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2020年6月26日
瓦屋根が雨漏りする原因とは?

雨漏りが起こってしまうと、どうしたらいいのかわからずに戸惑ってしまいますよね。
とりあえず、雨漏りしている場所から雨水で濡れないように物を動かしブルーシートを敷いて、早く雨よ上がれ~と祈る気持ちで待つなんて経験はありませんか。
今回は瓦屋根が原因で起こってしまった雨漏りについて、その原因と対処法をご紹介します。
瓦屋根が雨漏りする原因

瓦のずれ
瓦屋根の雨漏りの原因として多いのが、瓦のずれです。
瓦がずれたり、割れたりすると、瓦の下の防水紙(ルーフィング)が雨に浸食されて雨漏りの原因となります。
漆喰が劣化
瓦屋根では、瓦と棟の間に漆喰が塗りこめられています。
その漆喰は、経年劣化ににより剥がれていけば、瓦と棟の間に隙間ができてしまいます。その隙間から雨が浸食し雨漏りを起こす原因となります。
ルーフィングの劣化
瓦屋根のしたの防水紙(ルーフィング)は永久的に使用できるもではありません。
雨水などで少しずつ劣化していき、一般的には15年~20年で防水機能を失います。
雨漏りした時の対処法

瓦屋根が雨漏りした場合、その原因に応じた修繕が必要です。
瓦の葺き直し
雨漏りの原因が、瓦のずれの場合は瓦の葺き直しが必要です。
葺き直しでは、問題となっている瓦だけの補修になり大掛かりな工事にはなりません。
瓦が割れたり、欠けたりしたことが原因の場合は、瓦をコーキングして補修します。
漆喰の修繕
瓦と棟の間を埋める漆喰は、時間の経過とともに剥がれ落ちていきます。
この場合、漆喰を塗り直す必要があります。
漆喰の塗り直しは、熟練された技術が必要となる作業ですので、専門業者へ依頼されることを、おすすめします。
ルーフィングの交換
瓦の下に敷かれているルーフィングには寿命があります。
雨漏りを起こしている原因がルーフィングの劣化だと診断された場合は、迷わず新しいルーフィングと交換しましょう。
葺き替え
屋根の葺き替えは、葺き直しとは違います。
葺き替えは、屋根瓦の下の材料から屋根瓦までの、全てを新しいものに取り換えることをいいます。
葺き替えは、雨漏りの改善はもちろんのこと、屋根全体を新しく軽い素材の屋根材に交換することで、家全体の耐震性を高めることができます。
ただし、葺き直しや補修工事とは違い、費用がかさみます。
まとめ
築年数が経った建物で、天井や壁に雨漏りによるシミが見られる場合は、屋根瓦だけではなく、その下のルーフィングや桟木の傷みも考えられます。思い切って葺き替えを検討してみましょう。
雨漏りの修繕・補修工事には専門的な知識が必要です。信頼できるプロの業者へ依頼しましょう。
カテゴリ:屋根
2020年6月24日
ガルバリウム鋼板を屋根に使うメリット

ガルバリウム鋼板を外壁材で使用する住宅が多くなりましたが、近年では屋根材として選ばれる事も多くなってきました。
今回は、屋根材としてガルバリウム鋼板を使用する場合、どのようなメリットがあるか、詳しく見ていきましょう。
ガルバリウム鋼板とは
合金メッキ加工した金属の板

ガルバリウム鋼板は、【アルミニウム55%✙亜鉛43.4%✙シリコン1.6%】の合金メッキを施した鋼板のことをいいます。
表面にプライマー処理を施したうえでガラス繊維を混入した塗料で、いろいろな色を着色できるのが特徴の一つで、耐久性も以前の亜鉛メッキ鋼板に比べると高くなりました。表面塗装にフッ素塗料を使用することで20年の耐久性を保証する製品もあります。
ガルバリウム鋼板の特徴
最大の特徴は、亜鉛メッキ鋼板に比べて切断部分や屋根表面のサビの発生を抑える効果が高いことです。
犠牲防食機能
亜鉛メッキ鋼板は一旦サビが発生するとどんどん進行し広がり、鋼板に穴を開けて屋根材としての機能を失うことになっていました。
しかし、ガルバリウム鋼板には表面塗膜の亜鉛が発生したサビを包み込む犠牲防食機能があり、それ以上サビが悪化しない働きをする特徴があります。
加工が簡単
ガルバリウム鋼板は、折り曲げや切断にも強く、簡単に加工ができる素材です。また、種類も豊富なうえに他の屋根材と比べると、比較的安価で施工が可能です。
価格については、一般的なもので10年保証商品、15年保証、20年保証というように保証期間が長くなれば価格も高くなる傾向です。
屋根材と使用するにあたって、犠牲防食機能は大変重要なことであり、洋風・和風デザインの住宅のどちらでも対応できる種類の豊富さは屋根材を選ぶ際のポイントになってくるかもしれません。
ガルバリウム鋼板は施工の幅が広い
ガルバリウム鋼板は屋根材のなかでも最も軽いのが最大の特徴です。
屋根材が軽量であることは、屋根が重くないということであり地震の際の揺れに揺れ幅が小さくてすみ、被害を受けにくくなります。
ガルバリウム鋼板は葺き替えよりもカバー工法

ガルバリウム鋼板は、新築のみならず古くなった彩色スレート板のリフォーム工事の一つ、カバー工法としてよく採用されます。
スレート板を張り替える際はスレート板よりも重い屋根材を施工することは住宅への負担を考慮するとお勧めできません。古いスレート板のリフォームの際は塗装をするか、同様のものに葺き替えるか、軽量のガルバリウム鋼板でカバー工法を行うのが一般的です。
古いスレート板にはアスベストが含まれており、剥がす際にアスベストが飛散したり、剥がした後の産廃処理費に高額な費用がかかります。
そこで、剥がさず既存のスレート板を上から覆うガルバリウム鋼板のカバー工法が選択されるのです。
まとめ
ガルバリウム鋼板は、軽量なうえ加工もしやすく新築住宅はもちろん既存住宅のカバー工法にも選択肢と取り上げられるほど、各メーカー様々な種類の製品を製造しています。
ガルバリウム鋼板は金属板で熱伝導率が高くなりますので、屋根に使用する場合は断熱材が不可欠です。
ガルバリウム鋼板の屋根材使用を検討されている際は、豊富な知識と、確かな実績を持った専門業者へ相談することをお勧めします。
カテゴリ:屋根
2020年6月23日
雨の日の塗装は避けよう

そろそろ外壁の塗替えを検討中の皆さんは、雨が多くなるなるこの時期の塗装って大丈夫なのかなぁ?と考えられているでしょう。雨の日が多くなると塗装が途中で中断したり、工事が予定より延びたりすることがあります。
また、塗料の品質が雨により低下することもあり、本来の耐久性を持った塗膜が形成されなくなる心配も出てきます。
今回は、雨の多い時期に外壁塗装を行う際の注意点とポイントを見ていきましょう。
雨の多い時期に外壁塗装を行う注意点とポイント
雨による影響

雨は、外壁や屋根塗装の塗膜硬化に悪影響を与えます。外壁や屋根に塗る塗料は乾ききっていないところに雨が当たると、溶けだしてしまいます。雨で溶けだしてしまった部分は塗りムラになってしまい、再塗装をしなければなりません。
塗料は水分の影響を受けやすく、真水で薄めて使う水性塗料も希釈率を誤ると品質が落ちてしまうといわれます。
雨で薄まった塗料は塗膜の剥がれや膨れ、浮きなど様々な施工不良を起こし塗料本来の強度を維持することができません。
多湿による影響

塗料には、施工環境が定められていて、基本的に湿度85%以上、気温5度以下の環境では塗料が十分乾燥できなくなるため、塗料メーカーで塗装を避けるように指示しています。
雨の日は湿度が85%を上回ることが多くあります。
湿気が多いと空気中の水分が、塗料の硬化を阻害し施工品質を落としてしまいます。
塗装前には、塗装が可能かどうか湿度条件を確認することが重要です。
長期間の工事中断を想定しておく

雨の多い時期に、最も気にかかることが工事が中断してしまうことです。
工事が何日も中断してしまうと、家は足場や養生シートで覆われているため窓は開けられず、暗い室内で何日も生活をしなければなりません。
施工業者も長期中断は回避しようとしますので、施工期間の天気予報をあらかじめ把握して雨が長く続きそうな場合は、工事日程を決定する前に着工日を遅らすなど対策を取ります。
施工スケジュールに不安がある場合は、施工業者に確認しておきましょう。
雨の日は施工は避ける

降雨時の施工は断りましょう。施工品質の低下が予測できるにも拘わらず、雨の日に無理に塗装を行おうとする業者も残念なことに、あります。
「契約してしまったから、しょうがない」と諦めずに雨の日の塗装は避けてもらうよう業者に伝えましょう。
まとめ
雨の多い時期の塗装工事は、施工業者が優良かどうかが良くわかります。
優良業者は、そもそも長雨の時期に工程スケジュールを組みません。事前に予定施工期間の天気予報を把握し、工事遅延によるお客様の心労を減らす努力をします。また、施主の意向を無視して強行に工事を推し進めません。
雨の多い時期の塗装工事には、雨を見越して工事予定を組んでくれる優良業者を選ぶことが、何よりも重要です。
2020年6月21日
ケレン作業の重要性を知る
皆さんは「ケレン」という文字を目にしたことがありますか?
外壁や、屋根の見積りを見ると「ケレン作業」と書かれていることがあります。また、A社の見積書には書かれているけれど、B社の見積書には書かれていない、ということもあります。これは一体どういうことなのでしょう。また「ケレン作業」とはどのような作業のことをいうのでしょう。
今回は「ケレン作業」について詳しく見ていきましょう。

ケレン作業とは
■異物の除去

ケレン作業とは、外壁の異物を取り除く作業のことです。外壁塗装では、最初に外壁表面の汚れを高圧洗浄機で落としていきます。
しかし、金属部分にこびりついたサビや古い塗膜などは高圧洗浄機で落とせないことがあります。
そのため、高圧洗浄の後に残った汚れを取り除くためのケレン作業を行うのです。
どんな塗料でも、サビや汚れが残っている上から塗ってしまうと、異物が塗膜に影響を及ぼし長持ちしません。
サビを残したまま塗装するとサビは塗膜の下で成長をし塗膜を食い破る事態となってしまいます。
サビの成分により塗料は耐久性を落としてしまうのです。強力な防錆材を塗布してもサビを根本から除去しなければ、何度もサビの脅威に悩まされる事となります。
表面を滑らかにする

ケレン作業は、屋外にある金属製の手すりや屋根の板金などの付帯部分のサビ除去のために行われますが、外壁表面処理作業としても行われます。
見積書の中にケレン作業を確認する

ケレン作業は、外壁塗装工程の中でも省かれやすい工程です。
業者から見積書を受け取った際は必ずケレン作業の工程が含まれているか確認しましょう。ケレンは本来は鉄部のサビの除去を指しますので、業者によっては外壁表面の処理については、「素地調整」「下地補修」などと記載していることもあります。
見積書の記載内容にケレン作業が含まれているか、わからない場合は見積り業者に連絡をして聞いてみましょう。
実際に外壁塗装の契約はしたけれど、きちんとケレン作業が行われるか心配という方は、施工業者に施工中の写真の記録を依頼しましょう。
まとめ
外壁塗装といえば、ペンキを刷毛やローラーで塗ることと考えられがちですが様々な工程があります。
その中でも今回ご紹介したケレン作業は塗装の完成度を左右する非常に重要な工程です。塗料や足場の説明だけでなく、ケレン作業を含む下地処理の説明もしっかりしてくれる、丁寧で信頼できる業者へ外壁塗装工事を依頼しましょう。
2020年6月20日
外壁塗装工事中の不便を減らすために知っておくこと
外壁塗装の工事中は、家の周りで作業が行われます。室内にいるお家の方は、作業中はどのように過ごせばよいのでしょうか?
外壁塗装は約2週間に及ぶ工事となります。職人が家の周りで作業を行いますので、生活環境が普段とは多少変わってしまう可能性があります。
普段の生活にどのような変化が起きるかを、事前に知りその対策をしておくことが大切です。

普段との環境の違い
換気がしにくくなる

足場とシートで家が囲まれ光が遮られると同時に風も届きにくくなります。本格的な塗装作業が始まると窓やベランダなどが養生用のビニールシートで塞がれて窓の開閉ができなくなります。
養生シートのすき間から塗料がはみ出さないように、養生シートはテープでしっかり貼りつけられていて、数日間は部屋の換気はできません。
換気の必要がある場合は、事前に業者に相談し特殊な養生シートを準備してもらうなどの対策をしましょう。
洗濯物が干しにくくなる

ベランダの床や手すりなども、塗装工事中はシートで養生します。一時的にベランダに出入りができなくなり、洗濯物を干すことができなくなります。
また、塗料が洗濯物に飛び散ったり、塗ったばかりの外壁に風で飛ばされ洗濯物がくっついたりする恐れもあるため、洗濯物は外へ干さない方が良いでしょう。
外に干せない洗濯物は、室内干しをしないといけません。浴室乾燥機や室内用の乾燥機がある場合は上手に使いましょう。乾燥機等がない場合はコインランドリーを活用するのも良いでしょう。事前にコインランドリーの場所は調べておきましょう。
エアコンが一時的に使用できない

塗装工事中は、室外機がシートで養生され通気口が塞がれたり、室外機裏側の塗装のために一時的に室外機を取り外すことがあります。その場合は一時的にエアコンの使用は不可となります。
通気口部分を避けて養生できるシートもありますので、契約前にエアコンを使用したいと要望を伝えておきましょう。
工事中の音と臭いの対策
工事中の音
外壁工事には足場の設置が不可欠です。足場を車両から積み下ろして組み立てていく足場設置工事は金属音が響きます。同様に塗装完了後の足場の撤去でも同じような金属音が発生します。
また、車両の移動やカーラジオの音、職人同士の会話などが室内にも聞こえてくるかもしれません。
職務と関係のない音やマナーの悪い振る舞いなどは担当者に連絡して改善してもらいましょう。
塗料の臭い
約二週間の施工期間のうち、塗装作業は約一週間ほどです。
下塗り・中塗り・上塗りと3回塗装を重ねていきますが各塗り工程後1日の乾燥期間を設けるため最低でも一週間の塗装期間が必要です。その期間は塗料の臭いを建物の外でも室内でも感じることとなります。
近年では臭いが少なく人体への影響も少ない水性塗料が使われるのが一般的になっています。水性塗料では強いシンナー臭に悩まされることはありません。
まとめ
外壁塗装リフォームでは、多少の生活の不便さはどうしても生じてしまいます。少しでも普段通りに近い生活を送るためには、施工業者と事前に打合せをして前もって対策をしておくことが大切です。
要望や相談をしやすい業者を慎重に選びましょう。
2020年6月16日
台風シーズンの前に屋根・外壁点検を!
毎年9月頃になると、日本列島各地に台風が接近してきます。近年では日本の各地域に上陸し、被害の爪痕を残しています。台風は雨はもとより、その通過時の強風により私たちの住宅に大きな損害をあたえます。
屋根や外壁が劣化している状態で台風の接近、通過を受けてしまうと、劣化部分の屋根材や外壁材が飛んでいってしまったり、雨漏りの被害にあったりと、通常のメンテナンスで行う塗装リフォームとは違い、高額な補修費がかかってしまいます。
台風が来る前に、屋根・外壁塗装リフォームを検討してみましょう。
台風による屋根・外壁の被害
台風とは、最大風速が17m/s【1秒あたり17メートル】以上の威力をもつ熱帯低気圧のことです。強い雨と風をもたらし住宅の屋根や外壁に深刻なダメージを残すこともあります。
台風による大雨被害
雨漏り
台風の通過ともに被害が多発するのが「雨漏り」です。
・耐風の強い風で屋根材が剥がされ、屋根材下のルーフィング(防水層)が剥がれたり破れたりして室内に天井から雨漏りが発生
・窓のサッシと外壁材の目地部分の(コーキング)が劣化していたとこに、雨水があたり裂け目から水が侵入し室内に雨漏りを引き起こす
・雨樋が排水しきれないほどの雨の量で、雨樋から雨水が溢れて外壁にあたり外壁のひび割れや軒天の継ぎ目から室内壁に雨漏りが起きる
もともと劣化していた部分や防水性が低下していたヵ所が、強い風と雨に打たれることにより雨漏りと繋がっているケースが多く、台風が来る前に劣化部分の補修は済ませておく方が良いといえます。
台風による強風被害
外装材の落下・飛散
台風は強さが増すにつれ、最大風速もどんどん上昇していきます。風速20m/sを超えると大人はまっすぐに歩けなくなり、しっかり固定されていない屋外の物や建物の外装は強風により飛ばされてしまいます。
家には屋根瓦やタイルといった外装材のほか、雨樋、雨戸、エントランスのポストなど様々なパーツが付いています。定期的なメンテナンスをしていれば小型の台風では簡単に剥がれたり、飛散することはありませんが長期に渡り点検を受けていない場合は台風の風で吹き飛ばされる確率が高くなります。
台風の中、これらの物が落下・飛散すると外壁や窓、通行人や近隣の住宅を傷つけてしまう恐れがあります。
台風通過後の見えないダメージ
台風が通りすぎた後、雨漏りや外壁材の剥がれも認められず安心していても、台風の強い風雨は見えないカ所の劣化を進行させていることがあります。
屋根瓦や屋根材のズレ、雨樋のビス飛びなど、高い場所の点検はセルフチェックは難しく危険を伴います。
住まいの点検を10年以上していない場合は、プロの業者に見えない部分の点検をお願いしましょう。
台風が来る前に家を点検
台風による被害を抑えるためには、接近前の点検が大切です。点検を済ませておくことにより大きなメリットが得られます。
最小限のメンテナスで補修費を抑えられる
台風が原因で損傷したヵ所は台風が接近する前から劣化が進んでいた可能性が高く、ぐらついた雨樋や割れた瓦などは事前に補修しておくことで、台風の被害を最小限に抑えることができます。
屋根瓦や外壁タイル、外壁材や雨樋は接着部分を補修することで再利用することが可能です。台風で飛ばされ落ちて割れてしまった場合は再利用はできなくなり、部材を新しく交換しなければなりません。
当然ながら、新しく部材を交換する方が工事に係る費用は高くなりますので、接着だけの補修で済むように事前に点検、補修を済ませておくことが重要です。
まとめ
強い雨と風で迫ってくる台風は、予測不能な深刻なダメージを私たちの住まいにもたらす恐れがあります。劣化が進んでいるだろうと想像できるヵ所の修繕は、台風シーズン到来前に点検、補修を済ませておきましょう。10年以上メンテナンスをしていない方は、早めの点検依頼をお勧めします。
2020年6月14日
ガルバリウム鋼板の色選びと塗替えの際のポイント
外壁・屋根材として人気の高いガルバリウム鋼板には、豊富なカラーとデザインがあります。その中でも外装材に採用する場合には表面の色と素材の光沢感を考慮した上で選ぶことが大切です。
今回はガルバリウム鋼板の色や種類、塗替えの際のポイントを見ていきましょう。
ガルバリウム鋼板の色と種類
ガルバリウムのカラー鋼板はたくさんのメーカーから発売されており、カラーやデザインも豊富な外装材です。
一部商品の中には数色しか色がないものや、ストライプ柄しか選べないものもありますが、レンガやタイル風の模様を施した商品や表面をざらざらに施した商品もあります。
様々な模様と色を組み合わせることで、自分好みの外観デザインを作ることが可能となります。
まずは全体のイメージをしっかり決めることから始め、サンプルを見ただけで外装材を決めてしまわないよう注意しましょう。サンプルを見ただけで選んでしまうと、張り終わった後にイメージと大きく違った印象になったという例があります。
※落ち着いた黒のシャープなガルバリウム鋼板を選んだけれど…光に当たると明るいぎらぎらした黒になりシャープな印象がなくなってしまった
など、施工後にイメージと違うことに気が付いても変更はかないません。
選んだガルバリウム鋼板が外観のイメージと合っているか、十分に検討し専門家の意見を参考にしながら慎重に決めていきましょう。
家のシルエットとガルバリウム鋼板の相性
自宅のシルエットに似た建物で、ガルバリウム鋼板を使って外装を仕上げている家を確認しましょう。
ただ、近隣の家をひとつずつ見て回るのは大変です。素人目には、ガルバリウム鋼板かどうかの判断も難しいものもなかにはあるでしょう。
そんな時は、外装リフォームの会社へ相談してみましょう。過去の施工事例で自宅とよく似たシルエットの実例を見せてもらうことができるでしょう。
外装リフォームの会社でも、ガルバリウム鋼板の施工件数は様々ですので相談前に業者のホームページなどを確認しておくことを、おすすめします。
■日当たり具合を把握する
日当たりがよすぎると、ガルバリウム鋼板が太陽光を反射し本来の色が見えづらくなることがあります。
そのため、重厚感のあるシックな色のガルバリウム鋼板で仕上げたつもりが、ぎらぎらして色が良くみえず派手な印象になってしまったということもあり得ます。
近年のガルバリウム鋼板は、ぎらつきを抑えた塗装を使用したものや、マットタイプのものもあります。
光の反射が気になる場合は、業者に相談し反射率が低い商品を提案してもらいましょう。
ガルバリウム鋼板の塗り替え ポイント!
雨や紫外線で耐久性が落ちてしまうガルバリウム鋼板は、約10年に一度はメンテナンスが必要といわれています。
メンテナンスのために塗装が行われることがありますが、その際には気を付けなければならいポイントがあります。
■防錆処理 重要ポイント
塗装メンテナンスの時期を迎えたガルバリウム鋼板には、サビが発生していることがあります。
塗装の前には「下地処理」としてサビなどを除去し、外壁表面のひび割れやキズの補修をしなければなりません。
劣化部分の補修をせずに塗装をしてしまうと、劣化部分から塗料が傷んで剥がれてしまうことがあります。
金属系外装材のガルバリウム鋼板では、一つのサビが外壁・屋根全体の耐久性を低下させることも考えられるため、塗装前の下地処理での防錆処理は徹底的に行うことが重要です。
■下塗りは必須 重要ポイント
ガルバリウム鋼板は、塗料をはじきやすい性質を持ちます。そのため、塗替えをしてもすぐに塗料が剥がれてしまう事態を起こすこともあり得るのです。
塗料が弾かれないようにするため、下地処理をしっかり行いガルバリウム鋼板と相性のよい下地材(フィラーやプライマー)を下塗りとして塗ります。下塗りは上塗り塗料が外壁にしっかり密着するために、接着剤のような役割があり仕上りを良くするためにも重要なポイントといえます。
まとめ
ガルバリウム鋼板はカラーやデザインが豊富なため、外観のイメージを自分好みに仕上げるうえでは大変優秀な外壁材です。太陽光の反射による色の見え方の点や、塗装リフォームの際の防錆処理や下塗りの重要性を把握した上で、専門業者としっかり打合せをして選んでいきましょう。
2020年6月13日
暑い夏でも外壁塗装はできる?
そろそろ自宅の屋根や外壁の塗替え時期かな。と思っているけど、今から依頼したら夏ごろになってしまうし、暑い夏に外壁塗装ってできるの?なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、夏に塗装する際のポイントをご紹介します。
夏に外壁塗装をするメリットとデメリット
◎メリット
・日照時間が長く塗料の乾きが良いので、塗装工事がスムーズに進みやすい。
・晴れの日が多く、工事期間を短縮できる。
・春や秋の施工業者の繁忙期に比べ、希望のスケジュールで塗装工事ができる。
×デメリット
・梅雨や台風・ゲリラ豪雨の発生により、工期が延びる可能性がある。
・塗装工事中は養生ネットをするため、窓を開けられないのでエアコンが欠かせない。
・お盆期間中は施工業者も休みのため、作業がストップする。
・夏は窓を開けているお宅も多く、ご近所に塗料の匂いが迷惑にならないか気になる。
夏に外壁塗装を依頼する際の注意点
◆時期
外壁塗装できない季節は特にありません。気温が5℃より高く、湿度85%より低ければ一年中いつでも塗装工事は可能です。
梅雨が明け7月中旬頃から着工し、8月上旬には工事が完了すれば、お盆には美しく生まれ変わった我が家でゆっくりと過ごすことができます。
◆防犯対策
外壁塗装では高所の作業に伴い足場を設置し、建物の周りを養生ネットで囲みます。
そのため周囲からの視界が遮られ、外部から住居内へ泥棒が侵入しやすくなってしまいます。
足場が設置されたままの状態で家を長期留守にするのはおすすめできません。
また暑く寝苦しい夜も窓を施錠し、エアコンをつけて生活するようにしましょう。
◆体調管理
工事中に窓を開けることが制限されてしまうため、住まいで生活する施主様はエアコンや扇風機などを使用し生活することになります。
長時間エアコンのきいた部屋で生活することに慣れていない方は体調を崩しやすくなりますので、注意が必要です。
また、作業している職人さんは炎天下の中で高所作業をするので、しっかりと水分補給をしながら休憩時間には日陰で体を休めるようにしてもらいましょう。
まとめ
工事期間中に雨が降らず、気温が低くなりすぎなければ工事期間は延びることなくスムーズに作業を行えます。従って暑い夏でも塗装工事は可能です。
どの季節にも天候に特徴があり、それぞれメリットとデメリットがあります。これだけは譲れないなど何を重視したいのかを考え、その時期に合わせて塗装工事を依頼するのもいいでしょう。
ただ施工業者の抱えている工事の状況にもよるので、希望の時期が決まったら早めに施工業者へ相談しましょう。
2020年6月10日
海沿いの家に合う塗料とは??
香川県は海や山に囲まれていて、自然豊かな地域です。多くの島もあり、近年ではその環境に魅了され移住する方も増えています。
海沿いに建つ家に憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。部屋からオーシャンビューが見られたら最高ですよね。
しかし海の近くの住宅では潮風による塩害が心配されます。
大切な家を塩害から守るために、外壁塗装のポイントを抑えましょう。
塩害の影響とは?
塩害とは何?
海からの潮風によって起こる症状を塩害と言い、海近くの地域で発生します。
家の腐食やサビの原因となり、家の劣化を進行させてしまう場合があります。大切な家を守るためにも、塩害の対策をしっかりとることが必要です。
塩害で起こる症状とは?
トタンやアルミなど金属製の材質は錆が生じます。
窯業系サイディングやモルタルの外壁は、塗膜の劣化により起こる症状で外壁に触ると白い粉がつく『チョーキング現象』が起きます。この白い粉は雨や紫外線によって塗料に含まれる合成樹脂が分解され、顔料が粉状となり表面に現れたものです。
チョーキングや色褪せは通常の住宅でも経年劣化により起こる症状ではありますが、沿岸部の住宅はより症状が現れやすいと言えます。
塩害から家を守るためには?
塩害から守るためには、屋根や外壁の塗装によってメンテナンスを行うことが第一です。
おすすめの塗料とは?
フッ素塗料=塗料の主成分の樹脂がフッ素系の塗料。
フッ素樹脂の技術を使って開発された塗料であり、耐久性に強い塗膜を作ることができます。
◎メリット
・光沢感があり、新築のような美しさが長続きする。
・耐用年数が約15~20年と長い。
・親水性に優れ、汚れが付着しても雨で汚れを流してくれる。
・耐候性に優れ、紫外線に強い。
このようにたくさんの特徴があり、非常に高品質なことがお解りいただけると思います。
ただ他の塗料に比べて価格が高いということがデメリットと言えます。
ですが一回にかかる塗装工事の費用は高くても耐用年数が長いため、塗替えの頻度を減らすことが可能になり、結果的にメンテナンスコストを抑えることができます。
塗装の際のポイント
家の外装の中でも屋根や外壁が大半の面積を占めており、劣化が目につきやすい部分です。ここで大事なのが、窓サッシや玄関、換気フードなど金属製の部分の劣化にも注意が必要だということです。金属部分は塩害により錆が発生しやすく、屋根・外壁塗装する際には必ず金属製の付帯部分も塗装することをおすすめします。
日常生活で気をつけるポイント
日々の生活で家の中の掃除は頻繁にするかと思いますが、それと同じように家の外装も清掃することが大切です。大雨や台風などの後には、いつも以上に潮風によって塩分が付着しています。気になる部分を水で洗い流しましょう。
まとめ
海の近くの住まいでは無視できないのが塩害です。塩害は建物の寿命を縮めることに繋がりかねません。いかに塩害と向き合って、大切な家を守るかが重要です。
海沿いにお住まいがある方、これから海沿いの暮らしを検討されている方は是非プラニング・Kにご相談ください。
大切な家を塩害から守るためのご提案やお手伝いをさせていただきます。
2020年6月9日
スタイリッシュで格好いい屋根 招き屋根
皆さんは招き屋根をご存じですか?
「招き屋根」とは、切妻屋根(三角屋根)の一方の屋根面を長く、もう一方を短くした屋根のことです。
2面の屋根が段違いになっているのが特徴です。段違いの屋根がスタイリッシュでデザイン性高く見せます。
今回は、かっこいい屋根「招き屋根」を詳しく見ていきましょう。
招き屋根とは
招き屋根は、別名差しかけ屋根とも呼ばれています。
屋根面の一方が、もう一方の屋根上部に壁をつくり、段違いになって支え合っているのが特徴です。
その見た目はデザイン性高く、建物全体をスタイリッシュで独創性あるものと印象付けます。
招き屋根のメリット
■耐風性に優れている
二面の屋根が段違いで支え合っているため頑丈なうえ、風の影響を分散することができるため耐風性に優れています。雨漏りの大敵である強風や突風も二面の屋根で分散することができます。
■屋根裏にスペースを確保できる
屋根が互い違いになっていて、片方の屋根上部に壁を作りますので室内空間が広く取れます。そのためロフトや屋根裏収納のスペースを確保することができます。
■太陽光パネルの設置が容易にできる
太陽光パネルの理想的な設置角度30°と屋根の勾配がほぼ一致しているので、発電効率が高くパネルの設置も比較的簡単に取付できます。
■通気性◎断熱性◎
屋根裏の通気性や断熱性が高いことから、夏は涼しく、冬は暖かいです。
招き屋根のデメリット
◆雨仕舞い
屋根と外壁が接触する部分の雨仕舞いをしっかり行わないと雨漏りのリスクが生じます。
雨仕舞いさえしっかり行えばデメリットとなる要素は他にありません。
雨漏りが起きてしまったら
招き屋根の雨仕舞いから雨漏りが発生した場合、原因が施工ミスによるものだった場合については施工会社の保証によって修理を受けることができます。
しかし、建築後ある程度時間が経ち、経年劣化などによる理由で雨漏りが起こった場合には補償を受けることができません。
一方で、築年数が経っていても台風や地震により雨仕舞いが破損して、雨漏りが発生した場合は風災害対応の火災保険なら補償を受けることができます。
台風や地震の後に雨漏りが起こった場合は、保険会社に問い合わせて調査を依頼しましょう。
まとめ
みなさんのお家の屋根はどのような形状をしてますか?今回ご紹介した招き屋根には、メリットと上げられるものは多くありますが、デメリットとあげられるものはほぼありません。そのうえデザイン性もあり弱点の見当たらない形状の屋根です。屋根の形状一つで、建物全体の印象はガラリと変わります。屋根の形状を選ぶ際は全体像をしっかり考慮して専門家の意見を参考に後悔がないようにしましょう。
カテゴリ:屋根