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2020年7月10日
外壁・屋根塗装に求める塗料の効果
外壁・屋根塗装リフォームの際は、塗料を選ばなければなりません。全てにおいて満点な塗料はなく、家の状況に合った塗料を選ぶことが大切です。
一般的には塗装業者より薦められた塗料を塗ってもらうということが多いようですが、その際に塗料にどのような機能があるかを事前に知っていることは工事内容を知るうえで決して無駄なことではありません。
今回は塗料の性能について、詳しく見ていきましょう。
塗料の性能は様々
塗料の説明カタログを見ると、○○性に優れ…、△△性が高く…などと書かれています。
○○性、△△性と言われても何だかよくわからないという方も多いでしょう。
主な性能を見ていきましょう。
耐候性・耐久性
耐候性・耐久性の文字をカタログではよく見ます。
耐候性(耐久性)とは、塗装を施してからどれくらいその状態を保つことができるか、という事です。耐候性が高いということは、塗料として優れているということになるわけです。
促進耐候試験により1種に分類される、シリコン塗料、フッ素塗料は耐候性が高い塗料といえます。
■耐久性・・・物体の保護、美粧など、塗料の使用目的を達成するための、性質の持続性
■耐候性・・・日光、雨風、露霜、寒暖、乾潤などの自然の作用に対しする抵抗力
促進耐候性試験
塗料の耐侯性を客観的に知ることの出来るもので、簡単に言うと『日光、雨風、露霜、寒暖、乾潤などの自然の作用に対してどれだけ強いか』を計るための試験です。
透湿性
雨風に常にあたっている外壁内に溜まる湿気を外に逃がす力を透湿性といいます。
湿気が溜まりすぎると、塗装面が中性化し塗膜が崩れてしまう可能性があります。
透湿性が高い塗料であれば、壁の内部構造に湿気がたまりません。
弾性
家は少しずつ時間の流れと共に変形しています。それに耐えられなくなるとひび割れが等が起こります。
そこで、ゴムのように少し伸びる性質を持つ塗料を使用することにより、ひび割れようとする力に塗料は伸びる性質を発揮し、ひび割れにくくすることが可能となります。
この伸びる性質のことを弾性といいます。
親水性・耐水性
親水性とは水との相性、水と仲良しかどうかという事です。
親水性が高いと、水は壁の表面に広がり汚れを洗い落としてくれます。
耐水性とは水に対して耐性があるという事です。
水が塗料を突き抜けないような性質をいいますが、外壁塗装は雨漏り等を防ぐために施すことから、耐水性は標準的についている塗料を使用しています。
意匠性
意匠性とは、見た目のかっこよさのことです。外壁塗装は家を守るためだけでなく、見た目の美しさも重要です。
綺麗な模様や、デザインの外壁を意匠性が高いと表現します。
まとめ
外壁・屋根の塗装リフォームで使用させる塗料には、様々な性能が表記されています。塗装リフォームを検討の際は、まずはプロの現状診断を依頼し今現在の家の状態や材質に適切な塗料を見極めてもらいましょう。