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2020年6月20日
外壁塗装工事中の不便を減らすために知っておくこと
外壁塗装の工事中は、家の周りで作業が行われます。室内にいるお家の方は、作業中はどのように過ごせばよいのでしょうか?
外壁塗装は約2週間に及ぶ工事となります。職人が家の周りで作業を行いますので、生活環境が普段とは多少変わってしまう可能性があります。
普段の生活にどのような変化が起きるかを、事前に知りその対策をしておくことが大切です。
普段との環境の違い
換気がしにくくなる
足場とシートで家が囲まれ光が遮られると同時に風も届きにくくなります。本格的な塗装作業が始まると窓やベランダなどが養生用のビニールシートで塞がれて窓の開閉ができなくなります。
養生シートのすき間から塗料がはみ出さないように、養生シートはテープでしっかり貼りつけられていて、数日間は部屋の換気はできません。
換気の必要がある場合は、事前に業者に相談し特殊な養生シートを準備してもらうなどの対策をしましょう。
洗濯物が干しにくくなる
ベランダの床や手すりなども、塗装工事中はシートで養生します。一時的にベランダに出入りができなくなり、洗濯物を干すことができなくなります。
また、塗料が洗濯物に飛び散ったり、塗ったばかりの外壁に風で飛ばされ洗濯物がくっついたりする恐れもあるため、洗濯物は外へ干さない方が良いでしょう。
外に干せない洗濯物は、室内干しをしないといけません。浴室乾燥機や室内用の乾燥機がある場合は上手に使いましょう。乾燥機等がない場合はコインランドリーを活用するのも良いでしょう。事前にコインランドリーの場所は調べておきましょう。
エアコンが一時的に使用できない
塗装工事中は、室外機がシートで養生され通気口が塞がれたり、室外機裏側の塗装のために一時的に室外機を取り外すことがあります。その場合は一時的にエアコンの使用は不可となります。
通気口部分を避けて養生できるシートもありますので、契約前にエアコンを使用したいと要望を伝えておきましょう。
工事中の音と臭いの対策
工事中の音
外壁工事には足場の設置が不可欠です。足場を車両から積み下ろして組み立てていく足場設置工事は金属音が響きます。同様に塗装完了後の足場の撤去でも同じような金属音が発生します。
また、車両の移動やカーラジオの音、職人同士の会話などが室内にも聞こえてくるかもしれません。
職務と関係のない音やマナーの悪い振る舞いなどは担当者に連絡して改善してもらいましょう。
塗料の臭い
約二週間の施工期間のうち、塗装作業は約一週間ほどです。
下塗り・中塗り・上塗りと3回塗装を重ねていきますが各塗り工程後1日の乾燥期間を設けるため最低でも一週間の塗装期間が必要です。その期間は塗料の臭いを建物の外でも室内でも感じることとなります。
近年では臭いが少なく人体への影響も少ない水性塗料が使われるのが一般的になっています。水性塗料では強いシンナー臭に悩まされることはありません。
まとめ
外壁塗装リフォームでは、多少の生活の不便さはどうしても生じてしまいます。少しでも普段通りに近い生活を送るためには、施工業者と事前に打合せをして前もって対策をしておくことが大切です。
要望や相談をしやすい業者を慎重に選びましょう。
2020年6月16日
台風シーズンの前に屋根・外壁点検を!
毎年9月頃になると、日本列島各地に台風が接近してきます。近年では日本の各地域に上陸し、被害の爪痕を残しています。台風は雨はもとより、その通過時の強風により私たちの住宅に大きな損害をあたえます。
屋根や外壁が劣化している状態で台風の接近、通過を受けてしまうと、劣化部分の屋根材や外壁材が飛んでいってしまったり、雨漏りの被害にあったりと、通常のメンテナンスで行う塗装リフォームとは違い、高額な補修費がかかってしまいます。
台風が来る前に、屋根・外壁塗装リフォームを検討してみましょう。
台風による屋根・外壁の被害
台風とは、最大風速が17m/s【1秒あたり17メートル】以上の威力をもつ熱帯低気圧のことです。強い雨と風をもたらし住宅の屋根や外壁に深刻なダメージを残すこともあります。
台風による大雨被害
雨漏り
台風の通過ともに被害が多発するのが「雨漏り」です。
・耐風の強い風で屋根材が剥がされ、屋根材下のルーフィング(防水層)が剥がれたり破れたりして室内に天井から雨漏りが発生
・窓のサッシと外壁材の目地部分の(コーキング)が劣化していたとこに、雨水があたり裂け目から水が侵入し室内に雨漏りを引き起こす
・雨樋が排水しきれないほどの雨の量で、雨樋から雨水が溢れて外壁にあたり外壁のひび割れや軒天の継ぎ目から室内壁に雨漏りが起きる
もともと劣化していた部分や防水性が低下していたヵ所が、強い風と雨に打たれることにより雨漏りと繋がっているケースが多く、台風が来る前に劣化部分の補修は済ませておく方が良いといえます。
台風による強風被害
外装材の落下・飛散
台風は強さが増すにつれ、最大風速もどんどん上昇していきます。風速20m/sを超えると大人はまっすぐに歩けなくなり、しっかり固定されていない屋外の物や建物の外装は強風により飛ばされてしまいます。
家には屋根瓦やタイルといった外装材のほか、雨樋、雨戸、エントランスのポストなど様々なパーツが付いています。定期的なメンテナンスをしていれば小型の台風では簡単に剥がれたり、飛散することはありませんが長期に渡り点検を受けていない場合は台風の風で吹き飛ばされる確率が高くなります。
台風の中、これらの物が落下・飛散すると外壁や窓、通行人や近隣の住宅を傷つけてしまう恐れがあります。
台風通過後の見えないダメージ
台風が通りすぎた後、雨漏りや外壁材の剥がれも認められず安心していても、台風の強い風雨は見えないカ所の劣化を進行させていることがあります。
屋根瓦や屋根材のズレ、雨樋のビス飛びなど、高い場所の点検はセルフチェックは難しく危険を伴います。
住まいの点検を10年以上していない場合は、プロの業者に見えない部分の点検をお願いしましょう。
台風が来る前に家を点検
台風による被害を抑えるためには、接近前の点検が大切です。点検を済ませておくことにより大きなメリットが得られます。
最小限のメンテナスで補修費を抑えられる
台風が原因で損傷したヵ所は台風が接近する前から劣化が進んでいた可能性が高く、ぐらついた雨樋や割れた瓦などは事前に補修しておくことで、台風の被害を最小限に抑えることができます。
屋根瓦や外壁タイル、外壁材や雨樋は接着部分を補修することで再利用することが可能です。台風で飛ばされ落ちて割れてしまった場合は再利用はできなくなり、部材を新しく交換しなければなりません。
当然ながら、新しく部材を交換する方が工事に係る費用は高くなりますので、接着だけの補修で済むように事前に点検、補修を済ませておくことが重要です。
まとめ
強い雨と風で迫ってくる台風は、予測不能な深刻なダメージを私たちの住まいにもたらす恐れがあります。劣化が進んでいるだろうと想像できるヵ所の修繕は、台風シーズン到来前に点検、補修を済ませておきましょう。10年以上メンテナンスをしていない方は、早めの点検依頼をお勧めします。
2020年6月14日
ガルバリウム鋼板の色選びと塗替えの際のポイント
外壁・屋根材として人気の高いガルバリウム鋼板には、豊富なカラーとデザインがあります。その中でも外装材に採用する場合には表面の色と素材の光沢感を考慮した上で選ぶことが大切です。
今回はガルバリウム鋼板の色や種類、塗替えの際のポイントを見ていきましょう。
ガルバリウム鋼板の色と種類
ガルバリウムのカラー鋼板はたくさんのメーカーから発売されており、カラーやデザインも豊富な外装材です。
一部商品の中には数色しか色がないものや、ストライプ柄しか選べないものもありますが、レンガやタイル風の模様を施した商品や表面をざらざらに施した商品もあります。
様々な模様と色を組み合わせることで、自分好みの外観デザインを作ることが可能となります。
まずは全体のイメージをしっかり決めることから始め、サンプルを見ただけで外装材を決めてしまわないよう注意しましょう。サンプルを見ただけで選んでしまうと、張り終わった後にイメージと大きく違った印象になったという例があります。
※落ち着いた黒のシャープなガルバリウム鋼板を選んだけれど…光に当たると明るいぎらぎらした黒になりシャープな印象がなくなってしまった
など、施工後にイメージと違うことに気が付いても変更はかないません。
選んだガルバリウム鋼板が外観のイメージと合っているか、十分に検討し専門家の意見を参考にしながら慎重に決めていきましょう。
家のシルエットとガルバリウム鋼板の相性
自宅のシルエットに似た建物で、ガルバリウム鋼板を使って外装を仕上げている家を確認しましょう。
ただ、近隣の家をひとつずつ見て回るのは大変です。素人目には、ガルバリウム鋼板かどうかの判断も難しいものもなかにはあるでしょう。
そんな時は、外装リフォームの会社へ相談してみましょう。過去の施工事例で自宅とよく似たシルエットの実例を見せてもらうことができるでしょう。
外装リフォームの会社でも、ガルバリウム鋼板の施工件数は様々ですので相談前に業者のホームページなどを確認しておくことを、おすすめします。
■日当たり具合を把握する
日当たりがよすぎると、ガルバリウム鋼板が太陽光を反射し本来の色が見えづらくなることがあります。
そのため、重厚感のあるシックな色のガルバリウム鋼板で仕上げたつもりが、ぎらぎらして色が良くみえず派手な印象になってしまったということもあり得ます。
近年のガルバリウム鋼板は、ぎらつきを抑えた塗装を使用したものや、マットタイプのものもあります。
光の反射が気になる場合は、業者に相談し反射率が低い商品を提案してもらいましょう。
ガルバリウム鋼板の塗り替え ポイント!
雨や紫外線で耐久性が落ちてしまうガルバリウム鋼板は、約10年に一度はメンテナンスが必要といわれています。
メンテナンスのために塗装が行われることがありますが、その際には気を付けなければならいポイントがあります。
■防錆処理 重要ポイント
塗装メンテナンスの時期を迎えたガルバリウム鋼板には、サビが発生していることがあります。
塗装の前には「下地処理」としてサビなどを除去し、外壁表面のひび割れやキズの補修をしなければなりません。
劣化部分の補修をせずに塗装をしてしまうと、劣化部分から塗料が傷んで剥がれてしまうことがあります。
金属系外装材のガルバリウム鋼板では、一つのサビが外壁・屋根全体の耐久性を低下させることも考えられるため、塗装前の下地処理での防錆処理は徹底的に行うことが重要です。
■下塗りは必須 重要ポイント
ガルバリウム鋼板は、塗料をはじきやすい性質を持ちます。そのため、塗替えをしてもすぐに塗料が剥がれてしまう事態を起こすこともあり得るのです。
塗料が弾かれないようにするため、下地処理をしっかり行いガルバリウム鋼板と相性のよい下地材(フィラーやプライマー)を下塗りとして塗ります。下塗りは上塗り塗料が外壁にしっかり密着するために、接着剤のような役割があり仕上りを良くするためにも重要なポイントといえます。
まとめ
ガルバリウム鋼板はカラーやデザインが豊富なため、外観のイメージを自分好みに仕上げるうえでは大変優秀な外壁材です。太陽光の反射による色の見え方の点や、塗装リフォームの際の防錆処理や下塗りの重要性を把握した上で、専門業者としっかり打合せをして選んでいきましょう。
2020年6月13日
暑い夏でも外壁塗装はできる?
そろそろ自宅の屋根や外壁の塗替え時期かな。と思っているけど、今から依頼したら夏ごろになってしまうし、暑い夏に外壁塗装ってできるの?なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、夏に塗装する際のポイントをご紹介します。
夏に外壁塗装をするメリットとデメリット
◎メリット
・日照時間が長く塗料の乾きが良いので、塗装工事がスムーズに進みやすい。
・晴れの日が多く、工事期間を短縮できる。
・春や秋の施工業者の繁忙期に比べ、希望のスケジュールで塗装工事ができる。
×デメリット
・梅雨や台風・ゲリラ豪雨の発生により、工期が延びる可能性がある。
・塗装工事中は養生ネットをするため、窓を開けられないのでエアコンが欠かせない。
・お盆期間中は施工業者も休みのため、作業がストップする。
・夏は窓を開けているお宅も多く、ご近所に塗料の匂いが迷惑にならないか気になる。
夏に外壁塗装を依頼する際の注意点
◆時期
外壁塗装できない季節は特にありません。気温が5℃より高く、湿度85%より低ければ一年中いつでも塗装工事は可能です。
梅雨が明け7月中旬頃から着工し、8月上旬には工事が完了すれば、お盆には美しく生まれ変わった我が家でゆっくりと過ごすことができます。
◆防犯対策
外壁塗装では高所の作業に伴い足場を設置し、建物の周りを養生ネットで囲みます。
そのため周囲からの視界が遮られ、外部から住居内へ泥棒が侵入しやすくなってしまいます。
足場が設置されたままの状態で家を長期留守にするのはおすすめできません。
また暑く寝苦しい夜も窓を施錠し、エアコンをつけて生活するようにしましょう。
◆体調管理
工事中に窓を開けることが制限されてしまうため、住まいで生活する施主様はエアコンや扇風機などを使用し生活することになります。
長時間エアコンのきいた部屋で生活することに慣れていない方は体調を崩しやすくなりますので、注意が必要です。
また、作業している職人さんは炎天下の中で高所作業をするので、しっかりと水分補給をしながら休憩時間には日陰で体を休めるようにしてもらいましょう。
まとめ
工事期間中に雨が降らず、気温が低くなりすぎなければ工事期間は延びることなくスムーズに作業を行えます。従って暑い夏でも塗装工事は可能です。
どの季節にも天候に特徴があり、それぞれメリットとデメリットがあります。これだけは譲れないなど何を重視したいのかを考え、その時期に合わせて塗装工事を依頼するのもいいでしょう。
ただ施工業者の抱えている工事の状況にもよるので、希望の時期が決まったら早めに施工業者へ相談しましょう。
2020年6月10日
海沿いの家に合う塗料とは??
香川県は海や山に囲まれていて、自然豊かな地域です。多くの島もあり、近年ではその環境に魅了され移住する方も増えています。
海沿いに建つ家に憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。部屋からオーシャンビューが見られたら最高ですよね。
しかし海の近くの住宅では潮風による塩害が心配されます。
大切な家を塩害から守るために、外壁塗装のポイントを抑えましょう。
塩害の影響とは?
塩害とは何?
海からの潮風によって起こる症状を塩害と言い、海近くの地域で発生します。
家の腐食やサビの原因となり、家の劣化を進行させてしまう場合があります。大切な家を守るためにも、塩害の対策をしっかりとることが必要です。
塩害で起こる症状とは?
トタンやアルミなど金属製の材質は錆が生じます。
窯業系サイディングやモルタルの外壁は、塗膜の劣化により起こる症状で外壁に触ると白い粉がつく『チョーキング現象』が起きます。この白い粉は雨や紫外線によって塗料に含まれる合成樹脂が分解され、顔料が粉状となり表面に現れたものです。
チョーキングや色褪せは通常の住宅でも経年劣化により起こる症状ではありますが、沿岸部の住宅はより症状が現れやすいと言えます。
塩害から家を守るためには?
塩害から守るためには、屋根や外壁の塗装によってメンテナンスを行うことが第一です。
おすすめの塗料とは?
フッ素塗料=塗料の主成分の樹脂がフッ素系の塗料。
フッ素樹脂の技術を使って開発された塗料であり、耐久性に強い塗膜を作ることができます。
◎メリット
・光沢感があり、新築のような美しさが長続きする。
・耐用年数が約15~20年と長い。
・親水性に優れ、汚れが付着しても雨で汚れを流してくれる。
・耐候性に優れ、紫外線に強い。
このようにたくさんの特徴があり、非常に高品質なことがお解りいただけると思います。
ただ他の塗料に比べて価格が高いということがデメリットと言えます。
ですが一回にかかる塗装工事の費用は高くても耐用年数が長いため、塗替えの頻度を減らすことが可能になり、結果的にメンテナンスコストを抑えることができます。
塗装の際のポイント
家の外装の中でも屋根や外壁が大半の面積を占めており、劣化が目につきやすい部分です。ここで大事なのが、窓サッシや玄関、換気フードなど金属製の部分の劣化にも注意が必要だということです。金属部分は塩害により錆が発生しやすく、屋根・外壁塗装する際には必ず金属製の付帯部分も塗装することをおすすめします。
日常生活で気をつけるポイント
日々の生活で家の中の掃除は頻繁にするかと思いますが、それと同じように家の外装も清掃することが大切です。大雨や台風などの後には、いつも以上に潮風によって塩分が付着しています。気になる部分を水で洗い流しましょう。
まとめ
海の近くの住まいでは無視できないのが塩害です。塩害は建物の寿命を縮めることに繋がりかねません。いかに塩害と向き合って、大切な家を守るかが重要です。
海沿いにお住まいがある方、これから海沿いの暮らしを検討されている方は是非プラニング・Kにご相談ください。
大切な家を塩害から守るためのご提案やお手伝いをさせていただきます。
2020年6月9日
スタイリッシュで格好いい屋根 招き屋根
皆さんは招き屋根をご存じですか?
「招き屋根」とは、切妻屋根(三角屋根)の一方の屋根面を長く、もう一方を短くした屋根のことです。
2面の屋根が段違いになっているのが特徴です。段違いの屋根がスタイリッシュでデザイン性高く見せます。
今回は、かっこいい屋根「招き屋根」を詳しく見ていきましょう。
招き屋根とは
招き屋根は、別名差しかけ屋根とも呼ばれています。
屋根面の一方が、もう一方の屋根上部に壁をつくり、段違いになって支え合っているのが特徴です。
その見た目はデザイン性高く、建物全体をスタイリッシュで独創性あるものと印象付けます。
招き屋根のメリット
■耐風性に優れている
二面の屋根が段違いで支え合っているため頑丈なうえ、風の影響を分散することができるため耐風性に優れています。雨漏りの大敵である強風や突風も二面の屋根で分散することができます。
■屋根裏にスペースを確保できる
屋根が互い違いになっていて、片方の屋根上部に壁を作りますので室内空間が広く取れます。そのためロフトや屋根裏収納のスペースを確保することができます。
■太陽光パネルの設置が容易にできる
太陽光パネルの理想的な設置角度30°と屋根の勾配がほぼ一致しているので、発電効率が高くパネルの設置も比較的簡単に取付できます。
■通気性◎断熱性◎
屋根裏の通気性や断熱性が高いことから、夏は涼しく、冬は暖かいです。
招き屋根のデメリット
◆雨仕舞い
屋根と外壁が接触する部分の雨仕舞いをしっかり行わないと雨漏りのリスクが生じます。
雨仕舞いさえしっかり行えばデメリットとなる要素は他にありません。
雨漏りが起きてしまったら
招き屋根の雨仕舞いから雨漏りが発生した場合、原因が施工ミスによるものだった場合については施工会社の保証によって修理を受けることができます。
しかし、建築後ある程度時間が経ち、経年劣化などによる理由で雨漏りが起こった場合には補償を受けることができません。
一方で、築年数が経っていても台風や地震により雨仕舞いが破損して、雨漏りが発生した場合は風災害対応の火災保険なら補償を受けることができます。
台風や地震の後に雨漏りが起こった場合は、保険会社に問い合わせて調査を依頼しましょう。
まとめ
みなさんのお家の屋根はどのような形状をしてますか?今回ご紹介した招き屋根には、メリットと上げられるものは多くありますが、デメリットとあげられるものはほぼありません。そのうえデザイン性もあり弱点の見当たらない形状の屋根です。屋根の形状一つで、建物全体の印象はガラリと変わります。屋根の形状を選ぶ際は全体像をしっかり考慮して専門家の意見を参考に後悔がないようにしましょう。
カテゴリ:屋根
2020年6月8日
いろいろな屋根の形とその特徴
一言で「屋根」といっても住宅の屋根の形にはいろいろな種類があります。
今回は、建物の屋根にはどんな種類のものがあるか、それぞれの屋根にはどのような特徴があるかをご紹介します。
さまざまな屋根の種類
切妻屋根の特徴
最も一般的に採用されている形状の屋根です。
切妻屋根は、同じ長さ、同じ角度の屋根が三角形の形状で取り付けられています。
形状がシンプルなため、施工費用が安く、屋根の傾斜も調整できるためソーラーパネルを設置したい方にはおすすめです。
片流れ屋根の特徴
一枚の屋根を斜めに乗せた一方向だけに傾斜がある形状の屋根です。
片流れ屋根は、棟部分がないため雨漏りが起こりにくく、雨樋が一方向のみの設置ですむため施工費用を抑えることができます。
デザイン性に優れており屋根材にスレートや金属瓦など、いろいろな素材を使用することができます。
招き屋根の特徴
一般的な三角屋根の一方を長く、反対側を短くした互い違いな形状の屋根です。
招き屋根は、建物の形に合わせて屋根を設置することからデザインの自由が利くうえ、外観にこだわったお洒落な家を作り出せます。
屋根の高さが互い違いなことから、屋根裏を広く取りたいと考える方にはおすすめな屋根です。
陸屋根の特徴
屋根が水平に取付られた形状の屋根です。
陸屋根は、屋根に勾配がないため屋上としてスペースを活用することができます。
通常の勾配がある屋根と比べると、雨が溜まりやすい傾向があるため排水口や排水経路を整備して雨漏りのリスクを抑える必要があります。
その他の屋根の特徴
その他にも「寄棟屋根」「入母屋屋根」「越屋根」などがあります。
寄棟屋根とは、角度を付けた4枚の屋根を棟部分で合わせた形状の屋根です。
屋根が4面になることから、どの角度から見ても外観のバランスはよく見えます。
入母屋屋根とは、和風建築で使用される屋根の形状です。
屋根が二重構造に近い形状となるため、断熱性が高く、日本瓦と組み合わせることで重厚感があり耐久性高い屋根を作ることができます。
越屋根とは、通常の屋根に屋根を乗せた形状の屋根で、日本瓦を用いた和風建築に多い屋根です。
通気性や断熱性に優れています。
屋根形状と屋根材の相性
スレート材と屋根形状
スレート材はほとんどの屋根形状に調和します。
なかでも切妻屋根は小屋裏収納やロフトを設ける構造をしており、屋根材に断熱性の高いスレート材を選んでおくと夏でも過ごしやすい空間を作ることができます。
切妻屋根+スレート材
シンプルな中にも個性を求める方に、おすすめです。
日本瓦・セメント瓦と屋根形状
日本瓦・セメント瓦は和風建築の入母屋屋根や越屋根におすすめです。
最近では和モダンと称されるお洒落な和風デザインが人気で、切妻屋根に日本瓦やセメント瓦を合わせて瓦の重厚感とモダンな雰囲気を取り入れる方も多くなっています。
入母屋屋根や越屋根+日本瓦・セメント瓦
切妻屋根+日本瓦・セメント瓦
落ち着いた大人の雰囲気を求める方に、おすすめです。
ガルバリウム鋼板と屋根形状
軽くて加工がしやすいガルバリウム鋼板は形状が複雑な寄棟屋根に適しています。
片流れ屋根や招き屋根とガルバリウム鋼板は、双方がシャープでスタイリッシュな印象を持つことから相性の良い組み合わせといえます。
寄棟屋根+ガルバリウム鋼板
片流れ屋根・招き屋根+ガルバリウム鋼板
外観に洗練された格好良さを求める方には、おすすめです。
まとめ
それぞれの屋根形状の特徴と、相性の良い屋根材をご紹介しました。あなたのお家の屋根はどのような形状ですか?
お子さんや、お孫さんと散歩をしながら周辺の住宅の屋根を見てみましょう。いろいろな屋根の形に屋根の色を見ることができ楽しいですよ。
カテゴリ:屋根
2020年6月7日
ベランダ塗装・塗り替えのポイント
普段あまり気にすることのない、多少の劣化は見逃しがちなベランダ。しかし、ベランダも年月が経てば、床や手すりなどが劣化していきます。
そこで今回は、ベランダ塗装の目安とメンテナンス方法についてご紹介します。
ベランダを塗り替えるタイミング
ベランダは、家を建てる際に必ず防水加工が施されています。
しかし、雨風や直射日光の影響で年々塗装は剝がれ、気がつかないうちに防水効果がなくなっている場合があります。そうすると、雨水が建物内部に染み込み、最悪の場合 屋内の壁や天井、家の躯体を腐らせてしまいます。
とはいっても、塗り替えのタイミングが分からないという方も多いでしょう。基本的にベランダ防水の寿命は、新築や前回の防水工事から約10年といわれています。この10年というのは屋根や外壁を塗り替える時期でもあるので、一般的には屋根や外壁とともにベランダ防水をすることが多いです。
また、塗装工事は時間も手間もかかりますので、外壁や屋根、その他気になる部分の工事と合わせて行うことをおすすめします。
塗り替えが必要な状態って?
先ほどベランダ防水の寿命は約10年とお伝えしましたが、場合によっては10年が経っていなくても塗り替えが必要になることがあります。
①ひび割れ
ベランダの表面の塗装がひび割れていると、その部分から急激に劣化が進んでしまいます。深さによっても補修方法が変わってきますので、「これくらいなら大丈夫」と思わずにメンテナンスをしましょう。
②剝がれ
剝がれもひび割れ同様に、程度によって補修方法が違います。色あせているくらいなら表面の塗装を塗り直すだけで済みますが、防水層の部分から剝がれている場合は防水層のメンテナンスが必要になってきます。
どちらにせよ、ベランダ防水の効果がなくなっている合図には変わりませんので、気づいた段階で早目に対処をするようにしましょう。
③雨漏り
最も深刻な症状が雨漏りです。雨漏りといえば屋根のイメージですが、ベランダも雨漏りをする場合があります。
ベランダには、雨水が溜まらないように排水溝が備わっています。しかし、その排水溝の手入れを怠るとごみが詰まり水が流れなくなってしまいます。その状態で雨などが降り込むと、ベランダ内に水が溜まって溢れだしてしまい、雨漏りを起こすことがあります。
また、ひび割れた部分から雨水が入り込み、ベランダ内部の建材が腐食して、ベランダ下への雨漏りにつながることもあります。
ベランダのメンテナンス方法
一般的なベランダのメンテナンス方法には、FRP防水とウレタン防水というものがあります。
ウレタン防水
ベランダ防水の中でも、比較的安い費用で高い効果が期待できるのがウレタン防水です。ウレタン防水は、主に液体状のウレタン樹脂液状を塗り広げる作業のことをいいます。
そのため、ベランダの素材や形状・面積を問わずに施工することができます。しかし、ウレタン防水の塗膜は、耐用年数が近づいて薄くなってくるとあっという間に紫外線や熱に弱くなるので、定期的な塗り直しが必要になります。
FRP防水
FRPとは、「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略称です。
樹脂繊維を含んだシートを貼り付けてコーティングするFRP防水は、施工にかかる時間が短く、軽量で耐久性が高いという特徴があります。
一方、ウレタン防水と比べると材料費も手間もかかるので、費用は少し高めです。また、地震などの揺れによってはトップコートがひび割れたり剝がれたりする恐れがあります。
まとめ
日常でベランダを意識することはあまりないと思います。しかし、ぜひこの機会にご自宅のベランダを見てみてください。もし、ひび割れや剝がれがあった場合は早めの対応をすることをおすすめします。
また、ウレタン防水やFRP防水などメンテナンス方法によって様々な特徴があります。どの方法が合うのか分からない場合は、気軽にプラニング・Kにご相談ください。お待ちしております。
2020年6月5日
屋根・外壁塗装に関する疑問??
屋根や外壁塗装の工事を検討している中、疑問や不安ごとを感じている方も多いと思います。では実際にどのような疑問・質問が多いかご紹介します。
気になることを解決しよう!
外壁リフォームは天候によっても左右しますが、工事期間が約2週間と長くかかります。そのため、気になりながら工事完了を待つのは精神的な苦痛を感じてしまいます。
工事が始まってからでも、気になることがあれば必ず確認しましょう。
◆塗装に関する疑問
Ⓠ外壁塗装はDIYでもできるか?
費用を抑えるために自分で塗装したいという方もいます。ですが、基本的にはおすすめできません。
外壁塗装の場合は高所作業になるので、足場の設置が必要になります。
万が一、作業中に落下したら大怪我をしてしまう危険性も伴います。作業中の失敗やリスクを考えると、熟練された職人に依頼することをおすすめします。
Ⓠ塗替えに適している時期はあるの?
外壁塗装ができない季節や時期は特にありません。気温5℃より高く、湿度85%より低ければ一年中いつでも塗装工事は可能です。ただ、気温が5℃以下の真冬日と雨の日は塗装工事を行えません。雨天が続くと塗料の乾燥に時間がかかり、工期が予定通り進まないことも考えられます。工事期間も含め、施工業者としっかり相談しましょう。
◆生活に関する疑問
Ⓠ洗濯物は干せますか?
工事期間は家全体を養生ネットで覆います。作業中は塗料を使用するため匂いや飛散で洗濯物を汚してしまう可能性も考えられます。そのため室内干しをお願いしております。
Ⓠ塗装中に車は汚れたりしないの?
作業中は車にシートカバーを被せ塗料の飛散を防ぎます。塗装部分に付帯している部位も塗料がつかないように養生シートでカバーします。
Ⓠ作業中は家にいないといけないの?
屋根や外壁塗装の場合は、屋外の作業のため基本的にはお留守でも作業に差し支えはありません。工事の初日や最終日は施主様の立会いが必要になることもありますので、事前に施工業者に確認しましょう。留守にする場合は、玄関はもちろん窓の施錠もお願いします。
Ⓠ作業中に家の中に入ることはあるの?
工事内容によりますが、屋根・外壁塗装に関しては基本的に家の中に入って作業を行うということはありません。トイレ休憩の際も近くの公衆トイレやコンビニのトイレを使用しています。
Ⓠ工事費用の支払いは先払いですか?
一般的には工事完了後のお支払いになります。
ただし、大規模な工事で高額な場合は着手金として一部先にお支払いいただく場合もあります。契約時に必ず確認しましょう。
ご近所問題について
Ⓠ近隣の方への挨拶は必要ですか?
近隣トラブルを未然に防ぐためにも挨拶は必要です。事前の挨拶をしているかどうかで、何かトラブルが発生した際でも関係を良好に保てるケースも多くあります。
工事の日程が決定したら、施工業者が近隣のお宅へ工事の作業説明を含め挨拶廻りをしてくれる場合がほとんどです。
Ⓠご近所迷惑になることはあるの?
工事の内容にもよりますが、外壁リフォームの場合は塗料の匂いや作業中の工事車両が通行の妨げになるなどが挙げられます。
近隣の住宅と密接している場合は、塗料の飛散防止のための養生シートや車両用のシートカバーをお願いする場合もあります。
どのお宅にもリフォームの時期は訪れます。匂いが気になり窓が開けられず、生活に不便さを感じてしまうこともあるかと思いますが、ご近所付き合いを円滑にするためにもお互いさまの気持ちを持ってご協力をお願いします。
まとめ
屋根や外壁リフォームは家の一生において、数回行う程度です。1回の費用も高額なため、疑問や不安を感じることは当然です。
気になることを施工業者に確認することで、業者側も施主様がどのようなことを不安に感じているかを知ることができます。そのようなやり取りが信頼関係を構築することにも繋がります。
疑問に感じていることを解決し、新しく生まれ変わる我が家を気持ちよく迎い入れましょう!
2020年6月4日
防水リフォームは必要か?
住宅の新築時には防水が施されていますが、経年劣化により防水層の性能は低下していきます。防水性能が失われると建物内部に雨水が侵入することとなり柱や梁といった木部が腐ってしまう事態を起こしてしまいます。このことから防水リフォームは必要ということです。
今回は防水リフォームがなぜ必要なのか、どのような防水リフォームがあるのかを見ていきましょう。
防水リフォームはなぜ必要?
経年劣化により防水層の性能が低下している状態でそのままにしておくと、建物内部に侵入した雨水により雨漏りが起きたり、壁内部の柱を腐らせてしまう事態をまねきます。
明らかに雨漏りがしている状態ですと防水層が劣化していることに気づくことはできますが、症状がない場合は防水層の劣化にはなかなか気づかないものです。
10年以上何もメンテナンスをしていない場合は防水層の劣化を疑ってもみましょう。
まずは防水リフォームの知識と経験のある専門業者へ現状調査を依頼しましょう。
防水リフォームの種類
防水リフォームには使用する材料や工法により、いくつかの種類があります。
■シート防水
シート防水とは、塩化ビニール樹脂などで作られたシートを貼りつける工事をいいます。
下地に接着剤を塗って貼りつけていく施工で、工期は短くてすみ、防水シート自体も頑丈なため防水層が剥がれにくいメリットがあります。
ロール状のものが大半で、複雑な形状に施工するのが難しいのがデメリットです。
ビルの屋上など広い面積を施工する際によく採用されています。
■FRP防水
FRP防水とは、ガラス繊維製のシート樹脂を塗って施工する工事です。
ガラス繊維で強化されたプラスチックとなるため耐久性が高く軽量なことがメリットです。
紫外線で劣化するため、メンテナンスをしないままだと防水性が低下してしうデメリットをもちます。
定期的にトップコートを塗布すれば防水性を保つことができます。
■ウレタン防水
ウレタン防水とは、ウレタン防水剤を塗布する防水工事です。
塗装と同じように液体を塗って施工するため、複雑な形状のところや狭いところも施工できるのがメリットです。
塗装と同じで耐久性がやや低く、耐用年数も短いのがデメリットとなります。
■アスファルト防水
アスファルト防水とは、コールタールを染み込ませたシートを貼りつける防水工事です。
道路と同じアスファルト材料を使用するため耐久性が高いのがメリットです。
重量が重くコールタールを加熱するときの臭いがデメリットとなります。
まとめ
住宅の状態を長く安全に保つためには、定期的な防水層のメンテナンスが必要です。この記事を読んで10年以上メンテナンスを何もしていないという方は、一度専門業者に現在の状態の確認のために調査依頼をしましょう。大切なのは専門業者に依頼するということです。防水工事には種類があり施工方法もそれぞれ違います。経験と知識が豊富な専門業者だと施工不良が起きる可能性も少なく安心して任せることができるでしょう。