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2020年6月30日
屋根塗装の必要性
建物には屋根が必ずあり、その屋根は毎日紫外線や風雨にさらされています。
屋根には瓦を敷きつめる三角屋根と、屋上として人が行き来できる陸屋根があります。
どちらのタイプの屋根でも、屋根を守るためにメンテナンスは必要です。
なぜ屋根塗装は必要なのか
どうして、屋根塗装は必要なのでしょうか。その理由を見ていきましょう。
塗装により屋根材を守る
塗装は美観だけではなく、瓦などを守る役目があります。
塗装を行うことで、屋根に使われている瓦の品質を保持します。
塗装をしないまま紫外線や雨などによる劣化がすすんでしまうと、最終的には瓦はボロボロになり、崩れてしまいます。
そうなると瓦は家を守ることができなくなるのです。
瓦が塗装されていると、瓦そのものではなく塗装することでできた表面の塗膜が劣化をしてくれます。
しかしながら、瓦に塗装していた塗料には寿命があり5年~15年ほどで、その耐久性はなくなり屋根材の保護ができなくなります。
そうなる前に、屋根塗装をすれば再び屋根材を保護する塗膜が作られ家全体の保護へと繋がるのです。
屋根塗装をせずに放置すると
屋根塗装をせずに放置してしまうと、屋根材は家を保護することができません。
守れれていない家は、紫外線や、雨水による浸食で構造部や木部を傷めることとなり、家ごと建て替えないと住めない環境にまで陥ってしまいます。
塗装が劣化した状態なら、塗装することで屋根材を守ることができ屋根塗装のみの費用で抑えることができますが、屋根材が劣化してしまうと、屋根材を全部取り替える「葺き替え」工事が必要になり、かなりの費用がかかってしまうことになります。
高い場所である屋根は、なかなか自分でチェックすることは難しいでしょう。
定期的に信頼できる業者に点検チェックをしてもらうことを、おすすめします。
屋根材の種類
屋根材には非常に多くの種類があります。その中でも、多く採用されている屋根材をご紹介しましょう。
粘土系瓦
粘土系屋根で広く知られているのが和瓦(日本瓦)です。
粘土をかわらの形に成型して1000℃以上の高温で焼き上げたものです。耐候性はとても高いですが、屋根材としては重たいため地震などの衝撃を受けると落ちてしまうことがあります。
粘土系瓦は塗装は不要です。
どうしても古く見えて嫌だという場合は、塗装ではなく葺き替えを行い瓦ごと買える必要があります。
セメント系瓦
セメント系瓦は、名の通りセメントを原料に成型した屋根材です。
粘土瓦と比べると非常に軽いのが特徴です。
屋根材として弱いのが欠点で塗装をこまめに重ねることでセメント瓦自体を守る必要があります。
セメント系瓦には他にも、コンクリート瓦やモニエル瓦などがあります。
スレート系屋根材
スレート屋根材には、天然スレートと人工スレートがあります。
天然スレートは天然の粘板岩を加工したもので、天然の原石を使用した屋根のため不揃いで風情がある屋根材です。
一方、人口スレートには、石綿スレート、無石綿スレート、セメントスレートがあります。今現在では、石綿(アスベスト)が使われていない無石綿スレートが主流となっています。
ほとんどが塗料で着色してあり(化粧スレート)経年劣化で色褪せることから塗装メンテナンスが必要です。
化粧スレート材には、カラーベスト、コロニアル、フルベストなどがあります。
スレート屋根の場合は、必ず縁切りという作業が必要となります。
縁切りとは…塗料が乾いた後に、スレートとスレートの間に金属ヘラなどを入れてバリバリと隙間を離す作業のことをいいます。
これは、上下のスレート材がくっついたままだとうまく水が流れなくなり屋根の内側に水が入り込んでしまう事態を招くことを防ぐために重要な作業です。
金属系瓦
金属系瓦の最大の特徴は軽さです。軽い特徴を活かして、既存の屋根の上からそのまま取り付けるカバー工法にも可能です。
金属なので経年劣化が進むとサビが発生するがあります。また、金属系ですので熱を室内に伝えやすいため、断熱材を必要とします。
今現在では、ガルバリウム鋼板が主流となっています。
まとめ
屋根材にも様々な種類がありますが、スレート系とセメント系は塗替えは絶対に必要です。金属系のガルバリウム鋼板の塗装には技術を要します。適切な時期に塗装リフォームを心がけて、大掛かりな工事で費用がかさばらないように注意しましょう。塗装リフォームは豊富な経験と知識を持つ塗装のプロに依頼しましょう。
カテゴリ:屋根