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2020年8月27日

外壁塗装を成功させるポイント ~vol.1 現場調査編~

 

皆さんは現場調査と聞くとどのようなことをイメージしますか?

屋根や外壁の塗装工事をするにあたり、現場調査は重要な工程です。

では、どのように現場調査が行われているのかご紹介します。 

 

  

 

そもそも現場調査とは? 

 

現場調査とは業者さんが工事をする現場に訪問し、外壁の面積などの測定及び現在の劣化の状態を確認します。 

 

現場調査をする理由

見積書を作成するにあたり、建物の状態を把握するために行います。

どのお宅でも確認内容は同様で、建物の面積や現在使用している外壁材、劣化している箇所などを確認します。 

 

その際、気になっている箇所があれば必ず確認してもらいましょう。

また、周囲の環境も確認をします。屋根・外壁塗装では足場の仮設が不可欠です。敷地の確認や工事車両が出入りするための道幅確認も行います。

   

 

費用は必要?

一般的に現場調査で費用をいただくことはありません。 

 

あくまでリフォーム工事を前提とした事前調査になりますので、外壁の気になることや塗替えの時期なのか、部分的な修繕が可能なのかなど、気軽に問い合わせしてみましょう。

そして、現場調査後に業者から提出された見積書を基にご家族でしっかりと検討してください。 

 

  

■現場調査を怠った場合はどうなるの?

現場調査を行わずに概算で見積りを依頼することはおすすめできません。

その場合は劣化状況を事前に把握できないため、工事が始まってから追加の工事費用が発生することが予想され、お客様と施工業者間でトラブルにもなりかねません。 

 

適正価格で正しい施工を行うために、現場調査は必要と言えます。 

  

 

 

現場調査ではどのようなことをするの?  

 

■現場調査はいつがいいの?かかる時間はどのくらい?

住宅の規模によっても変わりますが、通常の現場調査は1時間程度で終了します。

 

基本的には日中(日が暮れるまで)は可能です。

ただし大雨や台風などで悪天候の場合は、測定や劣化状況の確認が難しい場合があるので日を改めて調整することをおすすめします。

  

 

 

■誰が調査するの?

基本的には、施工業者の営業担当者か現場管理をする工事担当者が訪問します。

地域の繋がりを大切にしている地域密着型の業者は、会社の代表が自ら現場調査に訪れることもあります。 

 

現場調査に来た人が実際の工事も担当になることが多いため、質問や不安ごとがある場合は気軽に相談しコミュニケーションを諮っておきましょう。

  

 

■具体的に何をするの?

住宅の面積の測定や器具を使用して様々な箇所を確認し、お客様のご要望などのヒヤリングも行います。 

 

肉眼では確認できない外壁の浮きや剥離などの診断をする打診棒や、壁の表面温度を測り外壁の浮きがあるかを調査する非接触温度計などを用います。

尚、平面図・立面図があればより正確に積算ができるのでご準備頂くことをおすすめします。

 

 

まとめ

 

住まいの劣化はそれぞれ異なります。そのため、時間をかけて丁寧に調査をしてもらうことが外壁リフォームの成功に繋がります。 

 

プラニング・Kでは無料で外壁診断とお見積りをしております。

そろそろ塗替えかな、一度見てもらいたいと思ったらお気軽にご相談ください。

 

 

 

カテゴリ:外壁, 屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2020年8月26日

トラブルを防ぐための業者選びのポイント!



外壁・屋根塗装を検討する際に多くの方が悩むのが、「どこに見積もり依頼するか」「見積もりを数社取ったけど、実際のところどこがいいのか」などの業者選びです。

今回は、外壁・屋根塗装の業者選びのポイントをご紹介します。失敗しない塗装工事をするために、しっかりポイントを把握しておきましょう。




トラブルを防ぐための業者選びのポイント


塗装工事のトラブルを防ぐためには、屋根・外壁塗装に対する正しい知識を持って、信頼できる業者を選ぶことが大切です。


塗装前に行う現場調査(お家の診断)


塗装工事を正しく行うためには、建物の劣化状況や現状をしっかりと診断しなければできません。

お家の診断は、きちんとした診断のプロが行わなければなりません。

業者によっては、見積もりをもって来た時にさぁーと流すように見たり、屋根に上がらず下から見るだけのチェックなどの診断をすることもあります。

診断のプロが診断をしていない場合、素人が見ても分かる劣化内容を口頭でただ伝えるだけになることがほとんどです。

ポイント①

診断のプロがしっかりと診断し、屋根・外壁塗装の状況に合った提案をしてくれるかを確認する。




見積書の内容と詳細



塗装工事をする時にいちばん気になるのは費用です。多くの方が、1社だけでは相場が分からず数社から見積書をもらい比較されるでしょう。

しかし、見積書の書式はもちろん、その内容も業者によってバラバラで、どこの業者が正しいのか悩む点です。

塗装工事では、屋根や外壁だけでなく、軒天や破風といった付帯部と呼ばれる部分も塗装をする必要があります。

また、塗装する塗料もいろいろな機能を持った種類があり、見積書に内訳まで記載するのが通常です。

業者の中には「塗装工事一式」と書かれ、総額費用しか分からない見積書もあります。このような見積書を提出する業者は要注意です。

診断もせず、安い費用の見積書を出してきて工事が始まった後に、追加工事・追加費用を請求される危険があります。

ポイント②

見積書の費用だけでなく、書かれている内容(費用の内訳や使用塗料名など)も確認する。


アフターフォローの有りor無し


塗装工事は工事が完了しないと見た目の良し悪しはわかりません。

工事が完成し見た目も良く満足で終わったはずが、1年も経たないうちに塗装がぽろぽろと剥がれてきたなどの不具合が起きることもあります。

不具合を施工業者へ連絡してみても、何の対応もしてくれず連絡も取れなくなったというトラブルのケースもあります。このようなトラブルにならないためには、契約時にアフターフォローの有る無しを確認しておかなければなりません。

ポイント③

塗装工事の保証書の発行がなされる会社かどうかの見極めと確認。
工事後の定期訪問の有無。



まとめ


塗装工事の最終的な仕上りを左右するのは、最初の業者選びと言えるでしょう。しっかりとした実績を持ち、ご紹介したポイントの対応をしてくれる信頼できる業者に塗装工事は任せましょう。
プラニング・Kでは、親切・丁寧をもっとうにお客様に満足な施工を心掛けています。塗装工事のご相談はお気軽にお問合せ下さい。

カテゴリ:外壁, 屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2020年8月21日

色見本で塗料の色を選ぶ際に注意するポイント



外壁塗装をすると決めた後は、業者、塗料、塗料の色を決める必要があります。

その中でも色選びは、多くの方が悩まれる難関ポイントです。

何を基準にして、どういう風に色を決めたらいいのかが分からないという方も多くいらっしゃいます。

そこで施工業者は、塗ったイメージを少しでも膨らませてもらおうと塗料の色を

確認できる色見本という便利なグッズを使用するのです。

今回は、外壁塗装の色決めに使用する色見本の紹介と、使用する際の注意点を

ご紹介します。




色見本の役割とその種類


色見本の役割

塗り替えの際に多くの方が色選びで悩まれます。

色見本にはたくさんの種類があり、その見本の大きさや材質は実に様々です。

◆色を選びやすくすること

◆お家の塗り替え後のイメージをしやすくすること

と、種類は多くありますがその目的は共通しています。



色見本の種類

色見本とは…使用する色のサンプルのことをいいます。

紙のものや壁材に塗料を塗ったもの、ネットやパソコン上で色のシミュレーションができるものなど、さまざまな色見本があります。


色見本帳

外壁塗装の色決めの際に利用されるのが色見本帳です。

厚紙などに実際に使用する塗料の色が塗られており、一度に多くの色を見ることができます。

塗料メーカーが作成している見本帳は、提案されている塗料ごとに色を確認することができる大変便利な見本帳です。

【こんな人におすすめ】

・塗料の機能や価格にこだわりがある

・使用する塗料が決まっている人

・大まかな好みの色を調べたい

【注意点】

・使用する塗料によっては色が限られているものもあります。

・パンフレットと一体になっている色見本の場合、実際の塗料とは違う印刷用のインクで色を出している場合があり、実際の塗料の色と差異が生じる場合があります。



塗り板


塗り板は、実際に使用する塗料を使用しているため、お家の仕上がりに一番近いイメージをつかめる色見本となります。

主には塗料メーカーで作成していますが、塗装店リフォーム店で作成する場合もあります。

 実際外壁に使用する塗料を使用しており、多くの場合はA4サイズで作成されています。
大きなサイズで色を確認することができるのが特徴です。
色見本帳だけよりも完成イメージがしやすくなります。



【こんな人におすすめ】

・選んだ色の最終確認



色見本を見る時の重要なポイント

色見本を見るときには、注意をしなければならないポイントがあります。


 サンプルを見る場所に注意


多くの場合、色見本のサンプルを見るのは室内だと思います。

室内で見る場合、蛍光灯の下で見ることになりますが、同じサンプルを太陽の下で見ると、色が違って見えます。

これは、蛍光灯や白熱灯など光を発生させる光源によって色の見え方が変わってくるためです。これを光源色と呼びます。


実際に塗料を塗るのは外ですので、外壁色のサンプルを見る際は室内だけで見て決めるのではなく、屋外で晴れた日に見る様にしましょう。





サンプルの大きさに注意

色には面積効果というものがあります。面積効果とは目の錯覚により生じるもの

です。同じ色であっても面積が変わることで色の明るさや鮮やかさが変わるというものです。

外壁ともなるとかなりの面積を塗ることとなります。小さな色見本だけで色を決

めてしまうと塗り終わった後に「こんな色だったかな?」「こんなに派手な色を

選んだかな?」と仕上がりに満足できずにトラブルの原因につながります。

色を決める際は、できる限り大きいサイズの色見本を見せてもらいましょう。



まとめ

外壁塗装の色見本帳には様々な種類があり、その用途や使用方法も少し変わって

きます。一度塗り替えると気に入らなかったからといって簡単に塗り替えること

はできません。

色選びは遠慮することなく、時間をかけても慎重に行いましょう。

プラニング・Kでは、外壁・屋根塗装に関する質問を受付しています。お悩み事はお気軽にご相談下さい。

カテゴリ:外壁, 屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2020年8月20日

陸屋根には防水工事が大切



陸屋根とは傾斜がなく平らな屋根を指します。雨が降ったとき通常の屋根よりも

水はけが悪く、防水効果が切れれば雨漏りを発生する可能性を持っています。

今は大丈夫でも、雨漏りが発生する前に劣化症状に気づき陸屋根を防水する

ことで大切なお家を長持ちさせることができます。

今回は、陸屋根に関する防水工事の種類と防水効果を長持ちさせるポイントなどをお伝えいたします。



陸屋根とは…

陸屋根(りくやね、ろくやね)とは傾斜のない平らな屋根をいいます。屋上庭園を作ったり、洗濯物干し場として利用したりと、屋上スペースを有効活用できることが最大のメリットです。

さらに、平らであるため足場を設置するなどの手間がいらず通常の屋根と比較してメンテナンスが容易です。

最近では技術の向上やデザイン等の観点から一般住宅でも見かけるようになりました。







陸屋根には防水工事が必要



陸屋根には、なぜ防水工事が必要なのでしょうか?

陸屋根は、通常の屋根と比して傾斜がほとんどないため、雨が降ったときに水はけが悪く屋根の防水性が切れると雨漏りに直結する可能性があのです。

そのような事態にならないためにも、定期的な防水メンテナンスが必要なのです。




メンテナンスを受けるタイミング



メンテナンスは早めの方がその後の修繕費用も安く済みます。

実際に陸屋根を確認できる場合は劣化症状のサインを見落とさないよう、定期的に確認しましょう。

陸屋根を覗くことができない場合は、防水工事をしてから5~10年を目安にして業者に診断を依頼しましょう。

陸屋根がいまどんな状態なのか写真を撮ってもらうよう業者に依頼し、防水工事が必要だと判断された場合は、その理由をきちんと説明してもらいましょう。


こんな症状が出たらメンテナンスを!


・雑草が生える・生えている
・ひび割れがある
・一部分だけに水が溜まる
・排水溝にゴミが溜まっている

このような症状が出ている場合は、すぐに雨漏り起こる状態ではなくても防水層の劣化が認められます。
業者に診断依頼をしましょう。



陸屋根の防水工事の種類


防水シート工事


シートを下地に貼り付ければ完成する簡便性が特徴で、安価な工法です。

塩化ビニール樹脂の防水シートを接着剤などで陸屋根面に貼っていく改修用防水工事です。意匠性に優れ、色や模様がプリントされたものもあります。
日光による紫外線や熱、オゾンに対して優れた耐久性を持ち基本的にメンテナンスの必要がなく、長期的なコストパフォーマンスが高い防水工事です。シートのつなぎあわせなど工事の難易度が高いため、依頼する際には施工実績のある業者を選びましょう。




ウレタン防水工事

液体のウレタンを複数回塗ることによって防水層を形成し、雨の浸入を防ぐ工事です。

耐久年数は10年前後と短めですが、重ね塗りが可能なのでメンテナンス費も安く済みます。さらに、別の素材の防水材があってもそのまま上から施工できるため、撤去費用もかかりません。性能的に目立った短所はありませんが、乾燥させるのに時間を要します。



アスファルト防水

合成繊維不織布にアスファルトを含ませたシートを貼り重ねていく工法です。


シートの裏面に含ませたアスファルトを、トーチバーナーで炙りながら液状化し、塗るように貼り付けていく工法です。器具を用いて簡単に施工でき、シート同士を接合させる際隙間なく溶着させることができるため施工不良を減らすことができます。




まとめ



傾斜がない陸屋根には水はけの点で心配はありますが、きちんとメンテナンスをすれば、大事に至ることはありません。メンテナンス方法の防水工事にも種類があることから、専門業者に相談して適切な防水工事を行うことが大切です。
プラニング・Kでは住宅の屋上防水工事をはじめベランダ防水工事、マンションなどの共用通路防水工事など様々な防水工事の実績があります。防水工事のご相談は是非お気軽にお電話下さい。

カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2020年8月17日

雨水の浸入を防ぐことができる「弾性塗料」を知る!



皆さんは外壁や屋根の塗装で使用される「防水塗料」をご存じでしょうか?聞いたことはあるけれど、よくわからないと感じている方もいらっしゃることでしょう。

住宅が劣化する要因の一つに「水の浸入」がありますが、防水塗料は建物内部への雨水の浸入を防ぐ役割がある、防水機能が高い塗料の事です。

今回は、雨水の侵入を防ぐ優秀な塗料、防水塗料についてご説明しましょう。





防水塗料とは…

防水塗料とは、屋根や外壁の塗装で防水機能が高い塗料ヒビ割れに追随できる「弾性塗料」を指す言葉として使われています。



防水機能は必要!


住宅が劣化する一番の要因は「水の浸入」です。

水が建物内部に浸入し劣化が進行すると、住宅内部の柱や梁等の構造材を腐らせ、住宅の寿命を大きく縮めることになります。

住宅は日々小さな振動を受けていて、そのダメージが蓄積するとひび割れを起こします。
そのひび割れから住宅に水が浸入することで、防水シートの内側にある住宅内部の柱や梁等の構造材を腐らせるのです。

「弾性塗料」は、そのような事態を避けるために、その防水性によって内部に水を浸入させないように住宅を守る役割を担っています。



「弾性塗料」の特徴


弾性塗料の一番の特徴は、一般的な塗膜と比べてゴムのような弾力があり、塗膜に柔らかさがあることです。この塗膜の弾性(塗膜の伸縮性)があることで外壁のひび割れに塗膜が追随することができるのです。

伸縮性を持たない一般的な塗料は外壁にひび割れが起こると、一緒に塗膜まで割れてしまいます。その結果、ひび割れが表面に出てそこから水が浸入してしまうのです。

「弾性塗料は」水の浸入から家を保護するという観点から見ると、非常に重要な役割を果たす塗料と言えます。




「弾性塗料」の塗装費用


「弾性塗料」を使った塗装の費用は基本的には一般的な塗料を使った塗装費用とほとんど変わりません。

単層弾性仕上げと複層弾性仕上げでは、金額は大きく変わってきますが、一般の戸建て住宅では単層弾性仕上げの工事となることがほとんどです。


単層弾性仕上げ

単層弾性仕上げは【下塗り1回、上塗り2~3回】の工程で仕上げる方法。

一般的な戸建て住宅では、この方法で塗替えを行うことが一般的。



複層弾性仕上げ

複層弾性仕上げは【下塗り1回、中塗り2回、上塗り2~3回】の工程で仕上げる方法。

中塗りと上塗りで使用する塗料が異なる。

単層弾性仕上げよりも工程数が多いため、塗膜に厚みを持たせることができるこから、より防水性能を発揮することができる。

工程数が増えるため、施工に時間や材料費、人件費等が多くかかり工事金額が単層弾性仕上げよりも高額になってしまう。




まとめ


「弾性塗料」は伸びることで、ひび割れの表面化を防ぎそこからの雨水の浸入を防ぎます。
水の浸入を防ぐことで住宅の寿命を延ばすことに役立っている優秀な塗料です。
塗り替えリフォームをご検討中の方は、是非参考にしていただければと思います。
自宅にはどの塗料が良いのかわからない?という方は、プラニング・Kまでお気軽にお電話下さい。
親切・丁寧なスタッフが笑顔と共にお伺いします。

カテゴリ:外壁, 屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2020年8月12日

屋根塗装は耐用年数とコストのバランスが大切

新築建設後に、自宅の屋根に上がったことがあるという方は、ほとんどいらっしゃらないでしょう。
屋根は、家の中で最も目が行き届きにくい部位の一つです。
外壁のように目視でなかなか劣化の状態に気付くことができない屋根だけに、塗装を施したら何年維持できるかは重要なポイントとなります。

つまり耐用年数がとても気になる点であるということです。
しかし、耐用年数ばかり気にしていると、工事費用が予算を超えてしまうことも考えられます。

今回は、「耐用年数とコスト」のバランスについて見ていきましょう。


耐用年数とは?


・耐用年数とは…

屋根塗装・外壁塗装における耐用年数は、塗料の機能・効果が十分に発揮できる目安の期間を指します


防水性を持った塗料で耐用年数が10年とすると「塗装してから約10年間は防水性を維持できますよ」と、塗料メーカーが公表していることになります。



塗料の種類別、耐用年数

塗料は、原料として使用している樹脂のちがいで機能・効果、そして耐用年数が変わります

主な塗料の種類と耐用年数を見てみましょう。

【アクリル樹脂塗料】

・メリット
汚れやすく耐用年数が劣る。短期間でほかの色に塗り替える場合に適している。

・デメリット
耐久性が有効な間は防水性があるが、外壁の保護目的には適さない。

・耐用年数
約3年~5年


【ウレタン樹脂塗装】

・メリット
防汚性・施工のしやすいさに優れている。止水やひび割れ防止の注入剤としても機能する。

・デメリット
耐用年数が劣るので長期的な外観維持には適さない。

・耐用年数
約5年~7年


【シリコン樹脂塗料】

・メリット
耐久性に優れ、カラーバリエーションも豊富。

・デメリット
長期的な保護には不十分。

・耐用年数
約7年~10年


【フッ素樹脂塗料】

・メリット
塗膜の寿命が非常に長い。外観の美しさを保つ。

・デメリット
価格が高い。塗膜は硬いものが多く、ひび割れしやすい。

・耐用年数
約10年~15年






屋根塗装に係るコスト


「塗装」「葺き替え」どちらのほうがコストパフォーマンスが良いのかわからない…と悩まれる方も多いでしょう。

数年ごとに塗り替えが必要な塗装よりも、屋根材ごと新品にしてしまう葺き替えのほうが、多少コストはかかっても長持ちしそうなイメージはあります。

「葺き替え」は、屋根の劣化がかなり深刻な状態になり塗装では解決できない場合に採用されるメンテナンス方法です。

「葺き替え」となると、屋根材をすべて取り替えるので材料費が高くなる上に、撤去した屋根材の処分費もかさみます。


また、工事期間が塗装よりも長くなるため、工事に携わる職人の人件費も増えます。

劣化状態がそこまで深刻でない場合は塗装で、十分満足のいくメンテナンスができるでしょう。

劣化状況に応じたメンテナンス方法を選択することが、重要となり結果的にはコストパフォーマンスにもつながります。

まとめ

大切な家を長く守るためには、屋根塗装は必要なメンテナンスと言えます。

使用する塗料は原料としている樹脂のちがいで機能や効果、耐用年数が変わります。ご自宅の屋根に求める効果や耐用年数をよく考えて塗料を選ぶようにしましょう。


地域密着、スピード対応のプラニング・Kでは、屋根・外壁塗装の無料診断を実施しています。お気軽に、ご相談下さい。


カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2020年8月6日

コロニアル屋根の特徴と塗替えのサイン



皆さんのお家の屋根は色あせていたり、コケが生えて見栄えがよくなかったりしていませんか?

新築の際は綺麗だった屋根も、紫外線や雨にあたり、少しずつ劣化が進行してしまいます。

メンテナンスを全くせず10年以上も経つと、屋根から雨漏りが…なんてことも起こる可能性は高くなり、ここでも放置してしまうと塗装だけのメンテナンスでは改善することは難しくなります。

今回は、コロニアルと呼ばれる屋根材の塗装についてご紹介しましょう。




コロニアルとは?

コロニアルとは、スレート瓦の一種で屋根材の商品名です。スレート瓦の中でも最も普及したため、スレート瓦を代表する名称としてコロニアルが使われるようになりました。

コロニアルは日本瓦と比べ軽量で安価であり、色彩が豊富で種類も多いことも特徴の一つです。

数ある屋根材の中でも一番普及しています。

コロニアルの特徴

■特徴
内容成分の85%がセメント、15%が石綿(2004年まではアスベスト使用)で構成されている。
厚さが4.5mmと薄く、軽量である。

■耐用年数
20~25年

■塗替えサイクル
5~10年

■メリット
・安価である
・色や形状が豊富

■デメリット
・寒さに弱い



コロニアルの塗り替えサイン!

苔やカビの発生

主成分がセメントの、コロニアルは塗装をすることによって防水性を持たせています。しかし経年劣化により塗膜が劣化し防水性が低下すると、雨水や湿気によって苔が発生します。

苔やカビが生えても 早急に塗装をする必要はありませんが、美観は損なわれます。

また、放置すると屋根そのものの耐久性が悪化してしまいます。

コロニアルの反り

コロニアルの防水性が低下して苔やカビの発生が起きている状態を放置していると、瓦の「反り」や「割れ」が発生します。
防水性が低下すると、雨や雪が降ったあとにコロニアルが水を含んだまま凍ったり、雨後の晴れ間に強い日差しで急激に乾燥すると、湿気と乾燥を繰り返した結果、瓦の反りにつながります。

反りをそのまま放置してしまうと、コロニアルの端が反り上がってしまい、台風などの強い横殴りの雨が降った際に、反り上がった小口から内部に雨水が浸入し雨漏りの原因となります。

コロニアルが反っている、またはひび割れしている部分を見つけたら、塗替えを検討するようにしましょう。


棟板金の浮き、釘抜け

コロニアルや金属屋根の場合には、屋根のてっぺんに棟板金があります。
釘抜けとは・・・棟板金が気温の影響によって膨張や収縮を繰り返し、棟板金を止めている釘を一緒に押し出し、止めている釘が抜け落ちてしまうことです。

これを放置しておくことは、非常に危険です。
棟押さえが外れて下地材がむき出しになってしまうと、下地材はもちろん構造部材まで腐食が及んでしまうケースもあります。

棟板金が浮いていたり釘が抜けていたりする場合には、早急にメンテナンスをするようにしましょう。



まとめ


コロニアルの屋根塗装のタイミングは、ご紹介した劣化のサインを参考にしていただくと良いでしょう。
屋根の上のことですので、なかなか変化に気づきにくいとは思いますが、少し離れた位置から自宅の屋根の色を見てみましょう。ご近所の屋根に比べて色褪せが気になった場合は、防水性が切れている可能性があります。
専門業者へ診断を依頼しましょう。
梅雨が明けた今、次に来る台風シーズンに備えて屋根のメンテナンスをお薦めします。
プラニング・Kでは屋根・外壁の無料診断を受付しています。お気軽にお問い合わせください。


カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2020年8月5日

雨漏りが起きたら要注意! 

 

梅雨で雨の日が続き、雨漏りが発生したということはありませんか?

いよいよ夏本番になり、台風が多くなる季節です。梅雨が明けたこのタイミングで、雨漏りチェックをしてみましょう。  

  

 

自分でできるセルフチェック 

 

雨漏りの原因は屋根だと思われている方がほとんどかと思いますが、実は思いもよらない場所に雨漏りの原因が隠れていることがあります。ではどのような場所で起こるのでしょうか。

 

■外壁 

 

ひび割れ(クラック)

クラックにもヘアークラックと呼ばれる0.2㎜程度の浅くて細いひび割れから、構造クラックと呼ばれる0.3~0.5㎜以上の深さがある比較的大きなひびわれがあります。

ヘアークラックの補修は大掛かりではないため、早急な対応をおすすめします。

進行が進むと広がったクラックから雨水が侵入し劣化の進行を進めてしまいます。 

 

  

  

■天井や壁のシミ 

  

天井や壁まで雨水が侵入し、水分を含んだ状態が続くとシミが発生します。

シミができた部屋はカビが生え、カビ臭がすることもあります。

晴れた日には窓を開けしっかりと換気をし、早急に専門業者に見てもらいましょう。

   

 

■天井からの雨漏り 

 

このように室内に雨漏りが発生した場合は、室内の家具や床にまで影響を及ぼしてしまいます。

クロスが水分を吸収してしまうと、剥がれの原因にもなります。

 

 

雨漏りしていたらどうすればいいの?

 

■対処について 

 

①まずはバケツや雑巾を準備して床が濡れないようにします。 

 

②雨漏りしている箇所の近くにテレビやパソコン、冷蔵庫などの家電製品がある場合は移動するか、ゴミ袋のようなものを被せ水が付かないようにしてください。

専門業者に連絡し、対応してもらいましょう。 

 

③そして雨漏りが発生している原因を追求し、早急に修繕工事を依頼することをおすすめします。  

 

 

■注意するポイントについて 

 

・業者に来てもらった際に、雨漏りが止まり乾いている場合があります。

雨漏りの箇所を写真に撮って、伝え漏れがないようにしましょう。 

 

・また、雨漏りの原因によっては火災保険が適用されるので、現在加入している火災保険の内容を確認し、その旨を業者にも伝えておきましょう。 

 

 

まとめ 

 

一度雨漏りが発生したら、注意が必要です。そのまま放置していても劣化が進行する一方です。

早期発見だと簡単な工事で修理できたものが、重症化してしまうと工事も大掛かりになり高額な工事費用がかかってしまうことも考えられます。 

 

あなたのご自宅は大丈夫ですか?

プラニング・Kでは無料で診断を行っております。ご心配な方は、ぜひ一度ご相談ください。  

 

 

  

カテゴリ:外壁, 屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2020年8月3日

屋根・外壁塗装をする際に注意すること!

 

屋根や外壁塗装の検討中の方で、やっぱり気になるのはご近所問題ですよね。

自宅をきれいにリフォームしたいけど、ご近所に迷惑かけて関係が気まずくなるのは避けたいものです。 

 

では、どのようなことに注意すればよいのでしょう。 

 

 

工事前-近隣の方への挨拶廻り-

 

近隣トラブルを未然に防ぐためにも、工事前の挨拶は必要です。

挨拶をしているかどうかで、万が一何か問題が発生した際でも関係を良好に保つことができます。  

 

■工事の日程が決まったら、早めにお知らせしましょう。

基本的には工事をする施工業者が、作業説明を含め挨拶廻りをしてくれる場合がほとんどです。

Point!最低でも1週間~3日前までには行ってください。

 

 

■お隣のお宅だけで大丈夫?

工事内容にもよりますが、外壁リフォームの場合は塗料の匂いや作業中の工事車両が通行の妨げになるなどが挙げられます。

お隣のお宅はもちろん、近隣の方にもご挨拶しておくのがベストと言えます。

 

 

 

工事中-作業における注意点- 

 

工事前の挨拶廻りを終えたら、いよいよ工事が始まります。

では工事中に気を付けなければいけないことをご紹介します。

 

①足場仮設

その際に養生ネットで家を覆います。そうすることで、塗料の飛散を防ぎます。

 

②養生

塗装部分に付帯している部位も塗料が付かないように養生シートでカバーします。

Point

近隣の住宅と密接していて、隣の方の車が近くに停めてある場合は、施工業者と相談し車カバーを手配してもらいましょう。

 

 

③高圧洗浄

チョーキングで発生した粉や、長年で付着した汚れを高圧洗浄でしっかりと洗い流すことで新しい塗膜の密着度が違ってきます。 

 

窓を開けている際は必ず閉め、洗濯物は汚れる可能性があるので室内に干しましょう。 

 

Point!近隣のお宅にも高圧洗浄をする日程を伝えておきましょう。 

 

 

まとめ

 

このようにポイントを事前に抑えておけば、工事期間中のご近所トラブルを防ぐことができます。 

 

心配や不安ごとがある場合は施工業者にしっかりと相談し、解決してから工事に取り掛かるようにしましょう。

 

カテゴリ:外壁, 屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2020年7月31日

屋根用塗料の種類とその効果



皆さんの自宅の屋根はどのような塗料を使用しているかご存じでしょうか?

屋根の塗り替えを考えている場合、どの塗料を選べば良いのかわからないと思う方は多く、現在の屋根に使用している塗料と類似したものを選ばれる方は最も多い傾向にあります。

屋根用塗料には、室内温度を下げる効果のあるものや、耐久性の高いもの等様々な種類があります。

今回は、屋根用塗料の種類やその効果について見ていきましょう。





塗料の種類と機能


塗料の基本的な役割は「保護」「美観」ですが、そういった基本的な役割以外の機能を持つ塗料があります。

■遮熱機能

夏になると、室内温度が高くなり困っている方は多いでしょう。

太陽光に含まれる赤外線が建物表面の温度を上昇させ、その熱が家の内部に侵入していることが原因です。

特に屋根は昼間の表面温度が60℃以上にもなることがあり、天井を通り抜けて2階の居室へ熱が伝わり、室内温度を上昇させます。

遮熱塗料は、温度上昇の原因である赤外線を反射することにより塗膜や屋根表面の温度上昇を抑制します。

室内温度を下げたい、エアコンなどの光熱費を削減したいと考える方には、お薦めの塗料です。

■高耐久性機能

耐久性塗料とは、一般的に15年以上もつとされる塗料のことをいいます。

他の塗料に比べて耐久性が高いため、塗り替えの回数が少なくて済むことから、できるだけ塗り替えの回数を少なく済ませたい、ランニングコストを抑えたいという人にぴったりな塗料です。

また、高耐久性でありながら遮熱・断熱機能を持つ塗料もたくさんありますので塗料を選ぶ際には、一つの機能だけに拘らずに塗装業者に必要な機能を伝えたうえで、適切な塗料を提案してもらいましょう。



■断熱機能

断熱塗料は太陽光からの熱源を塗膜に溜め込むことで室内に熱を伝わりにくくする機能があります。

熱の移動を最小限に抑えることができ、冬は室内温度を外に逃さない効果もあります。

外壁や内装に使用できる断熱塗料もあるので、屋根は遮熱塗料、外壁は断熱塗料と使い分けてみたり、内装に使用するのも良いかもしれません。



樹脂(主成分)により耐久性に違いが!


塗料は、溶媒・樹脂(塗膜となる主成分)・顔料(色付けの役割)・添加物で構成されています。なかでも、樹脂による耐久性の違いは大きく、機能性とともに重要なポイントになります。

■樹脂の種類について

「ウレタン塗料」

ウレタン塗料とは、アクリル樹脂にウレタン樹脂を添加したものをいいます。現在はシリコン塗料が主流になっていますが、シリコン塗料が登場するまでは塗料の代表的なものでした。

安価であり、対摩擦性に優れていて現在でも鉄部の塗装や、雨戸・樋に用いることが多くあります。

耐久年数の目安:5~7年

「シリコン塗料」

シリコン塗料とは、価格と機能のバランス、コストパフォーマンスに優れた塗料です。カラーバリエーションを豊富で、色選びを楽しみたい方にはお勧めな塗料です。水に馴染む「親水性」という性質を持ち、塗膜の表面に汚れがつきにくくウレタン塗料などに比べ汚れに強いのが特徴です。

耐久年数の目安:7~10年

「フッ素塗料」

フッ素塗料とは、耐久性を優先する方にお薦めな塗料です。水をはじく撥水性能を持っており、とても強固な塗膜を生成します。

耐久年数の目安:15年~

「無機塗料」

無機塗料とは、無機とは自然界の鉱物物質のことで、紫外線の分解エネルギーよりも強い結合エネルギーを持ち、宝石や石などのように長期にわたり美しい状態を保ちます。

耐久年数の目安:15年~


樹脂の違いによって耐久性はそれぞれ違います。耐久性の低いものは価格はお手頃ですが、長期間保たないので注意が必要です。耐久性の高いものを選ぶことでランニングコストを低く抑えることができます。




まとめ

屋根の塗料も外壁の塗料同様に、種類がたくさんありその機能も様々です。
塗料の主成分により耐久性が変わってくることから、塗料選びは慎重に行わなければなりません。

屋根の塗装、塗料のご相談はお気軽にプラニング・Kまでお問合せ下さい。

カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

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