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2020年12月28日
屋根の防水シートにも寿命はあるの?
住宅の屋根材の下には、雨水の侵入を防ぐために防水シートが敷かれています。
この防水シートの耐用年数をご存じの方は少ないでしょう。
今回は、屋根材と防水シートの耐用年数について詳しくご紹介します。
屋根材の下の防水シートの耐用年数は?
屋根材の下に敷かれている防水シートのことを、「ルーフィング」と言いますが、このルーフィングには主に2種類のものがあります。
アスファルトを紙板に染み込ませて作られた「アスファルトルーフィング」と、ゴム樹脂で作られた「ゴム製ルーフィング」があります。
それぞれ耐用年数は、「アスファルトルーフィング」が約20年、「ゴム製ルーフィング」が約15年と言われています。
ルーフィングは屋根の基礎部分の野地板の上に施工されます。屋根材が雨水の侵入を防ぎきれなかった場合に、屋根内部へと雨水が侵入するのを防ぐ働きがあります。
耐用年数が過ぎたルーフィングでは雨漏りする?
ルーフィングには弾力性があり、建物の揺れなどで屋根の構造が伸縮しても追随して隙間が空かない(開かない)ようになっています。
この柔軟性が劣化にともない失われていき、寿命を迎えると堅くボロボロになってしまい、屋根の隙間を埋めることができなくなります。
ルーフィングがこのような状態であっても、屋根材の防水性が維持できていれば雨漏りがすぐに起こることは、ありません。屋根材に隙間ができてしまった場合は雨が大量に侵入してしまう恐れがあり大きな雨漏りへと発展してしまいます。
雨漏りが起きてしまってからでは建物の躯体部に大きなダメージを負う可能性が高くなりますので、ルーフィングの耐用年数を過ぎたら、できるだけ早いタイミングでルーフィングの交換を行いましょう。
屋根の防水メンテナンスのタイミングは?
先述の通り「アスファルトルーフィング」は約20年、「ゴム製ルーフィング」は約15年の耐用年数と言われていますが、メンテナンスはどのタイミングで行えば良いのでしょうか?
一番理想的な防水メンテナンスのタイミングは、耐用年数を迎える約1年前です。
但し、海沿いで潮風と強い日差しがある環境下や、雪国のように冷気と雪の重量で屋根に強い負荷がかかる場合は劣化が通常よりも早い場合があります。
ルーフィングの状態を確認するためには、屋根材をすべて撤去しなければなりません。
雨漏り等の被害を防止するためにも、耐用年数に達する前にルーフィングのメンテナンスを行うと良いでしょう。
アスファルトルーフィングの場合は耐用年数が約20年ですので、約19年でメンテナンスの準備をしましょう。同じようにゴム製ルーフィングの場合は耐用年数が約15年ですので、約14年で準備を始めましょう。
まとめ
建物の状態を良いまま長く保つためには、雨漏りによる躯体部への被害を防ぐことが重要です。雨の侵入を防ぐ役割を担う、ルーフィングの劣化を見逃さず耐用年数前の点検メンテナンスを心掛けましょう。
カテゴリ:屋根
2020年12月24日
屋根・外壁塗装 ―足場が必要な理由とは-
足場に囲まれた工事現場を目にしたことはありませんか?
屋根や外壁塗装をする際に必要になるのが、足場仮設です。
では、足場はなぜ必要なのでしょうか。その理由についてご紹介します。
足場とは
屋根や外壁の塗装工事をする際、住宅の周囲に足場を組立て、安全に施工できるようにするためのものです。
足場の緊結部分に日本古来のくさびの原理を採用しており、手すりや足場板の組み合わせ方によって、建物に合わせた足場を作ることが可能です。
足場が必要な理由
①安全性
どんな工事であっても、安全性を第一に考えなければいけません。
足場の設置は、高い場所で作業する作業者を墜落などの危険から守るためです。
そして高所作業の中、自分自身の体を安定させることができる足場が欠かせません。
②作業の安定
足場の仮設は大掛かりに思えてしまうかもしれませんが、安定した更新質な塗装を仕上げるためにも必要と言えます。
足場があることにより作業員の足元は安定し、その結果作業がしやすくなり、塗りムラや塗り残しを防ぎ、質の高い塗装に繋がります。
③近隣の住宅への配慮
屋根や外壁の塗装工事をする際、事前に行うのが高圧洗浄です。
高圧洗浄は、水を高圧で噴射させ長年で付着した汚れを洗い流します。
高圧洗浄や塗装の最中に、近隣のお宅に飛散するのを防ぐための養生ネットを取り付けます。
足場のご近所トラブルを防ぐために
ご自宅が工事をする際、心配なことの一つにご近所トラブルが挙げられます。安心して工事をするために、トラブルを未然に防ぎましょう。
■近隣の挨拶回り
工事前の挨拶は必要です。
工事内容にもよりますが、屋根や外壁リフォームの場合は足場仮設をするため、近隣の方への配慮が必要になります。
塗料の匂いや作業中の工事車両が通行の妨げになるなど、万が一何か問題が発生した際でも、挨拶をしているかどうかで関係を良好に保つことができます。
足場とセットにするとお得
足場が必要な工事は、できるだけまとめて行うことがポイントです。
別々に工事を依頼すると、それぞれで足場代金がかかることになります。
屋根や外壁の塗装を検討されている方は、施工業者による現場調査の際にしっかりと見てもらいましょう。
足場を有効活用し、工事が必要な箇所は一緒にリフォームされることをおすすめします。
■足場が必要なリフォーム
●外壁の塗替え・サイディング工事
●屋根の塗替え・葺き替え
●雨樋の交換
●破風や軒天の工事
●高所の窓や雨戸の交換
まとめ
足場の必要性についてお分かりいただけたかと思います。
プラニング・Kでは、屋根・外壁の無料点検を行っております。
足場が必要な工事でご不明な点がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
2020年12月14日
ご自宅の防水は大丈夫?
ベランダやバルコニー、屋上の防水対策は大丈夫ですか?
雨漏りとは屋根からするものだと思われていますが、ベランダやバルコニー、屋上などから家の内部に雨が侵入することも多くあります。
では、どのような防水対策を行えばよいでしょう。今回は塗膜防水工事についてご紹介します。
防水工事とは?
施工直後であれば高い防水機能を維持しているため、建物の内部に雨水が侵入することはありません。
しかし、常に強い直射日光や雨風にさらされている状態のベランダや屋上の防水層はダメージを受けています。防水層の劣化は防水機能を失い建物の内部へ雨水が侵入しやすくなります。
こんな症状が出ていたら要注意!
■色あせ
色あせは塗膜の防水機能が低下している現れです。
■膨れ・剥がれ
剥がれや膨れを見つけたら、トップコートや防水層だけでなく下地まで影響を及ぼしている可能性があります。下地が劣化している場合は、その分工事費用も高くなります。
■水たまりができる
ベランダに水が溜まる原因は、ドレン(排水口)にゴミが詰まっている・防水機能が低下している。その他、雨水が自然に流れるよう勾配処理がされていなかったなどが考えられます。
■藻の発生
ベランダやバルコニーの床に藻が発生していませんか?
コンクリートの隙間から植物が芽を出しているということもあります。放置していると範囲を拡大していく恐れがあります
■雨漏り
雨漏りは緊急性の高い症状です。
室内に雨水が侵入してきている状態が長く続けば、家を支えている柱などの木材が腐敗したりしまいます。
プラニング・Kで施工した防水工事の実例
【施工前】
①下地処理
電動サンダーで既存の劣化した塗膜を削り、表面を滑らかにします。
②プライマー塗布
プライマーは防水層とトップコートの吸着力を促進させる接着材の役割を果たします。
③マット貼り及び樹脂剤塗
ポリエステル樹脂の上にガラス繊維で出来たマットを敷き再度、樹脂を塗布し固めます。
④トップコート塗布
最後にトップコートを塗り、工事完了です。
【施工後】
まとめ
このように、ベランダやバルコニーの防水機能が低下した症状は様々です。
早期発見&早期対処によって費用も最低限に抑える事が出来ます。 住まいの安全性を維持するためにも、日頃から意識してチェックすることをおすすめします。
そして劣化の症状に気が付いたら、専門業者に点検を依頼しましょう。
2020年12月10日
屋根塗装~塗替え時期について~
外壁塗装は色あせやひび割れなど、様々な症状が目で見てわかるため『そろそろ塗替えの時期かな』と思うことがありますよね。
しかし、屋根は目の届かない場所であり、どうしても劣化を見落としがちになってしまいます。
では、屋根の塗替えに適した時期はいつでしょうか。
屋根塗装が必要な理由
屋根塗装の目的
屋根塗装はどうして行うのでしょうか。
屋根は家を守る大切な場所です。
①美観
塗装することによって、色あせた素材に鮮やかな色や光沢を再生することができます。
新築のような美しい美観を取り戻した家は、清潔感のある明るい印象を与えます。
②保護
屋根は紫外線や雨風の影響を強く受け、経年劣化します。
塗装をすることで外的環境から保護する事ができ、屋根と家を長持ちさせる事ができます。
③機能性の向上
素材に合った機能性の高い塗料を塗ることで、表面に機能を付与して価値を高めることができます。
屋根塗装に使用する塗料について
塗料にはそれぞれの特徴があります。
まずは塗料の長所と短所を把握し、どのような点を重視したいのかを考え使用する塗料を選びましょう!
シリコン塗料
機能性に対し、価格がお手頃なのが魅力で一番主流な塗料。
耐用年数は約7~10年。
◎耐水性や耐候性が高く、汚れが付きにくい。耐久性が高いため長期的なトータルコストを抑えられる。
×水性や油性などの種類が様々なので、性能の違いを判断しづらい。
フッ素塗料
耐用年数が長く、約15~20年と耐久性に優れている。
◎防水性に優れているため汚れにくい。光沢感があり美しい仕上がりになる。
×高品質のためか価格が高い。塗膜が硬い分ひび割れが生じやすい。
遮熱塗料
太陽熱など外部からの熱を反射させることで、建物が受ける熱の影響を軽減させる効果を持つ塗料。
屋根に遮熱塗料を塗ると、熱エネルギーの吸収が軽減されるため、屋根材の温度上昇を抑えることができ、室内の上昇温度を下げる効果があります。耐用年数は10~15年程度。
◎遮熱効果によって室内温度が抑えられるため、夏も快適に過ごすことができ光熱費削減になる。耐用年数が長い。
×価格が高い。塗膜の表面に汚れが付着してくると、太陽光を反射しにくくなり遮熱効果が低下する。
【キクスイSPパワーサーモSi】
・近赤外線領域の波長を特殊遮熱無機顔料やチタン系黒色遮熱顔料を用いて効率よく反射。
・チタン系黒色遮熱顔料は、高耐候性を有している為、長期に亘り安定した発色性を維持。
まとめ
塗り替え時期は、塗料の成分や耐久年数、適用箇所により違いが出ます。
塗料の耐久年数を目安に、塗替えを検討することも必要です。
そして、日頃から大切な住まいをセルフチェックし、塗り時替え時期を見逃さないようにしましょう。
カテゴリ:屋根
2020年11月26日
屋根・外壁塗装の疑問Q&A
屋根や外壁塗装の工事を検討している中、疑問や不安ごとを感じている方も多いと思います。では実際にどのような疑問・質問が多いかご紹介します。
気になることを解決しよう!
外壁リフォームは天候によっても左右しますが、工事期間が約2週間と長くかかります。そのため、気になりながら工事完了を待つのは精神的な苦痛を感じてしまいます。
工事が始まってからでも、気になることがあれば必ず確認しましょう。
◆塗装に関する疑問
Ⓠ外壁塗装はDIYでもできるか?
A:費用を抑えるために自分で塗装したいという方もいます。ですが、基本的にはおすすめできません。
外壁塗装の場合は高所作業になるので、足場の設置が必要になります。
万が一、作業中に落下したら大怪我をしてしまう危険性も伴います。作業中の失敗やリスクを考えると、熟練された職人に依頼することをおすすめします。
Ⓠ塗替えに適している時期はあるの?
A:外壁塗装ができない季節や時期は特にありません。気温5℃より高く、湿度85%より低ければ一年中いつでも塗装工事は可能です。ただ、気温が5℃以下の真冬日と雨の日は塗装工事を行えません。
雨天が続くと塗料の乾燥に時間がかかり、工期が予定通り進まないことも考えられます。工事期間も含め、施工業者としっかり相談しましょう。
◆生活に関する疑問
Ⓠ洗濯物は干せますか?
A:工事期間は家全体を養生ネットで覆います。作業中は塗料を使用するため匂いや飛散で洗濯物を汚してしまう可能性も考えられます。そのため室内干しをお願いしております。
Ⓠ塗装中に車は汚れたりしないの?
A:作業中は車にシートカバーを被せ塗料の飛散を防ぎます。塗装部分に付帯している部位も塗料がつかないように養生シートでカバーします。
Ⓠ作業中は家にいないといけないの?
A:屋根や外壁塗装の場合は、屋外の作業のため基本的にはお留守でも作業に差し支えはありません。
工事の初日や最終日は施主様の立会いが必要になることもありますので、事前に施工業者に確認しましょう。留守にする場合は、玄関はもちろん窓の施錠もお願いします。
Ⓠ作業中に家の中に入ることはあるの?
A:工事内容によりますが、屋根・外壁塗装に関しては基本的に家の中に入って作業を行うということはありません。トイレ休憩の際も近くの公衆トイレやコンビニのトイレを使用しています。
Ⓠ工事費用の支払いは先払いですか?
A:一般的には工事完了後のお支払いになります。
ただし、大規模な工事で高額な場合は着手金として一部先にお支払いいただく場合もあります。契約時に必ず確認しましょう。
まとめ
屋根や外壁リフォームは家の一生において、数回行う程度です。1回の費用も高額なため、疑問や不安を感じることは当然です。
疑問に感じていることは事前に施工業者に確認を行い、新しく生まれ変わる我が家を気持ちよく迎い入れましょう!
2020年11月25日
屋根の材質と劣化について
みなさんはご自宅の屋根を見ることってありますか??普段から目に入る位置ではないため、多くの方がご自身では劣化に気が付きません。
しかし、気が付かなかったからと言って放っておいてはいけません。屋根は日々強い紫外線を浴び、雨風にさらされています。劣化は日々進行しているのです。
では、見えない場所で実際にはどのような症状が起こっているのか見てみましょう。
まずは屋根の材質について知りましょう!
屋根の材質は主に4種類です。
ご自宅の屋根はどの材質を使用しているのか確認しましょう。
スレート系
セメントを混合した厚さ5㎜程の薄い板状の素材。軽量であることが大きな特徴です。
「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれていて、色やデザインが豊富なため近年では使用されることが多い人気の材質です。
粘土系瓦
粘土を焼いた屋根材で瓦屋根の中で最も代表的とされています。屋根材に厚みがあるため遮音性や断熱性が高くなります。高品質で価格は高めですが、耐久性に優れておりメンテナンスコストを抑えることができます。
セメント系
セメントと砂を水で混ぜ、型に入れて形成したもの。塗装することでカラーバリエーションが豊富になり、和風・洋風どちらの住宅にも使用できます。
金属系
軽く耐久性に優れ、地震などによる家屋崩壊の危険性が少ない。
加工しやすい材質で継ぎ目が少ない施工のため雨漏りが起こりにくい。
そもそも劣化するとどうなるの?
材質ごとに起こりやすい症状は違います。メンテナンス時期を知らせる劣化を見逃さないようにしましょう。
■スレート系
苔やカビ…塗膜の劣化により防水機能が低下することで、水分を吸収し苔やカビが生える。
色あせ…色あせが悪化するとひび割れや破損が生じ、雨漏りが起こる場合がある。
■粘土系瓦
ズレやひび割れ…瓦を固定している漆喰が崩れ、瓦のズレが生じる。台風や大雨によって落下しないよう早急な対処が必要。
苔の発生…苔が雨水などの水分を吸収するため、放置していると苔の範囲が広がり湿気を保った状態になる。
■セメント系
色あせ…強い紫外線や雨風により、塗装の色褪せが生じる。
定期的な塗替えが必要。
ひび割れや欠け…塗膜の劣化により、セメントがもろくなりひび割れや欠けが生じる。
■金属系(銅板)
サビや剥がれ…サビは表面に発生することが多いが、湿気が多い裏側にも生じることがある。サビを放置すると穴が開き、雨漏りの原因となる。
浮き…板金を止めているボルト(釘)のサビや浮きにより、屋根材の反りが起こる。
反った屋根の隙間から雨が浸透すると内部にまで影響を及ぼす。
まとめ
このように、使用している屋根材によって劣化の症状は違います。
そして屋根の劣化は自分で気が付くというのが非常に難しい場所です。前回の塗装、もしくは新築してから約10年が経過していたら、一度塗装業者に見てもらうことをおすすめします。
プラニング・Kでは無料で診断を行っておりますので、ご自宅の屋根の状態が気になるという方はお気軽にご相談ください。
カテゴリ:屋根
2020年11月18日
外壁塗装『塗料の種類』
外壁塗装をする際に塗料を選ぶのは難しいですよね。
ご自宅にどのような塗料が合うのか?と疑問に感じたことはありませんか?
今回は、塗料についてご紹介します。
塗料の特徴を知ろう!
塗料の主成分は、樹脂(合成樹脂)です。
樹脂の種類によって、塗膜の性能が変わります。
【アクリル樹脂塗料】
◎メリット
・価格が安い。
・艶があり、ハッキリとした色が特徴。
・低価格で重ね塗りができるため、短いサイクルで様々な色に塗替えができる。
×デメリット
・汚れやすく、塗膜が硬いためひび割れが生じやすい。
・耐久年数が短く、頻繁に塗替えが必要。
【シリコン塗料】
◎メリット
・耐久性が高く、紫外線に強い。
・耐水性や耐候性に優れている。
・汚れにくい
・価格と性能のバランスが良く、一番塗装されている塗料。
×デメリット
・メーカーによって水性と油性など種類が多種多様なので、性能の違いを判断しづらい。
【ウレタン塗料】
◎メリット
・光沢のある仕上がりが特徴
・樹脂が柔らかく密着性が高いため、あらゆる素地に多用される。
・低温でも反応するので、冬場でも安定して塗膜になりやすい。
×デメリット
・耐久性、防汚性が他の塗料に比べてやや劣る。
【フッ素塗料】
◎メリット
・親水性や防水性に優れているため汚れにくい。
・耐用年数が長いため塗替えの回数が少なく、結果的にトータルコストが抑えられる。
×デメリット
・価格が高い
・一回にかかる費用が高いため、一般住宅にはまだあまり普及していない。
塗料の耐用年数とは
■耐用年数とは何?
外壁塗装の耐用年数とは、塗装をしてから次の塗替えが必要になるまでの年数のことを言います。
使用する塗料にもよりますが、平均的な耐用年数は7年~10年と言われています。この時期を目処に次回の塗替えの資金計画をすることも大切になります。
■塗料別耐用年数
アクリル塗料 | シリコン塗料 | ウレタン塗料 | フッ素塗料 |
5~6年 | 10年 | 7~10年 | 15~20年 |
■耐用年数を長く保つためのポイント
使用する塗料によって違いはありますが、耐久性に優れた塗料を使用した場合は耐用年数も長くなります。
外壁塗装は経年劣化により家を保護する防水機能が低下し、外壁だけでなく建物の内部にまで影響を及ぼしてしまう可能性があります。
外壁の清掃や手入れをせずに放置していると建物の劣化にも気付けず、大規模なリフォームを余儀なくされるということも考えられます。
台風や大雨の後の汚れ取りなど、セルフメンテナンスをすることで劣化を防ぐことに繋がります。
まとめ
このように塗料の種類は様々です。
それぞれのメリットとデメリットをしっかりと把握し、ご自宅に合った塗料を選びましょう。
塗料選びに迷ったら、お気軽にプラニング・Kにご相談ください。
2020年11月11日
家の付帯部分って何?
屋根や外壁塗装をする際、屋根と外壁のみ塗装していると思われがちですが、
実は家には付帯部分と呼ばれる箇所があります。
その付帯部分のメンテナンスも忘れてはいけません。
付帯部分とはどこの部分??
家には様々な名称のついた付帯部分があります。
普段目につきにくい場所で、実際にどのような劣化状況なのかがわかりにくい部分でもあります。まずは場所と名称を覚えましょう!
では実際にどのような症状が起こるのでしょうか。
雨樋(あまどい)
■雨樋とは…雨水を集めて排水させる、主にプラスチック製(塩化ビニール樹脂)の筒状の建材。
軒先に取り付ける樋を軒樋(のきどい)、軒樋から接続し地面までつながる縦方向の樋を竪樋(たてどい)と呼びます。
※こんな症状に注意!
・剥がれ…経年劣化により塗装が剥げ、色あせや粉をふいたような状態になる。
・破損…歪みや割れが生じた場合は交換する必要がある。
破風(はふ)
■破風とは…屋根の妻側部分(破風板がある面を妻側という)に取り付ける板状の部材。破風板は雨風の吹き込みを防ぐ役割があり、劣化しやすい場所です。
※こんな症状に注意!
・塗膜の剥がれ…塗膜の剥がれが起こると、雨水が内部へ侵入し雨漏りの原因になる。
放置し続けると腐食が進み、他の屋根材までダメージを受けてしまうケースも。
鼻隠し
■鼻隠しとは…軒先の先端に取り付ける板状の部材のこと。
鼻隠しは垂木の切り口や隙間から雨水が入り込むのを防ぐことができます。湿気やカビなどから守る役割でもあります。
※こんな症状に注意!
・塗膜の剥がれ…経年劣化により塗膜の剥がれが起き、木材の腐食が生じる。
軽度の劣化は塗装による修理で可能。劣化が重症化している場合は板金を撒いて覆ってしまうか、新しい部材を用いて交換が必要になる。
まとめ
このように家を守っているのは屋根や外壁だけではありません。普段聞きなれない名称が多いですが、付帯部分にもそれぞれの役割があります。
そして足場仮設が必要な高所が多いため、屋根や外壁塗装をする際には専門業者に付帯部分の劣化も確認してもらいましょう。
大切な家を守る付帯部分のメンテナンスも忘れずに行ってください。
2020年11月10日
屋根・外壁塗装をする際に気を付けるポイント
屋根や外壁塗装の検討中の方で、やっぱり気になるのはご近所問題ですよね。
自宅をきれいにリフォームしたいけど、ご近所に迷惑かけて関係が気まずくなるのは避けたいものです。
では、どのようなことに注意すればよいのでしょう。
工事前-近隣の方への挨拶廻り-
近隣トラブルを未然に防ぐためにも、工事前の挨拶は必要です。
挨拶をしているかどうかで、万が一何か問題が発生した際でも関係を良好に保つことができます。
■工事の日程が決まったら、早めにお知らせしましょう。
基本的には工事をする施工業者が、作業説明を含め挨拶廻りをしてくれる場合がほとんどです。
Point!最低でも1週間~3日前までには行ってください。
■お隣のお宅だけで大丈夫?
工事内容にもよりますが、外壁リフォームの場合は塗料の匂いや作業中の工事車両が通行の妨げになるなどが挙げられます。
お隣のお宅はもちろん、近隣の方にもご挨拶しておくのがベストと言えます。
工事中-作業における注意点-
工事前の挨拶廻りを終えたら、いよいよ工事が始まります。
では工事中に気を付けなければいけないことをご紹介します。
①足場仮設
その際に養生ネットで家を覆います。そうすることで、塗料の飛散を防ぎます。
②養生
塗装部分に付帯している部位も塗料が付かないように養生シートでカバーします。
Point!
近隣の住宅と密接していて、隣の方の車が近くに停めてある場合は、施工業者と相談し車カバーを手配してもらいましょう。
③高圧洗浄
チョーキングで発生した粉や、長年で付着した汚れを高圧洗浄でしっかりと洗い流すことで新しい塗膜の密着度が違ってきます。
窓を開けている際は必ず閉め、洗濯物は汚れる可能性があるので室内に干しましょう。
Point!近隣のお宅にも高圧洗浄をする日程を伝えておきましょう。
まとめ
このようにポイントを事前に抑えておけば、工事期間中のご近所トラブルを防ぐことができます。
心配や不安ごとがある場合は施工業者にしっかりと相談し、解決してから工事に取り掛かるようにしましょう。
2020年11月5日
何度直しても雨漏りが直らないのは、どうしてなの?
突然の雨漏りで、すぐに修理にきてくれる業者に直してもらったけれど、強い雨が降る度に同じところから雨漏りしている…と、お困りな方はいらっしゃいませんか?
何度直しても再発する雨漏りに何度も修繕費用を支払い続けているのは、何だかもったいないですよね。
今回は、再発を繰り返す雨漏りについてその対処の仕方を、ご紹介しましょう。
再発を繰り返す雨漏りには原因がある
直らない雨漏りには、必ず原因があります。雨漏りを繰り返す主な要因とはどのような事なのでしょうか。
原因を特定せずに表面のみの修繕を行っている
雨漏りが繰り返し起こる原因は、原因の特定がされていないという事です。
雨漏りの原因の特定は雨水の侵入箇所が何箇所もあることにより特定しづらい場合や、建物の構造が複雑で特定が難しい場合などがあります。
原因がわからないまま雨漏り修理を行うと、見た目は修理で直ったかのように見えますが、これは見せかけであり根本的には直っていないという事になるわけです。
繰り返す雨漏りを直すためには、原因の特定が最も重要です。その原因を特定するためには様々な方法がありますが、主な調査方法は次の通りです。
■目視調査
字の通り、目で見て原因を探る方法です。
■サーモグラフィー調査
雨漏りがしている部分は湿り、温度が低くなるため検知機械を使うことで雨水の経路を確認することができます。
■散水調査
水を使い雨漏りの再現をして雨水の侵入口を探る方法です。技術や経験が必要な難しい調査です。
■解体調査
雨水の侵入口が表面上では確認できない場合は内側を見なければなりません。
そのために、一部分を解体し原因を探る方法となります。
雨漏りが直っていない場合は、これらの調査がきちんと行われていない可能性が高いといえます。
修理業者の経験不足
雨漏りの修理には、知識・技術・経験を持つプロの業者に任せることが重要です。ほとんど雨漏り修理の経験がないような業者では、雨漏りの原因の特定をすることは難しいため、表面上の修繕のみを行い修繕完了となってしまいます。これでは根治とはならず、再び雨漏りを起こしてしまいます。
雨漏りを直すためには、どのような修理業者へ依頼すれば良いのでしょうか。
■調査内容を写真で確認させてくれる
雨漏り箇所を調べるために、自身で屋根・外壁に上るのは危険です。そのため、調査業者は調査の内容を写真や映像で見せてくれます。
■詳細な見積りを出してくれる
雨漏り修理を業者へ依頼すると業者側は見積書を出します。この見積書により修理費用がわかるのです。見積りの内容は修理工事の内容を表すため、曖昧な項目や疑問に思う内容や金額は許されません。明瞭であり納得のいく詳細な見積り提示をしてくれる業者を選びましょう。
■地元密着の業者である
建物が老朽化している場合、今回の原因箇所の修繕はしたものの新たな原因が発生する可能性があります。新たな雨漏りが起きた場合に、すぐに家に駆けつけてくれる地元密着の優良業者を選びましょう。
まとめ
雨漏りの修繕は、きちんと雨漏り発生の原因を突き止めたうえで修繕をする事が大切です。その為には雨漏り修理の経験が豊富で、調査技術の高い業者へ依頼する必要があります。雨漏りが起きてしまったら、地元で長く事業を営む優良業者に一度、相談してみましょう。