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2020年6月14日
ガルバリウム鋼板の色選びと塗替えの際のポイント
外壁・屋根材として人気の高いガルバリウム鋼板には、豊富なカラーとデザインがあります。その中でも外装材に採用する場合には表面の色と素材の光沢感を考慮した上で選ぶことが大切です。
今回はガルバリウム鋼板の色や種類、塗替えの際のポイントを見ていきましょう。
ガルバリウム鋼板の色と種類
ガルバリウムのカラー鋼板はたくさんのメーカーから発売されており、カラーやデザインも豊富な外装材です。
一部商品の中には数色しか色がないものや、ストライプ柄しか選べないものもありますが、レンガやタイル風の模様を施した商品や表面をざらざらに施した商品もあります。
様々な模様と色を組み合わせることで、自分好みの外観デザインを作ることが可能となります。
まずは全体のイメージをしっかり決めることから始め、サンプルを見ただけで外装材を決めてしまわないよう注意しましょう。サンプルを見ただけで選んでしまうと、張り終わった後にイメージと大きく違った印象になったという例があります。
※落ち着いた黒のシャープなガルバリウム鋼板を選んだけれど…光に当たると明るいぎらぎらした黒になりシャープな印象がなくなってしまった
など、施工後にイメージと違うことに気が付いても変更はかないません。
選んだガルバリウム鋼板が外観のイメージと合っているか、十分に検討し専門家の意見を参考にしながら慎重に決めていきましょう。
家のシルエットとガルバリウム鋼板の相性
自宅のシルエットに似た建物で、ガルバリウム鋼板を使って外装を仕上げている家を確認しましょう。
ただ、近隣の家をひとつずつ見て回るのは大変です。素人目には、ガルバリウム鋼板かどうかの判断も難しいものもなかにはあるでしょう。
そんな時は、外装リフォームの会社へ相談してみましょう。過去の施工事例で自宅とよく似たシルエットの実例を見せてもらうことができるでしょう。
外装リフォームの会社でも、ガルバリウム鋼板の施工件数は様々ですので相談前に業者のホームページなどを確認しておくことを、おすすめします。
■日当たり具合を把握する
日当たりがよすぎると、ガルバリウム鋼板が太陽光を反射し本来の色が見えづらくなることがあります。
そのため、重厚感のあるシックな色のガルバリウム鋼板で仕上げたつもりが、ぎらぎらして色が良くみえず派手な印象になってしまったということもあり得ます。
近年のガルバリウム鋼板は、ぎらつきを抑えた塗装を使用したものや、マットタイプのものもあります。
光の反射が気になる場合は、業者に相談し反射率が低い商品を提案してもらいましょう。
ガルバリウム鋼板の塗り替え ポイント!
雨や紫外線で耐久性が落ちてしまうガルバリウム鋼板は、約10年に一度はメンテナンスが必要といわれています。
メンテナンスのために塗装が行われることがありますが、その際には気を付けなければならいポイントがあります。
■防錆処理 重要ポイント
塗装メンテナンスの時期を迎えたガルバリウム鋼板には、サビが発生していることがあります。
塗装の前には「下地処理」としてサビなどを除去し、外壁表面のひび割れやキズの補修をしなければなりません。
劣化部分の補修をせずに塗装をしてしまうと、劣化部分から塗料が傷んで剥がれてしまうことがあります。
金属系外装材のガルバリウム鋼板では、一つのサビが外壁・屋根全体の耐久性を低下させることも考えられるため、塗装前の下地処理での防錆処理は徹底的に行うことが重要です。
■下塗りは必須 重要ポイント
ガルバリウム鋼板は、塗料をはじきやすい性質を持ちます。そのため、塗替えをしてもすぐに塗料が剥がれてしまう事態を起こすこともあり得るのです。
塗料が弾かれないようにするため、下地処理をしっかり行いガルバリウム鋼板と相性のよい下地材(フィラーやプライマー)を下塗りとして塗ります。下塗りは上塗り塗料が外壁にしっかり密着するために、接着剤のような役割があり仕上りを良くするためにも重要なポイントといえます。
まとめ
ガルバリウム鋼板はカラーやデザインが豊富なため、外観のイメージを自分好みに仕上げるうえでは大変優秀な外壁材です。太陽光の反射による色の見え方の点や、塗装リフォームの際の防錆処理や下塗りの重要性を把握した上で、専門業者としっかり打合せをして選んでいきましょう。