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2020年4月13日
下地調整と下地補修
下地調整とは
外壁塗装・屋根塗装をする前に塗装面をきれいに整えることを下地調整といいます。
下地補修は、外壁のひび割れや剝がれなどの処理、サイディング壁の目地部分の補修、鉄部へのサビ止めの塗布など傷んでいる部分を補修することをいいます。
外壁塗装は下地処理から始まる
外壁塗装は下地処理から始まります。塗装をする前に塗装面の汚れをしっかりと取り除き、きれいな面にしなければ、どんなにいい塗料を塗っても、塗料の性能が十分に発揮されなく持たないということになってしまいます。
下地の処理は塗装が終ってしまえば見えなくなりますが、最も重要なポイントです。高圧洗浄や塗装面を滑かにするケレン作業も、下地調整のひとつです。
ひび割れ(クラック)や劣化したシーリングをそのままにして塗装をしてしまうと、一旦は塗料でひび割れや劣化部分は埋まってしまい、きれいな仕上がりに見えてしまいます。しかし、時間が経つとすぐに塗料は剝がれ、元のひび割れが見えてきてしまうのです。
高圧洗浄で汚れをしっかり落とし、傷んでる部分を適切な方法で補修することはとても重要な工程となるわけです。
シーリング(コーキング)
シーリングとコーキングは、細かく言えば違う意味をもちますが塗装や建設業界では同じものと考えられています。
シーリングとは建物にある隙間を埋めるゴム状の材料です。温度湿度の変化や風などの自然現象、地震による建物の揺れによる動きに追従するように弾力性をもっているものです。また気密性や水密性を維持するための防水の役割もあります。
外壁がシーリングの場合、サイディングボードを張り合わせるため継ぎ目の目地部分にシーリングが使われます。またその他にも窓サッシまわりや換気扇・キッチン継ぎ目などにも多く使われています。
シーリング(コーキング)の寿命
使用環境によって違いますが、一般的には3〜5年といわれています。10年も過ぎるとひび割れが見られるようになってきます。
※近年では10〜15年の耐久性を持つ商品もでてきています。
老朽したシーリングを放っておくと劣化が進みひび割れてしまいます。さらに放っておくと、シーリング材周辺の壁にもひびが発生し室内への漏水で基礎の腐食を招いて家の寿命を縮めてしまうことになります。
サイディング外壁がきれいなため、シーリングも大丈夫だと思っていませんか。セルフチェックをして、早めの対応をしましょう。
まとめ
外壁をリフォームする際には、外壁が今現在どんな状態なのかを調べる必要があります。壁面の塗装のみ劣化しているのか、下地まで傷んでいるのか、建物の構造まで影響が及んでいるのかのチェックが必要です。プロの業者へ依頼すれば詳細な調査と的確な診断を受けることができます。まずは、お気軽に相談してみましょう。
カテゴリ:外壁