- HOME
- >
- ブログ
ブログ
2023年3月16日
外壁塗装は何日かかる?
ご自宅の色褪せや汚れが気になってきた頃、塗り替えを検討されるかと思います。
その際に気になるのが、工事にかかる費用と日数ですよね。
今回は、工事にかかる日数について見てみましょう。
工事にかかる日数
お風呂やキッチンなど室内で行う工事とは違い、外で行う外壁塗装は天候に左右されることもありますが、一般的には7~10日程度と言われています。
外壁塗装に加えて屋根の塗装を行う場合は、10日~2週間程度かかります。
これはあくまで天候に恵まれた環境の目安で、職人の数や住宅の規模によっても変わってきます。
外壁塗装の流れ
塗装工事には以下の工程があります。どのような流れで作業が行われているのかを把握することで、ご自宅が今どの工程を行っているのかを知ることができます。
工事の進行度を知ることで安心にも繋がります。
①足場の仮設(目安:1日)
②高圧洗浄(目安:1~2日)
③養生(目安:1日~)
④下地処理及び補修(目安:1~3日)
⑤下塗り(目安:1日~)
⑥中塗り(目安:1日~)
⑦上塗り(目安:1日~)
⑧施工後確認(目安:1日)
⑨足場解体(目安:1日)
⑩引き渡し(目安:1日)
下地処理の重要性
塗装工事は塗装が主になり、下地処理は影の薄い存在かもしれません。
しかし、塗装の工程に入る前の下地処理や補修によって、塗料の密着性や耐久性が高まる重要な作業なのです。従って、日数がかかっても適切に行う必要があります。
塗装の塗り残しや塗りムラとは違い、下地の処理が甘い場合でも一見して気付くことは難しいかと思います。
信頼のできる業者に依頼し、ご自宅はどのような下地処理を行う必要があるのか、事前にしっかりと確認することをお勧めします。
工事に必要な条件
塗装工事ができない季節は特になく、基本的には年間を通して工事は可能です。
しかし、季節によっては天候の影響で工事期間が長くなってしまうケースもあります。
塗装に適さない天候とは
以下の3つの条件さえクリアできれば、一年中工事は可能ということになります。
①気温が5℃以下の真冬日
②湿度が85%以上の日
③雨天などで悪天候の日
工期が延びてしまう可能性
前述したように一般的に外壁塗装にかかる日数は7~10日ですが、工期が延びてしまう要因として以下のことが挙げられます。
・下地補修が必要な箇所が多い
・劣化が進んでいるため、補修に時間を要する
・建物の規模が大きい
工程表を依頼しよう
工程表には着工日~完工日が記されております。
天候によって遅延が生じることはありますが、事前に工程表をもらっておけば、工事が完了する日を予測しやすく、安心して工事をお任せすることができます。
工事期間を短縮することは可能!?
外壁の色褪せは気になっているけど、工事によって日常生活が制限されるのは嫌…
ご近所に迷惑にならないよう早めに終わらせたい。
工事の期間を短縮することはできないの?という方もいらっしゃるかと思います。
確かに工事中は、足場が家の周囲を覆っているため暗く閉塞感を感じてしまったり、作業中の工事音が気になってしまうこともあるかと思います。
しかし、『早く工事を終わらせてほしい…』と思っても、工事期間を短縮することはできません。
工事期間を短縮するということは、作業の工程を早めることになり、後々になって塗装に不具合が起きてしまう可能性が高くなります。
一つ一つの工程をしっかり丁寧に行うことで、耐久性に優れた外壁になります。
ここで注意するポイント💡
少しでも早く終わらせたいからといって、7日以内で済む工事を提案する業者には注意が必要です。
通常、塗料にはメーカーが定めた乾燥時間が存在します。その規定を守らずに乾燥時間を短縮したり、重要な工程を省略している可能性も考えられます。
正しい工程で行われなかった場合、塗装の耐久性や持続性が著しく低下します。
まとめ
工事を少しでも早く終わらせたいというお気持ちはわかりますが、工期の短縮は本来の塗装の品質と耐久性を低下させてしまうため禁物です。
最短でも10日は工事にかかるということを念頭に置き、余裕を持って計画しましょう。
プラニング・Kでは施工の工程をHPに掲載しております。
外壁塗装をご検討中の方は、ぜひご覧ください。
施工事例はこちらをクリック➡ https://www.puraningk.jp/case
2023年2月6日
外壁に生えたコケの対処法
ふとお家の外壁を見てみるとコケが生えていた、ということはありませんか?外壁に付いたコケは、防水性が落ちている証拠です。今回はなぜコケが発生してしまうのか、お手入れ方法や予防方法についてご紹介していきたいと思います。
コケが発生するのはなぜ?
外壁にコケが生えてしまうのは、湿気が溜まりやすい環境になっていることが原因です。大きく分けると外壁周辺の環境と外壁材の特徴に分けられます。
周辺の環境
住宅の周辺に池や川があったり、日光が当たりにくい北側の環境にあるとコケは発生しやすくなります。川べりからコケの胞子が飛んできて外壁に付着し、水分を吸収してどんどん繁殖していきます。
室内と室外の気温の差が大きい
エアコンなどの影響で、室内と室外の温度差が大きいと、結露が生じやすくなります。結露が発生すると外壁の湿度が高くなってしまうため、コケも繁殖しやすくなります。
塗膜の防水性がなくなっている
外壁塗料には防水効果がありますが、時間が経つにつれてその効果は薄れていきます。そのため、だんだん水を弾かなくなり、コケが発生してしまいます。
外壁材に凹凸がある
外壁材が凹凸しているものだと、平らなものより水が溜まりやすいため、コケが発生しやすくなります。防水の機能が残っていればコケができる可能性も低いため、コケが発生するほとんどの場合は外壁の機能性がなくなったことが原因とされています。
お手入れ方法
自身でお手入れすることも大切ですが、コケが広がったり、根が張ってしまい重度な状態になっていると、業者に依頼したほうが良いケースもあります。
軽度のコケ
軽度のコケは拭き取れる場合が多いです。低い位置に発生しているコケは、市販のコケ洗浄剤を使用してスポンジや雑巾などで拭き取ると良いでしょう。高い位置に発生しているコケは柄の長いロングモップや家庭用洗浄機でもお手入れは可能ですが、それでも届かないところは業者に依頼して足場を組んで清掃を行ったほうが良いでしょう。
重度のコケ
写真のように繁殖して立体化しているようなコケは非常に危険な状態です。市販のコケ洗浄剤では落ちにくく、強く擦ると却って外壁材を傷める可能性があります。
また、外壁の防水効果がなくなっているので外壁材が腐敗している可能性があります。重度のコケの場合はご自身でお手入れすることは難しいので業者に依頼することをおすすめします。
予防方法
コケを除去したらその後も外壁を長く綺麗に保ちたいですよね。
塗料で予防
光触媒塗料や防藻塗料を使用してみましょう。光触媒塗料とは光が当たると触媒反応を起こし、カビやコケを死滅させる塗料です。外壁が日光に当たりやすい場合、使用を検討してみても良いかもしれません。
防藻塗料はその名の通り、藻の発生を防ぐ塗料です。しかし一度塗ると効果が持続するわけではないので、定期的なメンテナンスが必要です。
日々のお手入れ
月一回の頻度でタオルにお湯を含ませて、外壁を拭きましょう。コケは熱に弱いので45度以上のお湯で死滅させることができます。また、お酢を薄めて外壁を拭くことでコケの発生を予防することができます。
上記で塗料の紹介をしましたが、塗料でコケを完全に防げる訳ではありません。難しいかもしれませんが、日々のお手入れは欠かさず行いましょう。
まとめ
コケは建物の見栄えを悪くするだけではなく、外壁の劣化が始まっているサインでもあります。重度なコケが発生している場合は、塗装または外壁材の交換を検討しましょう。
また、日々のお手入れも必要不可欠です。外壁の美観を綺麗に長く保つことを心掛けましょう。
カテゴリ:外壁
2023年1月30日
クラック補修
外壁にクラックが発生していませんか?クラックは外壁メンテナンスのサインです。放っておくと外壁だけでなく、住宅全体にも影響を及ぼす可能性があります。適切な下地処理、塗装をして補修を行うことが大切です。今回はクラックについてご紹介します。
クラックとは
クラックとは英語で「割れ目」「裂け目」を意味する言葉で、建築の現場では外壁のひび割れのことを指します。クラックには4種類あります。
ヘアークラック
細く長い髪のようなクラックで、顔を近づけないと分からないほどの軽微なクラックです。すぐに補修する必要はありませんが、注意しましょう。
構造クラック
地震などで住宅に力が加わることによってできたクラックです。ひび割れが外壁の下地まで及んでいる場合が多く、住宅内部まで損傷が広がる可能性があります。そのため、早急に補修する必要があります。
乾燥クラック
モルタル外壁で多く見られ、水分が蒸発したときに起こるクラックです。
縁切れクラック
外壁の1面を2回に分けて塗装した際に、新しい塗り口と古い塗り口の間に起こるひび割れです。これは外壁塗装を1度で仕上げることにより、予防できます。
クラックの補修方法
ヘアークラック
早急に補修する必要がないとはいえ、割れから雨水が浸水する可能性がないともいえません。軽度のヘアークラックであれば塗装だけでカバーすることができます。
ひび割れに下地材のフィラーを塗装し、その上から通常の上塗り剤を使って、重ね塗りを行うことで、割れのない均一な塗面が完成します。また、割れの内部に粉末状のコンクリートやパテを注入して塞ぐことも可能です。
構造クラック
構造クラックの補修では、クラック部分をカットし、内部にシーリング材を注入して割れを塞ぐ作業が行われます。構造クラックのように割れが深い場合、表面を塗装で処理しただけでは、すぐに内部の割れが表面の塗膜に伝わってしまうので、シーリング材をしっかり内部に密着させないといけません。
構造クラックには電動工具を使って、ひび割れ部分をVカット、またはUカットし、汚れを除去した後、内部をプライマーなどの下塗り剤で下地処理して、その上から、シーリング材(コーキング剤)を注入するカットシーリング方法を使用します。
クラックが引き起こす外壁の劣化
・爆裂
モルタルやコンクリートが内部の膨張により剥がれ落ちる現象です。クラックから雨水が入ると内部の鉄部が錆びてしまい、その錆が膨張して表面のモルタルやコンクリートを押し出してしまいます。
・外壁内部の腐食
クラックを長い間放置していると、外壁内部に雨水が浸透し、木材や鉄筋などが腐食していきます。木造住宅であれば木材の腐食・シロアリの誘発、鉄筋住宅であれば鉄筋の錆が生じ、家の基礎はみるみる耐久性を落としていきます。
まとめ
クラックは長い時間放置していると住宅も劣化してしまいます。ひび割れの種類によって劣化の深刻さは変わりますが、もしクラックを発見したら放置せずに、一度業者に見てもらうことをおすすめします。
カテゴリ:外壁
2023年1月23日
塗料の艶有と艶なしどっちがいいの?
外壁塗装の塗料を決める際、色選びで悩む方が多いと思いますが、艶について悩む方は少ないと思います。「新築時のようにピカピカさせたい」という方もいれば「艶を抑えてマットな落ち着いた感じにしたい」という方もいます。今回は塗料の艶についてご紹介していきます。
外壁の艶とは
外壁塗装における艶とは滑らかな平面や曲面に浮かぶ光の反射や光沢のことです。艶有の塗料を使用することによって光沢のある外壁に仕上げることができます。
また、外壁の艶の有無の尺度は、60度の角度から100%の光を当て、正反射した光が反対側に何%届いているかで決まります。艶は全部で5段階あり、艶有・7分艶・5分艶・3分艶・艶消、となっています。
・艶有
光沢度70%以上の状態。塗った後はツヤツヤとした印象になります。
・7分艶
光沢度60%前後の状態。曇りの日など、天候により艶がないように見えます。
・5分艶
光沢度35%前後の状態。半艶とも呼ばれ、中間度合いの艶感になります。
・3分艶
光沢度15%前後の状態。ほんの少し艶があり、天気のいい日に見る角度によっては艶があるように感じられます。
・艶消
艶が全くなく、マットな仕上がりになります。
7分や5分という数字だけを見ると、7分艶だと70%、5分艶だと50%程度に思えてしまいますが、実際はそれよりも低い数値になります。
艶有塗料のメリット
艶有塗料は、表面が滑らかなので埃や排気ガスなどの汚れが溜まりにくくなります。塗膜を劣化させる原因がなくなると、それだけ塗膜を長持ちさせることができます。
艶消塗料のメリット
艶なし塗料は、仕上がりがマットになるため、経年による見た目や雰囲気の変化が少なくなります。また、和風の住宅と相性が抜群です。
塗料を選ぶ前に
A4サイズ以上の大きさで色見本を確認
艶の程度や艶なしの確認はAサイズ以上の見本で確認しましょう。また、色の確認もこの見本で行います。カタログなどの小さい見本を見て決めてしまうと、仕上がってみたらイメージと違った、という場合が多くあります。うまくイメージがわかない場合は、塗装業者に相談してみましょう。
屋外で見本を確認
艶の程度は、室内の蛍光灯などで見るのと、外の自然光で見るのとでは全く違います。外で見たほうがより強く艶が出ていると感じることが多いようです。また、時間帯によっても艶の見え方が変わるのでこだわりたい方は、朝、昼、夜と時間帯を変えて確認することをおすすめします。
まとめ
外壁塗装における艶についてご紹介しました。艶の有無や程度についてはお客様の好みで選ぶのが一番良いです。こだわりがない方は、艶有塗料を選択すると良いでしょう。
せっかくの外壁塗装なので「イメージと違った」ということが無いよう、ご自身の納得がいく工事を行うようにしましょう。
カテゴリ:外壁
2023年1月5日
外壁塗装-足場が必要と言われたら-
家は、長い間住んでいると必ずメンテナンスの時期が訪れます。
それは雨漏りなどにより異常をきたした場合、または外壁の汚れが気になって塗り替えを検討した場合など、理由は様々です。
実際に見積書を依頼した際に、足場仮設や仮設工事といった表記があるかと思います。これが足場代の費用となります。
そもそも『足場って必要なの?はしごをかければいいんじゃない?』と思われる方も多いのではないでしょうか。
出費を抑えたいのは当然ですが、足場が必要なのには理由があります。
納得して塗替え工事を依頼できるよう、疑問を解決していきましょう。
足場とは
屋根や外壁の塗装工事をする際、住宅の周囲に足場を組立て、安全に施工できるようにするためのものです。
足場の緊結部分に日本古来のくさびの原理を採用しており、手すりや足場板の組み合わせ方によって、建物に合わせた足場を作ることが可能です。
足場が必要な理由
安全に施工するため
足場の設置は、高所で作業する作業者を墜落などの危険から守るためです。
万が一、自宅の工事中に墜落事故が発生してしまったらどうでしょう。家がきれいになることを楽しみにしていた気持ちも台無しになってしまいます。
作業員を守るためにも、気持ちよく工事を終わらせるためにも足場は必要です。
作業効率の向上
足場の仮説は大掛かりに思えてしまうかもしれませんが、高品質な塗装に仕上げるためにも必要と言えます。
高所での作業は足元も不安定です。長年従事した作業員でも、はしごに上って作業をすることは非常に危険です。
足場は作業員の足元を安定させるだけでなく、塗りムラや塗り残しを防ぐこともでき、作業効率の向上にも繋がります。
汚れ飛散防止のため
塗装工事をする際には必ず高圧洗浄という工程を行います。高圧洗浄を行うことで、屋根や外壁に付着した長年の汚れや劣化した塗膜などを洗い流します。そうすることにより、新しい塗料が密着しやすくなります。
高圧洗浄は水を高圧で噴射させ埃や汚れを取り除くため、汚れた水が周囲に飛び散ります。足場に沿って住宅を囲うように養生ネットを取り付けることで、高圧洗浄による水分や塗装中の塗料の飛散を防ぐことができます。
近隣のお宅とのトラブルを未然に防ぐためにも足場を設置し、飛散防止シートを貼ることが大切です。
挨拶回りは必須
足場の設置や解体時は、金属を打ち付ける『カンカン』という音や、足場材を地面に置いた時の『ガシャン』といった金属音が響きます。静かだった生活に普段聞き慣れていない金属音がしたら、強いストレスを感じてしまう可能性もあります。
事前に騒音がすること、作業時間や工期の予定など、近隣の方へ事前にお知らせしておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。
挨拶回りは施工業者が行うケースが一般的ですが、ご近所さんとよく顔を合わす方はご自身で報告されるのもいいかと思います。
最低でも工事が始まる1週間前までには挨拶回りを済ませるようにしましょう。
足場設置をする際のポイント
足場は不可欠という理由はお分かりいただけたかと思いますが、足場の設置には平均で15〜25万円の費用がかかります。
工事中の生活の不便さも一度で済ませられ、足場代も一回で済み結果的に15~25万円の節約ができます。
従って、足場が必要な外壁塗装や屋根塗装はまとめて行うことをお勧めします。
まとめ
足場は作業員の安全性や作業性を高め、それが最終的に外壁・屋根塗装の品質に影響するため、絶対に必要です。
足場の設置時には近隣への配慮が重要になります。足場が必要な工事はなるべくまとめて行うよう、計画的に工事依頼をしましょう。
工事に関するご不明点や気になることは、お気軽にお問合せください。
2022年12月29日
冬は外壁が傷みやすい?!
外壁はどんなに耐久性の良い素材を使用しても、住宅を建てた時点で雨風や紫外線にさらされ、劣化してしまいます。特に冬は雪や結露などで外壁が傷みやすい時期です。
家の状態によってはすぐにメンテナンスが必要な場合があり注意が必要です。今回は冬の劣化症状についてご紹介していきます。
冬の外壁劣化原因
雪
雪は水分を多く含む柔らかいものや、氷のように固いものがあります。硬い雪が外壁に当たると衝撃で外壁が凹んでしまったり、表面に穴が開いてしまうこともあります。また、雪で外壁が埋もれてしまうと、塗膜が剥がれたり、外壁がもろくなったりします。
凍害
外壁が雪で覆われたり、気温が上昇して溶けたりを繰り返すと外壁内部に含まれている水分も氷になったり水になったりします。氷の状態だと体積が大きくなるため、外壁が膨張し、ひび割れを起こします。
次に水に戻るとひび割れた隙間から水が入り込み、より大きな氷になる…ということが繰り返され、徐々に内側から破損していきます。これを凍害と言います。
凍害により外壁が激しく劣化した場合は、塗装による保護ができなくなり、張り替えが必要になります。湿気の多い水廻りや日が当たりにくい建物の北側でよく起こります。
対処法
積雪や凍害のような症状が出た場合、どうすればよいのでしょうか。
雪をどかす
外壁が雪で埋もれている場合は雪をどかしましょう。まずは外壁を雪に触れさせないことが重要になります。
塗り替える
小さなひび割れやポップアウト(コンクリートの表面が割れ、剥がれ落ちる劣化現象)のような凍害の初期症状がある場合は塗装がおすすめです。既存の外壁の上から塗装を行うのでひび割れなどの劣化箇所が多い住宅は外壁塗装を検討してみてはいかがでしょうか。
張り替える
新しい外壁に張り替えることで劣化箇所はなくなり、建物の防水性や耐候性が格段に上がり、凍害の予防にも繋がります。
対策
防水塗装
防水塗装は積雪や凍害から外壁を守る最も効果的な方法です。塗装の効果を持続させるためには防水性の高い弾性塗料がおすすめです。弾性塗料は伸縮性が高く、ひびが外壁表面に現れにくいため、水の侵入を防ぐことができます。
また、外壁目地の隙間やヒビからも水が侵入するため、シーリングが劣化している場合は新たに打ち替える補修工事も行いましょう。
水切りを付ける
窓廻りやサッシ、換気フードなどは湿気が溜まりやすく、凍害が発生しやすい箇所になります。そのような箇所には水切りを付けることをおすすめします。
外壁の伝い水を防ぐことができ、周辺の湿気を減らすことができます。水切りを使用することで凍害防止になるだけでなく、伝い水による雨筋汚れも抑制できます。
まとめ
冬は外壁の傷みやすい時期です。寒冷地域で起こりやすそうな積雪や凍害ですが、その他の地域でも起こることがあります。油断せずに、対策や建物の定期的なチェックを心掛けましょう。
カテゴリ:外壁
2022年12月19日
ブラウンの外壁
最近ブラウンの外壁の住宅をよく見かけます。オシャレで上品に見えるため人気の色です。実はブラウンカラーを選択することによりメリットもあります。今回はブラウンの外壁のメリットやおすすめのカラーや組み合わせをご紹介していきます。
ブラウンの風水
木や土の色を現わしているブラウンは大地の色、ということで土台を支える、安定といった意味があります。また、土は植物を育てるということから、家業や事業の発展、こどもの健やかな成長にも通じます。緊張をほぐし温もりを与えるといった効果もあります。
メリット
ブラウンの外壁には様々なメリットがあります。
汚れが目立たない
ブラウンは汚れが目立ちにくい色なので、長く美観を保つことができます。住宅の外壁は雨風や紫外線、排気ガスにより汚れが発生しています。
特に白の外壁は汚れが目立ってしまいます。汚れを避けることはほぼ不可能ですが、目立たないようにすることは可能です。
周りの景観との調和
ブラウンは土や木を連想させるアースカラーです。落ち着いていて自然に合うカラーなので周囲の家とも調和しやすい色になります。
日本の住宅は白や黒、ベージュが主で、現職を選んでしまうと目立って周囲から浮いてしまい、施工後に後悔することも少なからずあります。
そこでブラウンを選択すると周りの環境に馴染むことができます。
ブラウンと相性の良いカラー
ブラウン×ベージュ
柔らかい色味のベージュと落ち着きのあるブラウンを組み合わせると、かわいらしく優しい印象になります。アースカラーで同色系なので相性が良く、どちらも主張しすぎない色で、配色もしやすいため人気の組み合わせです。
ブラウン×白
ホワイトと濃いブラウンも相性が良く、1階部分にホワイト、2階部分にブラウンを持ってくると視差効果で家を大きく見せることができます。逆の配色にすると重厚感が出て、存在感を演出することができます。
ブラウン×黒
黒はどの色と組み合わせてもシンプルかつスタイリッシュな印象になるため、ブラウンと組み合わせると落ち着いた上品さを演出することができます。
まとめ
外壁をブラウンにすると、温かい、柔らかい、落ち着きがあるというような印象いなります。ご自宅を暖かい雰囲気にしたい方には特におすすめのカラーです。
また、一口にブラウンと言っても、こげ茶のような濃い色からベージュのよう名薄い色味のブラウンまであります。どのようなブラウンを選択するかによって、家の印象もガラッと変わります。
イメージ通りのブラウンにするためにはカラーサンプルをよく見比べたり、カラーシミュレーションをしてもらいましょう。不安なことがあれば塗装業者に相談することをおすすめします。
2022年12月15日
外壁が変色する理由
『外壁の色が変わった!?』と感じたことはありませんか?
もちろん数日で急に色が変わるということはありません。ふと気が付くと、新築した時、または塗り替えしてから、『何だか色が変わった気がするなあ』と感じたことはありませんか?
では、外壁が変色する原因はどこにあるのでしょう。
変色とは
変色とは…色が変わること。また色を変えること。
なぜ変色が起こるのでしょうか。
外壁の変色には、紫外線に晒されることによる塗料の劣化が主な原因となる退色(色褪せ)や、雨だれや苔による汚れで変色することもあります。
変色しやすい場所
日当たりのいい部分
強い紫外線を浴びているため色褪せしやすい。
色あせとは…色が薄くなる。色があせる。光沢がなくなることを表します。
日があまり当たらない部分
風通しが悪く、湿気が多くなりカビや苔が発生しやすい。
長年にわたり同じ環境下にあるため、段々と汚れが蓄積され目立つようになります。
変色させないためにできること
色選び
一度塗ると次の塗り替えまで約10年間同じ色で過ごすことになります。好みだけで選ぶと失敗に繋がりかねません。慎重に色選びを行いましょう!
■色あせしやすい色
赤のような原色は、経年劣化により退色(色あせ)しやすい色だと言われています。
外壁に使用することは少ない色ではありますが、アクセントカラーで使用する際は気を付けましょう。
■汚れが目立ちやすい色
白色の外壁は、砂埃の薄茶色の汚れや、カビ・苔の緑がかった汚れが目立ちやすくなります。
清潔感のある白色の外壁にしたいという方は、ベージュ系にされるのもお勧めです。
対処法について
建物の立地条件によって陽当たりの良い南側は、より紫外線の影響を受けやすくなります。
色あせが更に劣化すると、チョーキングが発生します。チョーキングは防水機能が低下している証拠です。建物の内部にまで雨水が浸透してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
外壁の塗替え
外壁の色あせは塗料の劣化が原因で起こるため、基本的には塗り替えしか対処方法はありません。一度色あせてしまった建物は塗装することで元の美しい姿を取り戻します。
塗料選び
フッ素塗料のように防水性が高く、耐久性に優れている塗料を使用した場合、耐用年数も長くなります。
塗替えの頻度が減ることで次の工事までの期間にも余裕ができ、資金計画をしっかり立てることができます。
まとめ
立地条件によっても異なりますが、経年劣化による変色はいずれ発生します。
退色しにくい色や耐用年数が長い塗料を選択することが、外壁をきれいに保つための秘訣ともいえます。
プラニング・Kでは様々な塗料を取り扱いしております。塗料に詳しいスタッフがご希望に合わせた塗料のご提案をさせていただきます。色や種類についてお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
2022年11月24日
冬でも外壁塗装は可能??
今年も残すところあと1カ月となりました。
皆さんは新年を迎える前に何を準備されますか?
家の中の大掃除をしたり、車をきれいに洗車したりと色々と準備をされる方も多いのではないでしょうか。
家の外壁は汚れていませんか?気にはなっているけど、塗り替えのタイミングがわからないという方もいらっしゃるかと思います。
今回は、『そもそも寒い冬でも塗装工事は可能なの?』という疑問についてご説明します。
そもそも冬に塗装工事はできる?
冬に塗装工事をするメリットとデメリット
◎メリット
■冬は乾燥しているため塗料の乾きが早い
冬は気温が低いので塗料の乾きが悪く感じますが、気温が低い・日射量が少ないという点を除けば空気が乾燥しているため、塗料の硬化には適していると言えます。
■天候が安定しやすい
夏は台風や突然のスコールなどで天候が崩れやすいのに比べ、冬は雨が少なく比較的安定しています。
×デメリット
■日照時間が短い
日照時間が短いため、1日の作業時間が短くなります。
作業時間が短くなると、その分工事の進みが遅くなり通常より工期が延びてしまう可能性があります。
■真冬日は工事ができない
晴れていても気温が5℃以下の真冬日は、塗装工事ができません。
寒い日が続いた場合、予定通りに工事が進まず完工日が長引いてしまうことがあります。
■エアコンが使用できない可能性
エアコンの室外機が一時的に外されたり、カバーがかけられたりする場合があります。その際はエアコンが使用できない可能性があります。事前に施工業者に確認することをお勧めします。
冬に外壁塗装をする際の注意点
その① 工事のスケジュールは余裕を持って
屋根や外壁塗装は外部の工事なので、気温や天候に左右されます。
雨天や雪の場合はもちろん、湿度が85%より高い場合も工事を行えません。
良好な天候が続けば工事もスケジュール通りに進みますが、契約時に数週間~数カ月先の天候を予測するのは不可能です。
従って、『どうしても○月○日までに工事を終わらせたい』という場合は事前に施工業者に伝え、余裕をもって工事のスケジュールを組んでもらいましょう。
万が一、天候によって工期が延長になった場合に、追加料金が発生するということがないよう契約前にしっかりと確認することをおすすめします。
その② 希望の業者に依頼しやすい!?
年の瀬はゆっくりと過ごしたいと思われる方が多いため、塗装工事を依頼する方も比較的少なくなります。
そのため、お願いしたい施工業者に希望の時期で工事の依頼をすることができる可能性が高くなります。
塗装工事を成功させるためにより良い選択をしましょう!
まとめ
屋根・外壁塗装は、気温5℃以上で湿度が85%以下の条件を満たしていれば、真冬でも工事を行うことができます。
香川県は晴れの日が多く、全国的に見ても雪が少ない温暖な地域なので、雪が多い地域では難しい真冬の工事も安心して行えます。
来年は美しく生まれ変わった我が家で過ごしたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
2022年11月21日
外壁塗装におけるタッチアップとは
外壁塗装でのタッチアップをご存じでしょうか。建設業に関わっている方でないと、分からない方も多いと思います。今回は外壁塗装におけるタッチアップとは何なのか、なぜ必要なのかご紹介していきたいと思います。
タッチアップ
外壁塗装におけるタッチアップとは、塗装後にできたキズや塗り残し、汚れが見つかった場合に部分的に補修を行うことです。
また、サイディングなどの外壁や、破風板、鼻隠しに釘を打った際、釘の頭を隠すため、周りの外壁と同じ色で塗って隠すこともタッチアップと呼ばれています。
なぜ必要なのか
小さな傷や塗り残し、釘の頭は意外と目立ちます。これらを放っておくと全体的な統一感がなくなり、非常に残念な見た目になってしまいます。また、建物は長期にわたって日光や雨風に晒されます。
これらから建物を守るのが外壁塗装の塗膜です。新築時や外壁塗り直し時に傷や塗り残しがあると、そこから塗膜が剥がれ、劣化が進んでいきます。そのためタッチアップは必要と言えます。
方法
塗り残しや傷など
タッチアップは主に塗り残しや傷などを覆い隠す、細かい作業になるため刷毛で塗装を行います。仕上げ塗装直後であれば良いですが塗装からしばらくたってタッチアップを行う場合、周りの塗装面と同様に仕上げる必要がないため、職人の技術が必要になってきます。
そのため、技術力の高い業者にタッチアップを依頼しないと、修正した部分だけ浮いて見えてしまいます。
釘の頭
外壁に打ち込まれた釘は表面に凹凸ができるので、平坦な壁では周りと同じ色にしても却って目立つ可能性があります。また、目立つだけではなく釘の頭の部分だけ塗装が早く落ちてしまう可能性もあります。
どちらも特定の箇所をあとから塗り直します。新たに塗料を用意するよりも同じ塗料を使ったほうが便利です。外壁塗装で余った塗料は保管しておきましょう。
注意点
上記でもお伝えしたように、タッチアップは業者の技術力が必要になります。小さな補修箇所だからと言って安い業者に依頼しようという考えは危険なのでやめておきましょう。下手な業者に依頼すると却って塗膜が剥がれたり、劣化が早まったりするなど問題が起こる可能性があります。
また、同様の理由で、DIYなどご自身で塗装することもおすすめできません。できるだけ信頼できる定評のある塗装業者に依頼したり、外壁塗装を行った業者がアフターフォローをしていることが多いので問い合わせをしてみましょう。
まとめ
今回はタッチアップについてご紹介しました。外壁は塗膜が剥がれていたり傷があったりするとそこから劣化が進んでいきます。もし塗膜の傷や剥がれを見つけた場合にはなるべく早く塗装業者に相談してみましょう。
外壁塗装に関してお悩みがある場合、ぜひお気軽に当社にご相談ください。
カテゴリ:外壁