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2020年9月14日
台風の後、雨漏りしていませんか?
台風が過ぎ去ったあと、我が家が被害にあっていないかとても心配ですよね。
強風や豪雨により、普段は出ていなかった症状が発生してしまうことがあります。
では、どのようなことに注意すればいいのかをご紹介します。
台風が家に与える影響
起こりうる影響と症状
通常の雨では特に何も起こらないという場合も、台風の雨となると強さが違います。
特に強い風を受けて外壁をたたきつけるような雨は注意が必要です。
塗膜が劣化している外壁は防水の機能が低下しているため雨を受けて水分を吸収しカビや苔などが発生したり、チョーキング現象が悪化しひび割れが生じ、そのひび割れから雨漏りが発生することも考えられます。
放置するとどうなる?
雨漏りを放置し続けると漏電や白アリなどが発生する恐れがあります。
早期発見だと簡単な工事で修復できたものが、重症化してしまうと工事も大掛かりになり高額な工事費用がかかってしまうことも考えられます。
台風の後のメンテナンス
台風が去った後、目立った被害がなかったからと油断するのは禁物です。
外が安全になったら屋根や外壁などの状態を確認してください。
■自分でできるセルフチェック
雨漏りの原因は屋根だと思われている方がほとんどかと思いますが、実は思いもよらない場所に雨漏りの原因が隠れていることがあります。
☑外壁のチェック
ひび割れや塗膜の浮き・剥離はしていませんか?
ひび割れが進むと広がったクラックから雨水が侵入し、劣化が進行してしまいます。
☑天井や壁のシミ
天井や壁まで雨水が侵入し、水分を含んだ状態が続くとシミが発生します。シミができた部屋はカビが生え、カビ臭がすることもあります。
晴れた日には窓を開けしっかりと換気をし、早急に専門業者に見てもらいましょう。
☑天井からの雨漏り
このように室内に雨漏りが発生した場合は、室内の家具や床にまで影響を及ぼしてしまいます。
クロスが水分を吸収してしまうと、剥がれの原因にもなります。
付帯部分の確認も必要
家には付帯部分と呼ばれる箇所があります。経年劣化により台風の影響を受けて破損してしまうこともあります。付帯部分のチェックも欠かせません。
☑雨樋(あまどい)
雨水を集めて排水させるプラスチック製(塩化ビニール樹脂)の筒状の建材。
軒先に取り付ける樋を軒樋(のきどい)、軒樋から接続し地面までつながる縦方向の樋を竪樋(たてどい)と呼びます。
☑破風(はふ)
屋根の妻側部分(破風板がある面を妻側という)に取り付ける 板状の部材。
破風板は雨風の吹込みを防ぐ役割があり、劣化しやすい場所です。
まとめ
大きな破損が無い場合も、屋根材のズレや外壁のひび割れなどが発生している可能性があります。このような状態を放置していると、雨漏りや家の腐食が進行する一方です。
仮にそのままの状態で次の台風が訪れたら、更に被害は拡大してしまいます。早急に専門業者に見てもらいましょう。
なお火災保険に加入している場合は、台風によって住宅が被害にあった際に保険対応で修繕工事を行える可能性があります。
大切な住まいを守るためにも、万が一に備えて保険の加入や見直しを行うことをおすすめします。
プラニング・Kでは無料診断を行っております。
台風後、雨漏りやその他気になる箇所があればお気軽にお問合せ下さい。
2020年9月11日
失敗例から学ぼう!外壁塗装を成功させるポイント!
外壁塗装にどのようなイメージをお持ちですか?
外壁は家の外観の大部分を占めるため、第一印象を左右します。
リフォームを検討している方は、疑問や不安を感じていることも多いと思います。
今回は失敗例から学び、成功に繋げるポイントをご紹介します。
失敗例で多いのは?
●色が思っていたのと違った。
基本的には塗料メーカーの色見本を見て決めることがほとんどですが、明るさや濃淡によっても印象が変わります。
色見本で見るサイズに比べ実際に塗り替える外壁の面積が圧倒的に大きいため、色見本で選んだ色を実際に外壁に塗ったらイメージと違ったということもあります。
色の面積によって見え方が変わる視覚効果です。
●追加工事によって予算オーバーになった。
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。10年程を目安に塗替えが必要なため、資金計画も重要になります。そんな最中に想定外の追加費用がかかるのはご契約者様にとって負担となってしまいます。
いざ工事が始まってから見えてくる部分もあり、思っていたより状態が悪化していた場合は追加工事が必要になるというケースも考えられます。
その場合は追加で費用が発生してしまいます。基本的には費用がかかることなのでご契約者様に状況説明を行い、承諾を得てから工事を行います。
失敗を防ぐ方法とは?
■色による失敗を防ぐ方法
塗料メーカーによるカラーシュミレーションを行うことでイメージしやすくなります。
艶があるか無いかによっても印象は大きく変わります。頭ではイメージできていても、それを施工業者に伝えなくてはいけません。
実際に塗装工事を行った施工事例の写真を事前にインターネットで検索したり、外壁材のサンプルを置いているショールームへ足を運ぶことで施工業者にイメージを伝えやすくなります。
もし業者の手違いで異なる塗料を使用し、色が違ったという場合は早急に塗り直しをしてもらってください。
■予算オーバーを防ぐ方法
現場調査を行わずに概算で見積りを依頼することはおすすめできません。
その場合は劣化状況を事前に把握できないため、工事が始まってから追加の工事費用が発生することが予想され、お客様と施工業者間でトラブルにもなりかねません。
適正価格で正しい施工を行うために必要と言えます。
そして施工業者に見積を依頼する際に「予算内に収めてほしい」という意思を伝えておくことも大切です。予算によっては、理想の外壁塗装の実現が難しいこともあります。高品質な仕上がりを希望する場合は、予算を考え直してみましょう。
まとめ
外壁塗装で起こりうる失敗例を知り、それを活かすことが成功に繋がります。
気になることを施工業者に確認することで、業者側も施主様がどのようなことに不安を感じているのかを知ることができます。そのようなやり取りが信頼関係を構築します。
疑問に思ったことは自己判断せずに業者に確認し、新しく生まれ変わる我が家を気持ちよく迎い入れましょう。
2020年9月10日
屋根リフォームの種類とメリット・デメリット
そろそろ屋根もリフォームしないと…とご検討の方もいらっしゃるでしょう。し
かし、屋根のリフォームについて詳細を知っている方は少なく、どのような事を
するのか分からないと言う方が大半です。
今回は、屋根のリフォームについて、その種類とメリット・デメリットをご説明しましょう。
屋根リフォームはどんな事をするの?
日常の生活において、屋根を意識することは、ほとんどありません。
屋根は住宅の中でも非常に重要な部位ですが、その状態を目で確認することは、ほぼありません。気づいた時には劣化がかなり進行してしまって、大規模な改修が必要な状態になっているケースもあります。
劣化が進み、大規模な改修リフォームに及ぶとかなりな額の出費となります。定期的に屋根の状態を確認して、適切なメンテナンスが必要です。
屋根リフォームの種類
屋根のリフォームの方法としては、塗り替え工事・カバー工法・葺き替え工事の3種類があります。
塗り替え工事
雨漏りなど屋根の痛みがひどくなる前に、屋根を塗り直します。定期的な塗替えリフォームを行うことで、耐久性を高め、屋根の寿命をのばすことができます。
また、遮熱性に優れた塗料を使用すると、より快適に過ごすことができるでしょう。
・メリット
・工期が10日から14日と短い
・自分のライフプランに適した塗料を選ぶことができる
・塗料により断熱や保温といった機能を持つ塗料もある
・デメリット
・下地が腐食していた場合は、補修は不可能
・カバー工法等と比較すると定期的なメンテナンスが必要なため、長期的な観点から見ると費用が余計にかかる
カバー工法
カバー工法(重ね葺き)とは、既存の屋根を撤去せず、その上に屋根材をかぶせる方法です。
葺き替えよりは出費を抑えることができます。
採用できる屋根材は、スレート、金属屋根、アスファルトシングルなどです。瓦屋根の場合は、屋根の総重量が重くなってしまうため、用いることは出来ません。
・メリット
・葺き替え工事に比べ工事期間が短く、費用が抑えられる
・既存の屋根を解体しないので廃材が出ず、環境にやさしい
・屋根材が二重になるので、断熱性、遮音性も高まる
・デメリット
・屋根が二重になるため、現状より屋根が重くなる
葺き替え工事
葺き替え工事とは、傷んだ屋根材を取り外し新しい屋根材に乗せ替える工法です。
腐食が進んでしまった屋根のリフォームにも対応することができます。また、軽量化された金属屋根に取り替えることで、家の重心を低くし、減震効果も望むことができます。
・メリット
・瓦だけでなく防水シートも交換するので全体を健康に保つことができる
・現状よりも軽い屋根材を選ぶことで、耐震性を向上させることができる
・デメリット
・屋根材を全て取り替えるため材料費が高くなる
・既存の屋根材の処分費用がかかる
・工事期間が長くなるため、職人の人件費もかかる
まとめ
屋根リフォームには3種類ありますが、事前に業者へ屋根診断を依頼し適切なリフォームを行うことが大切です。
また、長く維持していかなければならない屋根ですから、定期的なメンテナンスを受けましょう。メンテナンスを受けることで劣化の進行を抑えることができ、まとまった大きな出費を抑えることもできます。
プラニング・Kでは、お家の診断を行っています。もちろん屋根だけでも受付していますので、お気軽にお問合せ下さい。
カテゴリ:屋根
2020年9月9日
外壁塗装と気温と湿度
外で行う外壁塗装では、施工する季節や湿度などの天候は非常に気になるポイントです。
一般的には塗装に最適な季節は春や秋といわれており、天気が良く湿度が低いことから塗装の乾きが良いとされています。
今回は、塗装の時期を決めるうえで重要な天気と気温、湿度について詳しく見ていきましょう。
塗装が可能な気温と湿度
塗装が最適な季節は春と秋だといわれていますが、その他の季節でも塗装は可能です。
季節に関係なく塗装が行える塗装が可能な条件を紹介します。
湿度85%以上、気温5℃以下は塗装はNG!
ほとんどの塗料メーカーが規定として「湿度85%以上、気温5℃以下」とパンフレットやカタログに掲載しています。
メーカーの規定から湿度の高い雨の日や、氷点下になる真冬の積雪地域では塗装が難しいといえるわけです。
春と秋は最適な気候条件になりやすい
塗装に最適な条件になりやすいのが、春と秋です。
春と秋は、塗装に最適な空気が乾燥した時期となり塗装業者も繁忙期を迎えます。
春または秋の塗装を検討の際は、早めに塗装業者に相談して日程を組んでまらいましょう。
湿度が高い時期でも塗装は可能
湿度の高くなりやすい夏や冬でも塗装は可能です。
夏は気温が高いため、塗料が乾燥しやすいメリットがありますが、施工中は窓の開閉ができません。塗装工事中の工程によりエアコンの使用が一時的に不可な時間が生じますので、夏場の施工は現場監督と意思確認をしっかり行う必要があります。
また冬は塗装業者の繁忙期も落ち着き比較的、業者の予約等は取りやすくなるでしょう。気温が5℃以下になると工程が進まず工期が延びることもありますので、予め想定しておきましょう。
夏や冬の湿度が高い季節に塗装する際の注意点
湿度の高くなる夏や気温が低くなる冬でも塗装は可能ですが、注意しておかなければならない点があります。
塗装工事の工期が延びる可能性がある
湿度の高い時期は雨が降りやすく、塗装工事のスケジュールが予め長めに組まれることがあります。
通常の塗装工事では、10日~14日程度の工期を設けますが、雨の多い時期にはこの工期内では工程が進まず工期が延びる傾向にあります。
工事が延びてしまうと窓が開けられない期間や、家の周りに設置された足場で部屋が暗くなった状態が長引いてしまう事になります。
工事中の生活スタイルやストレス耐性を把握した上で契約をしましょう。
塗装中に雨が降ってしまう場合がある
塗装中に雨が降った場合は、塗装を途中でやめましょう。
そのまま塗装を続けても乾燥不足で仕上りが悪く不具合が起こる可能性が高いです。
また、塗装を終えて乾燥中に雨が降ってしまった場合は、塗装した箇所に触れないように注意しましょう。
塗料が乾くには気温が23℃前後の場合で3~6時間程度必要です。乾燥中の塗料に水分が含まれた状態で触れると後に剥がれが起きてしまい再塗装を行わなければならなくなります。
塗膜表面のツヤ引けが起こりやすいリスクがある
艶引けとは…艶有の溶剤系塗料を使用した場合い塗膜に光沢が出にくくなる症状のこと。
艶引けの原因は、乾燥途中の塗膜表面に水滴が付着することです。
塗膜表面には凹凸が発生し、光の反射量が減ることによって光沢が出にくくなるのです。
この現象を防ぐには、温度が高く昼夜の気温差が大きい時期の塗装は、夕方までに塗料が乾燥するように計算して作業をすることがポイントです。
まとめ
一般的に塗装に適した時期といわれる春と秋は気温、湿度共に安定していることから塗装工程もスケジュール通り進む場合が多いですが、湿度が高くなる夏や気温がグッと下がる冬では予定の工期から延びる傾向が強くあります。とはいえ、塗装のタイミングは各家庭其々の事情等もあることから、適した時期の春や秋とは限りません。塗装工事を考え始めたら信頼できる業者に一度相談してみましょう。その際には、忘れずに塗装を希望する時期を伝えておくと良いでしょう。
カテゴリ:外壁
2020年9月8日
外壁塗装の耐用年数とは?
『耐用年数』という言葉を聞いたことがありますか?
今回は、外壁塗装にとって重要なポイントとなる耐用年数についてご紹介します。
耐用年数を知ろう!
耐用年数とは何?
外壁塗装の耐用年数とは、塗装をしてから次の塗替えが必要になるまでの年数のことを言います。
使用する塗料にもよりますが、平均的な耐用年数は7年~10年と言われています。
この時期を目処に次回の塗替えの資金計画をすることも大切になります。
耐用年数を長く保つためのポイント
使用する塗料によって違いはありますが、耐久性に優れた塗料を使用した場合は耐用年数も長くなります。
外壁塗装は経年劣化により家を保護する防水機能が低下し、外壁だけでなく建物の内部にまで影響を及ぼしてしまう可能性があります。
外壁の清掃や手入れをせずに放置していると建物の劣化にも気付けず、大規模なリフォームを余儀なくされるということも考えられます。 台風や大雨の後の汚れ取りなど、セルフメンテナンスをすることで劣化を防ぐことに繋がります。
塗料の耐用年数と特徴について
塗料の性質と特徴を活かす
塗料には数種あり、使用する塗料によって性能や耐用年数が違います。
日々、強い紫外線や雨風などの外的要因にさらされている外壁の経年劣化は避けることができません。しかし、塗料の機能性を活かし劣化を防ぐことは可能です。
シリコン塗料
◎メリット:耐水性や耐候性といった機能性の良さがありながらも、価格のお手頃さが魅力の塗料。耐用年数は10年と長く耐久性も良いため、長期的なトータルコストを抑えられる。塗膜に光沢があり、比較的長く艶を維持できる。
×デメリット:メーカーによって水性や油性など種類が多種多様なので、性能の違いを判断しづらい。
アクリル塗料
◎メリット:艶があり、ハッキリした色が特徴。低価格で重ね塗りができるため、短いサイクルで様々な色に塗替えができる。
×デメリット:汚れやすく、塗膜が固いためひび割れが生じやすい。耐久年数が5~6年と短く、頻繁に塗替えが必要。
ウレタン塗料
◎メリット:樹脂が柔らかく密着性が高いため、あらゆる素地に多用される。光沢のある仕上がりが特徴。 耐用年数は7~10年程度。
×デメリット:耐用年数が他の塗料に比べて短く、防汚性や紫外線に弱い。
フッ素
◎メリット:親水性や防水性に優れているため汚れにくく、艶があるので新築のような美観を維持できる。耐用年数も15~20年と長いため塗替えの回数が少なく、結果的にトータルコストが抑えられる。
×デメリット:高品質のため価格も高くなる。トータルコストを見れば高くはないが、1回にかかる費用が高いため一般住宅にはまだあまり普及していない。
耐用年数で選ぶ?費用で選ぶ?
塗料の特徴や性質をほんの少しでも知識として知っているだけで、塗料選びが変わってきます。
1回目~2回目、2回目~3回目と次の外壁塗装まで少しでも期間をあけたい場合は、耐用年数の長い塗料をおすすめします。
※ポイント
費用にとらわれすぎないこと!
外壁塗装は基本的には7~10年が塗替えの時期と言われています。耐用年数の長い塗料を使用すると1回の工事費用は高くなりますが、長期間外装材を保護し、塗替えの頻度を減らすことができるのでトータルのメンテナンスコストは抑えられます。
これらを踏まえ、ご自身は何を重視するかをじっくり検討しましょう!
まとめ
耐用年数に応じてメンテナンスを行うことが重要です。あくまで耐用年数は目安であり、建物の立地環境によっても変化します。定期的に家をチェックし、変化に気が付くことが一番大切です。
塗料選びの際に耐用年数について疑問等がありましたら、まずはお気軽にお問合せください。
カテゴリ:外壁
2020年9月7日
屋根素材別の塗装方法と注意するべきポイント
そろそろ自宅の屋根も塗装しないとなぁ…と検討を始めた方はいらっしゃいませんか?
住宅の屋根材は個々の家で様々なうえ、屋根素材も種類が多くどのような塗料を選んで塗装すれば良いのか素人ではなかなか判断がつかないところです。
今回は、屋根素材別の塗装方法と、塗装工事における注意すべき点をご紹介しましょう。
塗装が必要な屋根素材
塗装が必要な屋根素材には、「スレート瓦」「トタン屋根(金属屋根)」「モニエル瓦(セメント瓦)」などが挙げられます。
それぞれの屋根素材の塗装方法を見ていきましょう。
スレート瓦(コロニアル・カラーベスト)
スレート瓦とは、粘土板岩を使用した薄い板状の屋根材です。
定期的なメンテナンス塗装を施さないと耐熱性・防水性などを維持できなくなります。
カビやコケ・色あせが見られる場合は、塗装メンテナンスをおこないましょう。
放置して劣化が進むと葺き替えが必要となり費用もかさみますので注意しましょう。
スレート瓦(コロニアル・カラーベスト)の塗装方法
①高圧洗浄でコケなどの汚れ、旧塗膜を洗い流す
②鉄部のサビ落とし、ひび割れ部分の補修
③鉄部に錆止めを塗る
④下塗り材(シーラー等)を塗る
⑤縁切りタスペーサーを取り付ける
⑥中塗り材・上塗り材を塗る
トタン屋根(金属屋根)
金属屋根材は、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板などを使用した屋根材です。その中で薄い鉄板の表面を亜鉛で覆った屋根材をトタンといいます。
主な劣化症状はチョーキング・変色など塗膜の退化が直接的な原因である場合と、ホコリなどの堆積が原因で発生するカビ・コケがあります。
塗膜の退化が原因で起こるチョーキング・変色は、放置しているとトタン自体の劣化につながる可能性が高くなるため、早めの対処「塗り替え」が必要です。
トタン屋根(金属屋根)の塗装方法
①ケレン(既存塗膜除去)作業
②塗装しない部分に養生を施す
③錆止め処理を行なう
④上塗り材を塗る
モニエル瓦(セメント瓦)
別名「洋瓦」とも呼ばれるセメント瓦で、コンクリートと同質の無機質着色材である着色スラリーを塗膜として、アクリル樹脂のクリアー塗料を塗布した屋根材(瓦)です。
金属屋根と同様に、チョーキング・変色など現在の塗膜の退化が主な劣化症状です。
このような症状が見られた場合は塗り替えの時期と捉えることができます。
モニエル瓦(セメント瓦)の塗装方法
①高圧洗浄でコケなどの汚れ、旧塗膜を洗い流す
②下地調整および下地補修
③下塗り材を塗る
④上塗り材を塗る
屋根塗装における注意すべき点
屋根材自体の劣化
スレート瓦、トタン屋根に代表される金属屋根、そしてモニエル瓦など屋根材自体に大きなひび割れが広範囲にある場合は塗装は不可能です。
このような場合は、葺き替え工事となるでしょう。
専門業者に現状診断を依頼して、塗装メンテナンスでOKか葺き替え工事になるかの判断を仰ぎましょう。
また、屋根材にも寿命があります。特にスレート瓦では塗装回数は3回が限度といわれています。
今回、行おうとする塗装が何回目なのかを把握しておくことも大切です。
まとめ
屋根塗装を検討の際は、自宅の屋根に使用されている素材を認識することが大切です。また、前回の塗り替えメンテナンスから何年経過しているかなどの詳細を業者に伝えてあげると前回使用した塗料の判別に役立つこともあります。適切な時期に塗装メンテナンスを行えば早い時期での葺き替えは防ぐことができます。そろそろかなぁ…と思ったら迷わず専門業者に現状診断を依頼しましょう。
プラニング・Kでは無料診断の受付をしています。お気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:屋根
2020年9月4日
外壁塗装を成功させるポイント ~vol. 3 契約編~
これまで現場調査と見積書のポイントをご紹介しましたが、いよいよ契約です。
契約となると住まいが美しくなるという楽しみな気持ちでいっぱいですよね。
では、外壁塗装を成功させるための契約書のポイントをご紹介します。
契約前の準備について
契約書が必要な理由
リフォーム工事を正式に依頼することになったら、必要になるのが契約書です。
契約書は施工業者とご契約者間でお互いに了承の上で作成されます。
口頭で交わした約束では時間が経過した後、『そんなことは聞いていない』『あの時はこう言われた』など、言った言わないのトラブルにもなりかねません。
口約束では捉え方によって誤解が生じてしまいます。
トラブルを防ぎ関係を良好に保つためにも、必ず書面で契約書を交わしましょう。
※その際、契約者ご本人にも契約書の控えを渡されますので、紛失しないよう保管しておいてくだい。
確認するポイント
契約書には大切な情報が記載されています。
確認を怠ってサインをしてしまうことがないよう、十分に気を付けましょう。
契約者の情報
ご契約者の氏名・住所・電話番号・生年月日等の誤字脱字が無いかを確認してください。
金額や決済方法
契約前にもらった見積書の金額と相違がないか確認しましょう。
代金の支払い方法は着手金として工事前に代金の一部をお支払いする場合もありますので、全額工事完了後なのか、契約前に最終確認をしてください。
工事期間
通常一戸建ての外壁塗装を行う場合は10日~2週間程工事期間に要します。工事期間に雨が降らず、気温も低くなりすぎなければ工事期間は伸びることなくスムーズに作業を行えます。
仮に工期が延びた場合も料金は同じというのが一般的です。希望の日程で組まれているかチェックしましょう。
特記事項
打合せの中で決まった内容(例えば色や仕様に関すること)その他、書面で残しておくべき事柄は契約書に記すようにしてください。 これらの内容を確認し、納得してから捺印をするようにしてください。
捺印したということは全ての内容に承諾したという証になりますので、契約書にある請負契約約款も必ず目を通してください。
契約後のポイント
無事に契約が終わったら一安心ですよね。
いよいよ、これから工事が始まります。ではその際のポイントをご紹介します。
■近隣の挨拶回り
近隣トラブルを未然に防ぐためにも、工事前の挨拶は必要です。
挨拶をしているかどうかで、万が一何か問題が発生した際でも関係を良好に保つことができます。
基本的には工事をする施工業者が作業説明を含め挨拶廻りをしてくれる場合がほとんどです。工事の日程が決まったら、早めにお知らせすることをおすすめします。
■家の周りの環境チェック
塗装工事に入る前に最初に行うのが足場の設置です。家の周りに植物や花のプランターなどを置いている場合は、作業の邪魔にならない場所へ移動しましょう。
また、自動車やバイクなど場所の移動が難しいものはシートカバーで覆い、塗料の飛散を防いでください。
まとめ
外壁塗装は大きな買い物です。そのため誰もが慎重になり、不安ごとも感じやすくなります。
心配なことや気になることがある場合は施工業者に相談し、安心して契約日を迎えられるようにしましょう。
2020年9月3日
広がる外壁のコケ‥ 正しい対処法
知らないうちに外壁にびっしりくっついたコケ。実は美観を損ねるだけでなく、健康に影響を及ぼしたり、外壁を脆くして余計なメンテナンス費用が発生する元になったりします。
この記事では、
・外壁にコケが生える原因
・コケが外壁に与える影響
・生えたコケを除去する方法 について詳しく紹介します。
正しい除去や予防法を知って、ご自宅の外壁を衛生的に保ちましょう!
外壁にコケが生える原因
コケは、日陰のようなじめじめした湿気が溜まりやすい場所に生える植物です。
多くの場合は、外壁で太陽光が当たりにくい北側にコケが発生しているのはないでしょうか?
コケの胞子は家の日光が当たらない場所に付着し、水分を栄養にしてどんどん繁殖していくのです。
そのため、現在コケが発生していない場合でも外壁の北側は数年おきに目視でコケの発生を確認することをオススメします。
また、それ以外にも「水が溜まりやすい凸凹した外壁」「家の近くに川やコケが生えた建物がある」「外壁の塗装が劣化している」などはコケが発生する要因となることが考えられます。
発生する原因を知らないことには対処方法も分からず、除去してもすぐに生えてしまいます。
まずはコケが生える原因を特定するようにしましょう。
コケが外壁に与える影響
建物を劣化させる
コケの原因は湿気です。湿気が多いまま放置すると、その水分が原因で外壁の劣化が進み、最悪の場合は腐食します。
腐食は建物全体の耐久力を著しく落とし、修繕費用も高額になる可能性があります。
カビを発生させる原因になる
コケを放置すると、藻やカビが発生する可能性が高まります。カビを吸い込むと、健康被害が起きる可能性があります。アレルギー皮膚炎などを誘発するだけでなく、アレルギー体質の方は重症化する例もあります。
「コケくらいなら放置しても大丈夫でしょ?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
実際のところ、コケがすぐに外壁に影響を及ぼすわけではありません。しかし、発生原因を突き詰めると、建物に重大な劣化が潜んでいるケースがあります。また、コケと思っていたらカビだった!ということもありますので、できるだけ放置はしないようにしましょう。
はえたコケを除去する方法
コケを除去する方法は、「自分で除去するか」「業者に依頼するか」の2つです。
自分で除去する場合
自分で除去する場合は、クリーナーと漂白剤を使ってブラシでこすり落とす方法がオススメです。その際は必ず、肌を傷つけないようにゴム手袋・胞子や菌を吸わないようにマスクをするようにしましょう。
◎費用を抑えることができる、軽度のコケなら除去がラク
×手間がかかる、外壁の塗装を劣化・傷がつきやすい
業者に依頼する場合
業者の場合は、高圧洗浄(水圧の力で落とす)かバイオ洗浄(水圧では落とせないコケを洗剤の力で落とす)になります。湿気が多い、凹凸が多い外壁の場合は、今後もカビやコケが繁殖しやすいためバイオ洗浄が適しているでしょう。ただし、高圧洗浄よりもバイオ洗浄の方が高価です。そのため、汚れのレベルと費用の説明を十分受けてから検討しましょう。
◎塗装を劣化させにくい、外壁を確実にキレイにできる
×費用が高い
また、外壁のコケを除去してもらう際は、外壁の塗装工事もセットで行うことをオススメします。外壁にコケが発生したということは、塗料の防水・防汚効果がなくなってきているということです。 確実にコケを除去してから塗料を塗りなおし、コケを予防するようにしましょう。
まとめ
コケは美観を損ねるだけでなく、外壁の劣化が始まっている兆候でもあります。コケだけでなく外壁の状態に不安がある場合は、ご家族だけで悩まずに専門業者に依頼して、お家の診断をしましょう。外壁塗装は10年程度に1回必要です。コケに強い塗料の種類や塗り替えの時期を知りたい方は、お気軽にプラニング・Kまでご相談ください。
カテゴリ:外壁
2020年9月2日
外壁塗装リフォーム できるだけ費用を抑える方法!
そろそろ外壁塗装リフォームを検討する時期にきているけれど、まとまった費用がかかるだけに、なかなか事が進まないという方はいらっしゃいませんか?
外壁塗装リフォームには、まとまった費用がかかるため、少しでも安く抑えたいと思いますよね。
少しでも費用を抑えるために、業者選びや、塗料の情報を探ること間違ってはいませんが、そんな消費者心理につけ込む悪徳業者も存在するということを念頭に置いておかなければなりませえん。安さばかりに気を取らていると、安価だけをウリにした業者に粗悪な外壁塗装を掴まされることになっていまいます。
今回は、費用を抑える正しい方法をご紹介します。
外壁塗装の費用を安く抑える方法
チラシや新聞広告、HP等をチェック
まずはチラシや新聞広告などをこまめにチェックするところから始めましょう。
タイミングがうまく合えば、期間限定でお得に塗装できるキャンペーン等の情報をキャッチすることができます。
また塗装業者のHPをチェックすることもお勧めです。HP上で施工事例や塗料の説明、キャンペーン価格等を公開している会社もありますので参考になりますし、お得な情報をゲットできるかもしれません。
見積りは数社で取る
1社のみの見積りだけでは、費用の妥当性が判断できないため、見積りは複数の業者に依頼するようにしましょう。
複数の見積りを比較することは、妥当な費用を探るうえでとても重要なこです。
大手ハウスメーカーより地元の工務店の方が安い
一般的には、大手のハウスメーカーよりも、地元の工務店の方が、価格を抑えられる傾向にあります。
大手のハウスメーカーは塗装工事を取り扱ってはいても、自社では施工しません。工事自体は協力業者に依頼するという体制をとっていることがほとんどで、中間マージンと呼ばれる費用が別途発生するし事から、施工を直に行う地元の工務店よりも費用が高くなりがちです。
格安だけで業者を選ぶのは危険
同じ条件での塗装工事では極端な格安にはならない
家ごとに劣化の状態やお客様の要望に合わせて費用を算出するそのため、外壁塗装は一定の価格で販売されている品ではありません。
企業努力によって値引きができることもありますが、決まった価格で販売されている商品のように目を引くような値引きはできないのが実状です。
そんな中、安い見積額を提示されると思わず飛びつきそうになるのが人間の心理です。しかし、安さだけをウリにしている業者には注意が必要です。その安さがなんらかの手を抜いたか、品質を下げた結果である可能性もあるからです。
他の業者よりも見積額が極端に安い場合には”なぜ安いのか”を必ず業者に確認しましょう。
まとめ
まとまった費用が必要になる外壁塗装では、少しでも費用は抑えたいものです。
日頃から、お得なチラシやキャンペーンの情報を仕入れておくと、いざ塗装の時期を迎えても慌てることなく見積りを取得することができます。また、定期的なメンテナンスを受けていれば劣化が見られる部分も部分補修で済みます。人と同じくお家の健康診断と捉えて定期的なメンテナンスは怠らずに受けることをお勧めします。
他社より安い見積りを提示はしても、その安さの理由を説明できない業者には飛びついて契約をせずに、安心して塗装を任せられる業者に依頼しましょう。
プラニング・Kでは、塗装についてのご相談、ご質問を受付しています。お気軽にお問合せ下さい。
2020年9月1日
外壁リフォームを成功させるためのポイント ~vol.2 見積書編~
外壁の色あせや塗替えの時期について気になっていても、インターネットでの情報が多すぎて不安を感じたり、どうすればいいのか混乱している方も多いのではないでしょうか。
外壁リフォームをするための第一歩が見積書の依頼です。
今回は見積書を依頼した際の流れやポイントをご紹介します。
外壁で気になる箇所を見つけたら?
①まずは外壁の専門業者へ問い合わせてみよう!
インターネットで気軽にリフォーム会社を探せる便利な時代になり、業者選びも選択肢が増えたかと思います。ですが、数ある中からご自身で業者を選ぶというのは難しいですよね。では何を重視して選ぶのか、慎重に検討しましょう。
※業者選びの際のポイント!
■工事後に不具合が発生した場合、すぐに対応してくれそうな自宅から近い業者を選ぶ。
■HP(ホームページ)を見て工事の実績や施工写真、お客様アンケートなどから自分に合っているかどうか。
■保証などのアフターフォローがしっかりしているか。
■建設業の許可や塗装の資格保持者がいて信頼できる業者かどうか 。
②現場調査
施工業者が事前に行う現場調査は、詳細な見積もりをお客様に提出するための大切な工程です。
まずはお客様からの問い合わせをもとにご自宅へお伺いし、現状をみさせていただきます。
③見積書提出
現場調査で測定した面積や外壁の状態、お客様のご要望などを踏まえ見積書を作成します。基本的には3~5日程度でお客様に見積書をお渡しします。
※ポイント
春や秋は気温や湿度が安定しているため工事の依頼も多く、この時期に工事の依頼を検討されている場合は早めの見積もり依頼をおすすめします。
外壁塗装の見積りはいつ依頼すればいいの?
外壁塗装に適している時期は?
外壁塗装が出来ない季節やシーズンは特になく、気温5℃より高く、湿度5%より低ければ一年中いつでも塗装工事が可能です。ただ、雨の日や気温が5℃以下の真冬日は塗装工事を行えないため、悪天候で工事ができない日が続くとその分工期が長引いてしまいます。
比較的気温や湿度、天気共に安定している春や秋が人気と言えますが、季節を気にしすぎてベストタイミングを逃してしまってはいけないので注意が必要です。
外壁塗装をする一番のタイミングはいつ頃?
外壁に劣化のサインが見つかったら、それが一番のタイミングです。
外壁の色あせが気になってきたり、触ってみたら白い粉のようなものが手についたなどといった症状が出ていたらリフォームの検討時期と言えます。
専門業者に見てもらうことで、外壁の細かなひび割れや建物の防水性を保持すうために継ぎ目に充填しているシーリング材の亀裂や剥離が見つかる場合があります。
劣化のサインを見つけたら早急に専門業者へ相談しましょう。
まとめ
家の外観の大半を占める外壁は、住まいの顔とも言えます。
塗替えの時期を見逃さないよう、普段から外壁チェックを怠らないようにしましょう。
プラニング・Kでは無料で診断&お見積りをしております。ぜひ、お気軽にご相談ください。