- HOME
- >
- ブログ
ブログ
2024年6月24日
錆止め塗装とは
ご自宅のバルコニーや鉄骨の階段など、錆びている部分はありませんか?鉄の上に塗った塗料が剥がれると、内部の鉄素材にサビが発生します。
サビは一度発生するとどんどん拡大していくので、そうなる前に早めのメンテナンスが必要です。
今回は錆止め塗装についてご紹介していきます。
錆の発生
塗膜の剥がれによって、空気中にむき出しになった鉄部は、時間の経過とともに錆が発生します。
錆の度合いが軽度な段階では、サンドペーパーなどで錆を落とした後に錆止め塗料を塗ることで再発を防ぐことができます。
ただし、錆の進行が進み、鉄部の形状が変わったり、強度が大きく下がっている場合は塗装では解決できず、交換が必要となる場合があります。
錆止め塗装とは
錆止め塗装とは、鉄などの金属の表面に専用塗料をつけ、腐食を防ぐ塗装のことです。
錆は、金属に水が付着し、酸素が加わることによって発生する化合物です。錆が発生すると、金属が劣化して、強度にも影響を与えます。
また、錆びた部分を放置していると、次第に錆の範囲が広がっていくため、注意が必要です。
外壁や屋根など、雨風にさらされやすい鉄部は、事前に錆止め塗装をしておくと建物の劣化を防ぐことができます。
錆止め塗料の種類
油性系1種
乾燥に時間がかかりますが、膜厚が厚いため、防錆性に優れています。
作業上の問題があり、近年ではあまり使用されていません。
合成樹脂系2種
乾燥も早く仕上がりも良いですが、油性に比べると表膜が薄く、防錆性は劣ります。
エポキシ樹脂系
エポキシ樹脂系は、エポキシ樹脂を主成分とした、油性系に次いで防錆性の高い塗料です。
エポキシ樹脂系の錆止め塗料は、塗料が浸透するため接着性が高く、素地を補強する効果があります。耐久性や速乾性にも優れており、臭いが少なく環境にやさしい商品が多いです。
メンテナンスが必要な劣化症状
一般的に、鉄部の塗装の耐用年数は5年といわれています。
しかし、塗装の剥がれや錆の発生など劣化症状が見られる場合には、経過年数にかかわらず塗り直しを検討しましょう。
・チョーキング現象
塗装が劣化してくると、手で触ったときに白い粉がつくチョーキング現象が起こります。
鉄部が紫外線や雨風などにさらされることで、塗料の中に含まれる樹脂が分解され、表面に顔料が出てくる現象です。
・斑点模様の錆がある
砂やホコリ、塩分などが鉄部に長い間付着していると、雨や湿気の影響を受けてポツポツとした斑点模様の錆が発生することがあります。
放っておくと錆が広がり、見た目もよくありません。
・ひび割れや塗装の剥がれ
塗装のひび割れ・剥がれは、劣化した塗膜が素地の膨張・収縮に耐えられなくなったときに発生します。
鉄部が空気に触れていると、錆の進行が早まりやすいため、ひび割れや剥がれが見られたら、早急なメンテナンスが必要です。
錆止め塗装はDIYできる?
錆止め塗装は、ホームセンターなどで材料を揃えれば自分で行うこともできます。
ただし、ケレン作業が不十分である場合や、塗り方にムラがある場合は、効果が落ちてしまいます。
また、部分的な防錆処理であればDIYも可能ですが、屋根や外壁などの作業は危険です。
広範囲の場合は、建物の見栄えにも影響します。建物をより安全に長持ちさせたいなら、塗装業者に依頼しましょう。
まとめ
錆止め塗装は外壁塗装と同じくらい重要です。
錆止め塗装は、鉄部分を保護し、錆を発生しないようにするだけでなく、外壁塗装の寿命は延ばし、建物を強く、かつ美しく保つこともできます。
お住まいに錆が発生しているのを見つけた場合は、塗装業者に相談することをおすすめします。
カテゴリ:塗装工事
2024年6月20日
外壁に無数の気泡…?
外壁塗装が完了してしばらく時間が経ってから、もしご自宅の外壁にたくさんの気泡が発生してしまっていたらびっくりしますよね。
せっかく塗装工事でピカピカになったのに「これって施工不良なの?」と心配になるかもしれません。
今回は外壁塗装における気泡の発生原因と影響、気泡発生を防ぐための対策をご紹介していきます。
💡気泡とは
気泡とは、針で刺したような小さな穴のことを意味しています。外壁塗装において、施工が完了した後に外壁表面の塗膜に発生する、小さな穴のことをピンホールと呼びます。
気泡の発生原因
・下地処理不足
塗装前の外壁や屋根表面にはホコリやカビ、コケ、油分、耐久性を失った古い塗膜などの異物が付着しています。
これらが残っていると塗装しても塗料が異物で邪魔されて密着できず、浮いてしまったり塗料自体の乾燥が阻害されたりします。
塗膜が浮いた箇所や正常に塗料が乾燥しなかった箇所は施工後に気泡や穴が発生してしまいます。
・乾燥時間を守らなかった
外壁塗装工事においては乾燥時間をしっかり守ることも大切ですが、気泡は乾燥時間を破った場合にも発生します。
外壁塗装には乾燥時間を守るべきタイミングが2回あり、高圧洗浄後と3回塗りの各工程の後で乾燥をさせます。
その乾燥時間を守らずに塗料を塗り重ねると気泡ができる原因になります。
・塗料に厚みがありすぎた
塗膜には最適な厚みがありますが、厚く塗りすぎても薄く塗りすぎても品質が落ちてしまいます。厚みがありすぎると気泡の原因となる場合があります。
・道具の選定を誤った
外壁の形状に対し適切ではない道具を使用したときにも気泡が発生することがあり、道具そのものが気泡を作り出してしまうこともあります。
スプレーガンの内側が汚れていたり圧力調整が間違っていたり、ローラーの毛の長さが適切でないと、凹凸の多い外壁の場合は奥まで塗料が行き渡らず空洞を残してしまうことがあります。
気泡ができると…
外壁塗装で気泡が発生したことに気付くと、見た目が気になってしまいますよね。
しかし気泡ができると見た目が悪いだけではなく機能面でも問題が起こることがあります。
塗装は外壁材や屋根材の表面を覆って守るバリアのような存在です。そのバリアに穴が空いていれば防水性は当然低下し、雨水が穴から入り込んでしまい塗膜を内部から傷めてしまいます。
気泡はほんの小さな穴に見えたとしても、雨水が侵入して外壁の下地や構造部分の劣化を引き起こしてしまうこともあります。
内部に湿気が溜まるとシロアリの原因にもなりかねないため注意が必要です。
気泡を見つけたら
気泡はさらなる劣化につながる可能性があるため、放置しないようにしましょう。
実際に外壁塗装を行ったあとで気泡を見つけたら、どのような対応を取るべきなのかご紹介します。
施工業者に連絡
外壁塗装の後にピンホールを見つけてしまった時は、程度の大小に関わらず、まずは施工業者に連絡しましょう。
きちんとした業者であれば、ピンホールの状況を確認して、適切な処理を行ってくれます。
保証書の内容確認
気泡を見つけて施工業者に連絡する場合、保証書の内容を確認しましょう。もし対応してくれない場合でも、保証書があれば適切な対応をしてもらえるように主張できます。
施工業者が対応してくれない場合は、第三者機関へ相談
施工業者に連絡しても対応してもらえなかったり、保証書がなく補修してもらえないケースも稀にあります。
業者とのやり取りだけでは話が進まない場合、消費生活センターなどの第三者機関に相談するという選択肢もあります。
まとめ
塗膜にできる気泡は一見ささいな現象のように感じてしまいますが、実は外壁の耐久性が短くなる劣化症状です。
しかし、正しく施工さていれば気泡ができたり穴が空いたりすることはありません。
塗装前の下地処理や道具の使い方を守ってくれる優良業者に依頼し、塗り替えが必要になっても工事保証ですぐに対応してもらうことが大切です。
カテゴリ:塗装工事
2024年6月13日
塗料を外壁に塗る量は決まっている?
塗装はただ塗っているだけ、と思っている方が多いと思います。
実は、外壁塗装は塗布量が決められていて、一定の量を壁に塗る難易度の高い作業をしています。
塗布量は外壁塗装の品質や費用に深く関係します。今回は、塗布量についてご紹介していきます。
塗布量とは
外壁塗装や屋根塗装では塗る塗料の量が少な過ぎても、多過ぎても、美しい仕上がりにならないどころか、本来の性能を発揮できません。
各塗料メーカーは塗料の本来の性能を発揮できるよう、面積あたりの塗布量を各塗料の仕様書やカタログで表示しています。
これを規定塗布量と言い、1㎡あたりに使用する塗料の量として示しています。
💡1缶の塗布量
塗料によって異なりますが、1缶で約100㎡~150㎡塗ることができます。
これは、上塗り塗料を1回塗りするときの面積です。下塗り剤のシーラーは上塗り塗料とほぼ同じ面積を塗ることができます。
しかしALC、モルタル、劣化の激しい窯業サイディングなどに使うサーフェサーやフィラーなどの下塗り剤は、20㎡~50㎡程度しか 塗れないときもあります。
塗料の希釈について
塗料を水やシンナーで薄めることを希釈と言います。希釈することで塗料の粘度を調節し、塗りやすくします。
希釈できる量(希釈率)はそれぞれの製品カタログなどに記載されています。一般的な塗料は5%~10%程度がメーカーの認めた希釈率ですので、その規定量のなかで希釈する分には塗膜への悪影響はありません。
また希釈せずに粘度の高い状態の塗料で塗装作業するのも、健全な塗膜形成には不都合となることがあります。
適度な流度を持った塗料を適切な方法で塗装することが大切になります。
塗布量を守らないと…
残念なことに、塗料をやたら薄めて規定量を塗る業者も存在します。
希釈規定量を超えて希釈すると、
・塗膜の白化
・塗膜のつや不良
・塗料の流れ、ダレ
などが発生します。
途膜が非常に脆弱となり、耐用年数がくる前に、剥がれたりするなどのトラブルが発生します。
最近の塗料は性能が高いため、仕上がった直後は美しく見えますが、塗布量を守っていないと、耐用年数の半分程度しか経過していないのに急激に色褪せてきた、ひびが入ってきた、ということが起きます。
塗布量の不足は見た目では分からないことが多いです。そのため、塗料が不足していても、見た目は綺麗になるので量を誤魔化そうとする業者が出てくるのです。
対策
優良業者に依頼
上記のように、目分量でいい加減に塗り重ねたり、外壁の塗布量を減らして塗装の手間や人件費を省くという、ずさんな工事を行う悪質な業者が存在します。
こうした手抜き工事を防ぐには優良な業者に工事を依頼することが大切です。
自身で塗布量を計算
塗布量を守ってもらうために、見積もりを提出された段階で、自身で塗布量や塗料缶数を計算することも非常に有効です。
計算して、見積書の缶数や塗布量と合わないな、といった場合は塗装業者に確認をしましょう。
納得のいく返答がない場合はその塗装業者への依頼はやめておいたほうが良いかもしれません。
搬入された塗料の確認
現場に搬入された塗料を確認することもおすすめです。
見積もりは正確に出したものの、現場には見積もりより少ない塗料を搬入して、材料費を浮かせていることに気づくことができます。
まとめ
塗布量という言葉は、あまり一般的ではありません。
外壁塗装をする際に、塗布量を知っているかどうかで、見積もりの金額が大きく変わってくるかもしれません。
見積もりや契約書に書いてある面積、あの缶の数で塗れるのかな?と疑問がある場合は遠慮なく業者に聞いてみましょう。
適切な見積もりできちんとした塗装を行うためにも、必要な塗料の数量を知っておくことが大切です。
ご自身で塗料メーカーのHPやカタログなどで計算し、確認することをおすすめします。
カテゴリ:塗装工事
2024年6月10日
外壁塗装の手抜き工事対策
本来はあってはならないことですが、外壁塗装で手抜き工事をされてしまったという声を聞くことがあります。
しかし、外壁塗装の手抜き工事と聞いても、ピンとこない人も多いかもしれません。
外壁塗装では塗料の規定量や乾燥時間、工程などを守らなければ施工不良となり、通常よりも早い段階で再塗装が必要になる可能性があります。
そうならないために、今回は、手抜き工事の例と手抜き工事の対策方法についてご紹介いたします。
手抜き工事の例
高圧洗浄を適当にする
塗装前に高圧洗浄機で洗い乾燥させるのが一般的です。しかし、悪徳業者の中には洗浄しないで塗装工事を行うケースもあります。
もともと外壁に付着した汚れやゴミを取り除けないと、塗料の密着力が低下し塗膜の膨れや破れにつながってしまいます。
必ず見積書にも高圧洗浄の項目があるか、高圧洗浄機を使って洗浄を行うかを確認しましょう。
下処理をしない
下地処理とは、外壁のひび割れや欠けを補修する作業や、外壁についたサビや汚れを落とすケレンという作業を行うのが一般的です。
下地の調整や処理を行わなければ、その上から塗装をしても剥がれやすくなってしまうため、非常に重要な作業だといえます。
塗料の希釈率を守らない
塗料にはメーカーによって規定量や希釈率が定められています。これらを守らずに外壁塗装をすることも、手抜き工事の一つです。
本来必要な量よりも少ない塗料で塗装をしたり、希釈率を守らず塗料を薄めて使用した場合は塗料の効果は低減してしまいます。
乾燥時間を守らない
外壁塗装では、高圧洗浄後や重ね塗りの各工程のあとに、必ず適切な乾燥時間を設ける必要があります。
しかし、工期を短く見せるため、または工事を都合よく進めるために乾燥時間を省略して次の工程に入るという手抜き工事を行います。
3回塗りをしない
外壁塗装では、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗るのが一般的ですが、3回塗装をしないという手抜きを行う業者もいるため注意しましょう。
業者が工期を短くしたい、または塗料代を削減するために行っている場合があります。
外壁を塗る回数が少ないと、塗膜に十分な厚みが出ず塗装工事後の耐久性が低下してしまいます。
塗料メーカーが提示する耐久年数よりも前に劣化が起こる可能性があるため、早期に塗り直すことになります。
ただし、塗料によっては2回で完了する塗料もあります。業者に正しい塗回数を確認しましょう。
雨の日に塗装を行う
雨の日に塗装を行う業者には注意が必要です。雨天時に塗装すると、塗料が雨によって流れてしまい、十分な厚さの塗膜を形成できなくなるからです。
塗膜が必要以上に薄くなると、数年後に剥がれる可能性が高くなり、建物全体の防水性に大きな問題が生じます。
対策
現地調査の時間を十分にとっているか確認
現地調査とは、各業者が見積もりを作る前に、建物の現状や劣化状態を診断してもらうことです。
信頼できる業者は、建物の様々な部分を点検し、ひび割れやコーキングの状態を診断したり、屋根に登って瓦の劣化具合を確認したりします。
このような作業は少なくとも1時間程かかることが多いです。こうした現地調査を短時間で済ませてしまうのが悪徳業者です。
建物の状態を十分に把握せず、補修が必要な箇所を放置して、そのまま塗装だけ行う可能性があります。
業者が現地調査にきた際は、任せきりにせず、建物をしっかり見ているかチェックしましょう。
相見積もりをとる
見積書は外壁塗装を依頼する上で重要な判断基準となります。
相見積もりを取ることで、外壁塗装の相場観、施工内容などが分かってきます。
手抜き工事をされないためには、詳細な見積もりを提出する業者を選びましょう。
作業内容、塗料の種類、塗り回数など、それぞれに詳細な金額が明記されているか確認することが大切です。
契約金額の過剰な値下げ
塗装には相場や適正な金額が存在します。それは、ある意味では適正で長持ちする塗装をする上では必要な金額であるとも言えます。
相場が120万円の工事を60万円や70万円で依頼するような過剰な値下げを行い、契約した場合、その業者は、最低限の利益を確保するために、作業を省略して人件費を抑えたり、塗料を安いものにすり替えたりなどの思考が働きます。
そのため、過剰な値下げがあれば悪徳業者の可能性を疑いましょう。
まとめ
外壁塗装の手抜き工事はご紹介したように様々な例があります。本来あってはならない事ですが、実際に手抜き工事は起こり得る可能性もあります。
工事の最中に作業の様子をずっと見張っていることは現実的ではありません。
最終的には、業者を信頼するかどうかはご自身の判断に委ねられるため、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
万が一手抜き工事をされてしまった場合は、業者にやり直しを依頼する、外部の第三者機関に相談するなどの方法を検討しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年6月3日
外壁塗装の基礎知識🔰
自宅の外壁塗装を検討しているが、初めてのことで何が何やら分からない。ホームページやチラシを見ても適正価格が分からない。などとお悩みの方、いらっしゃいませんか?
今回は外壁塗装工事を依頼する前に知っておきたい基礎知識をご紹介していきます。
外壁塗装の必要性
外装メンテナンスの目的は大きく分けて2つあり、美観保持と防水機能の保持です。外壁や屋根は日々さまざまな影響を受けています。
太陽の紫外線や雨風の影響で、外壁の汚れが目立ってきたり、色が褪せてきます。また、劣化により防水性が失われてくると、外壁自体が雨水などにより湿気を吸収して傷んでしまいます。
建物の寿命と価値を長く保つには、傷みが出る前に外壁塗装をすることが必要となります。
詳しくはこちらの記事→ https://www.puraningk.jp/blog/14219
塗装時期の目安
塗装時期は塗料のグレードや劣化症状で判断します。
塗料の耐久年数
・アクリル樹脂系塗料…約5~8年
・ウレタン樹脂系塗料…約8~10年
・シリコン樹脂系塗料…約10~12年
・ラジカル制御系塗料…約12~15年
・フッ素樹脂系塗料…約15~20年
詳しくはこちらの記事→ https://www.puraningk.jp/blog/15195
劣化症状
・チョーキング現象…壁を触ると白いチョークのような粉が手につく現象
・ひび割れ…見てすぐ分かるように、外壁にひびが入っている状態
・色褪せ…紫外線の影響により、外壁の色が当初より変わってきている状態。
・雨漏り…天井や壁から雨漏りしている場合は、劣化がかなり進んでいる状態。
詳しくはこちらの記事→ https://www.puraningk.jp/blog/14219
このように、塗料の耐久年数を知ったり外壁が発するさまざまなサインを読み取ったりすることで、外壁リフォームの時期は判断することができます。
外壁塗装の費用
外壁塗装の相場は、90~120万円が目安になります。塗装の費用は、外壁塗装のみの場合や外壁・屋根塗装など塗装する箇所によって費用は変動します。
例えば、塗装面積が広かったり、塗料のグレードを上げたり、外壁だけではなく、屋根も塗装するとなるとで費用が高くなることがありますので、費用は変動する可能性があるということをご理解いただきたいと思います。
詳しくはこちらの記事→ https://www.puraningk.jp/blog/19094
塗装工事内容・工事期間
塗装工事の内容は以下のようになります。
挨拶回り→足場組立→高圧洗浄→下地補修→下塗り→中塗り→上塗り
→付帯部塗装→点検・足場解体
外壁塗装の工事期間は約2週間になります。目安は約2週間になりますが、塗装期間が長くなってしまう要因があります。雨が降ったり、劣化が激しいとその分工事の期間は長くなります。
詳しくはこちらの記事→ https://www.puraningk.jp/blog/15146
塗装可能な季節
外壁塗装は1年中工事ができます。
しかし、気温5度以下、または湿度が80%以上になると塗料の乾燥がうまくいかないため、工事を中断する必要があります。
そのため梅雨時期は工事の延期、寒さの厳しい地域では冬場は塗装ができなくなる、という場合があります。
業者選びについて
業者を選ぶときは、相見積もりを取りましょう。1社だけの見積りでは、費用や工事内容が適切か判断するのが難しいからです。
3社以上から相見積もりを取ると、見積書を比較してご自宅に必要な工事内容や費用を見極めることができます。
また、気になる業者があれば事前にHPで施工事例を確認しましょう。HPが存在しない業者は信頼度が低くなります。
詳しくはこちらの記事→ https://www.puraningk.jp/blog/14843
まとめ
工事内容が不透明だと、高いお金をかけて外壁リフォームをしようとはなかなか思えませんよね。
今回の記事や、過去の記事でしっかりと外壁塗装の基礎知識を身につけてもらえれば幸いです。
カテゴリ:塗装工事
2024年5月20日
外壁塗装で長持ちする色は何色?
外壁塗装をお考えの方の中には、「できる限り色あせや汚れが目立たない色にしたい」という方は多いのではないでしょうか。
外観は家の第一印象を決める重要な部分であるため、綺麗な状態を保ちやすい色を選びたいですよね。
そこで今回は、外壁塗装が長持ちしやすい色と、すぐにできる長持ちさせる色について紹介します。
色褪せの原因
自然の力の中でも最も影響が大きいのは太陽光で、その中でも一番の原因となっているのが紫外線です。
外壁の色を構成している顔料は、紫外線エネルギーによって破壊されてしまうのが原因のひとつです。
紫外線エネルギーは色素を劣化させる力があります。その上、酸性雨や風など様々な自然現象が重なり合い、さらに劣化が進んでしまいます。
もうひとつの原因は、経年劣化による化学変化の色あせです。最近は技術が大きく進歩し、なるべく劣化しない素材が開発されています。
それでも、酸素や水、日光を浴び続けることで少しずつ酸化していきます。
どんな色を選べばいいの?
「色あせしにくい色」は「汚れが目立たない色」とも考えられます。色あせしにくい・汚れが目立ちにくいのは薄い色で、濃い色になればなるほど色あせは目立つと言われています。
しかし耐久性や色あせの速度にはほとんど変わりがないので、濃い色だから長持ちしないわけではありません。
色あせしにくい塗装を第一優先に選びたい方は、薄い色にすることをおすすめします。
色褪せしにくい色
・白・ベージュ
白や白に近いベージュはもっとも色あせしにくい色です。
白は紫外線による影響を受けにくいため、ダメージを軽減でき化学変化も起こりにくいです。
しかし汚れが目立ちやすいという難点もあります。 ベージュであれば、若干ですが汚れを目立ちにくくなります
・黒
黒は、白と同じくらい色あせがしにくい色です。
黒い顔料に含まれる成分は太陽光に分解され、化学変化を起こりにくい特性があります。
ただ、白と同じようにちょっとした汚れが目立ちやすく、ツヤのある黒は色あせが目立ってしまいます。
また、熱を吸収しやすいという点もあります。
・グレー
グレーは色褪せしにくく、汚れが目立ちにくい色です。
グレーは黒と白の中間色であり、外壁に付着する汚れの多くは中間色だと言われています。
砂や土埃は薄茶色か黄土色、コケやカビは緑を含んだ薄茶のような色なので、同じ中間色であるグレーの外壁に付着しても目立ちにくいです。
・青
青も紫外線の影響を受けにくいため、色あせしにくい色です。
青は様々なカラーバリエーションがあります。濃い青だとやはり色あせしやすくなってしまいます。
薄い青やパステル系の青であれば、色あせが目立ちにくく爽やかな印象にもなります。
色褪せしやすい色
赤
赤は、様々な色の中でも耐光性が低い色で、退色しやすい色です。鮮やかな色のため、一見目を引きますが、色あせが目立つのも他の色より時期が早くなります。
紫
紫も赤の次に色あせしやすいと言われています。特に赤みの強い紫は更に色あせが早いようです。
黄
色褪せが一番早く起こると言われている色の一つです。また、汚れが目立ちやすい色でもあります。
このように、原色であればあるほど、色あせが目立ちやすくなります。お家の雰囲気や壁材に合わせて、お好みのカラーを選んでみてください。
まとめ
なるべく色あせせずに長く美しいさが保てる色選びのポイントについてご紹介しました。
せっかく外壁塗装をしても、数年で色あせてしまうという残念な気持ちになります。
そうならないためにも、信頼のおける塗装業者に相談し納得のいく外壁塗装をしましょう。
2024年5月16日
ツートンカラーで失敗しないためには
シンプルでおしゃれなツートンカラーの外壁、憧れますよね。しかし、シンプルがゆえに奥が深く、難しいとも言われています。
適当に決めた色で塗ってしまい後悔している、という方も少なくないと思います。今回はツートンカラーのポイントについてご紹介していきます。
ツートンとは
ツートンとは「two-tone」という意味で、2つの色を使う配色テクニックのことです。2つの色を使って配色することにより、単色では生み出せないデザイン性が生まれます。
ツートンカラーで塗装しても、使用する塗料のグレードが一緒であれば、費用は単色仕上げとほぼ変わりありません。
💡ツートンにする際のポイント
・配色の比率
外壁をツートンカラーにする時の黄金比は、6:4~7:3がベストだと言われています。
この比率にすることで、バランスの良いツートン外壁を作ることができます。色の配分を5:5などにしてしまうと、メリハリが薄れてまとまりのない外壁デザインになってしまうので注意しましょう。
・区切る向き
水平方向に区切るか、垂直方向に区切るかによって、外観の印象は全く異なります。水平方向に上下で色を区切ると、上の色と下の色が色の流れを作ります。
例えば、下半分に濃い目の色、上半分に薄い色を置くと、家の下部分が膨張したように目が錯覚し、ずっしりとした大きな家のような重厚感が生まれます。
反対に、垂直方向に左右で色を区切ると、スタイリッシュな印象が生まれます。
・大きい色見本
明るい色は、小さな面積に塗られたときよりも、大きな面積に塗ると鮮やかな色味に見え、反対に暗い色は、小さい面積に塗られていると濃く見えるように目が錯覚します。このような現象を色の「面積効果」と呼びます。
また、太陽光の下や影になったときでも色の見え方は異なります。色見本は、A4サイズなど大きなものを用意してもらい、その色見本を光にかざしたり、遠くから眺めたりして、実際に塗装された状態に近い環境で色を確認しましょう。
・周囲の環境に合わせる
周囲の環境やお住まいに調和していないと、せっかく綺麗に外壁塗装しても、悪目立ちしてしまう場合があります。周囲の環境やお住まいの外壁色を配慮しつつ、オリジナリティ溢れる外壁色にしましょう。
色の組み合わせ方
同系色×同系色
同系色で組み合わせたパターンは、色の相性がよいため失敗がありません。
例えば、ダークブラウン×ベージュ、ネイビー×ライトブルーなど、同系色で組み合わせを見つけましょう。
また、同じ木目の壁を色違いで組み合わせる方法もあります。仕上がりイメージに近い色を吟味することで、相性のよい組み合わせが見つかることもあります。
白×有彩色・無彩色
白は、どのような色にも合わせられます。
白と有彩色や無彩色を組み合わせることで、フラットな外壁にコントラストをつけることが可能です。
有彩色とは、赤、黄、青、緑などの色を指し、無彩色はその中間の白、黒、グレーなどです。
有彩色は色によってキュートな印象を与えるものもあるため、クールな外壁を目指すのであれば無彩色や濃いネイビー、ブルーなどを合わせましょう。
色×柄
木目やレンガ、タイルなどをベースカラーに取り入れたタイプは、家に動きや立体感が生まれ、存在感や高級感がアップします。
例えば、明るく優しいブルーグレー×ナチュラルカラーの木材などです。シンプルなフォルムの家には、色×柄がよく映えます。
まとめ
ツートンカラーは、今の外壁デザインに物足りなさを感じている人であれば、ぜひ取り入れたい配色テクニックです。
配色の割合や色によってイメージは大きく変わってきます。カラーシミュレーションや色見本で比較など、塗装する前にしっかり検討して、満足のいくおしゃれな外壁にしましょう。
2024年5月13日
艶消し塗料でシックな住宅の印象に!
外壁塗装で、建物を高級感のあるシックな印象にしたい!という方におすすめなのが、艶消し塗料です。
塗料の艶を抑えた外壁塗料を使う事で、塗りたてのピカピカ感を抑えて、外壁や屋根を落ち着いたイメージに仕上げる事ができます。
今回は艶消し塗料のメリット・デメリット、艶あり塗料との違いについてご紹介していきます。
艶消し塗料とは
艶消し塗料は、「マット仕上げ」「フラット仕上げ」とも呼ばれ、光をあまり反射しない、落ち着いた塗料になります。
艶消し塗料は艶あり塗料につや調整剤を混ぜ込むことで塗った後に艶が出ないように調整されています。
艶消し剤を混ぜる事によって、塗料を塗った後の膜である塗膜の表面が細かいでこぼこな形状になります。
この形状が光を分散反射するため、艶がなくなって見える、という仕組みです。
艶消し塗料のメリット・デメリット
メリット
艶消し塗料は、純和風住宅や砂壁調など意匠性の高い建物とよく合います。また、落ち着いた雰囲気を出しやすく、高級感のある印象になります。
艶あり塗料だとテカテカしすぎて落ち着きがない印象になります。マイホームを高級感のあるシックな印象にしたい方は艶消し塗料がおすすめです。
デメリット
艶消し塗料は塗膜の表面が凹凸になっているので、ほこりや汚れがつきやすくなります。
ほこりや汚れが付くと塗膜の劣化が早まるため、艶有塗料より、少しだけ耐久性が低い傾向にあります。
しかし、外壁塗装にもさまざまなことが求められるようになり、艶消しのマットな仕上がりの外壁塗装を求められることも増え、艶を抑えても耐久性のある塗料も登場しています。
また、艶消し塗料は色の種類が、艶あり塗料に比べて少ない傾向があります。
色の選択肢があまりないため、気に入った色が見つからない可能性があります。
艶消し塗料の注意点
・色見本は太陽光の下で
室内と屋外で色見本を見ると光の当たり方が全く違います。
落ち着いた色を選んだつもりが、思ったよりも明るい色になってしまった、ということがないように、屋外で様々な角度から入念に色のチェックを行いましょう。
・立地条件
艶消し塗料は埃や汚れ、コケなどがつきやすくなるため、大通りに面している住宅や川の近くにお住まいの方は注意が必要です。
立地条件が厳しいけど、艶なし塗装をしたい、という方は3分艶や5分艶などを選ぶと良いでしょう。
光沢を程よく抑えつつ完全に艶がない塗料よりも汚染を防ぐことができます。
・明るめの色を選ぶ
これはご自身の好みの問題にもなりますが、艶消し塗料は明るめの色を選ぶと良いとされています。
これは光をほとんど反射しないため、暗い色を選ぶとやや重たい印象になってしまいます。
反対に、艶有の塗料は光を反射するため暗めの色を選ぶと良いです。外壁塗装は艶の有無を使い分けるとうまくいきます。
まとめ
今回は艶消し塗料についてご紹介しました。
艶消し塗料は高級感や風情を感じさせる和風住宅や、景観に馴染む落ち着いた家と相性が抜群です。
艶有、艶なし塗料で賛否両論ありますが、ご自身のご自宅に合った塗料で外壁塗装を行いましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年5月9日
梅雨がくる前に外壁・屋根塗装を!
「そろそろ外壁を塗り替えたいけど、もうすぐ梅雨なので、塗装ができるか心配」という方も多いのではないでしょうか。
梅雨に入ると塗装工事ができなくなると思われがちですが、塗装工事は基本的にはいつでも可能です。今回は梅雨入り前に塗装工事を行うメリットをご紹介します。
梅雨に塗装工事が行いにくくなる理由
塗装工事が梅雨に行いにくくなる理由としては、雨や湿度です。
乾ききっていない絵の具の上に水がこぼれると、絵の具が溶けてにじんでしまうように、外壁や屋根に塗る塗料も、雨水が当たるとその部分が溶け出してしまいます。
また、塗料は水による影響を受けやすい部材です。雨で薄まってしまった塗料は、塗膜の剥がれや膨れ、浮き、収縮など、様々な施工不良の原因となり、本来の強度を発揮することができません。
そのため、塗装工事は雨の続く梅雨時期には行いにくくなります。
梅雨入り前に塗装するメリット
・雨漏りを防ぐ
梅雨の前に塗装工事をすると雨漏りを防ぐことができます。
塗装工事は美観だけでなく、家の防水機能を維持することも目的とされています。
雨の日が多くなる前に、未然に雨漏りを防ぎましょう。
・工期の延長を防ぐ
一般的に雨天などで悪天候の日は塗装工事を行えません。
本来なら塗装工事にかかる日数は、外壁塗装の場合は7~10日間、外壁塗装と屋根塗装の場合は10~14日間です。
塗装工事中は足場組んでいるため、工期が伸びるほど生活の不便さを長く感じることになってしまいます。
工事を長引かせたくない方は、梅雨前の気候の安定している春に塗装工事を行うと良いでしょう。
・塗装のむらを防ぐ
梅雨前の春は気温も穏やかなので塗料も乾きやすく、真夏のように作業中に塗料が乾燥してしまう心配がありません。
高い湿度だと塗料が乾きにくく塗装面にムラができやすくなってしまうのですが、春は湿度が低いためムラになりづらくなります。
梅雨前に塗装できなかったら?
雨漏り対策
雨漏りは少しの雨で発生することはありません。梅雨時期の長い雨や台風などにより雨量が増えたときに発生します。
また、雨漏りは屋根だけではなく、雨樋に落ち葉やゴミが溜まってうまく排水できずに雨漏りなるケースや、外壁のヒビから雨水が侵入して雨漏りになるケースがあります。
もし、梅雨までに塗装工事ができない場合は雨漏りしそうな箇所がないか点検することをおすすめします。
セルフチェック
劣化のサインを見落とさないように、日頃から家の外壁や天井を意識して見るようにしましょう。
気になる箇所を見つけたら自己判断をせず、早めに専門業者に確認してもらうことをお勧めします。
梅雨でも塗装工事は可能
外壁塗装は、梅雨でも実施することは可能です。
ただし、工事が長期間中断する可能性や、塗料が雨や湿度の影響を受けやすいという点を理解したうえで、適切に工事工程を組んでくれる業者を選ぶ必要があります。
雨が長期間続きそうな時は、工事スケジュールを決定する前に、開始日を遅らせたり、雨でも行える工事内容を盛り込んだりと、できるだけ何も行えない期間が少なくなるよう配慮してくれる業者かどうか、打ち合わせの時に確認しておくとよいでしょう。
まとめ
外壁塗装には美観を維持するだけでなく、建物の耐久性や耐水性を向上させるという役割があります。
経年劣化などで塗膜やコーキングが劣化してしまうと、雨水が侵入しやすくなり 雨漏りの原因となります。
そのため、梅雨前の春に外壁塗装を行っておくことで、梅雨やゲリラ豪雨、台風など、大雨に対する備えにもなります。
外壁塗装をご検討されている方は、ぜひプラニング・Kまでご相談ください。
カテゴリ:塗装工事
2024年5月2日
下塗り、中塗り、上塗りの役割
外壁塗装というのは三回塗りが基本で、一回目を下塗り、二回目を中塗り、三回目上塗りと言います。この三回塗りは絶対に必要です。
悪徳業者や手抜き業者がこの三回塗りを行わず、後からすぐに塗料がはがれてトラブルになるという事がよくあります。
仕上げ(上塗り)の 1 回塗りだけでは様々なダメージに耐えられる頑丈な塗膜が形成されないからです。そこで、今回は塗装工事における3回塗りについてご説明します。
なぜ3回塗りが必要なのか
「下塗り・中塗り・上塗り」には各種重要な役割があり、どの工程も欠かすことができません。
この3回塗りを施工することによって外壁塗装の耐久性が確保されます。特に各塗料の乾燥時間・希釈率等をきっちり守ることによって、塗料の機能を最大限発揮することができます。
依頼する塗装業者によっては経験不足や知識不足により「手抜き工事」と言われてもおかしく無いような施工をすることがあります。
そのため、工事を依頼する場合は、全てお任せするのではなく定期的に施工会社とコミュニケーションを取り、工事の進捗状況などを確認するようにしましょう。
下塗り
高圧洗浄や、脆弱塗膜の剥離作業などの下地処理を終えた後に最初に塗料を塗る作業です。
上から塗っていく中塗り、上塗りが、しっかりと塗装面にくっつくように、古い外壁をよみがえらせる為の塗料となります。
外壁の状態によって使う下塗り塗料が異なってきます。シーラー、フィラー、プライマーなど様々な種類の下塗り材が存在します。下塗りの工程は塗りの中でも最も大事な工程です。
いい加減にするとすぐに塗装が剥がれるので必ず丁寧に塗ってくれる業者に依頼しましょう。
中塗り
中塗りから上塗り材を塗っていきます。上塗り材は「建物を保護する」「色艶を持たせ、美観性を向上させる」「低汚染性や防カビ・防藻性など機能性を付加させる」などの目的があります。
塗装工事で使用する塗料は、樹脂塗料が一般的です。樹脂塗料には配合されている樹脂の種類があり、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などがあります。樹脂の違いで価格や耐用年数が変わってきます。
また、中塗りを省いて一度に上塗りをしようとすると必ず塗りムラが出来ます。下塗り一回、上塗り一回で工事を済ませようとする業者は手抜き業者という事になります。
上塗り
中塗り後は上塗りの工程です。ここでは同じ上塗り剤を塗り重ねていきます。
中塗り時に残ったムラなどを平滑にし、塗膜に厚みを持たせる役割があります。
仕上げの工程にもなるため、見た目も気にする必要があり、非常に重要な工程です。
下塗り塗料の種類
・シーラー・プライマー
外壁のダメージ状況によっては外壁材が塗料を吸い込んでしまうことがあります。そのため、まずは外壁材にシーラーを吸い込ませて中塗り材の吸い込みを防ぐことが必要です。
また、外壁材のダメージ状況によって吸い込み量が変わるので、状況に合わせて下塗りを 2 回以上塗ることもあります。
・フィラー
軽微なひび割れがある場合や、段差を平滑にする場合に用いられます。最もよく使用されるフィラーは「微弾性フィラー」という材料で、シーラーとフィラーの機能を合わせ持っています。
乾燥時間は非常に重要で、しっかり乾燥していない状態で中塗りを施工してしまうと塗膜同士の密着不良を起こしてしまいます。
上塗り塗料の種類
・シリコン塗料
現在日本の戸建て住宅に最も多く使われている塗料です。費用と耐久性のバランスが良く長期的なコストパフォーマンスを考えた時にもお勧めできる塗料です。
・ウレタン塗料
仕上げ塗料の種類の中でも安価なのが特徴です。ただ耐久性は低いため、長期的なコストパフォーマンスの点では他の塗料に劣ります。
まとめ
下塗り、中塗り、上塗りとすべて家全体に均一に塗るということは、非常に難易度が高く、ローラーで適当に塗れば良いという事はありません。
本当の意味で外壁塗装工事を成功させるためには、塗料の知識だけでなく依頼した施工会社とのコミュニケーションも大切です。
カテゴリ:塗装工事