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2020年7月30日
人気№1塗料 シリコン塗料の特徴を知る
「そろそろ我が家も塗替えリフォームの時期だな、でも塗料は何を使えばいいのだろう?」
「知り合いがシリコン塗料で塗装したけど、シリコン塗料は良いの?」
人気№1のシリコン塗料ですが、まだまだその塗料の特徴や性能は一般の方には広く知られていません。
家の塗装は10年に一度のサイクルで塗装するのが理想的ではありますが、金額も決して安くはないですし、大切な家に塗る塗料は慎重に選び後悔したくないものです。
今回は、人気№1塗料シリコン塗料についてその特徴を詳しくご紹介しましょう。
シリコン塗料は、どんな塗料?
シリコン塗料は比較的安価で戸建住宅での使用は人気№1です。今のようにシリコン塗料が主流となる以前は、アクリル塗料やウレタン塗料が戸建住宅で使用率が高い塗料でした。
耐用年数は塗料により様々で、それぞれアクリル塗料が3年~5年、ウレタン塗料が5年~7年ほどです。塗装後5年程経過すれば塗膜が劣化をはじめ塗り替えの時期を迎えていました。
シリコン塗料は価格がウレタン塗料よりは多少高くなりますが、耐用年数7年~10年と約1,5~2倍の耐久性があり、そのコストパフォーマンスの良さからシリコン塗料が最も多く選ばれています。
シリコン塗料のメリット
どうしてシリコン塗料を選ぶ方が多いのでしょうか?
◆耐候性に優れている
シリコン塗料は、塗装後にツヤがある仕上がりになります。
光沢保持率が高く、塗膜の光沢を長期間保つことができます。
光沢保持率
光沢保持率とは、雨、紫外線、熱などの塗膜の劣化要因に対して、初期の光沢を100%とし、劣化後に何%の光沢を保持しているかの割合
◆コストパフォーマンスが良い
シリコン塗料は、費用(価格)に対する耐用年数のコストパフォーマンスに優れています。
◆耐汚染性に優れる
塗膜が親水性を備えているものもあり、車の排気ガスなどの油汚れが一体化しないため、長期に渡って建物のきれいな状態を保持することができます。
建物の美観にこだわる方にとっては魅力的な性質といえるでしょう。
シリコン塗料の選び方
◇コストパフォーマンスを重視する場合
高性能のフッ素塗料もいいけど、値段が高すぎるという方には、シリコン塗料がおすすめです。シリコン塗料は、コストパフォーマンスに優れていますので安心です。
ウレタン塗料などの値段が安い塗料を選んだ場合には、次回の塗り替え時期を5年後に迎えることから長期的に見るとかえって高いお買い物になる場合があります。
シリコン塗料であれば、無機塗料やフッ素塗料ほどではないにしても、耐候性が7年~10年で値段も比較的お手ごろなのでバランスの良い塗料と言えます。
◇どの塗料にすればいいかわからない場合
どのメーカーのどの塗料がいいのかわからない、という方もいらっしゃると思います。そういった場合は、現在の戸建住宅で最も主流のシリコン塗料を選択すると良いでしょう。
シリコン塗料とひと口に言っても種類はたくさんあります。塗装業者に相談して自宅の塗り替えに適した塗料を教えてもらいましょう。
まとめ
シリコン塗料はそのコストパフォーマンスの良さから、現在の戸建住宅での塗替えで最も使用されている人気№1塗料です。それだけに各メーカーから数多くの商品が発売されています。ご自宅の状態に適したシリコン塗料で外壁を美しく保ちつつ、大切な家を長く守っていきましょう。
2020年7月27日
屋根塗装の剥がれ…再塗装は必要?
屋根塗装の剥がれとは、屋根の表面の塗膜が剥がれている状態のことをいいます。
屋根材には塗装が必要なものと、必要でないもとがあり塗装が剥がれているということは、塗装が必要な屋根材といえます。
今回は屋根塗装の剥がれが発生する屋根材の種類や、そもそもの剥がれる原因について詳しく見ていきましょう。
塗装の剥がれが発生する屋根材とは?
一般の住宅に使用されている屋根材には塗装の剥がれが発生するものと発生しないものとがあります。
その違いは表面に塗装をしているかどうかです。
塗装をする必要のない粘土瓦では、塗装をしていないため塗装の剥がれを心配する必要はありません。
剥がれが発生する屋根材には以下のような種類があります。
スレート瓦
天然スレートと人工スレートがあり、最近では無石綿スレートが主流になっています。ほとんどが塗料で着色している(化粧スレート)ため塗装メンテナンスが必要です。
セメント瓦
粘土瓦と比べると軽いのが特徴です。
屋根材としては弱く塗装をこまめに重ねることでセメント瓦自体を守る必要があります。
ガルバニウム鋼板(金属屋根)
軽いのが特徴の金属屋根は既存の屋根の上からそのまま取り付けるカバー工法に適しています。
金属なので劣化が進むとサビが発生することがあります。
剥がれの原因
経年劣化
一般的な塗料の寿命は約8~10年と言われています。その期間を迎えている場合は経年劣化による剥がれだと判断が付きます。
経年劣化は太陽光や雨水の影響により進み、その劣化症状の一つとして剥がれが起きる場合があります。
すぐに剥がれが発生するわけではなく、チョーキングやひび割れ、膨れなどの症状が起こり放置してしまうと剥がれが起こるというわけです。
また、塗料にはそれぞれ耐久年数というものがあり、耐久年数が短い塗料ほど早く剥がれが起きる傾向にあります。
塗り替えの際には塗料の耐久年数を考慮した上で塗料を決定するようにしましょう。
塗装後すぐの剥がれは施工不良の可能性
屋根塗装したばかりなのに塗装が剥がれた場合は施工不良の可能性が高いと思われます。
塗装の前の下地処理が不十分なまま塗装をしてしまうと塗料は密着せずに剥がれてしまいます。同じように、ケレン作業や高圧洗浄が十分に行えていなかった場合も、塗料は密着しません。
また、塗装の工程では塗料は下塗り、中塗り、上塗りと3回塗りますが、いずれの工程でも塗った塗料は乾かさなければなりません。この乾燥が不十分で、次の塗料を塗ってしまうと、塗装の剥がれが起きてしまいます。
剥がれは放置せずに補修が必要!
塗装が剥がれた部分を放置していると、屋根材を傷めることはもちろん、その下のルーフィングやコンパネまで、紫外線や雨水の影響を受けることとなり、それらが腐食してしまうと家は強度を失ってしまいます。
そのようなことが事態に陥らないためにも、早めの補修を専門業者へ依頼しましょう。
補修には剥がれの屋根全面に起きている場合は全面塗替え補修、一部分のみ剥がれている場合は一部塗替え補修となります。
屋根の状態にもよりますが全面塗替え補修は部分補修よりも費用がかかります。
最終の費用は塗装業者より見積りを出してもらい確認しましょう。その見積り金額が妥当かの判断がつかない場合は他数社で見積りを取って比べてみることが大切です。
部分補修の場合は、元の塗装されている色と新しく塗り直した部分の色の差が多少なりとも発生することは、やむを得ません。気になる方は部分補修ではなく、全面塗替え補修を選択すると良いでしょう。
まとめ
屋根塗装の剥がれは、主には経年劣化が原因で起こるものです。劣化は少しずつ確実にすすんでいるため、放置は危険で補修が必要ということを覚えておきましょう。
プラニング・Kでは屋根の点検、メンテナンス修理、塗装リフォームを行っています。
お気軽にお問い合わせ下さい。
カテゴリ:屋根
2020年7月22日
いつ塗るのが正解なの?屋根塗装の時期を知る
そろそろ屋根の塗装を考えないと、と思ってはいるけれど屋根の塗装に適した時期ってあるのかなぁ?と悩んでらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
屋根塗装は一年を通して行うことは可能です。
今回は、屋根塗装を見極めるポイントをご紹介しましょう。
劣化症状で見極める
雨漏り
雨漏りをみつけた場合は早急に専門業者に連絡し確認をしてもらいましょう。
雨漏りが続くと屋根だけでなく建物全体の劣化を早めることになります。
カビの発生により人体への健康被害も懸念されます。
早急に対処しましょう。
ひび割れ
地震などの地面の揺れや建物の揺れにより、ひび割れが発生したり、細かなひび割れが大きく広がってしまったりすることがあります。
塗装の保護機能が低下したことによりセメント瓦やスレート瓦等に雨水が浸み込み乾湿が繰り返されることで瓦が脆くなりひび割れを起こすこともあります。
塗装の剥がれ、サビ、苔
塗装の保護機能が低下すると塗装は剥がれ、屋根材を傷めてしまいます。
保護機能が低下すると金属系の屋根材では、金属が酸素と水に反応しサビが発生してしまいます。
サビは塗装前にはケレン作業で落とさなければなりません。サビが広範囲に広がる前に適切な処置を取りましょう。
苔は屋根が水分を含みやすくなった結果、発生します。
屋根の劣化症状についてご紹介しましたが、屋根に登って確認することは一般の方では非常に危険です。
プロの業者に屋根の劣化状況を診断してもらいましょう。
一般的には周期は10年
定期的に塗替えを行う必要がある屋根ですが、そもそもその必要性をご存知ない方は多く、前回の塗り替えから何年経過しているかもわからないと言うかたもいらっしゃいます。
経年劣化により色褪せや雨漏りなどの症状があらわれたり、ひびや苔が発生することも考えられます。
使用している塗料の種類や性能により違いはありますが、一般的には築10年または前回の塗り替えから10年が目安とされています。
塗装の有無にかかわらず、10年に一度は定期診断を受けるようにしましょう。
まとめ
屋根塗装の時期は一般的に10年周期なこと、また劣化症状別の対処法をご紹介しました。屋根の劣化症状が気になる方はプロの業者へ診断をしてもらいましょう。プラニング・Kでは外壁・屋根の無料診断を受付ています。お気軽にお問合せ下さい。
カテゴリ:屋根
2020年7月20日
太陽光パネルを設置した屋根の塗装リフォーム
太陽光パネルを搭載した住宅をよく見るようになりました。太陽光パネルを搭載した屋根の塗装は、一般の太陽光パネルなしの住宅と同じように塗装リフォームは可能なのでしょうか?
今回は、太陽光パネル設置住宅の屋根塗装についてご紹介しましょう。
太陽光パネル設置住宅も屋根塗装リフォームは可能
太陽光パネルを搭載している住宅の、塗装リフォームは可能です。
塗装リフォームには二通りの方法があり、全体の屋根塗装を行う場合と、部分塗装をする方法があります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
全体塗装を行う場合
雨漏りが発生したことにより、太陽光パネルを脱着する場合や、塗装リフォームで全体の仕上りを良くしたい場合は、太陽光パネルを脱着して塗装を施します。
この場合は通常の塗装でもかかる、足場の設置+屋根塗装費用に+太陽光脱着費用が発生します。当然、費用が高くなってしまいます。
設置されているパネルのメーカーや数量にもよりますが最低でも20~30万円の脱着費用が必要となりますので、このタイミングで屋根のメンテナンスを一緒に行い屋根全体の耐久性を維持することをお勧めします。
脱着せずに部分塗装する場合
予算が心配な方には、太陽光パネル部分を除き屋根塗装をする部分塗装を検討されてはいかがでしょうか。
この場合、パネル脱着費用は発生しませんのでお手軽価格で塗装リフォームが可能でしょう。
ここで注意!
太陽光パネルを脱着せずに塗装リフォームを行った場合、塗装業者が誤って破損させてしまったら太陽光パネルの保証が切れることが考えられます。
太陽光パネルの保証には「出力保証(約10年~25年)」と「システム保証(約10年~15年)」があります。これらの保証が期間満了前に切れてしまうのは、心配ですね。
塗装リフォーム前に太陽光設置業者へ確認した上で塗装リフォームを行うようにしましょう。
屋根材と太陽光パネルの耐用年数
屋根塗装を行ったその後のメンテナンス方法は屋根材と太陽光パネルの耐用年数を踏まえて検討しなければなりません。
屋根材は防水紙の耐用年数を考慮すると20年~30年ほど、太陽光パネルの法定耐用年数は17年です。これはあくまで減価償却期間であり実際は20~30年程度は使用できるといわれています。
そう考えると、30年で屋根塗装を行う際には、屋根材の耐用年数、太陽光パネルの撤去や交換も検討する時期と重なることになります。一般的な塗装のみのリフォームより費用は高額となりますので、こつこつと積み立てておくと良いでしょう。
まとめ
太陽光パネルが設置されている住宅でも塗装リフォームは可能です。塗装後の太陽光パネルの保証の問題もありますので、必ず太陽光パネル設置業者に塗装リフォームを行いたいと連絡は入れておきましょう。その際に注意すべき点などを聞いておくとより安心です。
屋根材も太陽光パネルも適切なメンテナンスを行う事で、美観も耐久性も維持できます。10年に一度のメンテナンスを心掛けましょう。
カテゴリ:屋根
2020年7月17日
付帯部分とは何?屋根・外壁塗装の際のポイント!
屋根や外壁塗装をする際、屋根と外壁のみ塗装していると思われがちですが、
実は家には付帯部分と呼ばれる箇所があります。
その付帯部分のメンテナンスも忘れてはいけません。
付帯部分とはどこの部分??
家には様々な名称のついた付帯部分があります。
普段目につきにくい場所で、実際にどのような劣化状況なのかがわかりにくい部分でもあります。まずは場所と名称を覚えましょう!
では実際にどのような症状が起こるのでしょうか。
雨樋(あまどい)
■雨樋とは…雨水を集めて排水させる、主にプラスチック製(塩化ビニール樹脂)の筒状の建材。
軒先に取り付ける樋を軒樋(のきどい)、軒樋から接続し地面までつながる縦方向の樋を竪樋(たてどい)と呼びます。
※こんな症状に注意!
・剥がれ…経年劣化により塗装が剥げ、色あせや粉をふいたような状態になる。
・破損…歪みや割れが生じた場合は交換する必要がある。
破風(はふ)
■破風とは…屋根の妻側部分(破風板がある面を妻側という)に取り付ける板状の部材。破風板は雨風の吹き込みを防ぐ役割があり、劣化しやすい場所です。
※こんな症状に注意!
・塗膜の剥がれ…塗膜の剥がれが起こると、雨水が内部へ侵入し雨漏りの原因になる。
放置し続けると腐食が進み、他の屋根材までダメージを受けてしまうケースも。
鼻隠し
■鼻隠しとは…軒先の先端に取り付ける板状の部材のこと。
鼻隠しは垂木の切り口や隙間から雨水が入り込むのを防ぐことができます。湿気やカビなどから守る役割でもあります。
※こんな症状に注意!
・塗膜の剥がれ…経年劣化により塗膜の剥がれが起き、木材の腐食が生じる。
軽度の劣化は塗装による修理で可能。劣化が重症化している場合は板金を撒いて覆ってしまうか、新しい部材を用いて交換が必要になる。
まとめ
このように家を守っているのは屋根や外壁だけではありません。普段聞きなれない名称が多いですが、付帯部分にもそれぞれの役割があります。
そして足場仮設が必要な高所が多いため、屋根や外壁塗装をする際には専門業者に付帯部分の劣化も確認してもらいましょう。
大切な家を守る付帯部分のメンテナンスも忘れずに行ってください。
2020年7月13日
屋根の雨漏りのパターンと修理代の目安
屋根からの雨漏りが起きると、壁や天井に水が浸入し家を傷めてしまいます。
高温多湿の日本では、侵入した水は湿気となり残りカビを発生させる原因となります。
雨漏りに気づいた時は、早めに修理依頼をしましょう。
屋根の雨漏りのパターン
屋根の雨漏りにも、様々な原因があります。原因が違えば修理方法や内容も変わります。
よくある雨漏りのパターンを紹介していきましょう。
カラーベスト屋根の雨漏り
新築の屋根に施工されることが多くなった屋根材「カラーベスト」。このカラーベストと呼ばれる中には、コロニアル・スレート瓦・化粧スレートも含まれています。
セメントや粘土を薄く加工して塗装を施した板を隙間なく敷き詰めた屋根で、瓦と比べると非常に軽いのが特徴です。
カラーベストは、カラーバリエーションが豊富な点も人気の一つですが、色褪せしやすいため定期的な塗装メンテナンスは必要です。
カラーベスト屋根の雨漏りの主な原因は、重なり合う部分の縁切りが不十分なことから起こります。
カラーベストには、瓦のような水返しがありません。ない代わりに、重なり部分に隙間を作って施工することにより継ぎ目から雨水が侵入した際の逃げ道としています。
カラーベストの雨漏り修理内容
塗膜による縁切り不足が原因の雨漏りでは、一枚ずつヘラを使って縁切りを行います。
■塗膜の縁切り : 約10万円~
経年劣化による痛みが原因の場合は、痛み箇所の部分補修か全体の張り替えとなります。
■全体的な張り替え : 約70万円~
■部分的な張り替え : 約3万円~
瓦屋根の雨漏り
最も多い瓦屋根の雨漏り原因は、瓦のズレや割れです。
瓦はきちんと並んでいて初めて防水効果を発揮できます。この「並び」が乱れると、雨の流れが乱れてしまい、激しい雨が降った時に瓦の下の防水シートまで雨水が入り込んでしまいます。
また、雨樋の詰まりが原因の場合もあります。
瓦を伝ってきた雨水を地面まで誘導し排水させることが雨樋の役割ですが、落ち葉やゴミで雨樋が詰まってしまうと、雨水は排水されずに溜まってしまいます。
長い時間溜まり続けると、雨水は瓦の隙間に侵入することとなり屋根の下地材を腐食させてしまいます。
瓦屋根の雨漏り修理内容
瓦の一部のズレの場合は、瓦を元の位置に戻します。
瓦の割れは新しい瓦に交換になります。
■瓦のズレや割れ : 約3万円~
雨樋の詰まりが原因の場合は、詰まりを取り除く必要があります。
■雨樋の掃除 : 約2万円~
ガルバリウム鋼板の雨漏り
ガルバリウム鋼板は、軽量で耐震性に優れた屋根ですが、劣化するとサビが発生し穴があいてしまうことがあります。
ガルバリウム鋼板の雨漏り修理内容
部分的に穴があいてしまったら、穴のあいた鉄板を張り替える修理が必要です。
経年劣化での雨漏りの場合は、雨漏り箇所以外の鉄板も傷んでいることが考えられますので全体の張り替えがお勧めです。
■部分張り替え : 約5万円~
■全体張り替え : 約70万円~
屋根の雨漏り修理代を抑える方法
屋根の雨漏り修理代を抑えるには、雨漏り被害が大きくならないうちに対処する事です。
定期的な点検
約10年を目安にして、定期的な点検を依頼しましょう。その際に雨漏りの原因になりそうな箇所を修理しておけば、大きな雨漏り被害を防ぐことができます。
点検を受けた際に、修繕工事を勧められた場合は業者に写真などで確認させてもらい、どのような修繕を行うのかその方法も確認しておきましょう。
台風や大雨が続いたら点検
経年劣化により屋根の傷みが起きているところへ、台風や大雨、強風が続くと屋根の傷みはどんどん進みます。
台風や大雨が続いた後は屋根の点検を依頼して傷んだ箇所の補修をしましょう。
そうすることにより、雨漏りは最小限に抑えることができるでしょう。
まとめ
雨漏り被害は、定期的な点検により最小限に抑えることができます。
雨漏りかも?と気づいたら、放置はせずに早めの点検依頼をしましょう。
早めの対処は修理費用を抑え、大切な家を水による腐食から守ることにつながります。
10年以上点検をしていないという方は、ぜひ一度点検を受けましょう。
カテゴリ:屋根
2020年7月10日
外壁・屋根塗装に求める塗料の効果
外壁・屋根塗装リフォームの際は、塗料を選ばなければなりません。全てにおいて満点な塗料はなく、家の状況に合った塗料を選ぶことが大切です。
一般的には塗装業者より薦められた塗料を塗ってもらうということが多いようですが、その際に塗料にどのような機能があるかを事前に知っていることは工事内容を知るうえで決して無駄なことではありません。
今回は塗料の性能について、詳しく見ていきましょう。
塗料の性能は様々
塗料の説明カタログを見ると、○○性に優れ…、△△性が高く…などと書かれています。
○○性、△△性と言われても何だかよくわからないという方も多いでしょう。
主な性能を見ていきましょう。
耐候性・耐久性
耐候性・耐久性の文字をカタログではよく見ます。
耐候性(耐久性)とは、塗装を施してからどれくらいその状態を保つことができるか、という事です。耐候性が高いということは、塗料として優れているということになるわけです。
促進耐候試験により1種に分類される、シリコン塗料、フッ素塗料は耐候性が高い塗料といえます。
■耐久性・・・物体の保護、美粧など、塗料の使用目的を達成するための、性質の持続性
■耐候性・・・日光、雨風、露霜、寒暖、乾潤などの自然の作用に対しする抵抗力
促進耐候性試験
塗料の耐侯性を客観的に知ることの出来るもので、簡単に言うと『日光、雨風、露霜、寒暖、乾潤などの自然の作用に対してどれだけ強いか』を計るための試験です。
透湿性
雨風に常にあたっている外壁内に溜まる湿気を外に逃がす力を透湿性といいます。
湿気が溜まりすぎると、塗装面が中性化し塗膜が崩れてしまう可能性があります。
透湿性が高い塗料であれば、壁の内部構造に湿気がたまりません。
弾性
家は少しずつ時間の流れと共に変形しています。それに耐えられなくなるとひび割れが等が起こります。
そこで、ゴムのように少し伸びる性質を持つ塗料を使用することにより、ひび割れようとする力に塗料は伸びる性質を発揮し、ひび割れにくくすることが可能となります。
この伸びる性質のことを弾性といいます。
親水性・耐水性
親水性とは水との相性、水と仲良しかどうかという事です。
親水性が高いと、水は壁の表面に広がり汚れを洗い落としてくれます。
耐水性とは水に対して耐性があるという事です。
水が塗料を突き抜けないような性質をいいますが、外壁塗装は雨漏り等を防ぐために施すことから、耐水性は標準的についている塗料を使用しています。
意匠性
意匠性とは、見た目のかっこよさのことです。外壁塗装は家を守るためだけでなく、見た目の美しさも重要です。
綺麗な模様や、デザインの外壁を意匠性が高いと表現します。
まとめ
外壁・屋根の塗装リフォームで使用させる塗料には、様々な性能が表記されています。塗装リフォームを検討の際は、まずはプロの現状診断を依頼し今現在の家の状態や材質に適切な塗料を見極めてもらいましょう。
2020年7月9日
屋根材の劣化に要注意!
みなさんはご自宅の屋根を見ることってありますか??普段から目に入る位置ではないため、多くの方がご自身では劣化に気が付きません。
しかし、気が付かなかったからと言って放っておいてはいけません。屋根は日々強い紫外線を浴び、雨風にさらされています。劣化は日々進行しているのです。
では、見えない場所で実際にはどのような症状が起こっているのか見てみましょう。
まずは屋根の材質について知りましょう!
屋根の材質は主に4種類です。
ご自宅の屋根はどの材質を使用しているのか確認しましょう。
スレート系
セメントを混合した厚さ5㎜程の薄い板状の素材。軽量であることが大きな特徴です。
「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれていて、色やデザインが豊富なため近年では使用されることが多い人気の材質です。
粘土系瓦
粘土を焼いた屋根材で瓦屋根の中で最も代表的とされています。屋根材に厚みがあるため遮音性や断熱性が高くなります。高品質で価格は高めですが、耐久性に優れておりメンテナンスコストを抑えることができます。
セメント系
セメントと砂を水で混ぜ、型に入れて形成したもの。塗装することでカラーバリエーションが豊富になり、和風・洋風どちらの住宅にも使用できます。
金属系
軽く耐久性に優れ、地震などによる家屋崩壊の危険性が少ない。
加工しやすい材質で継ぎ目が少ない施工のため雨漏りが起こりにくい。
そもそも劣化するとどうなるの?
材質ごとに起こりやすい症状は違います。メンテナンス時期を知らせる劣化を見逃さないようにしましょう。
■スレート系
苔やカビ…塗膜の劣化により防水機能が低下することで、水分を吸収し苔やカビが生える。
色あせ…色あせが悪化するとひび割れや破損が生じ、雨漏りが起こる場合がある。
■粘土系瓦
ズレやひび割れ…瓦を固定している漆喰が崩れ、瓦のズレが生じる。台風や大雨によって落下しないよう早急な対処が必要。
苔の発生…苔が雨水などの水分を吸収するため、放置していると苔の範囲が広がり湿気を保った状態になる。
■セメント系
色あせ…強い紫外線や雨風により、塗装の色褪せが生じる。
定期的な塗替えが必要。
ひび割れや欠け…塗膜の劣化により、セメントがもろくなりひび割れや欠けが生じる。
■金属系(銅板)
サビや剥がれ…サビは表面に発生することが多いが、湿気が多い裏側にも生じることがある。サビを放置すると穴が開き、雨漏りの原因となる。
浮き…板金を止めているボルト(釘)のサビや浮きにより、屋根材の反りが起こる。
反った屋根の隙間から雨が浸透すると内部にまで影響を及ぼす。
まとめ
このように、使用している屋根材によって劣化の症状は違います。
そして屋根の劣化は自分で気が付くというのが非常に難しい場所です。前回の塗装、もしくは新築してから約10年が経過していたら、一度塗装業者に見てもらうことをおすすめします。
プラニング・Kでは無料で診断を行っておりますので、ご自宅の屋根の状態が気になるという方はお気軽にご相談ください。
カテゴリ:屋根
2020年7月8日
住まいの耐久性を高める雨樋の役割
日常の生活において、雨樋を意識することはあまりありません。
しかし、雨樋は気付かないところで、大切な家を雨水から守ってくれています。
今回は、雨樋の役割やメンテナンスの仕方についてご紹介します。
雨樋の役割
雨樋には、どのような重要な役割があるのでしょうか。
軒樋の役割
軒樋は屋根の周囲を囲うように設置されている樋の部分です。
屋根に降った雨を受け止めて排水口に向けて導く雨樋で、屋根から雨が流れ落ちる部分に取り付けられています。
切妻屋根なら屋根の2辺に、寄棟屋根なら屋根の4辺に設置されています。
集水器の役割
軒樋により集められた雨水を竪樋に流す役目があります。
屋根全体の雨水が集められるため、ある程度に水量を溜め込めるよう作られています。
縦樋の役割
集水器に集められた雨水を地面まで落とし排水口へ排水する役割があります。
一般の住宅では、雨水の飛散を防ぐために円筒形の製品が採用されています。
雨樋は目立たず地味な部分ですが、住まいを守るために非常に大切な役割を担っています。
雨樋のメンテナンス
長年住み続けているうちに、雨樋にも不具合が生じてきます。
どのような不具合が起きるのでしょうか。
また、どのように対処すれば良いのでしょうか。
落ち葉の詰まり
雨樋の不具合の原因の多くは、
軒樋、縦樋、集水器に溜まる落ち葉やゴミが原因です。
落ち葉やゴミが排水の邪魔をして、うまく排水ができずに雨が溜まってしまいます。そうすると、溜まった水の重さにより、樋が破損し外れてしまう危険があります。
排水口へ排水がうまくできていないなぁと感じたら、早いうちに点検依頼をしましょう。
軒樋の傾斜の問題
軒樋から縦樋への傾斜がきちんとできていないと、雨水は排水できません。
この場合は、プロの業者へ依頼して傾斜を改める必要があります。
また、新築して間もない場合は施工不良が疑えますので、施工会社へ連絡をして早急に修繕工事をしてもらいましょう。
まとめ
なかなか気に止めて、じっくりと見る機会がない雨樋ですが私たちの住宅を雨水からしっかりと守ってくれている無くてはならない存在です。高い場所の樋は業者さんに依頼をするとして、手の届く範囲の樋は定期的にゴミが溜まっていないか、水はきちんと流れていくかのチェックを心掛けましょう。
カテゴリ:屋根
2020年7月7日
はじめての屋根・外壁リフォーム
屋根と外壁は、紫外線や雨風などから家を守ってくれています。
厳しい自然から家を守るにあたり、屋根がズレたり外壁にひび割れが生じたりすると、雨水が侵入し家の構造部を腐食させる原因になります。
そうならないためにも、定期的なメンテナンスや取替えリフォームが重要となってきます。
今回は、はじめての屋根・外壁リフォームの流れをご紹介します。
リフォーム計画を立てよう
満足のいくリフォームは、事前の計画が大切です。
外観や、商品はキレイになり新しくはなったけれど、使い勝手が悪いのでは満足いくリフォームとは言えません。
現在、不便に思っていることを書き出すなどして明確にし、リフォームアドバイザーにしっかりと伝えられる準備をしましょう。
不便に思っているお悩みポイントをあげる
外観に関しては、「色褪せして古く見える」「すぐに汚れる」など感じることを書き留めましょう。
塗装リフォームにするのか、「葺き替え」「張り替え」リフォームを選択するのか重要な選択材料になります。
既存の屋根材や外壁材についても、しっかりチェックをすることが重要です。
予算を含めて家族会議
不便に思っていることや、不満に感じることは家族間でも違うことがあります。
家族で、しっかり話し合いをしましょう。
予算の面では、リフォーム後の生活が苦しくなるようなことが起こらないよう家族で話し合い上限を設けることをおすすめします。
リフォーム会社を探そう
意見がまとまれば、リフォーム会社を探しましょう。
ホームページや雑誌などを参考にリフォーム会社を選びましょう。
優良会社かどうかはホームページの会社概要や、施工実績を見ると良くわかるでしょう。
外観リフォームの工事の流れ
はじめての屋根・外壁リフォームはどのように進んでいくのでしょうか。
おおまかな工事の流れを事前につかんでおきましょう。
外壁塗装の場合
①足場の組立・養生
・建物の四方に作業用の足場を立てる
②高圧洗浄・下地処理
・外壁の汚れをしっかり落として、ひび割れなどを補修する
③下塗り
・塗料を外壁に密着させるための下塗りをする
④上塗り(2回)
・塗膜をしっかり作るため二度塗りする
サイディングの張り替えの場合
①足場組立・養生
・建物四方に作業用の足場を組み立てる
②既存撤去・下地補修
・既存の外壁材を取り外し、下地の補修
③新規取付
・新しい外壁材を取り付ける
屋根の葺き替えの場合
①足場組立・養生
・建物四方に作業用の足場を組み立てる
②既存撤去。下地補修
・既存屋根材の取り外し、下地の補修
③新規取付
・新しい屋根材を取り付ける
まとめ
屋根・外壁のリフォームは大きく分けて「塗装」か「取替え」になります。
屋根材、外壁材ともに塗料の塗膜で守られていますが、一定の期間が過ぎると劣化が始まり、塗装リフォームが必要になります。
10年~20年で塗装を施し、それを2~3回繰り返すと屋根材、外壁材は取替えの時期を迎えることになります。
「塗装」「取替え」どちらの選択でも、現状の不満点や不便に感じることを解消できてこそ、リフォームして良かったと満足感を得られるものです。
信頼できるリフォーム会社と満足度の高いリフォームができるように、リフォームの目的をしっかりと決めましょう。