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2022年6月13日
台風による住宅への被害
近年、地球温暖化の影響で大型台風や強風、線状降水帯による大雨が発生しています。特に記憶に新しいのが2017年の九州豪雨や2018年の西日本豪雨です。
このような状況下で大切なお家を守るためにはどのような対策をすればよいのでしょうか。
大雨による被害
大雨は洪水を引き起こします。河川や下水道が氾濫すると住宅が浸水してしまいます。大雨は台風以外にも集中豪雨などにより発生し、最近では毎年のように起きている現象です。
また、外壁や屋根材が劣化しており、そこから雨漏りが発生してしまった、ということも多くあります。
強風による被害
強風による最も多い被害は、飛来物が住宅にぶつかったり破損することです。テレビでも看板が風で飛ばされたり、木が倒れたりしているのを見たことがあるかと思います。特に小さなものであればすぐ吹き飛んでしまうので、それが風に乗って住宅の外壁や窓にぶつかり破損してしまう、といったことは珍しくありません。
また、自分の家の屋根が劣化して、浮いていた瓦が飛んでいってしまったり、玄関先や庭などに置いてあるものが飛び、他の住宅を破損してしまう、という可能性も十分あり得ます。
対策
台風によって上記のような被害を出さないために、どのような対策が必要なのでしょうか。年々、台風は大型化し、被害は深刻化していきます。「去年は大丈夫だったから…」と思わずにしっかりと台風対策をとっておくことが重要になります。
大雨
大雨による浸水に備えるにはホームセンターなどで土嚢袋を購入し、台風が来る前に土を詰めて、台風が来る前日に家の周りに置いておく、という方法です。土嚢袋がない場合は40ℓ程のゴミ袋やポリ袋に土を入れておくと良いでしょう。
また、雨樋や自宅周辺の排水溝を掃除しておきましょう。雨樋や排水溝に落ち葉やビニール袋などのゴミが溜まっていると水はけが悪くなります。
強風
飛来物からご自宅の破損を防ぐ方法として、雨戸やシャッターをつけましょう。そうすることで飛来物があっても、窓が割れる心配もありません。もしも、雨戸やシャッターを取り付けるのが難しい場合は、台風が襲来する直前に窓に飛散防止テープを貼ったり、段ボールなどで窓を補強しましょう。
また、ものを飛ばさないために自宅の庭にあるプランター、おもちゃなどが飛ばされる可能性のあるものはすべて屋内に避難させておきましょう。
台風の前に点検
屋根
台風は浸水や大雨で雨漏りに直結する被害が生じます。台風シーズンの前に外壁や屋根瓦などを点検してもらうことが重要です。屋根材が経年劣化で反りかえっていたり、浮いている状態のところに強風が吹くと屋根が飛んでしまいます。
外壁
台風は強風と大雨を伴い、住宅が横殴りの雨に打ち付けられます。普段の期先に守られている外壁も雨に晒され、その際に外壁のひびやサイディングボードのコーキング部分が劣化していると、その隙間から雨水が侵入し、雨漏りに繋がります。
ドアや窓周り
ドアや窓を設置する際、サッシ廻りに隙間が生じるため、必ずコーキングを行います。
コーキングは劣化するとひびが入り、痩せてしまいます。その隙間から雨水が侵入し、雨漏りに繋がります。
台風シーズンに入る前には上記のような箇所の点検を業者に依頼して行いましょう。劣化している所は必ず補修をする必要があります。また、台風通過後も目に見えない箇所が劣化している可能性があるので再度点検を行うと良いでしょう。
まとめ
これから台風のシーズンに入ります。台風前に対策をとることも大切ですが、台風通過後も点検を受けたり劣化箇所がないか確認しましょう。テ
レビで報道されるように浸水していないから大丈夫と思わずに、目に見えない被害のあるので、必ず点検を受け、住宅を長持ちさせるように心がけましょう。
2022年6月2日
塗料が乾燥するまで
外壁塗装は塗料が完全に乾燥するまでに気をつけなければいけない注意点があります。美しさと耐久性を兼ね備えた外壁にするためには具体的にどのようなことに気を付ければ良いのか、ご紹介していきます。
塗料が乾燥するまでにやってはいけないこと
必要以上に触らない
塗料が乾燥しているか確かめるために、手や爪などで必要以上に外壁を触るのはNGです。必要以上に触ってしまうと、跡が残って見栄えが悪くなってしまう可能性があります。塗装業者に乾いていることを確認してもらってから触るようにしましょう。
また小さいお子さんのいる家庭はお子さんが外壁を触らないように注意しておきましょう。
ものを立てかけない
塗料が完全に乾燥するまでは傘や自転車などは壁に立てかけないようにしましょう。跡がついたり、汚れたりするだけではなく、塗装が剥がれてしまう可能性があります。
特にひび割れ補修のために使用される弾性塗料はものがくっつきやすいので注意が必要です。
屋外での作業は控える
戸建の場合、乾燥期間中であっても芝刈りや洗車など屋外作業がしたくなることがあるかもしれません。土や草が壁に飛んでしまったり、洗剤や洗剤を含んだ水が飛び散ってしまう可能性があります。それが原因で塗膜が剥がれる可能性があるので、なるべく屋外作業は控えたほうが良いでしょう。
注意事項を業者に確認する
外壁塗装に関する説明は費用や塗装方法、塗料についての内容がほとんどだと思います。乾燥にかかる期間において何をどう注意すればよいのかしっかりと事前に業者に確認することをおすすめします。
塗料が乾燥するまでの段階
塗料の種類によって乾燥するまでの反応は異なりますが、完全に乾燥するまでに3段階あることは共通しています。
1. 半硬化乾燥・・・軽くこすっても跡がつかない状態。
2. 硬化乾燥・・・圧迫しても指紋がつかない状態。
3. 完全乾燥・・・内部までしっかり乾燥した状態。
外壁塗装は一つの工程を終わらせてから次の工程に移るので、1日1工程ずつ進んでいくのが一般的です。1日で2日塗りをするような業者は乾燥時間を守らず手抜き工事をする可能性があるので注意しましょう。
まとめ
今回は外壁塗装の乾燥中の注意点をご紹介しました。塗料には乾燥段階があり、それを守ることによって、美しく耐久性のある外壁に仕上げることができます。
外壁塗装において乾燥はとても重要な工程なので、分からないことがあれば業者におすすめします。
2022年5月30日
現地調査の重要性
外壁や屋根を塗装するには見積を出す前に建物の状態を調査する必要があります。見積が欲しいと思っても、現地調査をして建物の劣化状態が分からないと見積が出せません。
今回は現地調査について詳しくご紹介します。
現地調査とは
現地調査は業者が見積を作るために建物を調べることです。この調査で適切な施工内容や外壁材に合う塗料を判断するため、必ず行わなければなりません。
また、建物の状態だけでなく、立地や日当たりのよさも確認し、環境に合った塗料を提案したり、工事をスムーズに進めるための周辺調査も同時に行います。
現地調査をせずに概算で見積を依頼するのはおすすめできません。事前に劣化状況などを把握できていないので、工事が始まってから追加工事が発生し、トラブルになりかねません。
建物調査での確認事項
建物調査では塗装工事を行う場所の確認、外壁の劣化状況の確認を行います。
詳しくポイントを見ていきます。
外壁の面積
屋根や外壁の長さを測って面積を算出します。窓や玄関枠など塗装をしない部分もしっかり測って外壁面積を算出します。工事にかかる費用を出すため、最も重要な作業です。
外壁の劣化状況
外壁の劣化状況も同時に見ていきます。触ると手に粉がつくチョーキング現象やひび割れ、色褪せなどを見て劣化具合を確認していきます。
その他状況確認
附帯部なども劣化がないか確認します。ご自身では気づかない箇所もかなり劣化している可能性があります。
所要時間
現地調査の所要時間は1時間程度です。業者によって確認内容や所要時間は違ったりしますが、現地調査を30分以内で終わらせる業者には注意しましょう。最初にお伝えしたとおり、後日追加工事が発生し、トラブルに繋がりかねません。
また、暗い時間帯に現地調査を行うと、測定や劣化の箇所が判断しづらくなり、確認が難しいこともあるので明るい時間帯に現地調査を依頼するようにしましょう。
立ち合い
現地調査は基本的に立ち合うことをおすすめします。業者と一緒に建物全体の劣化状況を確認することで、業者だけでなくご自身も劣化箇所や塗装面積を把握することができ、外壁塗装に関する不安を少しでも払拭することができます。
また、どうしても都合がつかなくて立ち合いができない場合はご家族などに立ち合いをお願いしましょう。立ち合いなしで現地調査を行うことはおすすめできません。
業者がどのようにして現地調査を行っているのか分からず不安材料になってしまったり、見ていないからといって現地調査を適当に終わらせてしまう業者もいるため、必ず立ち合いは行いましょう。
まとめ
現地調査は単に見積もりを出すためのものではなく、工事をするために絶対に欠かせないものです。最初に建物の状態を細かく把握することでどういった工事を行う必要があるのかを判断することができ、適正な費用を算出して、適正な工事を行うことができます。
外壁塗装・屋根塗装をご検討中の方はお気軽にプラニング・Kまでお問い合わせください。
2022年5月23日
自分でできる外壁のお手入れ
ご自宅の外壁を少しでも長持ちさせるためには、10年を目安に屋根や外壁をメンテナンスすることが必要になります。しかし、外壁塗装や修繕にはお金がかかります。そのためメンテナンス期間を12年、15年と延ばしていきたいですよね。
そこで今回は外壁を長持ちさせるためにご自身でできるお手入れについてご紹介していきたいと思います。
お手入れ方法
掃除
外壁を手軽にメンテナンスできる方法は掃除です。外壁を掃除しないで放置しておくと汚れが定着し、落ちにくくり、劣化が早まってしまいます。
掃除は、家庭にあるものを使用して行うことができます。手間はかかりますが、業者に依頼するよりも安く外壁をメンテナンスすることができます。
<用意するもの>
・柔らかいスポンジ
・手袋
・必要に応じた洗剤
・ホース
・バケツ
・高圧洗浄機(あれば)
※外壁塗装は水が飛び散るため、濡れても良い服装で行いましょう。
<注意点>
・外壁は柔らかいスポンジで優しく擦りましょう。ごしごし擦ってしまうと塗膜が剥がれてしまう可能性があります。
・外壁用の洗剤は強力なものが多いため、必ず手袋をして行いましょう。
・ホースなどで外壁を流す際は、開口部のちょっとした隙間でも水が入り込んでしまうため、しっかりと窓を閉めておきましょう。
・高圧洗浄機はスポンジでも落ちない頑固な汚れに使用します。
・高所を掃除する場合、脚立や梯子にのぼって作業をすると転落する危険性があるので高所だけは業者に依頼することをおすすめします。
植物を外壁から離す
草木や影になりやすい部分は湿気が多く、外壁にカビやコケなどが発生する原因になります。もし外壁にひびがあればその隙間からカビやコケなどが侵入し、根を張ってしまう可能性があります。
こまめな草刈りや、ガーデニングをする場合はなるべく外壁から離すようにしましょう。
劣化に早く気付く
外壁を長持ちさせるためには常に外壁を観察することが重要です。普段の状態がどうなっているか自分で把握しておけば、外壁に異変があった際、すぐに気付くことができます。
<劣化のポイント>
・チョーキング
チョーキングは外壁の劣化症状におけるもっとも代表的なもので、外壁を指でなぞると白い粉のようなものがつく現象です。顔料が紫外線によって分解され、表面に出てきてしまっている状態です。
・色褪せ
初期の段階では分かりにくいですが、外壁塗装の色や光沢は塗装直後から徐々に色褪せていきます。
・ひび割れ(クラック)、剥がれ
外壁にひび割れがあればよく確認するようにしましょう。ヘアークラック(幅0.2㎜以下のクラック)が入っている場合は軽度なので問題はありませんが、構造クラック(幅0.3㎜以上深さ0.4㎜以上のクラック)であれば外壁の下地材が破損している恐れがあります。クラックは地震や車が通る振動によって歪みやズレが起こることが多いため、注意が必要です。
まとめ
外壁は塗装直後から劣化していきます。安全に注意し、丁寧に清掃を行えば外壁を綺麗に保つことができます。塗装は何度もできるほど安価ではないため、メンテナンス期間は長ければ長いほど良いですよね。
今回ご紹介した方法でこまめにメンテナンスを行い、外壁の寿命を長くできるように心がけましょう。
カテゴリ:外壁
2022年5月9日
和風住宅の外壁塗装
和風住宅の外壁を考えている方も多いと思います。瓦や竹垣など独自の趣がある和風住宅を塗り替える場合、雰囲気を損なわない色選びが大切です。和風住宅の塗装は、印象はそのままで外壁を一新することもできますし、雰囲気をがらりと変えることもできます。
今回は和風住宅の外壁塗装についてご紹介したいと思います。
日本の伝統色
和風住宅を塗装するにあたって、ぜひ使いこなしていただきたいのが日本の伝統色です。日本の伝統色は彩度の低いものや、少しくすんだ落ち着いた色味のものが多い傾向にあります。
このような色を使用して外壁塗装をすると和風の雰囲気を表現できます。外壁は彩度が高すぎると悪目立ちをしてしまう可能性があるため、色選びの失敗を防ぐという意味でも彩度の低い伝統色を使用することをおすすめします。
木目
和風住宅の特徴の一つに軒天や破風板、柱や玄関扉など様々な箇所に木材が使用されています。木材の持つ天然の色と木目が、外壁の色と組み合わさることによって自然な和の雰囲気に仕上げることができます。木材箇所には風合いを生かすため、クリア塗装をすることがおすすめです。
エクステリアに合わせる
住宅にはポストや植木、フェンスや塀、窓や花壇、カーポートなど様々なエクステリアパーツがあります。
これらを無視して外壁塗装を行うと、塗装後に全体的にまとまりがなく、ちぐはぐな家になってしまいます。
外壁の色を変えたときに既存のエクステリアパーツが浮いてしまわないかよく確認しましょう。
和モダン住宅の塗装
和風建築物の直線美や木材の多様といった特徴を残しつつ、ライトやガラスなどの洋風な素材を取り入れた現代風の建物を和モダン住宅と呼びます。
和モダンを目指しすぎるあまり、和風とも洋風とも取れない住宅になってしまった、伝統色を使用したが思った色味にならなかった、エクステリアとの相性が悪かったという失敗例もあります。
塗装をする前に施工例や見本などをよく見て確認するようにしましょう。
和風住宅を塗装する際の色選びの注意点
屋根やほかの部材、エクステリアなどと配色を考慮する
和風住宅には洋風にはない瓦・軒天・垂木といった部材があります。
屋根やほかの部分との配色を考慮して、外壁材の色を決めていきましょう。
汚れやすさを考慮する
白・ベージュ系などの淡い色は汚れが目立ちやすく、漆喰などは白色に仕上がりますが、汚れが目立ちやすいので注意が必要です。
見本は大きいもので確認する
外壁の色選びは面積効果を受けるのでカタログなどの小さな見本で確認しないようにしましょう。見本はA4以上のサイズが好ましいです。
まとめ
和風住宅は伝統色をバランスよく配色して屋根やエクステリアパーツと調和させるかがポイントです。こうした注意点に気を付けながら、和風住宅の雰囲気にあった外壁塗装を行いましょう。
2022年5月6日
外壁塗装の色選び
外壁塗装で色を選ぶ際、「どのような基準で選べばいいのか分からない」「色が変じゃないかな」などといった悩みや不安をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
今回は満足のいく外壁に仕上げるための色選びのコツについてご紹介したいと思います。
風水
外壁色の判断基準として風水を取り入れてみるのも面白いかもしれません。住宅の中で風水を最も発揮できるのが外壁だと言われています。よく外壁で使用される色の風水の意味をご紹介します。
白:リセットするといった意味があり、「不運の連鎖を断ち切りたい」「一からやり直したい」という状況をサポートしてくれます。
黒:お金を守ってくれるという意味があり、金運アップの効果があります。また関わりたくない人を寄せ付けないという意味もあり人間関係を良好にしてくれます。
茶:安定・信頼といった意味があり、家族間の悩みやイライラなどをおさえ、安泰や落ち着きのある生活を期待できます。
グレー:まじめで堅実な意味があるグレーは仕事運の上昇が期待できます。心を落ち着かせる効果もあります。
ベージュ:気品や高級感があり、誰からも好印象を受けやすく、人間関係を良好にすることができます。
周りの環境
カタログや見本を見て色を決めても良いのですが、周りの環境や住宅と調和するように色を選ぶことも大切です。完工後に「周りと比べて派手すぎて浮いている」と感じてしまうことがあります。
街の景観との調和を無視してしまうと景観を損ねるだけでなく、悪目立ちしてしまう可能性もあります。
また、景観ガイドラインというものがあり、街の景観を守るため市町村で決められている独自のルールです。
京都などは歴史的建造物が多くあるため、外壁塗装をする際、ある特定の色以外は使用できなくなっています。
ご自身の環境に合った色選びを心掛けましょう。
面積効果
面積効果とは面積の大きさで色の見え方が変わることです。明るい色の場合、面積が大きくなるほど薄く見え、暗い色の場合、面積が大きくなるほど暗く見えます。
外壁塗装は非常に大きな面積に色を付けることになるので、見本だけでなく塗り板などでしっかり色味の確認を行いましょう。
自然光
室内灯でカタログや塗り板を見ても実際塗ってみるとイメージと違ったということがあります。そのため、自然光の下で色味を確認するとそうした失敗も防げます。
色味を合わせる
玄関や屋根に合った色を選択するのも大切です。
家の外壁に色見本を直接当ててみて玄関ドアとの相性を確認し、面積が広くなった場合をイメージして色を選びましょう。
まとめ
外壁の色でお家の第一印象が決まると言っても過言ではありません。そのため色選びは失敗したくないですよね。
外壁は面積も大きく金額も決して安くないため、何度も塗り直しをすることができません。大切な色決めを失敗しないようよく吟味して、長く楽しめる色選びをしましょう。
カテゴリ:外壁
2022年4月28日
外壁にカビが発生する原因
外壁にもカビが発生します。外壁のカビを放置しておくと見た目が悪くなるだけでなく、外壁そのものが劣化したり、アレルギーを引き起こす可能性もあります。
今回はカビが発生する原因や予防法、解決策についてご紹介していきたいと思います。
カビが発生する原因
カビはお風呂場やキッチンなどの水回りで発生するイメージがあると思います。しかし外壁にもカビが生えることがあります。
外壁にカビの栄養となるものがある
カビは汚れを栄養としています。主に有機物と呼ばれる動物や植物、その中で作られる脂肪やたんぱく質なども栄養にでき、プラスチックや外壁の塗装に使われている塗料も栄養源になってしまいます。
温度が適している
カビが繁殖しやすいのは25~30℃ですが、5℃程度でもカビは繁殖すると言われています。そのため、真冬以外のほとんどの季節がカビの繁殖しやすい温度になっています。
湿度
湿度が60%以上あるとカビを繁殖させるといわれています。外壁は天気の影響を受けやすく、室内より湿度が上がりやすいため、カビにとって適した環境です。
長い時間放置されている
上記のような環境でも定期的にメンテナンスをしていると繁殖を防げます。また、壁に凹凸があると水分やゴミが溜まりやすく、カビが繁殖しやすくなってしまいます。
カビを予防するには
カビを除去
外壁や屋根に付いたカビは業者に依頼して取り除くことができます。業務用の高圧洗浄機などで外壁を綺麗にすることができます。また、カビが生えやすい箇所は水で洗い流し、スポンジでこするとカビの再発を予防することができます。
日当たりや風通しを良くする
壁の前や周辺に物を置いておくと日が当たりにくく、風も通らず湿気がこもるため、カビにとって過ごしやすい環境を作ってしまいます。
防カビ塗装をする
カビが生えやすい外壁、環境にお住まいの方は防カビ塗装も検討しましょう。
外壁塗装をすることにより、カビを落とすだけでなく他の劣化している箇所も修復することができ、外壁も綺麗になるので、定期的にメンテナンスすることをおすすめします。
カビを放置しておくと…
アレルギーの原因になる
カビの胞子が含まれる空気を継続して吸い続けると、アレルギーを発症する恐れがあります。人によって程度は異なりますが、主に皮膚のかゆみや咳や鼻炎、肺疾患などの症状が現れます。
家の美観を損ねる
カビは築年数を問わず条件さえそろえば、どこにでも繁殖します。
カビをそのままにしておくと外壁や屋根にも増殖してしまい、新築の住宅でも老朽化しているように見えてしまいます。
まとめ
カビを放置しておくと外壁の深部まで根を張ってしまい、きれいに除去できなくなってしまいます。
また、住宅の外観を損なうだけでなく、アレルギーを発症するなど人体に影響を及ぼす可能性があります。
まずは何が原因でカビが発生しているのか確認し、早期除去を心掛けましょう。
2022年4月21日
木質系サイディングと木目調サイディング
木の温もりを感じられる外壁はナチュラルで優しい印象があり、魅力を感じますよね。今回は木質系サイディングと木目調サイディングについてメリット・デメリットなどを紹介していきたいと思います。
木質系サイディング
木材を使用した薄い板状の外壁材です。天然木を使用したサイディングはログハウスのような木の温もりが溢れる家にしたい方にぴったりです。
メリット
断熱性が高い
天然木を使用しているので熱を吸収しにくく、断熱性が高いという特徴を持っています。
そのため、直射日光が当たる土地や気温差が激しいところにお住まいの方は木質系サイディングをおすすめします。
温もりのあるデザイン
窯業系サイディングや金属系サイディングで木目調に仕上げることは可能ですが、どうしてもナチュラルさには欠け、人工的な質感が出てしまいます。
その点、木質系サイディングは天然木を使用するため、窯業系や金属系には出せない自然で高級な質感を出すことができます。
デメリット
価格が高い
木質系サイディングは全体的に価格が高い傾向にあります。天然木を使用するとどうしても他のサイディングよりも価格が高くなってしまいます。コストを抑えたいという方には不向きなサイディングです。
劣化しやすい
木製なので水に弱く、ほかの外壁材よりも経年劣化の影響を受けやすいため寿命が短くなります。そのため、あらかじめメンテナンス費用を視野に入れておく必要があります。
修繕費がもったいないからとメンテナンスを怠るとカビやコケが生えて見た目も悪くなり、外壁の強度、安全性が損なわれてしまいます。
また、火にも弱いので外壁に防火性の高さを求めている場合は、木質系デザインはおすすめしません。
木目調サイディング
木目調というだけあって木材の外観をしているものの、素材には必ずしも木材を使用していません。木目柄の模様をプリントしているものもあります。
木目調サイディングと呼ばれるものは「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「樹脂系サイディング」の3つになります。
メリット
デザインが豊富
木目調の魅力といえばデザインの豊富さです。様々な模様があるのでコンセプトを決めて、それに合うデザインを選ぶと良いでしょう。また、同じ木目調でも濃淡によってイメージを変えることが可能です。
洋風の外壁だけでなく、古民家風にデザインした和風スタイルにもでき、自身の好みに合った外壁にすることが可能です。
価格が安い
メンテナンス周期も木質系サイディングより長く、長期的に見てもコストパフォーマンスは良いと言えます。
耐久性が高い
木目調サイディングは窯業系・金属系・樹脂系などのサイディングに木目柄をプリントしたサイディングになります。
そのため、耐震性や防火性に優れています。
デメリット
熱がこもりやすい
木質系であれば熱を逃がしやすく通気性が良いのですが、窯業系や金属系のサイディングにすると熱がこもりやすくなってしまいます。
質感
木目調はあくまで”風”なので多少金属などの質感が出てしまいます。本来の木の温かみなどは感じることができません。
まとめ
木質系サイディングと木目調サイディングはそれぞれ違う特徴・質感・価格になっています。地震の好みと予算に合わせてオシャレな外壁を手に入れましょう。
2022年4月18日
外壁塗装は必要ないと感じている方は要注意!!
皆さんは我が家の外壁塗装は必要だと思いますか?
必要ないと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に必見!『外壁塗装は必要ない』と放置していると生じるトラブルについてお伝えします。
外壁塗装とは
外壁は家の外観の大部分を占めるため、第一印象を左右します。
家を塗り替えてきれいになるという外面的な印象はもちろんのこと、見た目にはわからない内面的な効果も備わっています。
外壁塗装を怠った際に発生するトラブル
外部に生じる症状
・見た目の印象が悪くなる
外壁が色あせやひび割れ、剥がれなどが生じていると暗く古びた印象を与え、マイナスイメージになります。
内部に生じる症状
・雨漏りが発生する
外壁の塗膜が剥がれると防水機能を失い、雨漏りが発生してしまう可能性があります。
・補修工事にかかる費用が高くなる
雨漏りは室内にも影響を及ぼし、気が付いたら家具や電化製品が故障していることもあります。
また、早期発見だと簡単な工事で修理できたものが、重症化してしまうと工事も大掛かりになり、工事費用も高額になってしまうことも考えられます。
外壁塗装が必要な理由
◎家を守るため
外壁塗装は単に壁の色を塗るという目的だけでなく、家を包んでいる外壁材を保護する機能があります。定期的に塗装を行うことで新しい塗膜が作られ、毎日の天候や季節の寒暖から私たちの生活を守ってくれます。
◎美観を維持するため
新しく塗り替えられた外壁は、まるで新築のような艶と美しさを取り戻します。また、外壁の色を変えることでイメージチェンジに繋がります。いつまでも明るくきれいな住まいを印象付けるためにも塗装工事は必要であるといえます。
◎費用を最小限に抑えるため
本来は塗装だけで十分にもかかわらず、長年塗り替えを怠った結果、外壁材が劣化し張替えを余儀なくされたというケースもあります。張替え工事は費用も高額なうえに、工事にかかる期間も長くなり生活への負担も大きくなります。
定期的な外壁塗装により家の大きな劣化を防ぎ、費用的な負担も軽減することができます。約10年を目処に塗装工事を行いましょう。
まとめ
外壁は家の顔でもあります。
ご近所に古びた暗い家があるのと、明るくきれいな家があるのとではどちらが好印象なのかは一目瞭然ですよね。外壁塗装は住む人はもちろん、周囲の人にも影響を与えます。
常にきれいな状態を保つためにも、定期的な外壁塗装をおすすめします。
2022年4月14日
外壁塗装でできる防災対策
近年、台風や豪雨が起こった際に異常気象という言葉をよく耳にします。異常気象は過去に起きた現象から大きく外れた現象のことを言い、気象庁では「ある場所・ある時期において30年に1回以下で発生する現象」を異常気象としています。
また、地震や火災などの災害も増えてきています。そんな状況下で改めて注目されているのが防災リフォームです。今回は家・生活を守るための必要な外壁塗装工事をご紹介いたします。
トラブル要素
防災のトラブルとなる要素は7つあります。
・火災
・大雨、洪水
・強風
・地震
・停電
・断水
・雷
この中から、火災・大雨、洪水・強風・地震について見ていきたい思います。
火災
近年、火災の件数は減っているものの、防火対策リフォームは重要度の高い工事となっています。火災はどんな地域でも起こりうる災害です。現在の外壁防火性能が低い場合は、防火性能が高い外壁にリフォームすることを検討しましょう。
また、見落としがちな軒下の防火性も確認しましょう。屋根・外壁の防火性能はしっかり確保されているのにも関わらず、軒下材の防火性能が劣っている可能性もあります。軒下材の確認も忘れないようにしましょう。
大雨、洪水
ゲリラ豪雨や台風などの大雨で最も起こりうるのが雨漏りです。天井からの雨漏りだけではなく窓付近の壁から雨漏りをする可能性もあります。これらを防ぐには、定期的に点検を行いましょう。
そこで雨漏りを発見した場合、シーリング工事や塗装工事、ひどい場合はサイディングの張替工事を行うことによって雨漏りを防ぐことができます。
また、雨樋の掃除をしておくことも大切です。雨樋は短時間に降る大雨を裁く能力はないので少しでもゴミが詰まると、雨水があふれ出て雨漏りを起こしたり、雨樋が破損する可能性があります。
ご自宅の環境に合った雨樋に変更したり、定期的に点検をしてしっかり排水されているか確認するようにしましょう。
強風
強風は石など様々な飛来物が外壁に当たります。それにより外壁が傷ついたり凹んだりして美観を大きく損ないます。飛んでくるものを阻止することはできませんが、被害を最小限にとどめるため、ガラスなどにガラスフィルムを張って安全を確保しましょう。
また、劣化している箇所の外壁が剥がれ、強風により飛んでいってしまうこともあります。台風が来る前に劣化している箇所を修理または養生をして被害を拡大させないようにしましょう。
地震
外壁塗装が地震対策に繋がる大きな理由は建物の耐久性を高めることです。建物の耐久性が下がる原因として、外壁にひびが生じて、そこから雨水が入り込み、雨水の湿気や水分が建材を劣化させてしまうことが挙げられます。
建物の耐久性が弱くなると地震に耐えられない、耐震性の弱い建物になってしまいます。日比谷隙間を修復し、建物の寿命を延ばすという時点で外壁塗装は地震対策として効果を発揮します。
まとめ
外壁塗装や屋根は適切なメンテナンスを行っていないと台風や大雨の際、被害が大きくなる可能性があります。近年増えている自然災害や火災などのトラブルに対しても、適切な措置やそれに伴う工事をしておくことで被害を最小限に抑えることができます。
いざという時に備えて、大切な家を守るための防災対策を見直してみましょう。