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2020年10月28日
耐候性について
突然ですが、耐候性という言葉をご存知ですか?
塗料には耐候性と呼ばれる性能があります。
では早速、耐候性についてご説明します。
耐候性とは
『耐候』とあるように天候等による外的要因に対する耐久性があることを示します。
耐候性のある塗料について
塗膜は太陽光(紫外線)と雨風に長い間さらされることにより劣化が生じます。
紫外線や雨風に対する耐久力を『耐候性』といい、『耐候性が良い塗料』は年数が経っても劣化が少なく、元の状態を維持することができます。
耐候性は、樹脂の結合力(分子同士が手をつなぐ力)によって大きく左右されます。
耐候性に優れた塗料とは
フッ素塗料
フッ素塗料とは、塗料の主成分の樹脂がフッ素系の塗料です。
フッ素樹脂の技術を使って開発された塗料であり、耐久性の高い塗膜をつくることができます。
非粘着性(汚れを弾く)効果があり、実は様々なものに使用されています。
身近な歯磨き粉やフライパンなどの生活用品から、店舗や商業施設、東京スカイツリーやレインボーブリッジにもフッ素塗料が使用されています。
屋根・外壁に及ぼす影響
耐候性と耐用年数
塗料には耐用年数と呼ばれるものがあります。
塗料の耐用年数とはメーカーが開発した塗料の耐久テストを行い、「どれくらいの期間、効果を保つことができるのか」を表しているものです。
本来なら実際の住宅と同じ環境下で、長い年月をかけて検証するのが望ましいですが、結果までに時間がかかるので一般的には促進耐候性試験が採用されています。
建物の立地条件や地域の気候の特徴によっても違いは生じます。
メーカーが示す耐用年数はあくまでも期待できる年数で、塗料がしっかりと機能を発揮することができる目安であることを理解しておきましょう。
まとめ
このように屋根・外壁塗装において、耐候性はとても重要です。
耐候性に優れた塗料は少し費用が高めにはなりますが、強い屋根や外壁を維持し家を守ることができます。
大きな買い物になるためどうしても費用を抑えたいところですが、費用面だけで塗料を選ばず、長期的に考え費用対効果を見込んで選ぶことをおすすめします。