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2020年5月28日
スレート屋根とその他の屋根との違い
屋根のリフォーム工事では、スレート屋根を採用される方が多いです。なぜなのでしょうか?
ガルバニウム鋼板や瓦屋根と比較すると、どんなところにメリットがあるのでしょうか。
今回は、スレート屋根について詳しく見ていきましょう。
スレート屋根とはどんな屋根
スレート屋根と言われても、一体どんな屋根のことを指すのかわからない方も多いでしょう。
スレート屋根とは粘土板岩であるスレートを使用して作られた屋根のことです。
よく聞くカラーベストやコロニアルと呼ばれる屋根はスレート屋根の一種です。
スレート屋根の種類
石綿スレート
アスベストと呼ばれる石綿とセメントを混ぜて作られたものを石綿スレート屋根といいます。
2004年にアスベストが人体に有害と認定されるまでは一般的に使用されていました。
2004年以前に建てられた住宅が石綿スレート屋根である場合は、リフォーム工事をする際に廃棄物処理対策をしなければならず、費用がかさむことがあります。
無石綿スレート
石綿は使用せずに、パルプやビニロンを混ぜて作られたスレート屋根をいいます。
アスベストの使用禁止となった現在は、無石綿スレート屋根が多く採用されるようになりました。
天然スレート
スレート屋根の中で最も高いのが天然スレートです。
天然石を使用しているため高価になり、あまり日本では採用されていません。
人工スレート
人の手により人工的に作られたスレートをいいます。
使用する素材により特徴は変わります。
その他の屋根との違い
ガルバニウム鋼板と比較
ガルバリウム鋼板は、軽量で加工がしやすく、施工が簡単というメリットがあります。
耐熱性や遮音性はスレート屋根より劣ります。
コロニアルやカラーベストの方がガルバニウム鋼板よりも耐久性に優れています。
瓦屋根と比較
瓦は耐久性や耐熱性は高く優れていますが、価格が高くなります。
スレート屋根は耐久性、耐火性は瓦屋根に劣りますが、価格は瓦屋根の半分程度に抑えられます。
洋風の住宅には瓦よりもカラーバリエーションの豊富さから、スレート屋根を選ぶ方が多いです。
まとめ
スレート屋根にも種類があり高級感や重厚感を求めるなら断然、天然スレートがおすすめです。反対に価格重視で求めるなら無石綿スレートがおすすめです。デザインや商品数も多いので、自分好みの屋根を選ぶことができるでしょう。まずは、どの点を一番に重要視するかを、しっかり専門業者に伝えて最適な屋根材の提案をしてもらいましょう。
カテゴリ:屋根