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2021年5月20日
雨の日の外壁塗装が引き起こすトラブル
外壁塗装をする際、どの季節が最適だと思われますか?
梅雨に入り雨の日が続きますが、親族が集まるお盆までに家の外壁をきれいにしたいという方もいるのではないでしょうか。
そんな方に是非読んでいただきたい、雨の日の外壁塗装のトラブルについてご紹介します。
雨の日の外壁塗装について
雨の日は外壁塗装ができない?
外壁塗装は外での作業のため、雨の日は基本的に工事を行えません。
また気温が5℃以下の真冬日や、湿度が85%以上の高湿度の日も塗装を行えません。
雨の日に起こるトラブルとは
雨が与える悪影響
■湿気によって乾燥するのに時間がかかる
雨の日は湿度が高くなります。湿度85%以上は塗装に不適切と言われています
湿度が高いと塗膜が硬化するまでの時間が長くなることがあります。塗料が湿気を含んでしまったり、乾燥が不十分なうえに中塗りや上塗りを重ねてしまうと塗膜の機能が十分に発揮できなくなります。
■仕上がりに影響する
どのような事が起こるのか、見てみましょう。
膨れ
結露や湿気による水分が塗料に混ざってしまうと、内部に含まれた水分が塗膜から排出しようとし、膨れを起こすことがあります。
剥がれ
雨天で高湿度の中で塗装をした場合、外壁が完全に乾燥していないため、塗料の密着が悪く剥がれの原因となってしまいます。
■工事にかかる日数が長くなる
いざ工事が始まっても、雨が降れば工事が中断してしまいます。特に梅雨で雨が長く続くような時期は、その分工事も延期になり、予定通りに進まないというケースもあります。
※注意!!
一般的には、悪天候による工期の延長で追加の費用がかかることはありません。
延滞料金を請求されてはいけないので、梅雨の時期に工事を依頼する場合は特に注意が必要です。
トラブルを防ぐためにも口約束ではなく、契約書や見積書などの書面で内容が明確に記載されているかを必ず確認しましょう。
■換気問題
工事期間は家全体を養生ネットで覆い、塗料の飛散を防ぎます。塗装部分に付帯している窓やサッシにも塗料が付かないように養生シートでカバーします。
このように完全に養生されてしまうと、開閉することができません。
作業の工程によっては窓を開けることができますが、換気ができずジメジメとした蒸し暑い部屋の中にいると熱中症にも気を付けなければいけません。
日中は外出したりエアコンをうまく使用して、生活の負担にならないように気を付けましょう。
雨の日の外壁塗装 メリットはある?
◎雨が多い6月の梅雨のシーズンは依頼する方が比較的少ないので、料金交渉がしやすい場合があります。
◎いつも工事の件数が多く、希望の時期になかなか工事をしてもらえないような人気の業者も、梅雨の時期は比較的落ち着いているので工事の依頼をしやすくなります。
まとめ
雨が多い梅雨の時期だからこそ、期間に余裕を持って外壁塗装を検討されてはいかがでしょうか。
台風の発生が増加する夏までに行うことで、家の被害を未然に防ぐことができる大切なメンテナンスと言えるでしょう。
カテゴリ:外壁
2021年5月17日
紫外線や雨水から家を守る「塗膜」の働き
「塗膜」という言葉を聞いたことがありますか?塗膜とは、外壁や屋根に塗った塗料が乾燥して固まって膜状になったものを指します。
塗膜には建物を保護し、建物の劣化速度を速める水(雨)・紫外線・熱によるダメージから家を守る働きがあります。
今回はこの「塗膜」について、その塗膜がもつ性能と役割について詳しく見ていきましょう。
塗膜とは・・・
塗膜とは何なのか?
塗膜とは、塗料を塗ってそれが固まることで作られる塗料の膜のことを指します。外壁や屋根、雨樋などの外装部分は日々雨水、太陽の紫外線を受け劣化しています。
雨水が建物の内部に浸入することで劣化スピードが加速するため、これを防ぐための手段として建物に塗装を行い塗膜によって建物の保護を行うのです。
塗膜を形成するために使用する「塗料」は、顔料・樹脂・水もしくは溶剤・添加剤を加えて形成されている液状のものです。これを下地(屋根や外壁そのもの)に塗布し、乾燥させることで成膜させます。
塗膜ができるまで
塗装時に塗料が規定より薄く塗られた場合、塗膜が薄くなり本来の性能を発揮できず再び、ひび割れてしまったり、剥がれてしまうこともよく起こります。
塗装は色が付けば良いわけではなく、正しい工程で、正しい量の塗料(塗布量)を、正しい施工方法で作ることが塗装工事を成功させる上でとても重要です。
塗膜は、大きく3つの工程により形成されます。素地と中塗り・上塗り塗料の密着を良くするための下塗り、基材を保護したり色をつけたりするための中塗り(上塗り1回目ともいう)、上塗りという流れで塗膜は形成されていきます。
※素地(外壁や屋根本体のこと)が痛みすぎている場合はこれ以上の回数を塗装しなければならない場合もあります。
塗膜の役割
塗膜の役割は「建物の保護」です。
外壁材や屋根材自体を守ってくれているのが塗膜です。塗料を塗ることで、外壁材や屋根材自体のひび割れや欠落、反りなどを防ぎ建物を長く保たせる働きをしています。
塗膜がきちんと作れていない場合に起こる不具合
正しい工程で正しい塗布量、正しい施工方法が守られずに塗装を行った場合、不具合が起こる可能があります。
塗装後早い段階でチョーキング現象が起こる
チョーキングとは壁を触ると手に白い粉がつく現象のことで、塗料の顔料が表にむき出しの状態のことを言います。
チョーキング現象は、塗料に含まれている樹脂が紫外線、雨、熱などの影響により劣化してしまうことが原因です。どんどんやせていくことで、顔料と呼ばれるものがむき出しになり、表面で粉化してしまうのです。
本来使わなければいけない量の塗料を使用していなかった場合、このような劣化のスピードが早く起こってしまうことがあります。
塗膜表面にひび割れが発生する
塗布量が守られていなかったり、決められた乾燥工程と乾燥時間、温度などを守らずに次の工程に進んでしまうと塗膜自体がひび割れてしまったり、亀裂が生じたりしてしまいます。
まとめ
外壁や屋根の塗装において塗膜を形成することは当然のことですが、先述した通り無理な工程により乾燥時間が短ったり、そもそもの塗料の量に誤りがあると正しく塗膜は形成されません。いざ外壁塗装工事が決まったら、工程表をしっかりと確認し、見積り段階では塗料の使用量を聞いてみるなど気になる点については工事着工前に確認をしておきましょう。
長くお家を維持していくためには塗膜による保護は必要不可欠です。外壁,屋根塗装工事は信頼できる業者に任せましょう。
2021年5月13日
雨漏りはどうして起こるのか?
皆さんは、雨漏りを経験したことがありますか?雨漏りは放置すると住宅内部の腐食を進行させてしまう恐れがあり、早急に対処する必要があります。
今回は、雨漏りが起こるメカニズムから主な原因をご紹介します。
雨漏りはなぜ起こる?
雨漏りとは・・・
「雨漏り」とは、雨水が建築物のどこかから漏れ出し家の中に滴り落ちてくることをいいます。雨漏りと聞くと、ぽたぽたと屋根か滴る画を思い浮かべる方が多いでしょう。昨今では、屋根材や工事技術の開発により屋根よりむしろ壁や窓のサッシ、壁を貫通する給排水管の隙間から水が浸入するケースが多くなってきているようです。
また、水が滴り落ちた箇所はあるのに、どこにも外部に欠損箇所が見つからない場合もあり、最終的に雨漏りではなく「漏水」または「結露」が原因だったというケースもあります。
漏水かも・・・
「漏水」とは、漏れ出しているものが雨水ではないということです。
たとえば、洗面所や浴室、建物内部の水道管や排水管に欠損があり、そこから水が漏れだしている場合などが漏水です。水を使用していないのに水道メーターが回っている、という場合は漏水の可能性が考えられます。
結露は換気が大切
雨漏りでも、漏水でもない場合は結露かもしれません。結露は、あたたかく湿った空気が冷たいものに触れたとき発生します。空気が冷たいものに触れたと言っても水蒸気の量が少なければ結露は発生しません。つまり、原因となる水蒸気を控えることで結露を防ぐことが出来ます。しかし、寒い冬場はストーブを使用しますし、人もまた水蒸気を発生させます。適切な換気を行うことで結露を防ぐしかありません。
雨漏りの起こるよくある原因
屋根の欠損部分から
直接雨風を受ける屋根のダメージは大きく、屋根スレートのヒビ、漆喰の崩れ、瓦のずれなどから雨漏りが発生するケースはいまだに多いです。そもそもの原因としては、台風・地震による外的要因によるものと経年劣化があげられます。
サッシ廻りから
水が浸入する箇所としてかなり多いのが、サッシ枠との隙間です。雨水などは外壁の表面を流れおちますが、経年劣化によるひび割れや縮んだシーリングのわずかな隙間から雨水が浸入してくる場合があります。
ベランダのヒビから
ベランダは屋根と同じく雨風にさらされる上に、人の出入り多くあり塗膜防水が擦り切れやすく、ヒビなどのダメージが早くあらわれます。ベランダにある排水口が詰まっていると雨水が流れていず、小さなヒビなどから建物の中に雨水が侵入してくる場合もあります。
自分でできる雨漏り対策
日ごろからのセルフチェック!
雨漏りは早く気付くことができれば、その分低価格で修繕が行えます。
日ごろから、セルフチェックをしましょう。
・コーキングが剥がれていないか?
・スレートや瓦にヒビが入っていないか?ズレていないか?
・棟板金は浮いていないか?
など、気が付いた箇所はメモをとり、写真を撮っておきましょう。
自分でできる応急処置
●室内にバケツや新聞紙、タオルを置いて二次被害を防ぐ
雨漏りに気が付いたら応急処置として、いらなくなったタオルや新聞紙、雑巾等をバケツの底に入れ水を吸収させたり他の床がぬれないよう周囲にひいたりしましょう。他にも、ビニール袋を押しピンなどで天井に固定し、一番下になる部分に穴をあけて、バケツに誘導させる方法も自分でできる応急処置の一つです。
あくまで、応急処置であり根本的な解決にはなりません。
できるだけ早く専門業者に修理をお願いしましょう。
まとめ
雨漏りかなぁ?と、家の中に水が浸入してきたときは考えがちですが、全てが雨漏りによるものということではなく、漏水や結露が原因の場合もあります。雨漏りの疑いがある場合は自分でできる応急処置をして専門の業者へ修理の依頼をしましょう。
2021年5月10日
予算を抑えるためにやってはいけないこと!
家のリフォームをする際、気になるのが費用面ですよね。
住まいを維持するために必要な経費ではありますが、やはり高額になるとその分負担も大きくなります。
今回は予算を抑えるためにやってはいけないことをご紹介します。
屋根・外壁塗装の必要性
そもそも、どうして屋根や外壁の塗装工事が必要なの?と疑問に感じたことはありませんか?
それは家を守るためです。『家を守る=家族の住まいを守る』ことに繋がります。
塗装というのは単に色を塗り替えるというだけでなく、家を包んでいる外壁材を保護する機能があります。機能を維持するためにも定期的な塗替え工事は必要と言えます。
では、塗装工事を怠るとどうなるの?
塗装工事は費用もかかるため、予算がないということを理由に長期にわたり放置している方もいらっしゃいます。
外壁の劣化に気付いていながら、ついつい後回しにしてはいませんか?
外壁は日頃から雨風や強い紫外線にさらされている為、放っておくことは家にとって更に大きなダメージを与えてしまうことになります。
特に普段から状態を確認するのが難しい屋根は、外壁以上に強い直射日光(紫外線)を浴び過酷な環境にあり、より劣化しやすく注意が必要です。
起こりやすい症状とは
・塗膜の浮きや剥離
・ひび割れ
・カビや苔の発生
これらを放置すると⇒雨漏りが発生
予算がなくてもやってはいけない事
①メンテナンスの時期を逃す
外壁塗装は使用する塗料にもよりますが、通常10年程で塗替え時期と言われています。
塗装後の新しい塗膜の層は防水機能が高く、塗替え時をピークに経年とともに防水の機能は低下していきます。
塗装の寿命よりも早めに外壁塗装を行うと補修が少なく、予算を抑えられる可能性もあります。
②費用を抑えるために工程を省く
屋根や外壁塗装をする際に、欠かせない工程があります。それぞれの工程には機能を維持するための理由が存在します。
これらの作業工程を減らせば費用を削減することはできますが、工程を省くということは、今後の屋根や外壁に大きな問題が発生する可能性が高くなります。
せっかくお金をかけて塗装をしたのに、すぐに塗装が剥がれたり、浮きが発生しては本末転倒ということになりかねません。
✕塗装前の高圧洗浄をしない
長年で付着した汚れや埃などを高圧洗浄で洗い流し、新しい塗膜がより密着することを目的とした工程。
高圧洗浄をせずに塗装をするのは、汚れている外壁に新しい塗料を塗ることになり、密着度が低く剥がれの原因になります。
✕塗りの回数を減らす
通常、外壁塗装では「下塗り」「中塗り」「上塗り」の『3回塗り』が基本で、3回塗りの工程にはそれぞれの目的があります。その工程をひとつでも省くことは外壁の機能を十分に維持することが出来なくなります。
【下塗り】上塗りを定着させるための接着剤のような役割で、上塗りをきれいに仕上げるための大切な工程。
【中塗り】防水機能を長く保持するため、塗膜の厚みを調整しながら行う。
【上塗り】中塗りの際の塗りムラや塗り残しを防ぐ、耐久性の高い塗膜に仕上げる。
③足場代を削るために、はしごや脚立を使用する
屋根や外壁の塗装工事は高所での作業になるため、はしごや脚立を使用した作業は落下の危険性も考えられます。
足場の仮設は安全に作業ができること、安定した足場の上で作業効率の向上を目的としています。
その他、養生ネットで家全体を覆い、ご近所への塗料の飛散を防止することもできます。
④塗装工事をご自身でDIYする
予算の都合で塗装工事全般、またはその一部をDIYで行う方がいらっしゃいます。
しかし、外壁塗装工事は専門の知識を持った職人が熟練の技で行います。そのため、およそ2週間程の期間で効率よく作業が進みます。
知識がない状態でのDIYは塗りムラや塗り残しなどがあり、見た目にもあまりきれいな仕上がりとは言えません。
安全面でも非常に危険であり安全対策を怠った結果、事故が発生する可能性も考えられます。
まとめ
外壁塗装は大きな買い物です。そのため、誰もが少しでも予算を抑えたいと思っています。
しかし、予算を抑えることにとらわれすぎて、かえって大きな損をすることになりかねません。そのことを念頭に置いて、計画的に塗装工事を行いましょう。
2021年5月6日
外壁塗装の色選び-風水で運気アップ-
外壁を塗り替える際、どのように色を選ばれますか?新しく生まれ変わる家に楽しみ半面、悩んでしまう方も多くいらっしゃいます。
では色に迷った時、どうされますか??
今回は、色選びのヒントに風水を取り入れてみてはいかがでしょうか。
風水とは
風水とは中国で発祥した、気の力を利用した開運のための『環境学』です。
風水のメリット
風水というと占いや迷信だと疑問視する意見もあるかと思います。
しかし、風水は色や方角を利用し運気を上げるためのもので、信じる信じないは個人の自由です。
少し意識するだけでプラスになるということがあるかもしれません。
風水による色の意味
例えば、『お財布は金運がアップする黄色を選ぶと良い』というのを聞いたことはありませんか?
取り巻く環境によってご自身の運気が変わる風水では、それぞれの色が持つ意味や効果があると考えられています。
【ホワイト】◎運気アップ
ホワイトは、物ごとをリセットする作用があるとされています。
これまでの運気を変えたい、心機一転したいなどといった状況に運気をサポートしてくれる色です。
【ブラウン】◎安定や信頼感アップ
ブラウンは土や木、大地を象徴します。安定や信頼を与える効果があるとされています。
外壁塗装でも人気の色で、家族の住まいとして非常にいい意味合いを持つおすすめのカラーです。
【イエロー】◎金運アップ
黄色は『金』の気を表していて、金運をアップさせる色とされています。
変革や幸運といった意味合いもあるので、これまでの生活に変化を与えたい、新しいことに挑戦したいという方にもおすすめです。
【ブルー】◎仕事運アップ
ブルーは勤勉や知的といったイメージがあります。
冷静で落ち着きがあるイメージを持つので、信頼を高め仕事の運勢を上げると言われています。
【グリーン】◎健康運アップ
グリーンは木の気を象徴していて、収穫や緩和や調和の意味を持ちます。
癒し効果があるため精神を落ち着かせたり、健康にもいいパワーを与えます。
【ピンク】◎人間関係良好
風水でピンクは人間関係をあらわすと言われています。
ピンクの柔らかさがあらゆる人と和やかで良好な人間関係を築けることを意味します。
失敗しないための色選び
■色合わせについて
外壁塗装には淡色塗りはもちろんのこと、ツートンカラーなど様々な色分けがあります。
色の組み合わせによって個性を表現することができますが、大切な住まいの印象に係るので好きな色を組み合わせるといった選び方はおすすめできません。
色合わせで失敗…なんてことにならないように注意しましょう。
💡ポイント
・近似トーンでまとめると落ち着いた上品な印象になる。
・トーン差が強くなればメリハリのある引き締まった力強い雰囲気になる。
■外壁以外の色との相性
外壁の色を選ぶ際、忘れがちなのが外壁に付帯している部分との色合わせです。
💡ポイント
・屋根の色とのバランス
・玄関や窓サッシとの色のバランス
まとめ
外壁の色選びに迷ったら、ぜひ風水のヒントを取り入れてみてはいかがでしょうか。
色によって住生活が充実し、より豊かな人生になるかもしれません。
外壁塗装のことでお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:外壁
2021年4月30日
外壁塗装 汚れない外壁は作れるのか?
住宅の外壁は新築から年数が経つと、どうしても汚れが目立ってきてしまいます。
この外壁の汚れはどのような理由で起こっているのでしょうか?
今回は外壁が汚れる理由と、汚れない外壁を作る方法をご紹介しましょう。
どうして外壁は汚れるのか?
新築から数年が経つと、汚れが目視でわかるほど汚れが目立ってきてしまいます。
築年数が浅い、リフォームで外壁塗装を行ってそれほど時間がたっていない場合に起こる汚れで一番多いのが、雨水による汚れです。雨水は一見透明な水に思えますが、内部には空気中のほこりなどが含まれており、雨が乾くとほこりが外壁に付着して雨だれ汚れとなってしまいます。
その他にも、外壁が雨や湿気によって湿った状態になると風で巻き上げられた土ぼこりが付着しやすくなり、汚れの原因となります。日当たりや風通しが悪い部分にはコケやカビが繁殖することもあります。
外壁の劣化が及ぼす汚れ
新築やリフォーム直後にはまず起こりませんが、経年劣化が原因として発生する汚れもあります。
外壁塗装が劣化することによって発生するチョーキングには注意が必要です。チョーキングとは、塗装部分に触れた際に粉状の汚れが付着する症状で、塗装が完全に劣化している状態で起こります。
チョーキングが発生している場合、塗装の防水性がほぼ失われた状態となっています。早めに再塗装を検討しましょう。
金属製の構造物、フェンスや雨どいなどは表面のメッキや塗装が剥がれるとサビが発生し、サビが雨水で流れて外壁を汚してしまったり、構造物そのものがダメになってしまったりします。
外壁が汚れてしまったら…
外壁が汚れてしまったら、どのように対処すればようのでしょうか。
まずは、自然環境による汚れなのか、経年劣化による汚れなのかを知る必要があります。
〈自然環境による汚れ〉
自然環境による汚れ、雨による土ぼこりの付着や雨だれについては、対処法はそれほど難しいものではありません。
付着量が少なければ水道水をかけるだけできれいに洗い落とせます。
多少汚れがひどい場合はデッキブラシなどを用いて軽く擦ればきれいに洗浄できます。
コケやカビについては、軽度ならたわしやブラシなどを用いれば簡単に汚れを落とすことができます。根が深く、ブラシ等で十分に洗浄できない場合はカビ用の薬剤を用いて洗浄することができます。製品によっては塗膜を傷めてしまう場合がありますので、目立たない場所や影響のない場所で試してから使用してください。
<経年劣化による汚れ>
サビやチョーキング、色あせ、変色を補修する場合については塗装の塗り直しが必要となります。
特にサビについては、発生したサビを完全に除去してからサビ止めを塗布してサビの進行を防止する必要があります。一部分でもサビが残っていれば、塗り直した塗膜の下でサビが進行し塗装がまた剥がれてしまいます。
サビの対処についてはプロに任せることをおススメします。
また、サビが雨水で流れることで起こる雨だれについては、洗浄だけでは除去することが難しいため、こちらについてもプロの塗装による対処が必要です。
色あせや変色、チョーキング、サビの補修を目的として外壁塗装を行う場合は、専門の業者に施工を依頼した方が良いでしょう。
汚れない外壁を作るには
塗装を美しく保つためには定期的なメンテナンスは欠かせません。手間をかけずに外壁塗装を綺麗に保つにはどうすれば良いのでしょうか。
外壁用の塗料には、さまざまな機能が付加されているものがあります。防汚染性塗料、親水性塗料などの製品を利用することでメンテナンスの手間を抑えることができるでしょう。
汚れの付着を防止し、日常的なメンテナンスの手間を省きたいという場合には、フッ素樹脂が配合されている塗料がおすすめです。フッ素樹脂塗料は、フライパンのコーティングで有名なテフロンと同じ成分であるフッ素が配合されているため、汚れがこびり付きにくくなり雨水で簡単に汚れが流れ落ちます。
また、高機能塗料には防カビ剤や防コケ剤が配合されているものも多く、塗布するだけである程度カビやコケの発生を抑えることができます。
まとめ
汚れない外壁を作るには、自然環境による汚れには水洗いなどの早めの掃除が大切となり、経年劣化による汚れにはプロによる塗装が必要です。塗装の場合には塗布する塗料の付加機能を汚れにくい塗料を選択することで、塗装後の手間を省くことができます。定期的なメンテナンスを行い、大切な家を長く綺麗に保ちましょう。
カテゴリ:外壁
2021年4月26日
外壁のコケ問題
ふと気が付いたら、外壁の色がなんだか変だなということありませんか?
それはもしかしたらコケかもしれません。
では、もしコケが発生したらどのようにすればよいのでしょう。
今回は外壁のコケ問題についてご紹介します。
外壁のコケについて
コケが発生する理由
住宅の周りの環境はコケの発生に大きく左右します。
・日当たりが悪い
日光がよく当たる場所は比較的乾燥していて、コケは思うように繁殖できません。
近隣の建物の影になっていたり、塀と家が密接しているような場所は十分な日が当たらず、コケが発生しやすくなります。
・風通しが悪い
建物の構造によって、風通しが悪い場所があります。風が通らなければ湿度が高い状態が続き、コケが繁殖しやすい環境になってしまいます。
風の通りを遮っている原因が明確な場合、可能であれば移動することをおすすめします。
・湿気が溜まりやすい
コケが育つためには湿気が必要です。
外壁で太陽光が当たりにくい北側は湿気が溜まりやすくなります。いつも結露しているような場所は、コケが生息しやすくなるので注意が必要です。
・立地条件
家の周囲に池や河川、用水路など水が多くあるような場所は湿気が多く、コケが発生しやすくなります。
また、田畑や森林に囲まれている家も注意しましょう。
コケが発生しやすい季節とは
種類や環境によっても異なりますが、年間を通してコケは発生します。
特に梅雨の時期は、雨が多く湿度が高いためコケが繁殖しやすく、冬は乾燥しているため繁殖しにくくなります。
コケがもたらす悪影響
✕人体への影響
コケの放置はカビの発生にもなりかねません。
コケがカビやハウスダストを招き、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状『アレルギー性鼻炎』などを引き起こす可能性があります。
小さい子供や高齢者がいるお宅は特に注意しましょう。
✕建物に与える影響
コケ自体は小さいからと言って放置してはいけません。
コケは湿気を含んでいるため、塗膜の防水機能を低下させ、腐食の原因にも繋がります。
コケ対策とは
◎コケが目立ちにくい外壁の色にする
カビや苔の緑がかった汚れは、白や明るいベージュにはどうしても目立ってしまいます。
グレーはこの中間色の汚れを目立ちにくくする特長があります。
年月の経過によって生じるコケを完全に防止することはできません。そのため、コケが目立たない外壁の色にすることも必要になります。
◎凹凸の少ない外壁材にする
外壁材には、表面がつるつるの滑らかなものと凹凸があるものがあります。
つるつるの表面は雨などの水分も溜まりづらく、コケが成長するのに適した条件ではありません。
逆に凹凸が多いと水はけが悪く、表面に残った水分によって湿気が多くなりコケが発生します。また凹凸が多いとコケの胞子が留まりやすく、その結果繁殖を促すことになってしまいます。
コケに強い外壁材は金属系サイディングやタイルです。
◎洗浄してコケを落とす
費用を抑えたいのでご自身でされるという方もいますが、業者に依頼するメリットもあります。
専用の洗剤と高圧洗浄機で、外壁を傷めることなく正しい方法でコケを落とすことができます。
間違った方法で行った結果、塗装が剥がれたり別の問題が発生することも考えられます。まずは、専門の業者に問い合わせてみましょう。
まとめ
コケは家の美観を損なうだけでなく、建物にも大きな影響を及ぼします。
症状が拡大しないよう、できるだけ早めに対処しましょう。
外壁のことでお悩みがありましたら、お気軽にプラニング・Kにご相談ください。
カテゴリ:外壁
2021年4月22日
外壁塗装 塗料の付加機能とは?
皆さんは「機能性塗料」という言葉を聞いたことがありますか? 機能性塗料とは、塗料としての基本的な役割である保護や美観以外の機能を持つ塗料のことをいいます。塗り替えリフォームにあたり、どんな機能が自分の家に必要なのか考えてみましょう。
付加機能塗料には どのような機能があるのか?
機能性塗料には、どのような種類があるのでしょうか?
防水機能
防水塗料は、弾性があるため外壁のひび割れに追随し外部からの水の侵入を防ぐことができます。建物の不具合事象による相談の中で「外壁からの漏水トラブル」は上位を占めており、防水は非常に重要な機能のひとつです。外壁のひび割れや目地のひび割れが目立つ場合は、防水塗料を検討してみるとよいでしょう。
低汚染性機能
低汚染性とは、外壁や屋根に汚れが付きにくい効果があることで、低汚染性塗料は「親水性」に優れている塗料であったり、「光触媒」という物質が含まれた塗料があります。
親水性
親水性とは、水が馴染みやすい性質のことをいいます。
親水性が高いと雨が降っても外壁や屋根の塗膜に雨水が触れた時に玉のような水滴にならずに薄く広がり、塗膜に付着した汚れとの間に雨水が入り込みやすくなり雨と一緒にそのまま汚れを洗い流してくれます。
光触媒
光触媒とは、光が当たると化学反応が起こり汚れを分解してくれる特殊な物質のことです。
分解された汚れは雨水によって流れやすくなり、自然の力で家の汚れをキレイに洗い流してくれる優れた機能です。
防カビ・防コケ機能
外壁は、日が当たりにくい箇所もあり湿度の高い部分も出てきます。そういったところには、カビや藻、苔が発生しやすくなり、これらの繁殖を防ぐために、防カビ・防藻・防苔といった機能を持つ塗料もあります。
カビや藻、苔などは、塗膜にひびが入ったり剥がれたりしているわけではないため、危機感が湧かないかもしれません。発生したカビや藻、苔を放置していると外壁の内部の腐食に繋がり、結果的に劣化を引き起こす事態を招きます。
また、家の外観(見た目)も悪くなってしまい、塗膜が変色してしまったり、洗浄しようとしてもカビが根を張って落としきれなくなることもあります。
遮熱・断熱性機能
外壁・屋根の塗料には、遮熱・断熱効果を持つものもあります。
この2つは、熱に強いという意味で効果が同じように考えられる方が多いですが、別物であることを知っておきましょう。
遮熱機能
遮熱とは、熱を遮る(さえぎる)こと、熱を跳ね返すということです。
遮熱効果があることによって、熱の源となる赤外線を反射するため夏の高温な外気が家に入るのを防いでくれます。
断熱機能
断熱とは、外壁材や屋根材の内部を伝わっていく熱の量を少なくすることです。
熱を跳ね返すのではなく断つことで、あなたのお家に熱が入るのを防ぎます。
遮熱と大きく違う点は、外からの熱が入るのを防ぐだけではなく、冬の寒い日に室内の温かい空気が外に逃げるのを防いでくれるという点です。
まとめ
外壁塗装で使用する塗料の種類は、種類も機能性も多様です。自身の家の外壁塗装には、どの塗料が適切な塗料で、どのような機能性を一番重視するのかをしっかりと考えることが大切でしょう。まずは、外壁塗装の専門業者へ相談してみましょう。
カテゴリ:外壁
2021年4月19日
空き家も外壁塗装は必要?
最近、TVでもよく耳にする『空き家』ですが、空き家と聞くとどのようなイメージをお持ちですか?
人の出入りもなく、古びた暗い家という印象の方も多いのではないでしょうか。
では、住んでいない空き家の外壁塗装は必要なのでしょうか。
空き家とは
国土交通省では1年以上住んでいない、または使われていない家を「空き家」と定義しています。
人工が少ない田舎に多いと思われがちですが、都会でも空き家が増加していると言われています。
空き家が劣化してしまう原因とは
空き家は誰も住んでいない状態なので、通常より劣化のスピードが早くなります。
毎日生活しているのと違い、人が出入りすることがないため室内の換気も行われず、空気の入替えができません。
建物の劣化に気が付かず長期間放置してしまい、その結果台風や大雪により建物が大きなダメージを受けてしまったというケースもあります。
空き家の外壁塗装について
外壁塗装を怠るとどうなる?
家の外壁塗装は住まいのメンテナンスの中でも重要な項目のひとつで、美観を保つだけでなく、外壁の性能を維持するためにも欠かせないものです。
外壁の表面塗膜は経年劣化が生じます。それを怠ると家を保護する防水機能が低下し、外壁だけでなく建物の内部にまで影響を及ぼしてしまう可能性があります。
生活していない家にあまり費用をかけたくないと、外壁塗装を行わず放置しているケースも多く見られますが、空き家であっても定期的に外壁塗装をする必要があります。
外壁塗装をする最適な時期とは?
外壁塗装は一度すればいいというわけではなく、定期的に行う必要があります。
では、空き家の外壁塗装をする時期はいつが良いのでしょうか。
外壁塗装は使用する塗料にもよりますが、通常10年程で塗替え時期と言われています。しかし、これはあくまで目安のひとつです。
変色や色あせ、チョーキング現象(外壁に触ると白い粉が付くこと)等、外壁劣化のサインが見つかった時が一番のタイミングと言えます。
空き家を維持するための注意点
空き家で一番気になることは家の維持についてです。
実際に住んでいる家でも定期的なメンテナンスが必要ですが、誰も住んでいない空き家はよりメンテナンスが疎かになってしまうため、維持するための注意がかかせません。
老朽化した住宅は資産価値を下げてしまうので、売却を検討している場合は特に定期的なメンテナンスを行い、住宅の劣化を防ぎましょう。
■定期的に空き家を訪れる
空き家は日々の換気が行われないため、室内に湿気がこもりカビや苔が繁殖したり、シロアリによって劣化が進行する場合もあります。
定期的に空き家を訪れ、家の内部に劣化が無いかを確認します。
敷地の草木が伸び放題になっていると害虫が発生したり、近隣のお宅に迷惑がかかることもあります。伸びた雑草は放置せず、必ず刈るようにしてください
■定期的なメンテナンス
屋根や外壁は経年によって劣化が生じます。これはどの住まいにも起こることで、避けられません。いかに劣化に早く気付き、対処するかが重要です。
外部の劣化は家の内部にまで影響を及ぼしかねません。現在、どのような劣化が生じていて、どのような対処が必要なのか、専門の知識を持った業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
空き家にとっても外壁塗装は必要不可欠です。
劣化が大きくなる前に定期的なメンテナンスを行い、大切な家を守りましょう。
プラニング・Kでは無料で現場調査を行っております。まずはお気軽にご相談ください。
カテゴリ:外壁
2021年4月15日
雨漏りは危険信号⁉
ある日突然起こる雨漏り。
実際、大切な我が家が雨漏りしたら驚きますよね。
いざという時に慌てないためにも、どのような症状が起こり、何が原因なのかを詳しく見てみましょう。
雨漏りとは
雨漏り=雨が屋根・天井からもること。
雨漏りが発生する理由とは
少しの雨だと雨漏りすることはなく、梅雨の時期や台風などによって雨量が増えた場合に発生することも多くあります。日常的に雨漏りが起きなくても、一度雨漏りが発生した場合は注意が必要です。
雨漏りの原因
①屋根材の劣化
スレート屋根の割れ、瓦屋根のズレや欠けが原因で雨漏りが発生します。
②屋根の塗膜の劣化
屋根の塗装が経年劣化によって防水機能を失い、雨漏りが発生します。
➂雨樋の不良
雨を下に流す役割をしているのが雨樋です。
雨樋に落ち葉やゴミなどが溜まり、雨水がうまく流れずに雨漏りが発生することもあります。
④外壁のひび割れ(クラック)
ひび割れにはヘアークラックと呼ばれる浅くて細いひびから、構造クラックと呼ばれる0.3~0.5㎜以上の深さがある比較的大きなひび割れがあります。
雨漏りの症状
🔻天井や壁のシミ
天井や壁まで雨水が侵入し、水分を含んだ状態が続くとシミが発生します。
シミができた部屋はカビが生え、カビ臭がすることもあります。
🔻天井からの雨漏り
このように室内に雨漏りが発生した場合は、室内の家具や床にまで影響を及ぼしてしまいます。
🔻クロスの剥がれ
クロスが水分を吸収してしまうと、剥がれの原因にもなります。
雨漏りを放置するとどうなる?
一度雨漏りが発生したら、注意が必要です。
そのまま放置していても劣化が進行する一方です。
早期発見だと簡単な工事で修理できたものが、重症化してしまうと工事も大掛かりになり、工事費用も高額になってしまうことも考えられます。
雨漏りから家を守る
雨漏りを防ぐためにできること
セルフチェック
劣化のサインを見落とさないように、日頃から家の外壁や天井などを意識して見るようにしましょう。
気になる箇所を見つけたら自己判断をせず、早めに専門業者に確認してもらうことをおすすめします。
定期的なメンテナンス
屋根の劣化は自分で気が付くというのが非常に難しい場所です。
前回の塗装、もしくは新築してから約10年が経過していたら、メンテナンスの時期とも言えます。
目に見える症状は無くても、実は雨漏りの初期症状が潜んでいることもあります。専門知識を持った業者に診断を依頼してください。
まとめ
雨漏りは屋根が原因と思われていることが多いですが、実は外壁や雨樋などの付帯部が原因になっているケースもあります。
雨漏りは未然に防ぐことが一番です。
大切な家を守るための早期発見&早期対処を心がけましょう。