~20年で塗装を施し、それを2~3回繰り返すと屋根材、外壁材は取替えの時期を迎えることになります。
「塗装」「取替え」どちらの選択でも、現状の不満点や不便に感じることを解消できてこそ、リフォームして良かったと満足感を得られるものです。
信頼できるリフォーム会社と満足度の高いリフォームができるように、リフォームの目的をしっかりと決めましょう。
2020年7月6日
木部塗装(木材塗装)の注意点
家の外装の大半は、モルタルやサイディングボードと呼ばれるパネルが主流ですが、温かみのある家にしたいと天然の木材を使用される方もいます。
また、家の一部分のみを木で仕上げるケースも多くあり、例えば「軒天」「破風板」「ウッドデッキ」などが上げられます。
今回は、この木部に塗装する際の注意点や使用する塗料について詳しく見ていきましょう。
天然素材だけにメンテナンスが重要
独自の風合いを持つ天然の木は、居心地の良い暖かみを伝える素材として人気ですが、木材だけが持つデメリットも多くあることから、その点をしっかり理解したうえで採用することが大切です。
木材の塗装は難しい
木材の使用にあたっては、塗装せずに放置してしまうと、紫外線や雨、風などによって汚れが生じて劣化していきます。
木造住宅で外観部分に木材をそのまま使用すると、木材はすぐに腐ってしまうのです。
そうならないためには、木材に保護塗料を塗り防腐対策を取る必要があります。
定期的に塗替えメンテナンスを施すことで耐候性を付けておくことで、木材を長持ちさせることができるのです。
木材は呼吸している
木材は呼吸をして膨張したり収縮したりを繰り返します。
木材の呼吸とは、水分を吸い込み、吐き出すという木材が持つ性質のことを指します。
木は空間が湿度が高いと、高くなりすぎないように湿度を吸い取り、空間が乾燥しているときには自らの水分を吐き出し湿度を調整してくれます。
このような木材の湿度調整機能は「調湿作用」と呼ばれ、木材をあしらった部屋は調湿作用により自動的に湿度が調整されるため快適に過ごすことができます。
外壁塗装においては、この調湿作用で生じる膨張と収縮がやっかいな問題を引き起こすことになります。
外壁塗装では、塗装することにより塗装した面に塗膜を形成します。
これは木材に塗装をしても同様で、表面の塗膜は固まりますが、湿度により膨張と収縮の動きが起きると、塗膜が剥がれたり、ひび割れを起こしてしまいます。
塗装しても塗膜がもたない
調湿作用による膨張と収集苦のため、木材に塗った塗装は長くは持ちません。
下地処理をしっかりした後の塗装でも、モルタルやサイディンの塗装に比べると木部の塗装は寿命が短く、モルタルやサイディングの塗装が10年ほど維持できるとすると、木部はその半分の5年ほどで塗膜が持たずだめになってしまいます。
木部の塗装に適した塗料
木部の塗装には、主に「木目を消してしまう塗装」と「木目を生かす塗装」の2パターンがあります。
木目を消す塗装 造膜タイプの塗料
造膜タイプの塗料とは、木材の表面に塗膜を作る塗料で、撥水性を持ち耐水性が高く耐久性に優れています。
木材の塗膜強度は強くないため、下地処理や下地塗料が悪ければ木材の伸縮に塗膜が負けてしまい、ひび割れや剥離を起こす可能性があります。
木材の伸縮する性質に対応した、弾力性の高い弾性塗料などを使うと良いでしょう。
造膜タイプの塗料は、木の木目を消してしまう代わりに、強力な保護膜を表面に形成するため、浸透タイプの塗料よりも耐久性に優れています。木目を消してもデザイン性に影響が及ばない付帯部の塗装におすすめです。
※付帯部…破風板、軒天、鼻隠し、縁台など
木目を生かす 浸透タイプの塗料
浸透タイプの塗料は、塗料が木に染み込み木の内側から保護してくれます。
木部の表面には塗膜ができないため、木が持つ質感を損なうことがありません。
ただし、浸透タイプの塗料は木の表面に保護膜が作られないため、保護膜を作る他の塗料と比べると耐久性は低く、数年に一度は再塗装をしなければ木材の劣化を防げません。
また、浸透タイプの塗料は防カビ効果はあるものの、防水効果は弱いため耐水性には欠けます。
まとめ
木は大変デリケートな素材で、木部の塗装は簡単そうに見えますが、大変難しい作業です。
DIYで塗装と考えている方もいらっしゃるかと思いますが、適した塗料を見極めるためには、熟練の塗装のプロに任せた方が良いでしょう。
木部の塗装に詳しい塗装のプロと、大切な家を腐食や劣化から守りましょう。