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2023年8月7日
外壁塗装の艶有と艶なしの違い
外壁塗装で塗料を選ぶ際、色のほかに悩むことと言えば、「艶有にするか艶なしにするか」ではないかと思います。外壁塗装でいう艶とはキラキラとは光を反射するような塗料を艶がある塗料、光がほとんど反射しないものが艶なしという表現をします。
今回は外壁塗装における艶あり・艶なしのメリットやデメリットについてご紹介していきます。
艶とは
艶とは、物の滑らかに反射する光、光沢の事です。納車されたばかりの新車をイメージすると、想像しやすいかもしれません。一方で艶なしの場合は、限りなく光を反射しません。石やアスファルトのようにザラザラとした雰囲気になります。
つまり、艶あり・艶なしの違いとは光を反射するかどうかということです。光を反射すれば新築のような見栄えになり、反射をなくせば、落ち着きのある見栄えになります。
メリット・デメリット
塗料の耐久性
艶あり・艶なしの塗料の大きな違いは、塗料の耐久性です。外壁塗装の塗料は、艶ありのものが一般的です。艶なしや5分艶は艶を消すため、もともとの塗料に調整剤を混ぜて作られているものがあります。艶なしの表面は、艶ありの塗料に比べてザラザラしているため、ごみやほこり、水などが溜まりやすくなり、塗料の劣化が早くなります。
艶あり塗料は表面が滑らかになるのでゴミなどが付着していても落ちていきますが、表面がざらざらしている艶なし塗装では、引っかかって落ちないこともあります。
色のバリエーション
艶ありと艶なしの塗料を比べてみると、艶有の塗料の方が選べる色数は多くなります。戸建の外壁塗装には艶ありのほうが向いているため、塗料メーカーの商品も自然と艶ありのものが中心となってきます。どうしても希望の色があるけど艶なしが良いという場合は、その色に調整剤を加えることで解決することもできます。
しかし、調整剤は不純物となるため、塗料の耐久力を落とすことに繋がります。したがって、たくさんのサンプルの中から色を選びたい場合は、艶ありの方が選択肢は多くなります。
印象の差
塗料の耐久性や色のバリエーションで、デメリットが目立つ艶なしですが、最大の魅力はマットな質感。塗りたての艶なし塗装は、重厚感の中にも繊細な魅力を感じさせてくれます。建物の雰囲気や周辺の環境によって、艶が似合うものと似あわないものがあります。
例えば、日当たりが悪い場所にある戸建の塗装を、艶なしで行うと、暗い印象の建物になってしまいます。また、周りの建物が艶なしの外壁塗装が多いのに、1件だけピカピカの艶あり塗装では、悪目立ちしてしまうこともあります。同じ色でも、艶のあり・なしで受ける印象が違ってくるので、注意が必要です。
塗料を選ぶ時のポイント
A4サイズ以上の見本板で確認
色はもちろん、艶の感じや、艶なしの感じはA4サイズ以上の見本板で確認を行いましょう。A4以下の小さいサイズで確認すると、仕上がってみたらイメージと違った、ということが起きてしまいます。
また、色見本だけではイメージが湧かないという方は、業者と相談し、検討中の塗料を塗装したサンプルを用意してもらったり、実際に外壁に試し塗をしてもらうといった方法があります。
屋外で確認
塗装業者に色見本を見せてもらったら、必ず屋外で確認をしましょう。室内の照明器具の下で照らされた色見本と屋外で実際の日光に照らされた色見本では、艶の感じや色味が違って見えます。そのため、室内よりも屋外で色見本を確認したほうが、実際に塗装をしたものと思っていたイメージがより近く見えます。
まとめ
外壁塗装と言えば、色のことを考えがちですが、艶についても知っておく必要があります。艶消しは艶感を抑えたマットな仕上がりになる塗料です。艶ありは塗りたての光沢感が出る塗料です。
それぞれの性質には一長一短あり、艶あり・艶なしのどちらかが良い悪いというものではありません。ご自宅の雰囲気を考えつつ、これからのメリット・デメリットを踏まえて、しっかりと選ぶようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事
2023年7月31日
アパートの外壁塗装
アパートも戸建て住宅同様に定期的な外壁塗装が必要です。
今回はアパートと戸建て住宅の外壁塗装の違いとポイントについて、ご紹介します。
アパートと戸建て住宅の外壁塗装の違い
➊工事代金
戸建て住宅と比較すると、塗装する面積が広いため工事にかかる費用が高くなります。
定期的にメンテナンスを行っていたら補修工事が少なく済むことも、十年以上も放置していた場合は、劣化が進行している可能性も考えられます。
それによって雨漏りが発生したり、アパートの内部にまで劣化が生じていた場合、費用がかかる上に入居者の方の生活までも影響を及ぼしてしまいます。
❷色の選択
自分の好みで色を選ぶことができる戸建て住宅とは違い、アパートは収益物件のため、清潔感を与える色、汚れが目立たない色など、様々なことを踏まえた上で万人に好まれる色を選ぶ必要があります。
近年では、戸建て住宅同様ツートンカラーやアクセントカラーを取り入れたお洒落な外観のアパートも増えています。
アパートの外壁塗装で注意すること
入居者・近隣への事前あいさつ
アパートの外壁塗装で特に注意することは、入居者や近隣住民への通知です。
何の連絡もなく突如工事が始まったら、クレームの原因になります。通知や挨拶を事前に済ませておくことで、万が一何か問題が起こった際も大きなトラブルにならないよう未然に防ぐことができます。
賃貸物件では入居者や近隣住民との関係は、工事以降も長く続きます。関係が悪化すると、何かあれば都度クレームになったりと、後々までひびく可能性もあります。
アパートのオーナーである依頼主や管理会社からの通知も必要ですが、施工業者による工事期間の説明や工事の流れなどを直接説明することが重要です。
入居者への通知は2週間前~1ヶ月前に、近隣への挨拶は10日~2週間前には済ませておくのがいいでしょう。
工事中のお知らせ等を掲示する
工事中は洗濯が干せなかったり、作業員や工事車両や出入りし、いつもとは違った雰囲気になります。入居者の方は生活に不便を強いられることもあります。
また塗料の臭いが気になる方は、窓を開けることはおすすめできません。窓やシャッターを養生している際は、開閉ができません。
このように塗装工事中のお願いや注意事項など、入居者の方が必ず目にするように掲示することも重要です。
アパートの外壁塗装は実績のある業者へ依頼する
戸建て住宅とは違い、入居者や近隣住民など複数の方の生活に不便が生じるアパートの外壁塗装は、1回で済ませるに越したことはありません。
足場の仮設にも費用がかかるため、屋根やバルコニー、共用廊下などもまとめて工事を行うことをお勧めします。
アパートの外壁塗装工事や大規模修繕工事の実績がある業者は、様々なことを想定して工事を進めることができるので、トラブル回避にも繋がります。
💡500万円以上の工事は『建設業許可』の有無を確認
工事の規模が大きくなり、工事費用が500万円を超過する場合は、『建設業許可』を保持する業者に依頼することが定められています。
見積りを依頼した段階で建設業許可の有無を確認し、信頼できる業者を選択することも必要です。
まとめ
アパートの外壁塗装は、防水機能を取り戻すだけでなく、美観の変化が大きく影響します。
新規入居率の向上や入居者の満足度にも繋がります。
プラニング・Kでは、アパートの外壁塗装や大規模修繕工事も多数行っております。
経験豊富なスタッフが在籍しておりますので、安心してお任せください。
ぜひお気軽にご相談ください。
施工事例はこちら↓↓
2023年7月24日
屋根塗装でアンテナがある時の注意点
屋根塗装を行う際に、テレビのアンテナはどうするのだろう?と疑問をお持ちの方がいらっしゃるかと思います。なんだか邪魔になりそうだな、と思うかもしれませんが、アンテナがあっても塗装工事はできます。
今回は屋根塗装でアンテナがある時の注意点や対処法をご紹介します。
アンテナはどうするの?
養生して塗装
屋根に地デジのアンテナやCSやBSのアンテナが設置してある住宅も多いかと思います。このように屋根にアンテナが設置してある屋根塗装では、アンテナは基本的に移動させずに、養生して高圧洗浄、塗装を行います。
BSのアンテナは少しでも方向がずれると映らなくなる可能性が高いので、養生のみの作業になります。また、塗装の際には飛散防止ネットで建物をネットで覆いますが、障害物によっても受信が不安定になります。塗装の際の不安定な受信に関しては、我慢するしかありません。
アンテナの撤去依頼も可能
地デジに切り替わったことでアナログテレビのアンテナは不要になってしまいました。アナログのアンテナをそのままにしている住宅も見かけます。設置していても邪魔になりますし、危険が伴うので、使っていないものは塗装の際に一緒に撤去することをおすすめします。
古いアンテナをそのままにすると…
錆びて屋根の劣化に繋がる
屋根の上にあるアンテナのほとんどが鉄製のポールで設置されています。ポール自体に錆止めの塗装がされていますが、ひび紫外線や雨風に晒されているので、劣化も激しい部分です。ポールにできた錆は、雨と混じって屋根に流れます。すると、屋根の劣化スピードも速まってしまいます。
倒壊の危険性がある
古いアンテナは劣化制定ることが多く、強風や台風で倒れたり折れたりする危険性があります。ガラスや屋根の損壊の原因にもなります。万が一、人にあたってしまったら取り返しのつかないことになります。
落下して被害が出た場合、所有者として責任を問われるケースもあるので、使っていないアンテナは撤去しておきましょう。
よくあるトラブル
アンテナ付近の塗り残し
アンテナ周辺は養生して塗装することになりますので、塗り残しが起こりやすいです。職人さんにとって塗りにくい箇所なので、おろそかになっていたり、塗り残しがあったりという場合があります。
屋根の上なので難しいと思いますが、施工写真などをもらって塗り残しがないか、確認しておきましょう。
工事期間中はテレビが見れない
とくに衛星放送専用のアンテナは、少しでも方向を動かしてしまうとテレビに映らなくなってしまうようです。また、塗料の飛び散り防止のためのネットなどの障害物によっても、受信が不安定になります。
屋根塗装にかかる工期はおよそ、10~14日程度と言われています。そのため、我慢しなければいけないケースもあるでしょう。
まとめ
屋根にアンテナがあっても基本的にはアンテナは動かさずに養生して塗装を行います。ただ、外壁部に設置されたアンテナは取り外すことになりますし、飛散防止ネットや足場の影響で電波が不安定になることはある程度予想しておいたほうが良いかもしれません。
外壁塗装や屋根塗装後にテレビが映らなくなってしまうといったトラブル事例もあります。アンテナは設置してから長年放置しているお宅がほとんどだと思うので、屋根塗装の際に職人に屋根馬のねじがしっかりとしまっているか、ねじや支柱の錆が進行していないかなどの確認も行ってもらうと良いでしょう。
また、ご自宅に使用していない、あるいは古いテレビのアンテナがある場合には、撤去することをおすすめします。倒壊する危険性や、住宅の劣化を早寝る可能性があるからです。屋根塗装とアンテナ工事を同時に行うことで、足場の設置や解体のコストを節約できます。塗装業者の多くは、アンテナ工事もしていることが多いので、一度相談してみましょう。
2023年7月13日
我が家の外壁の劣化状況を把握しよう!
外壁は家の外観の大部分を占めるため、第一印象を左右します。新築時が最も美しく、日を追うごとにどうしても汚れや色褪せが生じてしまいます。
いずれ必要な工事だとわかっていても、いざ塗装工事をするとなると、費用が高い、工事期間が長いといったマイナスイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
突然、今すぐに塗替えが必要と言われても焦ってしまいますよね。
そうならないためにも、まずはご自宅の現状を把握し、いつ頃には塗装工事が必要なのかを知ることから始めてみませんか?
まずは劣化の状況を確認しよう
目に見えない劣化は業者による確認が必要ですが、見てわかる劣化はセルフチェックが可能です。
劣化を見逃さないためにも、時々ご自宅の状況を確認しましょう。
■光沢がある(正常)
新築時や塗替え後のような艶があり、太陽光によって美しく輝いている。
↓
■艶が減少する(やや劣化)
塗替え時のような艶感は無くなる。防水機能は維持している。
↓
■変色や色あせ(そろそろ塗替え検討)
塗替え時のような色味が無くなり、色あせした暗い印象を与える。
↓
■チョーキング(塗替え時期検討)
塗膜の劣化により起こる症状で、外壁に触ると白い粉が付くこと。
↓
■ひび割れ(リフォーム時期)
ひび割れた箇所から雨水が侵入し、下地の劣化が生じる。
↓
■剥がれ(早急に修理が必要)
ひび割れが更に悪化し、剥離が生じる。
どの段階で外壁塗装をしたらいいの?
ご自宅の状況は把握できたけど、今すぐに塗装工事が必要かどうかわからないですよね。『雨漏りしていないからまだ大丈夫』といった自己判断は禁物です。
外壁の場合は劣化が始まってしまうと、人体のように放っておいても自然治癒力で完治するといったことはあり得ません。いずれは工事や修理が必要になります。
外壁塗装において理想的な時期とは
早期発見の段階で工事をしたら、工事期間も費用面も負担が少なく済みますが、雨漏りが生じてしまったら原因を追究する必要があります。
気付かないうちに内部にまで雨漏りが浸透し、家の柱や土台にまで影響を及ぼしていたら大変です。工事は大掛かりになり、工事費用も高額になってしまいます。 また、工事期間も長くなり、生活にも影響を及ぼしかねません。
そうならないためにも!10年を目処に定期的なメンテナンスが必要になります。
まとめ
ご自宅の劣化や変化に気が付いても、塗装工事の緊急度は自己判断では難しいかと思います。
専門知識を持った業者に判断してもらうことが一番です。
プラニング・Kでは、専門のスタッフがご自宅にお伺いし、無料診断を行っております。お見積も無料になりますので、少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。
2023年7月6日
外壁塗装の下地処理
外壁塗装の工程で重要なのは”下地処理”です。下地処理がどうして重要なのか、塗装業者でない限り、知らない方が多いと思います。下地処理がしっかり施されていないと上から塗料を塗っても本来の機能が発揮されず、早期に劣化してしまう原因となります。今回は下地処理についてご紹介したいと思います。
下地処理を行う理由
下地とは塗装をする面の事です。塗装は下地に密着することによって長く保つことができます。下地処理が重要なのはこの密着性が関係してくるからです。
下地処理をせずにそのまま塗装をしてしまうと下地についているホコリや汚れなどの異物により、下地と塗料がきちんと密着せず、色ムラや早期劣化などの施工不良が起こります。
下地処理を行わないと起こる施工不良
ひび割れの再発
ひび割れの補修をせずに、そのまま塗装を行うと塗料はひびに追随できなくなり、やがて割れてしまいます。
塗膜の剥離
塗装面の汚れの除去が不十分だった場合、塗料が下地に密着せず数年で塗膜が剥がれてしまいます。また、塗料メーカーが指定する乾燥時間を守らずに塗ってしまった場合も同様のことが起こります。
塗装の膨れ
下地材を塗った後の乾燥時間が不十分だと、閉じ込められた水分が気化し、塗膜に膨れが発生します。
サビの再発
サビは金属の腐食で、金属と水がふれあい、酸化することで起こります。サビの再発はけれんが不十分であったり、防錆剤がきちんと塗られていない場合に発生します。
下地作業の種類
・ひび割れの補修
0.3㎜未満のひび割れ(ヘアークラック)二はひびにシーリング材などの補修材を擦り込みます。
0.3㎜以上のひび割れ(構造クラック)には、ひび割れ箇所を電動工具で溝を作り、シーリング材で溝を埋めます。
・高圧洗浄
建物は汚れやコケ、白亜化した塗膜などが付着しており、塗料が非常に密着しづらい状態になっています。
このまま塗装するわけにはいかないので、高圧洗浄機を使用して建物全体を洗い流します。
・サビの下地処理
金属部に発生したサビをけれん作業で除去し、汚れを拭き取ってから錆止めを塗布します。
除去したサビが塗装面に残っていると、塗料の密着度が低くなるため、塗装面を綺麗にしてから錆止めを塗ることが重要です。
まとめ
外壁塗装において下地処理の工程は必要不可欠な工事です。劣化した部分を補修しないまま塗装をすると、どんなに性能の良い塗料を使用しても、すぐに不具合を発生させてしまう可能性があります。
また、素地に合わせて適切な下塗り剤を選定することも、上塗り剤を発揮させるために重要な役割をします。高品質な塗装工事はこの下地処理で決まると言っても過言ではありません。
ぱっと見では分からないからこそ、業者の技術や信頼が問われる部分だと言えます。美観の維持や耐久性の向上が目的の外壁塗装において、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
外壁塗装をご検討の際はぜひプラニング・Kまで、お気軽にご相談ください。
カテゴリ:塗装工事
2023年6月29日
外壁塗装と屋根塗装は同時にするべき?
外壁塗装と屋根塗装を同時に行うと費用面や労力、時間など大きなメリットがあります。塗装工事は、約10年周期で行われる、お家にとって大切なメンテナンスのひとつです。
定期的に行う必要があるということは、そのぶん費用もかかるため、少しでもかかる費用を抑えて、普段の生活に回したいですよね。今回は外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
メリット
費用が抑えられる
屋根と外壁塗装を同時に行うことで費用が安くなる理由は、足場費用にあります。外壁塗装と屋根塗装を別々にした場合、外壁塗装時と屋根塗装時でそれぞれ足場を設置する必要があるため、2回分の足場設置費用がかかります。
しかし、外壁塗装と屋根塗装を同時にすると足場の設置が1回で済むため、1回分の足場の設置費用を節約することができます。足場費用は塗装工事費用全体の20パーセントを占めます。
一般的な住宅でも15~30万円程度かかるので、1回分の足場費用を削減できると、大きな費用削減になります。
色選びが自由
外壁だけを塗装する場合、既存の屋根色に合わせて色を選びます。逆に、屋根だけを塗装する場合、既存の外壁に合わせて色を選ぶようになります。しかし、屋根と外壁を同時に塗装する場合は、外壁の色も屋根の色も変えることができるため、自由に配色を決めることができます。そのため、外壁も屋根も大きく印象を変えることができます。
手間が少なくて済む
業者を探して依頼をし、現地調査、工事の打ち合わせ、日程の調整などを行うためにはそれなりに手間がかかります。業者探しなどは最も難しいため、一か所の業者に依頼してしまった方が気持ち的にも時間的にも負担が少ないかもしれません。一度に外壁と屋根を施工してしまえばこういった手間を少なくすることができます。
デメリット
1回に支払う金額が高くなる
外壁塗装と屋根塗装を同時に行うと、当然外壁塗装と屋根塗装の費用を同時に支払うようになります。別々に塗装する場合と比べて、1回に支払う金額が高くなるのはデメリットと言えます。しかし長期的に見ると、塗装メンテナンスにかかるトータルの費用は抑えることができます。
工期が長くなる
外壁だけor屋根だけ塗装する場合と比べると、工程や作業内容が増えるため、工事期間が長くなります。大体2週間ほどかかりますが、天候によるずれや劣化状況によってはもう少し伸びる可能性があります。
外壁と屋根が同じ劣化症状とは限らない
屋根と外壁では屋根の方が劣化しやすいと言われています。同じタイミングで塗装工事を行ったとしても、次の塗装工事のタイミングはずれてしまう可能性があります。
もし同時に塗装する場合は、どちらかが塗装が必要になった時点で施工する必要があるので、外壁の劣化がそれほどひどくない状況で施工をすることになる可能性もあります。
ただし、劣化状況に差はあったとしても、数年程度で外壁の塗装も必要になります。メンテナンスはあまりギリギリに行うのもよくないので、少し余裕をもって早めに施工しても良いでしょう。
まとめ
外壁塗装と屋根塗装は同時に行うのがおすすめです。実際、多くの方が外壁と屋根の塗装を同時に行っています。一度にまとまったお金を用意しないといけませんが、長期的に見ると安く抑えられるで一度検討してみても良いでしょう。
また、費用以外にも依頼を一度に済ませられるなどのメリットもあります。業者選びはその分慎重に行う必要がありますので、必ず複数業者に依頼して対応や実績、見積額などを確認するようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事
2023年6月26日
ベランダの手すりは塗装したほうが良い?
外壁塗装は付帯部も塗装をします。一部でも塗装が古くなっている所が残っていると、そこが却って目立ってしまうため、建物全体を綺麗にすることが美観を保持することに繋がります。ベランダの手すりも例外ではありません。
今回はベランダの手すりの塗装の必要性についてご紹介したいと思います。
手摺塗装の必要性
結論から言うと手摺の塗装はしたほうが良いです。もともとベランダは雨漏りしやすい箇所で、塗装はもちろんコーキングやパッキンなどで防水処理が施されています。塗装をすることで美観を保つ目的もありますが、雨から住宅を守る役割もしています。
また、錆によって手摺が朽ちてしまう可能性もあります。鉄製で作られている場合は、錆びると脆くなるため、そこに手を置いたり体重をかけてしまうと折れてしまう可能性があり、安全性に欠けます。
錆の浸食が進んでしまうと表面がボコボコになり仕上がりが悪くなってしうため、傷みが出てこないうちに塗装しておくことが重要です。
手摺の劣化症状
塗装の色落ち(チョーキング)
チョーキングとは手にチョークのような白い粉がつくことで白亜化現象とも呼ばれています。
これを放置するとさらに塗膜の劣化が進み、塗膜の剥がれが起こります。そのため、チョーキングや色褪せが発生しているのは劣化しているサインです。
塗膜の剥がれ
塗膜が剥がれて下地が見えている状態だと、手すりの建築材そのものの劣化が進んでいる可能性があります。この劣化を放置すると塗装だけではカバーできず交換しないといけなくなるため、早めの塗装をお勧めします。
錆の発生
上記の塗膜の剥がれに加えて、剥がれた内部の下地が錆びている場合、かなり劣化が進んでいると言えます。
軽度の錆であれば塗装でカバーできますが、サビの程度が酷くなっていると手摺の交換が必要になってきます。
損傷している場合の補修方法
錆が広がり腐食が起こってしまった場合、塗装では損傷した所を補修することはできません。ひどい場合、穴が開いていたり折れていたりするとそこから水が張り、さらに脆くなってしまう危険性があります。損傷した所は早く直す必要があるので、部分補修を行いましょう。
手摺のDIYは難しい?
「手すりくらいなら自分で塗装できそう」と思われがちですが、手すり塗装は非常に難しいのです。鉄部の塗装では下地調整を正しい知識と技術で行うことが非常に重要で、これができないと塗装しても塗料を塗った部分にしっかり塗膜が形成されず、すぐに剥がれてしまう恐れがあります。
また、手すりや鉄柵の塗装というのは外壁や屋根などの塗装を行う際に併せて行うケースが多いです。外壁塗装はお住まいを囲むように足場を設置して塗装を行うので、同じ足場を使えば手すりや鉄柵も塗装しやすい状況になっています。しかしDIYで手すりや鉄柵だけ塗装する時に足場を仮設することはありません。
足場がなければ手すりや鉄柵をしようとしてもどうしても塗装できない箇所も出てきますし、何より手すりや鉄柵は高所に設置されている場合が多いため非常に危険です。そういった安全面でもDIYでの塗装はおすすめできません。
まとめ
今設置されている手すりや鉄柵の塗装は必要かどうか、手すりや鉄柵だけの塗装は依頼できるのかなど依頼前の検討段階で悩む方がいらっしゃいます。
私たちプラニング・Kでは外壁塗装はもちろん、手すり塗装のご依頼も承っております。点検やご相談、お見積りの作成は無料ですので、お住まいのことでお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。
カテゴリ:塗装工事
2023年6月22日
和風住宅で人気の外壁塗装カラー
重厚感のある瓦や竹垣のフェンスなど、独自の趣がある和風住宅は、外壁塗装の際、和のテイストを表現できる色を選ぶことはもちろん、雰囲気を損なわないことが重要になります。今回は和風住宅で人気のカラーについてご紹介いたします。
和風住宅とは
和風住宅と聞くとどんなイメージをお持ちですか?古い・寒いなどのマイナスなイメージが多いかと思います。しかし最近では、古民家をリノベーションしてカフェを経営するなどといった動きも増えてきています。
和風住宅は日本の風土・気候に合わせて様々な自然素材が使用されており、調湿・調温・吸音機能にも優れています。
和瓦の使用や、モルタル外壁を使用していることが多い、木材が多く使用されている、塀や植木なども庭園に置かれるような竹垣や石などが使われることが多く、建物全体が直線で構成されている点も、和風住宅の特徴です。
伝統色
和風を表現するためにぜひ使いこなしたいのが、和の伝統色です。外壁塗装におすすめの伝統色としては、主に以下のような種類があります。
和風の伝統色は、ややくすんだ落ち着いた色味のものが多い傾向にあります。このようなくすんだ色は「彩度が低い色」と呼ばれ、反対に、真っ赤や真っ青などはっきりとしたポップな色は彩度が高い色になります。
外壁は、彩度が高すぎると周囲から悪目立ちしてしまうことが多いため、彩度が低い色を選ぶと失敗しにくくなりますので、色選びの失敗を防ぐという点でも、伝統色を積極的に使用することをおすすめします。
人気のカラー
・黄色系
淡黄(たんこう)、くちなし、鳥の子色(とりのこいろ)、女郎花(おみなえし)などがあげられます。
鳥の子色は、ごく淡い黄褐色、あるいは黄色がかった白色で、鎌倉時代から現れた日本の伝統色として使われています。
・グレー系
桔梗鼠(ききょうねず)、鈍色(にびいろ)、呂色(ろいろ)、卯の花(うのはな)などがあげられます。
呂色は漆工芸の塗りの技法のひとつである呂色塗からきた色名で、黒漆の濡れたような深く美しい黒色をしています。
和風・和モダン住宅に、高級感をプラスしてくれます。
・緑系
若草色、薄青、天鵞絨(びろうど)、夏虫色(なつむしいろ)などがあげられます。
色の中に深みがあり、住宅を落ち着いた雰囲気に演出してくれます。
和風住宅では伝統色を基本にシックなブラウンや、少しくすみのかかった黄色や白っぽい色が人気です。また、和の伝統色といっても、ベースとなる色合いによっても大きく変化します。
特別な色を使用しなくても、無彩色やそれに近い色など、シンプルなカラーをチョイスする、落ち着いた色を選ぶと明度差をうまく活用でき、和風・和モダン住宅に良さを引き出してくれます。
まとめ
和風住宅は自然素材を活かした温かみのある印象で、適切なメンテナンスを行いつつ今後も残しておきたい日本独自の建物です。和風住宅の外壁塗装で重要なのは色決めと配色やバランスです。
基本的な色選びのコツも押さえておくことができれば、家全体で調和が取れた、趣のある和風デザインを作ることができます。ご自身の住宅にぴったりな和風デザインを見つけていきましょう。
カテゴリ:塗装工事
2023年6月19日
ワンランク上の外壁塗装
外壁塗装が決まれば、次に何を考えますか?
せっかくの機会だから、お洒落に仕上げたい。他のお宅と差をつけたいという気持ちにもなるでしょう。
今回はそんな方にワンランク上の外壁塗装についてご紹介します。
外壁塗装のこだわりとは
外壁塗装は10年毎に行うのが理想とされています。
こだわるポイントは、人それぞれかと思います。
実際に住んでみて気が付くこともあるでしょう。次回の塗り替えの際の参考にしてみてください。
成功させるためのポイント
➊トレンドを取り入れる
人気の色を取り入れ、お洒落な印象にしたい。せっかくの塗替えの機会に好きな色にしたい。など、様々な意見があるかと思います。
全体を好きな色にするのは、仕上がりがどうなるか不安という方は、外壁のベースとなる色を白やベージュにし、好きな色をアクセントカラーで取り入れるのもお勧めです。
❷周囲の景観に合わせましょう
建物周辺の環境に合わせて色を選ぶことも大切です。
あまり奇抜な色の外壁にすると、周囲から目立ってしまい、近隣の方からクレームが発生してしまうケースもあります。
また、色を決める際の注意点として、住んでいる地域に『 景観法 』というものが定められているところがあります。条件は地域によって異なりますが、色だけに限らず、建物の高さやデザインなども含まれます。
❸建物の形状やデザイン、材質を活かす色にしよう!
ツートンカラーにする際は配色やその色の分量など、家のどの部分の色を変えるかによって印象はガラっと変わります。
例えば、木製の箇所は自然なカラーにし、レンガ調の外壁はクリアー塗装など、外壁材の凹凸や特徴を活かすことで、上品にまとまります。
また、モダンな建物はグレーやネイビーなどを塗ることで、よりシャープでスタイリッシュな印象に仕上がります。
次の外壁塗装で重視したいこと
■汚れにくさ
汚れが目立たないための色選びも必要ですが、汚れが付きにくい性能の塗料を選ぶことも重要です。
ポイント👆
美観を保持する事に特化した低汚染塗料や、親水性や防水性に優れているフッ素塗料は、付着した汚れを雨で流してくれます。
■価格
外壁材に費用をかける新築に比べ、塗替えリフォームは選ぶ塗料の種類によって価格が違ってきます。
耐久性や品質がコストに見合うものかどうかをしっかり吟味しましょう。
ポイント👆
高品質な塗料は価格も高くなりますが、耐久性を考えるとトータル的に塗替えコストを抑えることができます。
まとめ
外壁塗装の主な目的は、健康な状態を長く保つためのものですが、建物を美しく見せることも外壁塗装の重要な役割です。
家の外壁に合う色や性能の塗料を選択することで、ワンランク上のおしゃれな家にすることができます。
外壁塗装についてのご質問やご相談は、お気軽ご相談ください。
▼▼色のことでお悩みの方は、プラニング・Kの施工事例をご覧ください▼▼
https://www.puraningk.jp/case
2023年6月15日
外壁塗装中の洗濯の問題を解決!
外壁塗装中は洗濯物が干せないの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。今まで当たり前のように干していた洗濯物も、塗装中は室内星やコインランドリーを利用するといった対応が必要になります。
今回は外壁塗装中の洗濯物の疑問についてご紹介していきたいと思います。
なぜ外干しできないの?
外壁塗装中はなぜ外干しができないかというと、
・洗濯物に塗料の臭いが移る
・洗濯物に塗料や汚れがついてしまう
という理由があるからです。外壁塗装はいきなり塗装を始めるわけではなく、足場を組み立てて、高圧洗浄を行ってから塗装に取り掛かります。
足場建設中は汚れやほこりが舞いますし、高圧洗浄中は水しぶきや外壁についていた汚れが飛び散ります。塗装中はローラーや刷毛などの塗装器具を使用していても塗料は飛び散る危険性があります。
外壁塗料は一般的な塗料とは違うため、服についてしまうと簡単には落とせません。そのため室内干しにする必要があります。
どうしても洗濯物を室内に干したい!
浴室に乾燥機がない場合や、部屋で洗濯物を干すスペースが確保できない場合、どうしても屋外に干したい場合の方法についてご紹介します。
干してはいけない工程を避けて干す
洗濯物を干してはいけない工程は、足場の設置解体作業時、高圧洗浄時、塗装時です。業者に工程表を提出してもらい、どの日程なら干しても良いか相談しましょう。
塗装をしていない側のベランダや庭に干す
外壁塗装の作業中であれば、塗装を行っていない反対側で洗濯物を干すことは可能です。しかし、基本的に外壁塗装中の洗濯物は外干しできないものと考え、施工業者にその都度確認して干すようにしましょう。
屋根塗装の場合は上から水や塗料が飛散するので外干しするのは難しいです。
夜間に干す
外壁塗装を行うのは日中です。夜間は作業がないため、塗料や水が飛散することもなく、作業員の出入りもありません。
完全に乾かなかったりするなどのデメリットはあるものの、冬を除いた春・夏・秋の気候の良い季節であれば夜間に洗濯物を干すのも一つの方法です。
近隣宅は大丈夫なの?
万が一、洗濯物が汚されてしまった場合はすぐに洗ったりせず、現状のままで業者に連絡をしましょう。業者に明確な過失がある場合は、業者の保険内で保証してもらえる可能性があります。そのままにしておくのが難しい場合は何枚か写真を撮っておきましょう。
近隣の洗濯物を汚してしまった場合も、業者の保険で補償してもらえる可能性があるので、同様に対処しましょう。
弁償してもらえたとしても、近隣の方の気分はよくないですし、お金で解決できないような大切なものを汚してしまった場合は、後々の近所関係の悪化に繋がります。
そのため、汚してしまった時の対処も重要ですが、事前に汚さないための注意あいさつを徹底してトラブル自体を回避しましょう。
まとめ
基本的に外壁塗装中は洗濯物を干すことができません。そのため、工事前に洗濯物をどうするか対策を考えておきましょう。室内干しにする場合は問題ありませんが、どうしても外に干したいという方もいらっしゃると思います。
その場合は、上記でご紹介した方法を参考に施工業者ともよく相談しましょう。また、近隣の方への配慮も忘れずに行いましょう。
もし不安なことがある場合は施工業者に相談することで解決する場合があります。なるべく疑問や不安なことを解決して、外壁塗装中も快適に過ごしましょう。
カテゴリ:塗装工事