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2020年9月3日
広がる外壁のコケ‥ 正しい対処法
知らないうちに外壁にびっしりくっついたコケ。実は美観を損ねるだけでなく、健康に影響を及ぼしたり、外壁を脆くして余計なメンテナンス費用が発生する元になったりします。
この記事では、
・外壁にコケが生える原因
・コケが外壁に与える影響
・生えたコケを除去する方法 について詳しく紹介します。
正しい除去や予防法を知って、ご自宅の外壁を衛生的に保ちましょう!
外壁にコケが生える原因
コケは、日陰のようなじめじめした湿気が溜まりやすい場所に生える植物です。
多くの場合は、外壁で太陽光が当たりにくい北側にコケが発生しているのはないでしょうか?
コケの胞子は家の日光が当たらない場所に付着し、水分を栄養にしてどんどん繁殖していくのです。
そのため、現在コケが発生していない場合でも外壁の北側は数年おきに目視でコケの発生を確認することをオススメします。
また、それ以外にも「水が溜まりやすい凸凹した外壁」「家の近くに川やコケが生えた建物がある」「外壁の塗装が劣化している」などはコケが発生する要因となることが考えられます。
発生する原因を知らないことには対処方法も分からず、除去してもすぐに生えてしまいます。
まずはコケが生える原因を特定するようにしましょう。
コケが外壁に与える影響
建物を劣化させる
コケの原因は湿気です。湿気が多いまま放置すると、その水分が原因で外壁の劣化が進み、最悪の場合は腐食します。
腐食は建物全体の耐久力を著しく落とし、修繕費用も高額になる可能性があります。
カビを発生させる原因になる
コケを放置すると、藻やカビが発生する可能性が高まります。カビを吸い込むと、健康被害が起きる可能性があります。アレルギー皮膚炎などを誘発するだけでなく、アレルギー体質の方は重症化する例もあります。
「コケくらいなら放置しても大丈夫でしょ?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
実際のところ、コケがすぐに外壁に影響を及ぼすわけではありません。しかし、発生原因を突き詰めると、建物に重大な劣化が潜んでいるケースがあります。また、コケと思っていたらカビだった!ということもありますので、できるだけ放置はしないようにしましょう。
はえたコケを除去する方法
コケを除去する方法は、「自分で除去するか」「業者に依頼するか」の2つです。
自分で除去する場合
自分で除去する場合は、クリーナーと漂白剤を使ってブラシでこすり落とす方法がオススメです。その際は必ず、肌を傷つけないようにゴム手袋・胞子や菌を吸わないようにマスクをするようにしましょう。
◎費用を抑えることができる、軽度のコケなら除去がラク
×手間がかかる、外壁の塗装を劣化・傷がつきやすい
業者に依頼する場合
業者の場合は、高圧洗浄(水圧の力で落とす)かバイオ洗浄(水圧では落とせないコケを洗剤の力で落とす)になります。湿気が多い、凹凸が多い外壁の場合は、今後もカビやコケが繁殖しやすいためバイオ洗浄が適しているでしょう。ただし、高圧洗浄よりもバイオ洗浄の方が高価です。そのため、汚れのレベルと費用の説明を十分受けてから検討しましょう。
◎塗装を劣化させにくい、外壁を確実にキレイにできる
×費用が高い
また、外壁のコケを除去してもらう際は、外壁の塗装工事もセットで行うことをオススメします。外壁にコケが発生したということは、塗料の防水・防汚効果がなくなってきているということです。 確実にコケを除去してから塗料を塗りなおし、コケを予防するようにしましょう。
まとめ
コケは美観を損ねるだけでなく、外壁の劣化が始まっている兆候でもあります。コケだけでなく外壁の状態に不安がある場合は、ご家族だけで悩まずに専門業者に依頼して、お家の診断をしましょう。外壁塗装は10年程度に1回必要です。コケに強い塗料の種類や塗り替えの時期を知りたい方は、お気軽にプラニング・Kまでご相談ください。
カテゴリ:外壁