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2020年6月3日

雨から屋根を守る最強建材 防水シート

梅雨の長引く雨や、台風を伴う強い大雨から屋根を守ってくれているのが防水シートです。屋根材などに問題がある場合は雨漏りを防ぐべき最強の働きをしてくれる、たいへん優秀で重要な建材です。

今回は屋根の防水シートについて詳しく見ていきましょう。

 

屋根の構造

 

屋根は下から、野地板・防水シート・屋根材の順に重なっています。

野地板には木を主とした合板やコンパネが使われています。

築年数が古い瓦屋根の場合は防水シートは使用されずに、土が敷きつめられていることがあります。

これを土葺き工法といい、少し前の瓦屋根ではよく使われた工法です。

 

防水シートとは重要

屋根材の下に敷く防水シートはルーフィングシートとも呼ばれます。

防水シートは、梅雨の長引く雨や、台風を伴う強い大雨による雨水の侵入を防いでいます。

隙間から入り込んでしまった雨は防水シートがあることで排水され、深部に侵入することはできません。

 

一方、防水シートがなければ雨水は野地板や天井に浸み込み、柱や梁といった木材にまで被害が及ぶことになります。

防水シートは大切な家を守るためには必要不可欠な建材なのです。

 

しかし防水シートも劣化します。

劣化した状態で放置すると雨漏りリスクが高まり危険です。

防水シートの劣化のサインは早い段階で見つけて対処しましょう。

 

 

防水シートの劣化サイン

防水シートの劣化は目視で確認できます。

下記のようなサインが確認できたら、専門業者へ調査依頼をしましょう。

 

<防水シート劣化サイン>

■防水シートが膨れたり、浮いてたりする

防水機能を失っている可能性大⇒防水シート交換工事

 

■防水シートにひび割れがある

部分的なひび割れ⇒劣化部分のみ修繕

 

■草が生えている

防水機能を失っている可能性大⇒防水シート交換工事

 

■雨水が溜まっている

防水機能を失っている可能性大⇒防水シート交換工事

 

 

防水シートの修繕と交換

防水シートにひび割れや膨れ、浮きなどの劣化サインが確認できた際は、まずは部分的な劣化サインなのか全体的な劣化サインなのか見極めましょう。10年以上メンテナンスをしていない場合は全体的な劣化のサインと考えられます。その場合は既存の防水シートを完全に撤去してから新しい防水シートの張り付けをしましょう。

 

部分的なひび割れの劣化サインは劣化部分のみ張り替えをします。ただ、部分的な補修をしてもつなぎ目や他の古い防水シートは経年劣化をしていくので、何度も修繕を繰り返すことになりかねません。

「何度も工事は嫌だわ…」と考える方は、今後のことを考えて全部張り替え交換を選択した方が良いでしょう。

まとめ

大雨や強い横殴りの雨から屋根を守っている防水シートは、雨漏りリスクを高めないためにもきちんとメンテナンスをしましょう。雨漏りが起こってしまってからでは、メンテナンスでかかる費用以上に費用はかさみます。

雨が続く梅雨や台風の時期に備えて、防水シートのメンテナンスを考えてみませんか?

 

カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

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