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2020年4月19日

天井断熱と屋根断熱

屋根断熱を知るためには

屋根断熱をすると光熱費が削減できます。屋根は家の中で一番日差しを浴びますので、温度の変化が非常に激しいところです。屋根に断熱や遮熱の対策を行うことで、光熱費を大きく下げることができます。

 

 

屋根断熱を知るためのキーワード

 

断熱と遮熱の違い

よく勘違いされるのが、断熱と遮熱の違いです。

 

断熱と遮熱は別物です。

 

断熱とは・・・熱が電動や対流・放射などによって伝わるのを防ぐことです。住宅においては建物の内側の様々な場所に断熱材を施工したり、構造体の外側に断熱材を施工する外断熱があります。熱交換がもっとも行われているのは窓であり、窓の断熱は非常に効果的です。

 

 

遮熱とは・・・熱の三原則、伝導・対流・放射のうち断熱材で止めれなかった放射を止めることで、より効果の高い省エネが可能になると考えられた方法です。

 

 

断熱は熱の移動を食い止めますので、外からの温度上昇を抑え冬も中で暖められた空気が外に出てしまうのを抑えてくれます。

 

 

遮熱は太陽熱を反射させるものです。反射させるものですから、外から中にはいろうとするのを防いでくれます。その反面、中から外に出ていくものは抵抗なく出てしまいます。結果、夏は外からの熱が入ってきにくくなり涼しくなりますが、冬は部屋の中で暖められた空気が外に出てしまうので暖房効率が悪くなってしまいます。

 

 

天井断熱と屋根断熱について

屋根の熱流出入は多く、そんな屋根の断熱方法には大きく『天井断熱』『屋根断熱』の二つに分かれます。

 

『天井断熱』(内断熱)

天井の上に断熱材を敷きつめるため施工が簡単です。比較的費用も安いです。欠点としては天井と断熱材との間ができるため断熱効果が低い可能性があります。断熱材と部屋の天井が近いため、断熱材部分に熱気がたまり部屋が暑くなってしまいます。

 

 

『屋根断熱』(外断熱)

屋根のコンパネの裏側に断熱材を貼ることで断熱性能をあげたり、屋根材に瓦などの断熱性能が高い素材を用いる方法です。天井断熱に比べ結露がおこりにくかったり、断熱部分と部屋までの距離があるため部屋の温度が上がりにくい特徴があります。複雑な屋根の場合は施工が困難となったりコストが高くなったりします。

 

 

屋根材での断熱効果の違い

以前は金属屋根はすごく熱くなってしまうこともありましたが、最近の主流の瓦もスレート屋根(金属屋根)も高性能のものが多く、屋根材としての断熱性能も高くなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

熱伝導と対流を防ぐことが得意な断熱、放射を防ぐことが得意な遮熱。それぞれの特徴を抑えて、効果を得られる断熱方法を検討してみましょう。様々な特徴を持った屋根材が非常に多いです。専門業者に的確な診断を依頼することをお勧めします。

カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

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