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2020年5月14日
瓦の種類と瓦屋根が長持ちする仕組み
瓦屋根を長持ちさせるには定期的な点検とメンテナンスが必要
瓦屋根は耐久力が非常に高い屋根材ですが、実はメンテナンスを行わないと耐久力が下がってしまいます。
瓦を選ぶメリットには高い耐久力があげられますが、最近では瓦の重量が他の屋根材に比べて重いことから地震に弱く、倒壊の危険性が高まるという話を聞いたりします。実際にはあまり関係がないのではという説が強くなってきています。
瓦の種類と特徴
・セメント瓦
セメントと砂を主原料とした加圧して成形、乾燥させた瓦です。
様々なメーカーが機能性の高い瓦を開発しており耐久性能・防水性能が高くなっています。
粘土系瓦に比べ安価で寒暖の影響を受けにくいといわれていますが、塗装が劣化しやすいため定期的なメンテナンスが必要となります。
・粘土系瓦
粘土系瓦には釉薬が表面に塗られている『釉薬瓦 ユウヤクカワラ』と釉薬が塗られていない『素地瓦』(素焼き瓦・いぶし瓦)があります。
一般的に日本瓦といわれているものです。
セメント瓦に比べて耐久力・防水性能が高いですが高価です。
釉薬とは…
釉薬は瓦に塗り乾燥させることでガラス質の薄い膜になります。そうすることで瓦に雨水が浸み込むのを防ぐ役割をもっています。釉薬が塗られることで防水機能は高くなり瓦が長持ちするのです。
釉薬は乾燥したあと、まれにヒビのような模様が入ることがありますが、瓦には何の問題もありません。
瓦の形状について
・J型瓦
古来からあるもので、神社やお寺でも用いられてきました。最近ではいろいろなJ型瓦が製造されています。
一般住宅はもちろんのこと、公的な建物やコンクリート建築でも採用されています。
(J型のJはジャパンからきています)
・S型瓦
もともとの形は山と谷が別々の瓦で構成されていましたが、近年では山と谷が一つの瓦になりコストパフォーマンスが高くなっています。
J型に比べS型は凹凸が明確になっています。
・F型瓦
F型はその名の通りフラットのFなので、J型やS型と比べて凹凸がありません。
建築物を見るとスレート系屋根材と似ており西洋風建築によく使用されています。
瓦屋根のメンテナンス
瓦自体の耐久年数は100年ともいわれていますが、何もしなくても良いかというとそういう訳ではではありません。瓦に問題がなくても、それ以外の部分が傷んでくる可能性があります。
コンパネ・防水シート・棟部の漆喰等は外部の環境によって傷んでしまい、雨漏りの原因になったりします。
瓦は無事でもその他が傷んでしまい、そのまた他の部分も悪くなってしまいます。そうならないためにも定期的な点検やメンテナンスを行うことは重要です。
まとめ
瓦自体は耐久力がありますが、直接風雨の影響を受けていますので変色や劣化を起こすこともあります。瓦屋根だからと大丈夫と思い何もしたことがない方は、一度屋根の点検をしてみましょう。
プラニング・Kでは無料点検・無料見積りを実施しています。ぜひ、お気軽にご相談ください。
カテゴリ:屋根