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2020年6月13日
暑い夏でも外壁塗装はできる?
そろそろ自宅の屋根や外壁の塗替え時期かな。と思っているけど、今から依頼したら夏ごろになってしまうし、暑い夏に外壁塗装ってできるの?なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、夏に塗装する際のポイントをご紹介します。
夏に外壁塗装をするメリットとデメリット
◎メリット
・日照時間が長く塗料の乾きが良いので、塗装工事がスムーズに進みやすい。
・晴れの日が多く、工事期間を短縮できる。
・春や秋の施工業者の繁忙期に比べ、希望のスケジュールで塗装工事ができる。
×デメリット
・梅雨や台風・ゲリラ豪雨の発生により、工期が延びる可能性がある。
・塗装工事中は養生ネットをするため、窓を開けられないのでエアコンが欠かせない。
・お盆期間中は施工業者も休みのため、作業がストップする。
・夏は窓を開けているお宅も多く、ご近所に塗料の匂いが迷惑にならないか気になる。
夏に外壁塗装を依頼する際の注意点
◆時期
外壁塗装できない季節は特にありません。気温が5℃より高く、湿度85%より低ければ一年中いつでも塗装工事は可能です。
梅雨が明け7月中旬頃から着工し、8月上旬には工事が完了すれば、お盆には美しく生まれ変わった我が家でゆっくりと過ごすことができます。
◆防犯対策
外壁塗装では高所の作業に伴い足場を設置し、建物の周りを養生ネットで囲みます。
そのため周囲からの視界が遮られ、外部から住居内へ泥棒が侵入しやすくなってしまいます。
足場が設置されたままの状態で家を長期留守にするのはおすすめできません。
また暑く寝苦しい夜も窓を施錠し、エアコンをつけて生活するようにしましょう。
◆体調管理
工事中に窓を開けることが制限されてしまうため、住まいで生活する施主様はエアコンや扇風機などを使用し生活することになります。
長時間エアコンのきいた部屋で生活することに慣れていない方は体調を崩しやすくなりますので、注意が必要です。
また、作業している職人さんは炎天下の中で高所作業をするので、しっかりと水分補給をしながら休憩時間には日陰で体を休めるようにしてもらいましょう。
まとめ
工事期間中に雨が降らず、気温が低くなりすぎなければ工事期間は延びることなくスムーズに作業を行えます。従って暑い夏でも塗装工事は可能です。
どの季節にも天候に特徴があり、それぞれメリットとデメリットがあります。これだけは譲れないなど何を重視したいのかを考え、その時期に合わせて塗装工事を依頼するのもいいでしょう。
ただ施工業者の抱えている工事の状況にもよるので、希望の時期が決まったら早めに施工業者へ相談しましょう。
2020年6月12日
外壁塗装リフォームが建物を長持ちさせる
外壁塗装は建物の外側を守る重要な役割があり、その下にある外壁や外装材、建物の構造材を長持ちさせています。
そのため外壁塗装のメンテナンスを怠ると、様々な部位に傷みが生じることとなり結果的には外壁塗装よりも費用がかかる大掛かりな工事へとつながってしまいます。
今回は、外壁塗装による建物のメンテナンスについて詳しく見ていきましょう。
外壁塗装リフォームによるメンテナンス
外壁塗装に使用する塗料は一般的に8~10年で耐久性が衰えはじめると言われています。このことから、外壁の塗装を塗り替えるタイミングも約10年目が理想とされています。
どのような流れで外壁塗装工事は行われるのでしょうか?
その工程を見ていきましょう。
■事前現場調査
・現地調査により、劣化具合をチェックし塗装面積を測る
・使用する塗料の説明や劣化が認められた部分への補修方法を考え見積りの提示
・見積り内容に納得した上で契約を交わす
■足場の設置
・ご近所への挨拶廻りをする
・足場の設置をする
・足場の周りに飛散防止シートを張り周囲の建物に塗料や洗浄時の水しぶきが飛ばないようにする
■高圧洗浄
・業務用の高圧洗浄機で外壁の汚れを落とす
・カビやコケが付いている場合はバイオ洗浄を行う
■下地処理・養生
・汚れやカビ・コケの除去を徹底して行い塗装しやすい状態にする
・サビが生じている鉄部はケレン作業を行う
・ひび割れが生じている部分は補修を行う
・打替えによるコーキング補修を行う
・塗装ヵ所以外をビニールシートで覆う
■塗装
・下塗りで下地塗料を塗装し、仕上塗料が密着しやすい状態を作る
・しっかり乾燥させる
・中塗りで仕上げ塗料の一層目を塗装する
・しっかり乾燥させる
・上塗りで仕上げ塗料の二層目を塗装する
・しっかり乾燥させる
■完了確認・清掃
・作業の抜けや不備のチェックを行う
・施主の立ち合いのもと完成した状態を確認する
・問題なければ足場の撤去をする
・周囲の清掃をする
外壁塗装リフォームを行うメリット
外壁には、目地に注入されているコーキング剤、玄関ドアやサッシ、雨戸や換気口などの様々な付帯設備が取付られています。
例えばサビが生じた雨戸をそのまま放置すると、サビが雨だれとなり外壁に茶色シミを作ってしまいます。
こういった事が起こらないように、付帯部分も外壁塗装リフォームを行う同じタイミングでメンテナンスを行うと良いでしょう。
■メリット
・付帯部のメンテナンスでも足場が必要なため、外壁塗装リフォームで足場が立っていればその足場を利用できる
・付帯部をばらばらのタイミングでメンテナンスすると、その都度費用が発生する
・全体的な外観を、外壁、付帯部分同じタイミングで美しく維持できる
まとめ
「メンテナンスフリー」ということばをよく目にしますが、実際にはメンテナンスは必要です。タイル外壁やモルタル外壁でも同じで、欠けたタイルの補修やひび割れたモルタル補修は必要です。
建物の外壁塗装メンテナンスを定期的に続けていれば劣化を早期に見つけることができ、大切な家の寿命を延ばすことができます。
10年以上メンテナンスを行っていない方は、一度現場調査の依頼をしてみてはいかがでしょうか。
カテゴリ:外壁
2020年6月11日
外張り断熱リフォーム
室内の快適さを求めて、外壁の「外張り断熱リフォーム」を検討されている方もいらっしゃると思います。ところが外壁塗装とは違い、大きく取り上げたチラシや広告を目にすることがなく、いったいどれくらいの費用がかかるのか、メリットやデメリットはあるのかなど、知らないことが多いのではないでしょうか。
今回は「外張り断熱リフォーム」についてご紹介します。
外張り断熱リフォームとは
外張り断熱リフォームとは、既存の外壁に断熱材、断熱効果の高い外壁材を張りつけて、住宅の断熱効果を高めることです。省エネ効果を高くし室内の気温が外気に影響されにくくすることが目的のリフォーム工事です。
主に2つの工法で施工されています。
カバー工法 【断熱材+外壁材】
既存の外壁の上から断熱材を施し、その上に外壁材を取り付けるカバー工法を行う工事です。断熱材が外気の熱を室内に持ち込まない働きをしてくれます。
サイディング系の外壁材に適しており、既存外壁の解体や撤去が不要な分コストも抑えることができ、工期も短縮することができます。
張り替え 【断熱効果がある外壁材】
また、断熱効果のある外壁材に張り替える工法もあります。既存の外壁に空気層を設けて外壁材を張ります。
金属系のサイディングやALCボードなどの外壁材に適しています。
断熱材+外壁材の施工よりも、外壁の厚みを抑えることができます。
外張り断熱のメリット
■光熱費の削減
住宅の断熱性を高めることにより、省エネ効果が高くなります。
夏は涼しく、冬は暖かい環境を作ります。その効果により冷房代、暖房代の節約につながります。
■防音効果
断熱材は防音性能を持ち合わせいるため、リフォームにより防音効果も上がります。
内部の音は外へ漏れにくくなり、外部の音も内部へ入りにくく聞こえにくくなります。
市街中心部の住宅で夜の環境音を気にせず睡眠を取りたい方には、おすすめのリフォームです。
■住宅の保護
外張り断熱リフォームをすることで、建物自体を熱による負荷から守ることができます。
室内外の温度差に対し耐久力が増し、窓サッシ周辺の結露やカビ予防にもつながります。
外張り断熱のデメリット
■部分的な施工では効果が期待できない
建物の外壁全体に施工することで効果がみられるため、一部分のみの外張り断熱リフォームでは効果の期待はできない。
■費用が高額
工事は足場を立てることもあり、カバー工法の場合で、断熱材+サイディング系外壁材+足場代+施工費と費用がかかります。カバー工法の場合は既存外壁をそのまま活かすため、撤去費や処分費が節約できますが、既存外壁材を張り替える工法では、それらがかかってきますので費用はより高くなってしまいます。
まとめ
省エネ効果や防音効果を得られる、外張り断熱リフォームをご紹介しました。少し費用は高めですが、長い目で光熱費を考えた場合にはお得かもしれません。
外壁断熱リフォームを依頼する際には、実際に施工実績がある業者を選びましょう。また、1社のみではなくて数社に見積りを依頼をして、適正な価格や工事内容を比較しましょう。
カテゴリ:外壁
2020年6月10日
海沿いの家に合う塗料とは??
香川県は海や山に囲まれていて、自然豊かな地域です。多くの島もあり、近年ではその環境に魅了され移住する方も増えています。
海沿いに建つ家に憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。部屋からオーシャンビューが見られたら最高ですよね。
しかし海の近くの住宅では潮風による塩害が心配されます。
大切な家を塩害から守るために、外壁塗装のポイントを抑えましょう。
塩害の影響とは?
塩害とは何?
海からの潮風によって起こる症状を塩害と言い、海近くの地域で発生します。
家の腐食やサビの原因となり、家の劣化を進行させてしまう場合があります。大切な家を守るためにも、塩害の対策をしっかりとることが必要です。
塩害で起こる症状とは?
トタンやアルミなど金属製の材質は錆が生じます。
窯業系サイディングやモルタルの外壁は、塗膜の劣化により起こる症状で外壁に触ると白い粉がつく『チョーキング現象』が起きます。この白い粉は雨や紫外線によって塗料に含まれる合成樹脂が分解され、顔料が粉状となり表面に現れたものです。
チョーキングや色褪せは通常の住宅でも経年劣化により起こる症状ではありますが、沿岸部の住宅はより症状が現れやすいと言えます。
塩害から家を守るためには?
塩害から守るためには、屋根や外壁の塗装によってメンテナンスを行うことが第一です。
おすすめの塗料とは?
フッ素塗料=塗料の主成分の樹脂がフッ素系の塗料。
フッ素樹脂の技術を使って開発された塗料であり、耐久性に強い塗膜を作ることができます。
◎メリット
・光沢感があり、新築のような美しさが長続きする。
・耐用年数が約15~20年と長い。
・親水性に優れ、汚れが付着しても雨で汚れを流してくれる。
・耐候性に優れ、紫外線に強い。
このようにたくさんの特徴があり、非常に高品質なことがお解りいただけると思います。
ただ他の塗料に比べて価格が高いということがデメリットと言えます。
ですが一回にかかる塗装工事の費用は高くても耐用年数が長いため、塗替えの頻度を減らすことが可能になり、結果的にメンテナンスコストを抑えることができます。
塗装の際のポイント
家の外装の中でも屋根や外壁が大半の面積を占めており、劣化が目につきやすい部分です。ここで大事なのが、窓サッシや玄関、換気フードなど金属製の部分の劣化にも注意が必要だということです。金属部分は塩害により錆が発生しやすく、屋根・外壁塗装する際には必ず金属製の付帯部分も塗装することをおすすめします。
日常生活で気をつけるポイント
日々の生活で家の中の掃除は頻繁にするかと思いますが、それと同じように家の外装も清掃することが大切です。大雨や台風などの後には、いつも以上に潮風によって塩分が付着しています。気になる部分を水で洗い流しましょう。
まとめ
海の近くの住まいでは無視できないのが塩害です。塩害は建物の寿命を縮めることに繋がりかねません。いかに塩害と向き合って、大切な家を守るかが重要です。
海沿いにお住まいがある方、これから海沿いの暮らしを検討されている方は是非プラニング・Kにご相談ください。
大切な家を塩害から守るためのご提案やお手伝いをさせていただきます。
2020年6月7日
ベランダ塗装・塗り替えのポイント
普段あまり気にすることのない、多少の劣化は見逃しがちなベランダ。しかし、ベランダも年月が経てば、床や手すりなどが劣化していきます。
そこで今回は、ベランダ塗装の目安とメンテナンス方法についてご紹介します。
ベランダを塗り替えるタイミング
ベランダは、家を建てる際に必ず防水加工が施されています。
しかし、雨風や直射日光の影響で年々塗装は剝がれ、気がつかないうちに防水効果がなくなっている場合があります。そうすると、雨水が建物内部に染み込み、最悪の場合 屋内の壁や天井、家の躯体を腐らせてしまいます。
とはいっても、塗り替えのタイミングが分からないという方も多いでしょう。基本的にベランダ防水の寿命は、新築や前回の防水工事から約10年といわれています。この10年というのは屋根や外壁を塗り替える時期でもあるので、一般的には屋根や外壁とともにベランダ防水をすることが多いです。
また、塗装工事は時間も手間もかかりますので、外壁や屋根、その他気になる部分の工事と合わせて行うことをおすすめします。
塗り替えが必要な状態って?
先ほどベランダ防水の寿命は約10年とお伝えしましたが、場合によっては10年が経っていなくても塗り替えが必要になることがあります。
①ひび割れ
ベランダの表面の塗装がひび割れていると、その部分から急激に劣化が進んでしまいます。深さによっても補修方法が変わってきますので、「これくらいなら大丈夫」と思わずにメンテナンスをしましょう。
②剝がれ
剝がれもひび割れ同様に、程度によって補修方法が違います。色あせているくらいなら表面の塗装を塗り直すだけで済みますが、防水層の部分から剝がれている場合は防水層のメンテナンスが必要になってきます。
どちらにせよ、ベランダ防水の効果がなくなっている合図には変わりませんので、気づいた段階で早目に対処をするようにしましょう。
③雨漏り
最も深刻な症状が雨漏りです。雨漏りといえば屋根のイメージですが、ベランダも雨漏りをする場合があります。
ベランダには、雨水が溜まらないように排水溝が備わっています。しかし、その排水溝の手入れを怠るとごみが詰まり水が流れなくなってしまいます。その状態で雨などが降り込むと、ベランダ内に水が溜まって溢れだしてしまい、雨漏りを起こすことがあります。
また、ひび割れた部分から雨水が入り込み、ベランダ内部の建材が腐食して、ベランダ下への雨漏りにつながることもあります。
ベランダのメンテナンス方法
一般的なベランダのメンテナンス方法には、FRP防水とウレタン防水というものがあります。
ウレタン防水
ベランダ防水の中でも、比較的安い費用で高い効果が期待できるのがウレタン防水です。ウレタン防水は、主に液体状のウレタン樹脂液状を塗り広げる作業のことをいいます。
そのため、ベランダの素材や形状・面積を問わずに施工することができます。しかし、ウレタン防水の塗膜は、耐用年数が近づいて薄くなってくるとあっという間に紫外線や熱に弱くなるので、定期的な塗り直しが必要になります。
FRP防水
FRPとは、「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略称です。
樹脂繊維を含んだシートを貼り付けてコーティングするFRP防水は、施工にかかる時間が短く、軽量で耐久性が高いという特徴があります。
一方、ウレタン防水と比べると材料費も手間もかかるので、費用は少し高めです。また、地震などの揺れによってはトップコートがひび割れたり剝がれたりする恐れがあります。
まとめ
日常でベランダを意識することはあまりないと思います。しかし、ぜひこの機会にご自宅のベランダを見てみてください。もし、ひび割れや剝がれがあった場合は早めの対応をすることをおすすめします。
また、ウレタン防水やFRP防水などメンテナンス方法によって様々な特徴があります。どの方法が合うのか分からない場合は、気軽にプラニング・Kにご相談ください。お待ちしております。
2020年6月6日
外壁塗装リフォーム会社を選ぶ際のポイント
外壁の外観をキレイに保ち住宅の性能を維持するために、定期的な塗装リフォームをする必要があります。しかし、外壁リフォームをどのような会社が行っているのかは、あまり知られていません。なんとなく雑誌に載っていたから、ポストにチラシが入っていたから、と安易に選んでしまっていませんか?
今回は、業者選びのポイントを詳しく見ていきましょう。
外壁塗装リフォームをしている会社はどんな会社?
外壁塗装リフォームを行う会社は、リフォーム会社、ハウスメーカー、外壁塗装会社があります。
■リフォーム会社
リフォーム会社とは、リフォームを専門にする会社をいいます。
その形態は様々で、不動産会社をベースとしたリフォーム事業部や、給排水設備の専門リフォーム、塗装会社がリフォーム部門を展開しているケースなどがあります。
外壁塗装リフォームを検討されている場合は、塗装会社が行っているリフォーム部門に依頼するのが良いでしょう。
リフォーム会社ではハウスメーカーよりも安く塗装工事ができることが最大のメリットです。保証やアフターサービスが充実しているかも決め手となるでしょう。
■ハウスメーカー
ハウスメーカーでは新築したお客様に対する定期点検やアフターフォローで外壁塗装リフォームの提案をしています。
ハウスメーカーには大手の信頼と安心感があり、建てたメーカーで外壁塗装リフォームを依頼すれば素材や色など細かなこともわかっているメリットがあります。
デザインを変えるリフォームもハウスメーカーは得意としていて、新築での実績を活かした外観デザインを提案してくれます。
■外壁塗装会社
外壁塗装会社は塗装を専門とする職人を自社でかかえた、地域密着の会社です。
塗装が専門ですので技術が高く、見積りも自社施工のため安いのが特徴です。
大手のハウスメーカーと比べると広報活動が弱く、実績がわかりにくいため良い業者を見つけるのは難しいと言われています。
最近では外壁塗装会社も自社のホームページを開設して、自社施工を広く公開しています。
任せて大丈夫かの判断材料
■外壁塗装の実績
優良な会社かどうか判断するには、何よりも実績です。
依頼しようとする会社のホームページを確認しましょう。ホームページには今までに施工してきた実例(施工事例)や会社の設立から現在までの軌跡を見ることができます。塗料の紹介や、おおよその工事金額を紹介している会社もあります。
また、ネットなどの口コミサイトやリフォームを行った家族や知人から、施工してみての感想など詳しく聞いてみるのもいいですね。
■有資格者
「塗装技能士」は国家資格で学科と実技試験をクリアしないと交付されません。一定の知識と塗装技術がないと取得できない資格ですので「塗装技能士」の資格を持っている職人がいるリフォーム会社は塗装技術が高いと判断できます。
その他にも「外壁劣化診断士」「雨漏り診断士」などの資格も外壁塗装の技術や施工の知識を要する専門資格ですので判断材料の一つになります。
■建設業許可
規模の大きな工事をする場合は「建設業許可」が必要です。
塗装会社で建設業許可を保持している会社は規模の大きな工事の実績があるということです。これは判断材料としては、かなりの比重を占める重要な点といってよいでしょう。なぜなら規模の大きな工事は実績と信頼がないと任されることはないからです。
また、建設業許可は5年ごとに更新があり、更新回数を重ねている会社は安定経営していると判断できます。
まとめ
いかがでしたか。外壁塗装リフォーム会社を探すポイントをご紹介しました。外壁塗装リフォームは費用もかかりますし、そう度々行うものでもありません。せっかくのリフォームなので満足いく仕上りにしたいですね。業者選びは、その第一歩です。しっかりと検討した上で安心して任せられる業者に任せましょう。
カテゴリ:外壁
2020年6月5日
屋根・外壁塗装に関する疑問??
屋根や外壁塗装の工事を検討している中、疑問や不安ごとを感じている方も多いと思います。では実際にどのような疑問・質問が多いかご紹介します。
気になることを解決しよう!
外壁リフォームは天候によっても左右しますが、工事期間が約2週間と長くかかります。そのため、気になりながら工事完了を待つのは精神的な苦痛を感じてしまいます。
工事が始まってからでも、気になることがあれば必ず確認しましょう。
◆塗装に関する疑問
Ⓠ外壁塗装はDIYでもできるか?
費用を抑えるために自分で塗装したいという方もいます。ですが、基本的にはおすすめできません。
外壁塗装の場合は高所作業になるので、足場の設置が必要になります。
万が一、作業中に落下したら大怪我をしてしまう危険性も伴います。作業中の失敗やリスクを考えると、熟練された職人に依頼することをおすすめします。
Ⓠ塗替えに適している時期はあるの?
外壁塗装ができない季節や時期は特にありません。気温5℃より高く、湿度85%より低ければ一年中いつでも塗装工事は可能です。ただ、気温が5℃以下の真冬日と雨の日は塗装工事を行えません。雨天が続くと塗料の乾燥に時間がかかり、工期が予定通り進まないことも考えられます。工事期間も含め、施工業者としっかり相談しましょう。
◆生活に関する疑問
Ⓠ洗濯物は干せますか?
工事期間は家全体を養生ネットで覆います。作業中は塗料を使用するため匂いや飛散で洗濯物を汚してしまう可能性も考えられます。そのため室内干しをお願いしております。
Ⓠ塗装中に車は汚れたりしないの?
作業中は車にシートカバーを被せ塗料の飛散を防ぎます。塗装部分に付帯している部位も塗料がつかないように養生シートでカバーします。
Ⓠ作業中は家にいないといけないの?
屋根や外壁塗装の場合は、屋外の作業のため基本的にはお留守でも作業に差し支えはありません。工事の初日や最終日は施主様の立会いが必要になることもありますので、事前に施工業者に確認しましょう。留守にする場合は、玄関はもちろん窓の施錠もお願いします。
Ⓠ作業中に家の中に入ることはあるの?
工事内容によりますが、屋根・外壁塗装に関しては基本的に家の中に入って作業を行うということはありません。トイレ休憩の際も近くの公衆トイレやコンビニのトイレを使用しています。
Ⓠ工事費用の支払いは先払いですか?
一般的には工事完了後のお支払いになります。
ただし、大規模な工事で高額な場合は着手金として一部先にお支払いいただく場合もあります。契約時に必ず確認しましょう。
ご近所問題について
Ⓠ近隣の方への挨拶は必要ですか?
近隣トラブルを未然に防ぐためにも挨拶は必要です。事前の挨拶をしているかどうかで、何かトラブルが発生した際でも関係を良好に保てるケースも多くあります。
工事の日程が決定したら、施工業者が近隣のお宅へ工事の作業説明を含め挨拶廻りをしてくれる場合がほとんどです。
Ⓠご近所迷惑になることはあるの?
工事の内容にもよりますが、外壁リフォームの場合は塗料の匂いや作業中の工事車両が通行の妨げになるなどが挙げられます。
近隣の住宅と密接している場合は、塗料の飛散防止のための養生シートや車両用のシートカバーをお願いする場合もあります。
どのお宅にもリフォームの時期は訪れます。匂いが気になり窓が開けられず、生活に不便さを感じてしまうこともあるかと思いますが、ご近所付き合いを円滑にするためにもお互いさまの気持ちを持ってご協力をお願いします。
まとめ
屋根や外壁リフォームは家の一生において、数回行う程度です。1回の費用も高額なため、疑問や不安を感じることは当然です。
気になることを施工業者に確認することで、業者側も施主様がどのようなことを不安に感じているかを知ることができます。そのようなやり取りが信頼関係を構築することにも繋がります。
疑問に感じていることを解決し、新しく生まれ変わる我が家を気持ちよく迎い入れましょう!
2020年6月4日
防水リフォームは必要か?
住宅の新築時には防水が施されていますが、経年劣化により防水層の性能は低下していきます。防水性能が失われると建物内部に雨水が侵入することとなり柱や梁といった木部が腐ってしまう事態を起こしてしまいます。このことから防水リフォームは必要ということです。
今回は防水リフォームがなぜ必要なのか、どのような防水リフォームがあるのかを見ていきましょう。
防水リフォームはなぜ必要?
経年劣化により防水層の性能が低下している状態でそのままにしておくと、建物内部に侵入した雨水により雨漏りが起きたり、壁内部の柱を腐らせてしまう事態をまねきます。
明らかに雨漏りがしている状態ですと防水層が劣化していることに気づくことはできますが、症状がない場合は防水層の劣化にはなかなか気づかないものです。
10年以上何もメンテナンスをしていない場合は防水層の劣化を疑ってもみましょう。
まずは防水リフォームの知識と経験のある専門業者へ現状調査を依頼しましょう。
防水リフォームの種類
防水リフォームには使用する材料や工法により、いくつかの種類があります。
■シート防水
シート防水とは、塩化ビニール樹脂などで作られたシートを貼りつける工事をいいます。
下地に接着剤を塗って貼りつけていく施工で、工期は短くてすみ、防水シート自体も頑丈なため防水層が剥がれにくいメリットがあります。
ロール状のものが大半で、複雑な形状に施工するのが難しいのがデメリットです。
ビルの屋上など広い面積を施工する際によく採用されています。
■FRP防水
FRP防水とは、ガラス繊維製のシート樹脂を塗って施工する工事です。
ガラス繊維で強化されたプラスチックとなるため耐久性が高く軽量なことがメリットです。
紫外線で劣化するため、メンテナンスをしないままだと防水性が低下してしうデメリットをもちます。
定期的にトップコートを塗布すれば防水性を保つことができます。
■ウレタン防水
ウレタン防水とは、ウレタン防水剤を塗布する防水工事です。
塗装と同じように液体を塗って施工するため、複雑な形状のところや狭いところも施工できるのがメリットです。
塗装と同じで耐久性がやや低く、耐用年数も短いのがデメリットとなります。
■アスファルト防水
アスファルト防水とは、コールタールを染み込ませたシートを貼りつける防水工事です。
道路と同じアスファルト材料を使用するため耐久性が高いのがメリットです。
重量が重くコールタールを加熱するときの臭いがデメリットとなります。
まとめ
住宅の状態を長く安全に保つためには、定期的な防水層のメンテナンスが必要です。この記事を読んで10年以上メンテナンスを何もしていないという方は、一度専門業者に現在の状態の確認のために調査依頼をしましょう。大切なのは専門業者に依頼するということです。防水工事には種類があり施工方法もそれぞれ違います。経験と知識が豊富な専門業者だと施工不良が起きる可能性も少なく安心して任せることができるでしょう。
2020年6月1日
ガルバリウムの家は塗替えの必要がないって本当?
ガルバリウム鋼板の外壁は塗替えの必要がないと聞いたことはありませんか?
外壁塗装リフォームにかかる費用は高額なため、塗替えが不要になると費用的な負担も軽減できます。
では、本当にリフォームが不要なのかご説明します。
ガルバリウム鋼板とは何?
ガルバリウム鋼板は金属系のサイディングの一種で、鉄でできた板に金属メッキで加工した金属質の板のことです。主に外壁材や屋根材に使用されています。
シンプルモダンな印象と独特のデザイン性で、近年ガルバリウム鋼板を使用した住宅や建物が増えてきています。
◆特徴
ガルバリウムで最も使用されているのは 『 黒色 』です。圧倒的な存在感と重厚感が人気の理由です。色の種類は豊富ですがメーカーによって様々です。
艶ありと艶消しがあり、艶ありは自然光の反射によって光沢を放ちます。
艶消しはマットな質感で落ち着いた印象を与えます。
◆メリットとデメリット
〇メリット
・錆びにくい
・耐久性が高い
・耐震性が高い
・デザイン性が高い
・耐熱性が高い
×デメリット
・メンテナンスコストがやや高い
・断熱性が低い
・遮音性が低い
塗替えの必要性について
◇塗替えの頻度
同じガルバリウム鋼板を使用しても、住む環境や地域の気候によっても違いが生じます。
屋根や外壁塗装は単に色を塗り替えるという目的以外に、外的環境から住宅を守るための塗膜を作るということも含まれています。
経年劣化により塗膜は剥がれてしまいます。剥がれが生じると、ガルバリウム鋼板自体に錆びや色あせが起こります。したがって10~15年周期で定期的なメンテナンスは必要ということになります。
◇相場
外壁塗装の相場は約80万~120万円です。
屋根や外壁塗装では高所での作業を伴うため、足場の仮設が必須になります。
ガルバリウム鋼板は表面に凹凸があるものが多く、熟練した職人の技術が必要です。材質の特性上合わない塗料もあるので使用する塗料選びも重要です。
まとめ
ガルバリウム鋼板の特徴はご理解いただけたかと思います。
住宅は強い紫外線や雨風などの外的環境にさらされており、ガルバリウムの高い耐久性と耐用年数が長いという優れた特徴は大きな強みと言えます。
ですが、耐用年数が長い=メンテナンスが不要ということではありません。
定期的なメンテナンスで大切な家を守りましょう!
カテゴリ:外壁
2020年5月30日
外壁コーディネート ~ vol.2 テクスチャー編 ~
外壁の種類により住宅のイメージは左右します。外壁には色の塗替え以外に、使用する外壁材の材質や質感で外壁のイメージを表現することもできます。素材選びは外観デザインの大きなポイントになります。
では早速、どのようなコーディネートがあるのかご紹介します。
外壁材の種類と特徴
外壁は経年劣化の影響を受けやすいため、防水性や耐久性が必要になります。
まずは一般的に使用されている外壁材の種類と特徴を知りましょう!
●窯業用サイディング
セメントと繊維質などの原料を形成したもの。 |
〇メリット
・デザイン性が高く、美しい柄や色が豊富。 ・耐久性が高く、コストパフォーマンスが良いことから人気の材質。
×デメリット ・つなぎ目にシーリング材を使用しているため、経年劣化によりシーリング材のひび割れが生じる。 |
●金属系サイディング
裏面には断熱材を使用し、金属板を成形したもの。 |
〇メリット
・耐水性が高い。 ・寒い地域での凍害の影響も受けにくい。 ・断熱性や防音性に優れている。 ・外壁材の中でも軽量で、重ね張りするリフォームでの使用も増えている。
×デメリット ・費用は高めだが、メンテナンスの頻度は少ない。 |
●モルタル
セメントと砂を混ぜ合わせた素材 |
〇メリット
・防火性に優れている。 ・混ぜ合わせた素材を職人が塗り上げていくので、手仕事の風合いを感じる。 ・仕上げ方によって様々な表情になる。
×デメリット ・材質が硬く、地震などによる衝撃でひび割れが生じやすい。 |
●タイル
粘土などの原料を焼き固めてつくられたもの。 |
〇メリット
・耐久性や耐候性に優れている。 ・硬く傷がつきにくい。 ・防水性が高く、雨水も吸収しないため耐用年数も長い。 ・重厚な印象が高級感を演出する。
×デメリット ・高級な材質のため、費用も高額になる。 |
●ALC
軽量の気泡コンクリート素材 |
〇メリット
・耐久性が高い。 ・断熱性に優れ、夏は涼しく冬は暖かい。 ・耐火性に優れている。 ・遮音性が高く、防音壁として使用されることがある。
×デメリット ・費用が高い。 ・防水性が低いため、防水性の高い塗料で塗装を行い保護する必要がある。 |
テクスチャー(材質)の選び方
テクスチャーとは、材料の表面の視覚的な色や明るさの均質さ、触覚的な強弱を感じる凹凸といった部分的変化を全体的にとらえた特徴や材質感覚、効果を指します。
では実際にどのような組み合わせがあるのかご紹介します。
◆左右張り分け
2種類の材質を使用し、縦に張り分ける方法。
上下に目線がいくので、シャープにすっきりとした印象を与えます。
◆上下張り分け
1階と2階で柄の違う質感で張り分けることで安定感を与えます。
上下どちらかに凹凸感のある素材を選ぶとメリハリが出て、より立体感を演出できます。
◆全面張り
1種類の外壁材で全面張りにすることで統一感のある落ち着いた印象になります。
例えば下の画像のように同じ柄でトーンに変化をつけ張り分けすると、上品な中にもアクセントが生まれます。
まとめ
材質でイメージを変えるというのはどうしても難しく感じてしまいますが、外壁材の特徴を活かした組み合わせで素敵に大変身します。
外壁材は材料費と耐久性のバランスが大切です。外壁リフォームを検討する際には、いかに外壁材の種類や特徴を理解した上で選択するかが外装コーディネートの成功に繋がります。
理想の材質の組み合わせや張り分けを見つけ、魅力的な外観を作りましょう!
カテゴリ:外壁