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2020年10月20日
塗料の成分を知る
外壁塗装に欠かせない塗料ですが、何で出来ているかご存知ですか。
今回は塗料に含まれる成分についてご説明します。
そもそも塗料は何でできているの?
塗料を構成する4つの成分
塗料は「顔料」「樹脂」「添加剤」「溶剤」の4つの成分から構成されています。
顔料
顔料そのものが色を持つ粉末固体で、主に塗料の色彩などを形づくる成分。
顔料自体が私たちの目に塗膜として見えている。
樹脂
塗料の主成分である顔料だけでは塗膜として機能せず、樹脂は顔料を膜として密着させる働きを持つ。
溶剤
樹脂を溶かすための希釈用として水やシンナーを用いる。
塗料を塗りやすくするため、適正な粘度に調整したり、塗面の仕上がりをよくするために使用する。
添加剤
防藻、防カビ、低汚染、抗菌など塗料の機能を向上させる補助薬品。
塗装の目的とする機能や用途に応じて必要な添加剤を少量だけで混ぜ合わせる。
家を守る塗膜とは
紫外線や雨風に対する耐久力を『耐候性』といい、耐候性が良い塗料は経年劣化が少なく、状態を維持することができます。
この耐候性は樹脂の結合力によって大きく左右されます。
■塗膜の劣化を引き起こす最大の原因
塗膜は、長い間強い紫外線と雨風にさらされることにより劣化します。
その中でも大きな原因となっているのが紫外線。紫外線は塗料を塗った表面の0.1㎜程度まで浸透します。
塗料が劣化すると、顔料を結合している樹脂層も劣化し、顔料の剥離が生じます。
チョーキング現象
外壁を触ると白い粉がつくこの現象を『チョーキング』と言います。
この白い粉は雨や紫外線によって塗料に含まれる合成樹脂が分解され、顔料が粉状となり表面に現れたものです。
■強い塗膜を作るために
4つの成分が絡み合うことで、家を紫外線や雨から守る強い『塗膜』になります。
成分の配分量によって価格や耐久性が変化します。
一般的に樹脂が多い塗料ほど高価になりますが、その分耐久性も高くなります。
費用を抑えるために安い塗料を使用すると、劣化の進行が早くすぐに塗替えが必要になる可能性があるので注意しましょう。
まとめ
塗料は含まれている成分や割合によって金額が変わります。
大切な家を守るためにも、金額だけで決めてしまわないようにしましょう。
塗料のことでお悩みがありましたら、ぜひプラニング・Kにご相談ください。