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2020年5月11日
屋根工事のトラブル事例
屋根工事で起こりえるトラブル事例を知り、未然にトラブルを回避しよう!
リフォームの失敗例はよく耳にしますよね。屋根工事でもトラブルが起こることはあります。今回は、よくあるトラブル事例をご紹介します。どのようなトラブルが起こっているかを知り、自身がトラブルに巻き込まれることがないよう未然にトラブルを回避していきましょう。
施工時に発生するトラブル
トラブル事例
・ホコリ
古い屋根材を撤去し、新しい屋根材を乗せる『葺き替え』などの場合古い屋根材は廃材となります。廃材は屋根の上から地上のトラックに投げ入れられることもあり大量のホコリがたちます。
このホコリがきっかけで「車が汚れた」「自宅介護中の親の体調が悪くなった」などクレームにつながることがあります。
・高圧洗浄
屋根の工事の際は高圧洗浄を行います。この時隣の家に汚水が飛んでしまった。また塗装工事の際に塗料が飛んでしまったというトラブルもあります。
・においや騒音
塗料のなかには臭いのキツイものもあります。事前に説明のないまま工事を始めると、近隣の方を不安にさせてしまうことがあります。また足場をたてる際や高圧洗浄の際は大きな音がすることがあります。
工事中のトラブルを減らすために気を付けること
◆業者に廃材の投げ入れをしないよう依頼する
◆養生の範囲を確認する
◆近隣の方へ事前に挨拶に伺う
◆お庭でペットを飼っていないか確認する
◆移動できるものは移動させる
においや音に関しては細心の注意を払ったとしても限界があります。トラブルという形で表面化する場合もありますが、ご近所付き合いもあり遠慮して被害を飲み込んでしまうご近所さんもいます。工事をきっかけに近隣の方との関係が悪化し住みにくくなっては困ります。今後も良好な関係を続けていくためにも事前にしっかりと打合せを行い、周囲への配慮を行いましょう。
施工後に発生するトラブル
工事直後のトラブル
工事が終わった後に起こるトラブルは主に施主と業者間でのトラブルが多いようです。近隣の方など多方面に配慮して行っても終わってみたら意外なところでトラブルになることがあります。
工事が終わってみると、イメージに関するトラブルや費用面での誤算が起こりがちです。
屋根の色は見本を見ながら綿密に計画したはずなのに、実際仕上がってみるとイメージと違うということはよくあります。見本は小さな一角です。面積によって色の見え方が違うことから、小さな一片より大きな面積の方が色が薄く明るくみえてしまう傾向があるのです。
突然雨漏りが・・
塗装工事は工期も短く費用も安いため業者側も進めやすい工法ですが、しばらくたってからトラブルが発生することがあります。
多くが雨漏りで、雨漏りは目に見えないところで進行しています。塗装工事でキレイに仕上げても実は裏側で起こっている雨漏りの原因は放置されたままで、後々雨が室内に侵入してきたということもあります。
事前にしっかりと見抜いていたら塗装ではなく葺き替えなどの施工方法を提案できたと思います。
工事費用が安い施工を行っても雨漏りが起こってしまい結果的に再び工事が必要になると費用がかさむ可能性があります。
屋根のめくれ
施工後1年ほどして屋根がめくれてしまったという事例は下地処理が甘くスレートの塗料などがしっかり付着していない場合に起こります。
工事後のトラブルを防ぐには・・
大切なのは信頼できる施工会社に依頼することです。優良企業であれば保証面もしっかりしていますし、専門会社では技術の高い施工で施工ミスや判断ミスといったトラブルは回避できるでしょう。依頼業者ときちんと関係性を気付けていれば施工後のイメージ違いといったことも未然に防ぐことができるでしょう。
まとめ
今回は、屋根工事のトラブルをご紹介しました。屋根は雨風を防いでくれる大事な部分です。葺き替えじゃなく塗装工事を選んだとしても、ご近所に配慮を要する工事に変わりはありません。また「安かろう悪かろう」の悪徳業者に引っかからないためにも、複数の会社から見積りを取り適切な価格を知ることが大切です。プラニング・Kでは屋根・外壁の無料診断を行っています。お電話またはHPよりお気軽にお問合せください。
カテゴリ:屋根
2020年5月10日
よく聞くサイディングって何?
リフォームやDIYをするときなどに聞く「サイディング」。外壁に関係していることは分かるけど、どういう特徴があるのかは知らない方も多いのではないでしょうか?
今回は「サイディング」についてご紹介します。家を外から眺めたとき、目につくのはやはり外壁です。サイディングとは何か、どういう種類があるのか、メリット・デメリットを知って、今後の外壁のメンテナンスに活かしてください。
サイディングについて
サイディングとは外壁に使用する外装材の一種です。サイディングボードとも呼ばれ、外壁を覆って保護している板状の外壁材のことをいいます。
サイディングは、材質によって「窯業系」「金属系」「木質系」などに分けられます。
窯業(ようぎょう)系サイディング
セメント質と繊維質を主な原料にして、板状に形成したもの。
最近の住宅塗装の主流は、この窯業系サイディングです。タイル調や石積調、木目調、コンクリート調、レンガ調など柄や色のバリエーションが豊富です。
セメント質を混ぜているため地震などの衝撃にも強く、火にも強い性質を持っています。
金属系サイディング
アルミやガルバリウムなどの金属の表面材と、断熱性を備えた裏面材でできたもの。
窯業系サイディングよりも耐久性があるため、長期間メンテナンスをしなくても大丈夫です。最近ではデザインも豊富であるため、窯業系のようにレンガ風やタイル調のものを選ぶことができます。
また、軽量で断熱性に優れていることから新築はもちろん、リフォームにも最適です。
木質系サイディング
天然の木に塗装をして仕上げたもの。
自然の木の風合いを楽しむことができるため、天然木にこだわったおしゃれな家に住みたい方におすすめです。また、断熱性が高いというメリットもあります。
しかし、建築基準法の防火指定により燃えやすい木材の使用が禁止されている地域もあります。また、窯業系サイディングに比べると施工費用もかかるため、よく考えて検討しましょう。
サイディングのメンテナンス
外壁のサイディングは素材ごとに塗装の寿命、耐用年数が異なります。住宅の長寿命化と外壁の性能を維持するためにも、適切なメンテナンスを行いましょう。
窯業系サイディング…約7~10年
窯業系サイディングの場合、先に目地部のシーリング材や、サイディング表面の塗装に劣化が現れます。チョーキング現象(外壁を触ったときに白い粉が付くこと)が現れたタイミングで、塗装を行うことをおすすめします。
また、窯業系サイディングは水を含みやすく、熱をためやすいデメリットがあります。そのため、水分の吸収と乾燥でサイディングが伸縮を繰り返し、劣化につながる恐れがあります。
金属系サイディング…約10~15年
窯業系サイディングと比べると、水の浸み込みや、ヒビ割れの心配がなく、一般的にメンテナンス周期は少し長めです。
ただし、金属特有のサビの発生には注意が必要です。サビを想定した加工はされていますが、塗膜が劣化するとサビも発生しやすくなります。
木質系サイディング…約10年
メンテナンスを怠ると水シミやカビなどが発生し木材が変色、最悪の場合は腐食する可能性があります。少し早いかな?と思った時にメンテナンスを行うことが、木の味わいを失わずに長持ちさせるコツです。
まとめ
サイディング外壁にはさまざまな種類があり、特徴も違います。自分に合ったものを選び、快適な住まいを作るようにしましょう。
また、サイディングは定期的なメンテナンスが必要です。耐用年数が長いものでも数年に一度は、変色をしていないかチョーキング現象が起きていないか確認をするようにしましょう。
カテゴリ:外壁
2020年5月9日
コンクリートのひび割れの原因と修繕方法
コンクリート壁の家は重厚感があり硬く丈夫なイメージが強いですが、日常的に外的環境にさらされているため様々な症状が表れます。
ではそのような時、どのような対処法がベストなのか知っておきましょう!
コンクリート壁の特徴とは?
コンクリート壁のメリットとデメリット
◎メリット
・耐久性が高い
・耐火性に優れている
・断熱性に優れている
・耐震性が高い
・気密性が高い
×デメリット
・カビや苔が発生しやすい
・汚れが目立ちやすい
・費用が高い
・耐震性が高い
起こりやすい症状とは?
・ひび割れ(クラック)が生じやすい
・カビや苔が発生している
・浮きやひび割れから剥離している。
クラックにもヘアークラックと呼ばれる0.2㎜程度の浅くて細いひび割れから、構造クラックと呼ばれる0.3~0.5㎜以上の深さがある比較的大きなひび割れがあります。
ヘアークラックの補修は大掛かりではないため、早急な対応をおすすめします。
進行が進むと広がったクラックから雨水が侵入し劣化の進行を進めてしまいます。
ひび割れを放置しても直ることはなく時間の経過とともに悪化する一方なので、このような症状が出ていたら要注意です!
どのように修繕を行うか?
ひび割れを放置するとその隙間から雨水や汚れが浸み込んでしまい、建物の内側まで影響を及ぼしてしまう可能性があります。
●ヘアークラック(浅いひび割れ)の場合
弾性フィラーなどの下塗り材を使用し、ひび割れ部分に刷り込む。
●構造クラック(深さがある大きなひび割れ)の場合
ひび割れ部分にしっかりと補修材が入るようにV字に切り込み、シーリング材を充填
する。
※注意
自分で補修を考えている方はおすすめできません。
外壁の材質によって、補修に使用する材料や補修方法が違います。
なるべく費用をかけたくないし、この程度なら応急処置で大丈夫だろう。と思われている方もいるかと思います。ですが、一先ず専門業者に見てもらい、ご自身だけで判断しないようにしましょう。
まとめ
外壁材によってメンテナンスのタイミングは異なりますが、定期的な点検とメンテナンスを行うことが大切です。外壁のひびは見た目に小さくても、実際に調べてみると深い部分にまで広がっていることもあります。メンテナンスを怠たらないようにしましょう!
プラニング・Kでは無料で外壁診断とお見積りをしております。ぜひ、お気軽にお問合せください。
カテゴリ:外壁
2020年5月8日
スレート屋根『コロニアル』とは?特徴やメリット・デメリットの紹介!
スレート屋根『コロニアル』とは?
『コロニアル』とは一般住宅で広く使用されている、スレート屋根のことです。
屋根材として普及しているコロニアルですが、ガルバニウム鋼板や日本瓦に比べると耐久面では劣りメンテナンスは定期的に必要となります。
今回はコロニアルの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。
コロニアルの特徴
コロニアルの材質
コロニアルは、セメント繊維質の素材を原料とした練り生地を薄い板状に成形、加圧して造ったものです。
コロニアルそのものには、防水性はなく表面に塗装をすることで防水性や耐久性を持たせています。
コロニアルの耐用年数
コロニアルの耐用年数は約20年といわれています。
表面の塗装の劣化が進むと屋根材としての防水性や耐久性が失われることから、10年前後でメンテナンスは必要となります。塗装することで防水性や美観は維持でき、雨漏りの心配もなくなります。
コロニアルの過去製品
コロニアルの過去製品にはアスベストが含まれていました。健康被害の原因となるアスベストは2006年にすべての製品が禁止されました。
2006年以前に建てられた住宅の屋根にはアスベストを含むコロニアルが使用されている可能性があり、葺き替え工事の際には注意が必要となります。また、アスベストを含む製品の解体や撤去費用は通常の解体、処分とはいきませんのでよぶんに費用がかかると覚えておきましょう。
コロニアルのメリット
価格が安い
広く普及していることから他の屋根材よりも費用を抑えられる。
コロニアル 約 4,000/㎡ |
ガルバニウム 約 6,000/㎡ |
日本瓦 約8,000/㎡ |
※価格は参考価格です
デザイン・色が豊富
住宅のスタイルやイメージに合わせて、色や形状を選ぶことができる。
葺き替えが簡単
コロニアルは薄く軽いため、重い日本瓦と比べると解体・撤去に手間がかからず費用も抑えることができる。
また、ガルバニウム鋼板と比べてもケレン作業の手間がかからず費用を抑えられます。
コロニアルのデメリット
割れやすい
薄いコロニアルは、強風で飛来物がぶつかると容易に割れてしまい注意が必要です。
屋根の点検などで屋根に乗り踏んでしまうとコロニアルを割ってしまうことも考えられます。
耐久性に劣る
日本瓦やガルバニウム鋼板と比べると耐久性は劣ります。
対策として定期的に塗装することで耐久性を維持することができます。
コロニアル劣化のサイン
紫外線による変色
紫外線の影響を受けて塗膜の劣化が始まると変色します。
チョーキング現象が確認できたら、専門家に点検依頼をしましょう。
ひび・反り
コロニアルのひびや反りは表面の塗膜の機能が失われてコロニアル本体に雨水が浸み込むことで起こります。
浸み込んだ雨水でコロニアルが膨張・乾燥を繰り返すことで、ひびや反りが生じます。
コケ・藻
表面の塗膜が劣化して防水性が落ちると、表面に残る水分や汚れによりコケや藻が繁殖します。
コケや藻は水はけを一層悪くするため劣化のスピードを早めてしまいます。
早めに屋根塗装による補修を考えましょう。
劣化のサインをみてきましたが放置したままでは劣化は進む一方です。
雨漏りの危険が高くなるため、劣化サインが確認できた場合は早急に補修をしましょう。
まとめ
コロニアルの特徴とメリット・デメリットを紹介しました。
定期的なメンテナンスをきちんと行えば、低価格でデザイン性に優れるコロニアルは良い屋根材といえるでしょう。
皆さんのお家の屋根はどうですか?色あせてきたなぁ‥コケかしら‥と思いあたるところはありませんか?
コロニアルの塗装、点検をご検討の場合は、お気軽にお電話ください。専門スタッフが親切丁寧に、あなたのお家の診断をさせていただきます。
カテゴリ:屋根
2020年5月7日
失敗しないための屋根葺き替え工事
葺き替え工事を理解しトラブルを回避
葺き替え工事のタイミング
屋根材には、スレート屋根・瓦屋根・トタン屋根などがありますが葺き替え時期が決まっているわけではありません。葺き替えを行うかどうかはコンパネや防水シートの劣化状況で決まりますが、これは住人の方が判断するのは難しいと思います。
目安ですが、屋根材の耐用年数で考えられるのが良いと思います。
屋根材の種類
・瓦
瓦の耐用年数は非常に長くほとんどの家で瓦の耐久力がなくなり交換しないといけないということはありません。耐用年数は釉薬瓦で50~60年くらい、素焼きの燻し瓦で40年くらいです。屋根瓦の雨漏りの原因のほとんどは瓦の劣化ではなく、防水シートにあります。
瓦が割れたり、ズレたりしている場合はその部分だけ修繕すれば葺き替え工事を行う必要はありません。
・スレート材
スレート材の耐用年数は20年くらいといわれています。2004年にアスベストを含んだスレート材は販売禁止になったことで耐用年数は少し短くなっているでしょう。
お住まいの劣化状況から20年以上もつこともありますし、20年未満で雨漏りを起こすこともあります。
スレートやねが劣化すると水膨れのように水分を含んでしまい、屋根が常に水気を帯びている状態となります。この状態になると防水シートが徐々に劣化していき雨漏りを起こす可能性が高くなってしまいます。
・トタン材
トタン材の耐用年数は10年くらいです。最近ではガルバニウム鋼板がよく使用されています。塗装をすることで耐用年数を延ばすことができ亜鉛メッキが剥がれて銅板がさびつくまで塗装は可能です。
今まで塗装を行ったことがない場合は10年前後で見直しの時期ですので、使用した塗料の耐用年数に応じて検討してみましょう。
トタン材が劣化するとサビが広がり最終的には穴が開いて防水シートを傷めてしまいます。トタンは葺き替えよりは定期的に塗装を行うことが大切です。
葺き替えの工法
大きく分けて2つあります。
一つは、既設の屋根材をすべて撤去して新しい屋根材を設置する方法です。
もう一つは、屋根材は撤去せず上から新しい屋根材を設置するカバー工法です。
近年ではこのカバー工法を選択される方が多くなっています。
カバー工法のメリット
1)既設の屋根材の撤去を行わないので撤去費用がかからない。(2004年以前のスレート材にはアスベストが含まれているため、アスベストの処理費用が高額になる)
2)カバー工法にはガルバニウムなどの非常に軽い金属材を使用するので負担が少ない。
3)屋根材が二重になるので断熱効果や防音効果が高くなる
コンパネが腐食していますと、新しい屋根材を止めるためのビスや釘が使えない場合があります。その場合はカバー工法は行うことができず、すべて撤去をしたのちに新しい屋根材を設置する必要があります。また2004年以降でアスベストを含まない新しいスレート材もカバー工法を行うことができない可能性があります。新しいスレート材は柔軟性が少なく割れやすくなっていて工事を行う際に既設の屋根材が割れてしまう可能性が高くなってしまうためです。
瓦の葺き替えについて
瓦屋根の場合『葺き替え』『葺き直し』があります。
『葺き替え』は既設の瓦をすべて新しい瓦に新調することです。築40年~50年くらいで行うことがあります。
『葺き直し』は既設の瓦を再利用することで防水シートの劣化はあるが、瓦には問題がない場合に行います。
最近では地震による家屋の倒壊を心配して重たい屋根から軽いスレート屋根に葺き替えたいと希望する方が多くなっています。そんな中、地震に強いガイドライン工法という瓦の組み方が開発されて、すべての瓦屋根が地震に弱いわけではないと証明しています。
屋根の構造について
コンパネ⇒防水シート(ルーフィング)⇒屋根材
コンパネとは
コンパネは防水シートや屋根材を止めるための土台となり垂木の上に設置されています。コンパネが腐食すると防水シートや屋根材が剥がれる原因となります。腐食してしまうとカバー工法は行えませんので、カバー工法を行う際はチェックする必要があります。
防水シート(ルーフィング)
防水シートはコンパネの上に設置するもので雨水が家の中に侵入することを防ぎます。防水シートが劣化すると侵入した雨水により構造部やコンパネの腐食の原因となります。防水シートを交換する場合は、屋根材を撤去しなければなりません。カバー工法を行う場合は、防水シートはそのままになります。
屋根材
屋根材とは『瓦・スレート・トタン』の仕上材のことです。通常屋根材に防水機能はありません。雨が直接防水シートに侵入しないための雨除けみたいなものです。
外観を美しく整える意味合いも強いです。
ガルバニウム鋼板について
カバー工法を行う際に、多く使われているのが「ガルバニウム鋼板」です。軽量で耐用年数が長く、比較的低価格のため最近ではよく使われている屋根材です。
しかしデメリットもあります。
1.雨が降ると雨音が大きい
2.熱を通しやすく断熱に不利
3.非常に薄いため傷がつきやすい
葺き替え工事で新しく屋根材を設置する場合は注意する必要があります。
カバー工法としてガルバニウム鋼板を使用する場合は既存の屋根材の上に設置することからデメリットとしてあげられる3の項目以外は、ほぼ解消されます。
軽量で安く、耐用年数が高いというメリットがあるガルバニウム鋼板はカバー工法向けの屋根材といえます。
まとめ
今回は屋根の葺き替えについてのお話でしたが、いかがだったでしょうか?外壁と違い、自分で屋根を見るということは難しですよね。それぞれの屋根材の耐用年数を参考にして、「そろそろ一度チェックしてみようか」と思っていただければ嬉しいです。プラニング・Kでは、屋根・外壁の無料診断をしています。お気軽にお問い合せください。
カテゴリ:屋根
2020年5月2日
外壁に1~3㎜ほどの無数の気泡が!
外壁塗装後の外壁をよく見ると、約1~3㎜程の小さな穴(気泡)がみられることがあります。これを「ピンホール」といいます。
ピンホールをよく見ると、針でつついたような穴が開いているのがわかります。数個なら問題はありませんが、穴の数が多ければ注意しなければなりません。
今回はこの「ピンホール」について、詳しくみていきましょう。
ピンホールは、なぜ起こる?
ピンホールの原因として多いのは、施工不良です。
どのような点が施工不良へとつながることになるのでしょうか・・・。
高圧洗浄が不十分
塗装前の外壁や屋根は汚れやゴミ、古くなった塗膜などがたくさん付着しています。高圧洗浄でそれらを洗い除き表面をきれいにしておかなければなりません。
洗い残しがあったり、洗浄機の水圧が不足していたりすると汚れやゴミが残り空気が溜まりやすくなってピンホールが発生してしまいます。
下地処理が不十分
塗装前のひび割れや凹凸、傷といった下地処理を十分に行わないと空気が溜まりやすい穴ができてしまいます。
空気が溜まった穴の上から塗料を塗ってしまうと、塗料が乾燥したあと穴に溜まっていた空気が抜けてピンホールになってしまいます。
気温の考慮が不十分
外壁や屋根の塗料は希釈溶剤(水やシンナー)で薄めて使います。外壁や屋根の上に塗られたあと、水やシンナーが蒸発することで外壁の表面に膜を作ります。
気温が高すぎると、塗料に含まれるシンナーなどの蒸発速度が早くなってしまい急速に乾燥することでピンホールが生じます。
塗料の乾燥が不十分
外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと塗料を重ねていきますが、しっかり乾燥させなければなりません。
下塗りでは下塗り用塗料を使用し、中塗り、上塗りは仕上げ用の上塗り塗料を使用します。
塗った塗膜層が乾燥しきらないままで、次の層を重ねて塗ると内部の層が乾燥できずに表面だけが乾いてしまいます。そうすると内側の溶剤が遅れて抜けてピンホールとなってしまいます。
使用する道具による空気混入
ローラーや刷毛を使って塗装をしますが、塗料の粘性にローラーや刷毛の糸や毛が引っ張られてしまい、塗膜に空気が混入し気泡が潰れ、その部分がピンホールとなってしまいます。
ピンホールをみつけたら
ピンホールをみつけたら、どのように対処すればよいのでしょうか。
施工業者に連絡
塗装後すぐにピンホールができてしまった場合は、すぐに施工業者に連絡して対応を依頼しましょう。
先に記述したようにピンホールのたいはんは、施工不良により起こります。施工業者の施工ミスの場合は、無償で補修工事の対応をしてくれるでしょう。
自分で補修しようと触ってしまうと、施工不良による保証を受けられなくなる事も考えられますので、知識と経験を持つプロに任せる方がいいでしょう。
まとめ
ピンホールは小さな穴だからと放置していると徐々に雨水などが外壁内部に浸透してしまい、躯体自体を傷めることも考えられます。ピンホールが出来ないように適切な施工をしてくれる業者に依頼する事が大切です。
業者選びは予算第一に考えられがちですが、値段だけで決めずに、しっかり見積の内容、塗料や工程などを説明してくれる経験豊かな業者を選びましょう。
また、「ピンホール」が発生してしまった場合のことも考え、無償保証やアフターサービスが整っている業者かどうかも確認しておきましょう。
カテゴリ:外壁
2020年5月1日
お家の雨樋、お掃除してますか?
みなさんのお家にも雨樋は付いていますよね。外壁や屋根の汚れは気になるけれど、雨樋までは気にしたことがないという方が多いのではないでしょうか?長年なにもせずに放置してませんか?雨樋は重要な機能を発揮するためにも掃除が必要です。
今回は雨樋の役割と掃除の仕方について、ご紹介しましょう。
雨樋を機能させるために掃除は必要!
雨樋は雨が降った時に屋根を流れ落ちてくる雨水を集めて地上に排水するための道具です。
外に設置されてある雨樋には、いろいろなゴミが溜まってしまいます。風が吹けば砂や土、ゴミが飛ばされてくることがあり、落葉の季節には落ち葉が雨樋に溜まることもあり雨樋を詰まらせる原因となるのです。
雨樋の掃除をせず放置してしまうと雨樋に溜まった水が排水されずに逆流してしまうことで、雨漏りが起きてしまいます。逆流し行き場のない雨水は外壁に浸潤して腐食をおこすこともあります。
長期に安全な家にするためには、雨樋の掃除は必要不可欠です。
雨樋の掃除はどうすれば良いの?
掃除をしなければいけないけれど、一体どうやって掃除をすれば良いのでしょう?
掃除前に準備するもの
雨樋の掃除には、トングが便利です。トングのほかに、トングで取り切れない詰まりには針金が便利です。
後は家にあるほうきとホースを用意しましょう。
雨樋掃除の手順
・詰まっているところを叩く
叩くことで詰まっているものが、出ることがあります。
・ほうきとトングでゴミ回収
ほうきとトングで取り除けるゴミは、すべて取り除きましょう。
・ホースで水を流す
水がきちんと流れたら、掃除は大成功です。
・針金登場
水の流れがまだ悪い場合は、針金で突いてゴミを取り除きます。
こまめに雨樋の掃除をしていれば、上記の手順で水はきちんと流れるようになります。
掃除したけど、やっぱり流れない、流れが悪い場合はどうすればよいでしょうか?
プロに任せましょう
やっぱりまだ、流れが悪いなぁ…と感じたら迷わず業者へ依頼しましょう。
・完全に詰まっている
雨樋が完全に詰まってしまった場合は、業者に詰まり抜きの工事をしてもらいましょう。
また、2階部分の雨樋掃除は高所での作業になりますので、無理をせずに業者に依頼することをおすすめします。
・雨樋がズレている
ゴミの重みや強い風を受けて雨樋の位置がズレてしまうことがあります。本来の位置からズレてしまうと正常に水は流れません。
そのまま放置するのは建物の腐食など家に影響が及びますので、業者に依頼しましょう。
まとめ
雨樋の掃除の必要性について、ご紹介しました。脚立を使っての高いところでの作業になりますので、ご自身で掃除される場合は十分に安全に気を付けて下さい。無理をせずに最初から割り切って業者へ依頼するのも良いでしょう。
ご家族で外回りの掃除の日をあらかじめ決めておき、家族みんなでお掃除するのも掃除が苦にならず楽しくできそうですね。
カテゴリ:外壁