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2020年10月2日
スレート屋根はメンテナンス塗装が絶対に必要!
現在の日本の屋根の多くは、スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根が占めています。初期のコストが比較的安価であることが普及が広がる要因となりました。また、価格のみでなく工期も短く済むことも人気に拍車をかけました。
今回は、スレート屋根のメンテナンス塗装と、その必要性について紹介しましょう。
なぜ、スレート屋根には塗装メンテナンスが必要なのか?
スレート屋根には、綺麗な屋根もあれば苔や藻が繁殖してしまい劣化が進んでしまっている屋根もあります。本来定期的なメンテナンスを行っていれば、苔や藻が発生する前に塗り替えて対処できますが、普段の生活上で屋根を目にする機会がないだけに、ついつい屋根のメンテナンスは後回しになってしまうのです。
塗装によるメンテナンスが必要な理由を正しく知って、今後のメンテナンスに役立てましょう。
理由① 防水性を回復させて高めるため
傷付いたスレート屋根では、表面の塗膜の剥離などで雨水に直接触れる部分が出てくると、 吸水による膨張、水分が乾燥する際の収縮が起こります。これを繰り返すと変形や、割れが起こり脆くなってしまいます。
特に寒冷地域では雪や霜、氷が屋根の上に張ることがあります。スレート屋根にその水を吸わせてしまうと、水が液体から氷の固体となり膨張してしまいます。
スレート屋根に吸水させないためには屋根塗装で防水性を高めることが重要なのです。
理由② 美観を保持するため
スレート屋根は、劣化により塗装膜が薄くなり剥がれ始めると、どんどん色褪せが進んでいきます。地上から見上げただけでは、その色褪せには気が付きませんが、少し離れた高台から見下ろして見ると、塗装の色が抜けて白っぽく見える自宅の屋根を見て愕然とすることも…。
このような事態にならないためにも、塗料の耐用年数をきちんと把握しておき、適切な時期に塗装メンテナンスを行うことが大切です。
スレート屋根の適切な塗り替え時期とは?
一般的には、新築から10年を目安に考えておけば良いでしょう。ハウスメーカーにもよりますが保証期間中に他社が工事施工した場合は保証を無効にすると取り決めている場合があります。そのような場合は新築時の保証が切れた時点で塗装するのが良いでしょう。
スレート屋根は、人気の屋根材であることから、かなりの量が流通しています。その為、対応する塗料も数多くのものが発売されています。ダメージを受けたスレートを保護し、強化する下塗り材も数多く発売されています。
スレート屋根の塗装については、専門の塗装業者へ診断依頼をして、適切な塗料を提案してもらいましょう。
まとめ
スレート屋根は様々な種類があり、理想とするデザインに馴染みやすく、カラーバリエーションも豊富な優れた屋根材です。新築時のような性能を長く保つためにも、適切な時期に適切な塗料で塗装メンテナンスを行うことが大切です。新築時から10年以上経過したが、何もメンテナンスをしてないという方は早めに屋根の診断依頼をおススメします。
カテゴリ:屋根
2020年10月1日
屋根の塗装リフォーム時に注意すること
屋根は日常的に雨風や強い紫外線にさらされています。普段あまり目にする場所ではないため傷みや劣化を見落としがちです。
目の届かない場所だからこそ、定期的なメンテナンスが必要になります。
ではリフォームの際のポイントをご紹介します。
見落とし注意!雨漏りの原因
通常の雨では特に症状はないけれど、ゲリラ豪雨や台風の雨は強さが違います。
普段は隠れている雨漏りの原因が、叩きつけるような雨によって雨漏りを引き起こす可能性があります。
①屋根の破損や劣化
屋根材によって起こりやすい症状は違います。劣化が進行し、雨漏りが生じることも多くあります。
スレート系
■苔やカビ…外間kの劣化により防水機能が低下することで、水分を吸収し苔やカビが生える。
■色あせ…色あせが悪化するとひび割れや破損が生じ、雨漏りが起こる場合がある。
粘度系瓦
■ズレやひび割れ…瓦を固定している漆喰が崩れ、瓦のズレが生じる。
■苔の発生…苔が雨水などの水分を吸収するため、放置していると苔の範囲が広がり湿気を保った状態になる。
金属系(銅板)
■サビや剥がれ…サビは表面に発生することが多いが、湿気が多い裏側にも生じることがある。サビを放置すると穴が開き、雨漏りの原因になる。
セメント系
■色あせ…強い紫外線や雨風により、塗装の色あせが生じる。
■ひび割れや欠け…塗膜の劣化により、セメントがもろくなりひび割れや欠けが生じる。
②雨どいの詰まり
雨樋(あまどい)とは…雨水を集めて排水させるプラスチック製(塩化ビニール樹脂)の筒状の建材です。
雨樋から溢れた雨水が壁などから内部に侵入し、雨漏りの原因になります。
③太陽光発電や温水器設置箇所
穴を開けて設置工事を行った場合、不適切な処理やシーリングの劣化箇所から雨水が侵入する可能性があります。
塗料選び~種類と特徴を知る~
色次第で家のイメージがガラリと変わるため色選びで悩む方も多いと思いますが、塗料にはそれぞれの特徴があります。まずは塗料の長所と短所を把握し、どのような点を重視したいのかを考え使用する塗料を選びましょう!
シリコン塗料
機能性に対し、価格がお手頃なのが魅力で一番主流な塗料。耐用年数は約7~10年。
メリット◎:耐水性や耐候性が高く、汚れが付きにくい。耐久性が高いため長期的なトータルコストを抑えられる。
デメリット×:水性や油性など種類が様々なので性能の違いを判断しづらい。
フッ素塗料
耐用年数が長く約15~20年と耐久性に優れている。
メリット◎:防水性に優れているため汚れにくい。光沢感があり美しい仕上がりになる。
デメリット×:高品質のため価格が高い。塗膜が硬い分ひび割れが生じやすい。
遮熱塗料
太陽熱など外部からの熱を反射させることで、建物が受ける熱の影響を軽減させる効果を持つ塗料。
屋根に遮熱塗料を塗ると、熱エネルギーの吸収が軽減されるため、屋根材の温度上昇を抑えることができ、室内の上昇温度を下げる果があります。耐用年数は10~15年程度。
メリット◎:遮熱効果によって室内温度が抑えられるため、夏も快適に過ごすことができ光熱費削減になる。耐用年数が長い。
デメリット×:価格が高い。塗膜の表面に汚れが付着してくると、太陽光を反射しにくくなり遮熱効果が低下する。
まとめ
屋根の劣化は自分で気が付くというのが非常に難しい場所です。
屋根リフォームの際には、施工業者に雨漏りの原因となる可能性がある箇所を見てもらいましょう。
そして塗料の特徴を知り、屋根材に合う塗料を選びましょう。
プラニング・Kではご自宅に合う塗料をご提案させていただきます。
お気軽にご相談ください。
カテゴリ:屋根