- HOME
- >
- ブログ
ブログ
2021年5月31日
軒天の塗装の必要性
家の塗装と聞くと屋根や外壁を塗り替えるイメージが強いと思いますが、その他にも塗装が必要な箇所があります。
そのひとつが『軒天(のきてん)』と呼ばれる箇所です。
今回は、軒天の塗装が必要な理由についてご紹介します。
軒天について
軒天という言葉を知っていても、実際にどこの場所を指すのかわからないという方もいらっしゃいます。
まずは、軒天について詳しく見ていきましょう。
軒天とは…
住宅に付帯する部分で、建物から伸びている屋根の裏側部分のこと。
別名=軒天井(のきてんじょう)、軒裏(のきうら)などと呼ばれることもあります。
軒天の役割
1.美観
軒天がない場合は下側から見た際に、屋根裏の野地板や垂木が丸見えになります。そのため軒天を張ることで、屋根の構造部分を隠しスッキリとした見た目になります。
2.雨漏りや紫外線を防ぐ
軒天は雨の吹き込みや紫外線を遮ることができます。軒があることで外壁に直接当たることを防ぎ、結果として外壁の劣化を抑制することに繋がります。
また、雨の日は傘を開閉するスペースとして便利です。
その反面、軒天の無い住宅はスタイリッシュな印象になりますが、雨水を直接受けやすいため外壁材の経年劣化や雨だれによる汚れが発生しやすくなります。
3.屋根裏の換気
穴が開いている軒天材を使用している場合や換気口の設置は、屋根裏に溜まった湿気を外部に排出することができます。
風の通りをよくすることで、結露を防ぐ役割を持ちます。
4.延焼防止
万が一、ご自宅や隣家で火災が発生した際に、軒天があることで屋根に火が燃え移るのを抑制する効果もあります。
軒天には不燃材を使用されていることが多く、軒天が延焼を遮り、被害拡大を防ぐ役割を持っています。
軒天の塗装の必要性
大切な住まいの状態を維持するためには、定期的な塗装が必要です。
軒天は重要な役割を担う箇所でありながら、意外と見落とされがちです。
定期的なメンテナンスを行っていた場合、塗装工事だけで済むことも、長年放置し続けた結果、軒天の材質自体が経年劣化し張替えや増張りの補修が必要になるケースもあります。
仮に張替えになった場合は、塗装に比べ費用も高くなります。
費用を抑えるためにも定期的なメンテナンスを行いましょう!
ポイント!
軒天を工事する場合も、足場の仮設は必須です。
外壁や屋根の塗装工事を行う際に、軒天の修繕も一緒に行うことで経費削減にもなります。
そして、できるだけまとめて工事を依頼することで、工事の回数も減らすことができ、工事中の生活の不便さや窮屈感も軽減されます。
まとめ
意外と知られていない軒天の役割と塗装の必要性についてご紹介しました。
何気なく目にしている家の付帯部にもそれぞれの役割があるため、劣化に気付いたら早急に専門業者に相談しましょう。
プラニング・Kでは、無料診断を行っております。
『これは劣化かな?』と思ったら、お気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:屋根
2021年5月27日
コンクリート打ちっぱなし外壁のメンテナンス方法とは
コンクリート打ちっぱなし住宅にお住まいの方で、劣化している箇所が気になり補修をしたいけど、どのくらい費用がかかるのか見当もつかないという方は多いでしょう。コンクリートの建物の美観を保つのはとても難しく、専門的知識がないと補修方法も分かりません。
今回は、打ちっぱなしコンクリート住宅の補修方法や塗装方法についてご紹介します。コンクリート住宅の補修でお困りの方はぜひ一読ください。
「コンクリート打ちっぱなし外壁」の塗装は技術が必要
コンクリート打ちっぱなし外壁とは、コンクリートの表面に塗装などをせずに、コンクリートの地肌が出ているものをいいます。
木造住宅に比べ幅広いデザイン性があり、オシャレな建築が多いことで人気がある一方で、コンクリート打ちっぱなし外壁は装飾が少なく、シンプルなデザインのものが多いため、ひび割れや雨染みなどが目立ちやすいというデメリットもあります。
シンプルながらお洒落な外観を維持するためには、細やかな塗装メンテナンスが必要となります。
塗装メンテナンスが必要な劣化サイン
コンクリートでよく見られる劣化のサインは、漏水やカビ、凍害といった水に関する症状です。このような症状が見られた場合には、適切な下地補修をした後に塗装を行ないましょう。
主な劣化症状
ひび割れが発生している
補修方法:弾性塗料で塗装する
弾性塗料の特徴は、伸縮率に優れているのでクラック(ひび割れ)を防ぐことができます。撥水剤よりも費用がかかってしまいますが、ヒビ割れを起こしている住宅にはオススメです。また下地補修を行った後のコンクリート外壁には、どうしても補修痕が残ってしまいます。弾性塗料は、それをカバーできます。
雨染み・カビが発生している
補修方法:撥水剤を塗布する
撥水剤の特徴は、防水性が高いことと色が無透明のため、コンクリートの質感を維持したままコンクリートの雨染みを防ぐことができます。費用も他塗料と比べ比較的安価ですが、耐年数が短いため、定期的なメンテナンスが必要となります。
建物内部に水が浸入している
補修方法:カラークリヤー工法を用いる
カラークリヤー工法の特徴は、一つは素材感をいかしたまま艶むらや濡れ色を防ぎ、美しい仕上がりにすることです。また、防水性能も高いため、コンクリートの劣化の原因となる中性化防止の効果に強く、コンクリート内に埋まっている鉄筋の防錆にも適しています。
撥水剤より費用がかかりますが、コンクリートの耐久性と保護を高めたい方にはオススメです。
まとめ
打ちっぱなしコンクリートの塗装周期は、6~7年が目安です。劣化症状や使用する塗料にもよりますが、10年周期では塗装をするのが望ましいといえるでしょう。劣化の損傷がわかりやすいため、コンクリートの劣化状況をよく確認して、劣化に沿った補修を行いカバーしましょう。そうすることで、長期的にお洒落で美しい外観を保つことができるでしょう。打ちっぱなしコンクリートの塗装はプロの熟練した技術が必要となります。塗装の相談はプロの塗装業者へ連絡することをおススメします。
カテゴリ:外壁
2021年5月24日
屋根瓦は 葺き替え or 塗装
外壁塗装と一緒に屋根も塗装をと検討される方も多いでしょう。うちの屋根は最近主流の薄い瓦(スレート瓦)ではなくて、昔ながらの瓦の形をしているからメンテナンスはどうしたらいいのかわからない、と悩まれていませんか。
今回は、屋根瓦のメンテナンスについて葺き替えが適切なのか塗装がよいのかも含めて詳しく見ていきましょう。
屋根瓦の種類
瓦は形成方法の違いから、大きく2つに分類されます。
粘土系瓦
粘土系の瓦は和瓦とも言われます。いぶし瓦・無釉瓦・陶器瓦等の種類があり、昔ながらの日本家屋や日本建築の城や寺社等に使われていることが多いです。
粘土系瓦は他の屋根材よりも重く、スレート瓦は平均約24kg/㎡に対して、和瓦は平均約45kg/㎡もあります。そのため、台風などの強風には強いですが、耐震性は他の屋根材に比べて低くなります。
粘土を瓦の形にかたどり、高温で焼き上げて製造されていることから、陶器のように耐久性の高いものができあがります。衝撃を受けるとひび割れしてしまいますが、基本的には瓦のメンテナンスは不要です。ひび割れなどで破損した瓦の補修には、部分葺き替えを依頼しましょう。
セメント系瓦
セメント系の瓦には、セメント瓦やモニエル瓦があります。和瓦と違い粘土を焼き上げているのではなく、セメント、砂、水を混ぜ合わせ、モルタルのようにセメントの化学反応で硬化させた瓦です。
セメント瓦表面にはモルタル同様に、色、艶がなく防水性もないため雨水をそのまま吸い込んでしまいます。そのため、塗装が必要になります。
モニエル瓦はヨーロッパ発祥のセメント瓦で、通常の瓦とは違い表面に「スラリー層」という着色したセメントの液(ペースト)が薄く吹き付けられています。塗装の際は表面のこの劣化したスラリー層をしっかりと取り除いてから施工する必要があります。
セメント系瓦は塗装しないとどうなる?
粘土系瓦(和瓦)には塗装メンテナンスが必要ありませんが、セメント系瓦は塗装メンテナンスが必要です。塗装メンテナンスをしなけば一体どうなるのでしょう。
セメント系の瓦で塗装を行わなかった場合、表面の素地がむき出しの状態になるため、塗膜の劣化が進み雨水を吸収し乾湿の繰り返しや凍結により、少しの衝撃でも割れやすくなってしまいます。つまり、ひび割れや破損をした状態となってしまうのです。ひび割れから雨水が浸入し雨漏りにつながってしまったり、瓦の破片が落下するなどの被害も起きてしまいます。
セメント系瓦の塗装メンテナンス
瓦塗装メンテナンスの最大のメリットは、他のメンテナンス方法よりも安価なことです。塗装以外のメンテナンス方法は、屋根材の葺き替えがありますが、費用が数百万円以上かかってしまいます。とりあえず10年前後持たせたいという方には塗装がおすすめです。
セメント瓦の塗装のポイント
①下地処理を丁寧に行う
モニエル瓦には表面にスラリー層というセメントの液(ペースト)が吹付けられた層があります。その他にも苔やカビ等の汚れが付着していますので、ケレンや高圧洗浄でしっかりと汚れを取り除くことが大切です。凹凸も多く少々手間な作業ですが、しっかりと丁寧に行うことで塗膜剥離等の不具合を防ぐことができます。
②下塗り調整塗料を十分に塗布する
下地処理を十分に行った瓦は、セメントの素地がむき出しの状態になることが多く、下塗り材を吸収します。想定していた下塗り材の量を塗布し終わっても吸い込みが止まらない場合は、もう一度塗布します。
下塗り材が十分でないと上塗材との密着不良が起き、耐久性も本来の効果を発揮できなくなりますので、下塗り調整塗料は十分に塗布しましょう。
まとめ
瓦には粘土系の瓦とセメント系の瓦の2種類があることがわかりましたね。粘土系瓦の場合は耐久性が高く表面から水を吸い込むこともないので塗装の必要はありません。一方で、セメント系の瓦の場合は表面を塗装で保護する必要があります。メンテナンスを長期的に考える場合は葺き替えの選択もありますが、費用をできるだけ抑えたい場合は塗装でメンテナンスは十分可能です。その際は下地処理を時間をかけて丁寧に行うことがポイントとなってきますので、専門の熟練した技術を持つ業者へ依頼すると安心でしょう。
カテゴリ:屋根
2021年5月20日
雨の日の外壁塗装が引き起こすトラブル
外壁塗装をする際、どの季節が最適だと思われますか?
梅雨に入り雨の日が続きますが、親族が集まるお盆までに家の外壁をきれいにしたいという方もいるのではないでしょうか。
そんな方に是非読んでいただきたい、雨の日の外壁塗装のトラブルについてご紹介します。
雨の日の外壁塗装について
雨の日は外壁塗装ができない?
外壁塗装は外での作業のため、雨の日は基本的に工事を行えません。
また気温が5℃以下の真冬日や、湿度が85%以上の高湿度の日も塗装を行えません。
雨の日に起こるトラブルとは
雨が与える悪影響
■湿気によって乾燥するのに時間がかかる
雨の日は湿度が高くなります。湿度85%以上は塗装に不適切と言われています
湿度が高いと塗膜が硬化するまでの時間が長くなることがあります。塗料が湿気を含んでしまったり、乾燥が不十分なうえに中塗りや上塗りを重ねてしまうと塗膜の機能が十分に発揮できなくなります。
■仕上がりに影響する
どのような事が起こるのか、見てみましょう。
膨れ
結露や湿気による水分が塗料に混ざってしまうと、内部に含まれた水分が塗膜から排出しようとし、膨れを起こすことがあります。
剥がれ
雨天で高湿度の中で塗装をした場合、外壁が完全に乾燥していないため、塗料の密着が悪く剥がれの原因となってしまいます。
■工事にかかる日数が長くなる
いざ工事が始まっても、雨が降れば工事が中断してしまいます。特に梅雨で雨が長く続くような時期は、その分工事も延期になり、予定通りに進まないというケースもあります。
※注意!!
一般的には、悪天候による工期の延長で追加の費用がかかることはありません。
延滞料金を請求されてはいけないので、梅雨の時期に工事を依頼する場合は特に注意が必要です。
トラブルを防ぐためにも口約束ではなく、契約書や見積書などの書面で内容が明確に記載されているかを必ず確認しましょう。
■換気問題
工事期間は家全体を養生ネットで覆い、塗料の飛散を防ぎます。塗装部分に付帯している窓やサッシにも塗料が付かないように養生シートでカバーします。
このように完全に養生されてしまうと、開閉することができません。
作業の工程によっては窓を開けることができますが、換気ができずジメジメとした蒸し暑い部屋の中にいると熱中症にも気を付けなければいけません。
日中は外出したりエアコンをうまく使用して、生活の負担にならないように気を付けましょう。
雨の日の外壁塗装 メリットはある?
◎雨が多い6月の梅雨のシーズンは依頼する方が比較的少ないので、料金交渉がしやすい場合があります。
◎いつも工事の件数が多く、希望の時期になかなか工事をしてもらえないような人気の業者も、梅雨の時期は比較的落ち着いているので工事の依頼をしやすくなります。
まとめ
雨が多い梅雨の時期だからこそ、期間に余裕を持って外壁塗装を検討されてはいかがでしょうか。
台風の発生が増加する夏までに行うことで、家の被害を未然に防ぐことができる大切なメンテナンスと言えるでしょう。
カテゴリ:外壁
2021年5月17日
紫外線や雨水から家を守る「塗膜」の働き
「塗膜」という言葉を聞いたことがありますか?塗膜とは、外壁や屋根に塗った塗料が乾燥して固まって膜状になったものを指します。
塗膜には建物を保護し、建物の劣化速度を速める水(雨)・紫外線・熱によるダメージから家を守る働きがあります。
今回はこの「塗膜」について、その塗膜がもつ性能と役割について詳しく見ていきましょう。
塗膜とは・・・
塗膜とは何なのか?
塗膜とは、塗料を塗ってそれが固まることで作られる塗料の膜のことを指します。外壁や屋根、雨樋などの外装部分は日々雨水、太陽の紫外線を受け劣化しています。
雨水が建物の内部に浸入することで劣化スピードが加速するため、これを防ぐための手段として建物に塗装を行い塗膜によって建物の保護を行うのです。
塗膜を形成するために使用する「塗料」は、顔料・樹脂・水もしくは溶剤・添加剤を加えて形成されている液状のものです。これを下地(屋根や外壁そのもの)に塗布し、乾燥させることで成膜させます。
塗膜ができるまで
塗装時に塗料が規定より薄く塗られた場合、塗膜が薄くなり本来の性能を発揮できず再び、ひび割れてしまったり、剥がれてしまうこともよく起こります。
塗装は色が付けば良いわけではなく、正しい工程で、正しい量の塗料(塗布量)を、正しい施工方法で作ることが塗装工事を成功させる上でとても重要です。
塗膜は、大きく3つの工程により形成されます。素地と中塗り・上塗り塗料の密着を良くするための下塗り、基材を保護したり色をつけたりするための中塗り(上塗り1回目ともいう)、上塗りという流れで塗膜は形成されていきます。
※素地(外壁や屋根本体のこと)が痛みすぎている場合はこれ以上の回数を塗装しなければならない場合もあります。
塗膜の役割
塗膜の役割は「建物の保護」です。
外壁材や屋根材自体を守ってくれているのが塗膜です。塗料を塗ることで、外壁材や屋根材自体のひび割れや欠落、反りなどを防ぎ建物を長く保たせる働きをしています。
塗膜がきちんと作れていない場合に起こる不具合
正しい工程で正しい塗布量、正しい施工方法が守られずに塗装を行った場合、不具合が起こる可能があります。
塗装後早い段階でチョーキング現象が起こる
チョーキングとは壁を触ると手に白い粉がつく現象のことで、塗料の顔料が表にむき出しの状態のことを言います。
チョーキング現象は、塗料に含まれている樹脂が紫外線、雨、熱などの影響により劣化してしまうことが原因です。どんどんやせていくことで、顔料と呼ばれるものがむき出しになり、表面で粉化してしまうのです。
本来使わなければいけない量の塗料を使用していなかった場合、このような劣化のスピードが早く起こってしまうことがあります。
塗膜表面にひび割れが発生する
塗布量が守られていなかったり、決められた乾燥工程と乾燥時間、温度などを守らずに次の工程に進んでしまうと塗膜自体がひび割れてしまったり、亀裂が生じたりしてしまいます。
まとめ
外壁や屋根の塗装において塗膜を形成することは当然のことですが、先述した通り無理な工程により乾燥時間が短ったり、そもそもの塗料の量に誤りがあると正しく塗膜は形成されません。いざ外壁塗装工事が決まったら、工程表をしっかりと確認し、見積り段階では塗料の使用量を聞いてみるなど気になる点については工事着工前に確認をしておきましょう。
長くお家を維持していくためには塗膜による保護は必要不可欠です。外壁,屋根塗装工事は信頼できる業者に任せましょう。
2021年5月13日
雨漏りはどうして起こるのか?
皆さんは、雨漏りを経験したことがありますか?雨漏りは放置すると住宅内部の腐食を進行させてしまう恐れがあり、早急に対処する必要があります。
今回は、雨漏りが起こるメカニズムから主な原因をご紹介します。
雨漏りはなぜ起こる?
雨漏りとは・・・
「雨漏り」とは、雨水が建築物のどこかから漏れ出し家の中に滴り落ちてくることをいいます。雨漏りと聞くと、ぽたぽたと屋根か滴る画を思い浮かべる方が多いでしょう。昨今では、屋根材や工事技術の開発により屋根よりむしろ壁や窓のサッシ、壁を貫通する給排水管の隙間から水が浸入するケースが多くなってきているようです。
また、水が滴り落ちた箇所はあるのに、どこにも外部に欠損箇所が見つからない場合もあり、最終的に雨漏りではなく「漏水」または「結露」が原因だったというケースもあります。
漏水かも・・・
「漏水」とは、漏れ出しているものが雨水ではないということです。
たとえば、洗面所や浴室、建物内部の水道管や排水管に欠損があり、そこから水が漏れだしている場合などが漏水です。水を使用していないのに水道メーターが回っている、という場合は漏水の可能性が考えられます。
結露は換気が大切
雨漏りでも、漏水でもない場合は結露かもしれません。結露は、あたたかく湿った空気が冷たいものに触れたとき発生します。空気が冷たいものに触れたと言っても水蒸気の量が少なければ結露は発生しません。つまり、原因となる水蒸気を控えることで結露を防ぐことが出来ます。しかし、寒い冬場はストーブを使用しますし、人もまた水蒸気を発生させます。適切な換気を行うことで結露を防ぐしかありません。
雨漏りの起こるよくある原因
屋根の欠損部分から
直接雨風を受ける屋根のダメージは大きく、屋根スレートのヒビ、漆喰の崩れ、瓦のずれなどから雨漏りが発生するケースはいまだに多いです。そもそもの原因としては、台風・地震による外的要因によるものと経年劣化があげられます。
サッシ廻りから
水が浸入する箇所としてかなり多いのが、サッシ枠との隙間です。雨水などは外壁の表面を流れおちますが、経年劣化によるひび割れや縮んだシーリングのわずかな隙間から雨水が浸入してくる場合があります。
ベランダのヒビから
ベランダは屋根と同じく雨風にさらされる上に、人の出入り多くあり塗膜防水が擦り切れやすく、ヒビなどのダメージが早くあらわれます。ベランダにある排水口が詰まっていると雨水が流れていず、小さなヒビなどから建物の中に雨水が侵入してくる場合もあります。
自分でできる雨漏り対策
日ごろからのセルフチェック!
雨漏りは早く気付くことができれば、その分低価格で修繕が行えます。
日ごろから、セルフチェックをしましょう。
・コーキングが剥がれていないか?
・スレートや瓦にヒビが入っていないか?ズレていないか?
・棟板金は浮いていないか?
など、気が付いた箇所はメモをとり、写真を撮っておきましょう。
自分でできる応急処置
●室内にバケツや新聞紙、タオルを置いて二次被害を防ぐ
雨漏りに気が付いたら応急処置として、いらなくなったタオルや新聞紙、雑巾等をバケツの底に入れ水を吸収させたり他の床がぬれないよう周囲にひいたりしましょう。他にも、ビニール袋を押しピンなどで天井に固定し、一番下になる部分に穴をあけて、バケツに誘導させる方法も自分でできる応急処置の一つです。
あくまで、応急処置であり根本的な解決にはなりません。
できるだけ早く専門業者に修理をお願いしましょう。
まとめ
雨漏りかなぁ?と、家の中に水が浸入してきたときは考えがちですが、全てが雨漏りによるものということではなく、漏水や結露が原因の場合もあります。雨漏りの疑いがある場合は自分でできる応急処置をして専門の業者へ修理の依頼をしましょう。
2021年5月10日
予算を抑えるためにやってはいけないこと!
家のリフォームをする際、気になるのが費用面ですよね。
住まいを維持するために必要な経費ではありますが、やはり高額になるとその分負担も大きくなります。
今回は予算を抑えるためにやってはいけないことをご紹介します。
屋根・外壁塗装の必要性
そもそも、どうして屋根や外壁の塗装工事が必要なの?と疑問に感じたことはありませんか?
それは家を守るためです。『家を守る=家族の住まいを守る』ことに繋がります。
塗装というのは単に色を塗り替えるというだけでなく、家を包んでいる外壁材を保護する機能があります。機能を維持するためにも定期的な塗替え工事は必要と言えます。
では、塗装工事を怠るとどうなるの?
塗装工事は費用もかかるため、予算がないということを理由に長期にわたり放置している方もいらっしゃいます。
外壁の劣化に気付いていながら、ついつい後回しにしてはいませんか?
外壁は日頃から雨風や強い紫外線にさらされている為、放っておくことは家にとって更に大きなダメージを与えてしまうことになります。
特に普段から状態を確認するのが難しい屋根は、外壁以上に強い直射日光(紫外線)を浴び過酷な環境にあり、より劣化しやすく注意が必要です。
起こりやすい症状とは
・塗膜の浮きや剥離
・ひび割れ
・カビや苔の発生
これらを放置すると⇒雨漏りが発生
予算がなくてもやってはいけない事
①メンテナンスの時期を逃す
外壁塗装は使用する塗料にもよりますが、通常10年程で塗替え時期と言われています。
塗装後の新しい塗膜の層は防水機能が高く、塗替え時をピークに経年とともに防水の機能は低下していきます。
塗装の寿命よりも早めに外壁塗装を行うと補修が少なく、予算を抑えられる可能性もあります。
②費用を抑えるために工程を省く
屋根や外壁塗装をする際に、欠かせない工程があります。それぞれの工程には機能を維持するための理由が存在します。
これらの作業工程を減らせば費用を削減することはできますが、工程を省くということは、今後の屋根や外壁に大きな問題が発生する可能性が高くなります。
せっかくお金をかけて塗装をしたのに、すぐに塗装が剥がれたり、浮きが発生しては本末転倒ということになりかねません。
✕塗装前の高圧洗浄をしない
長年で付着した汚れや埃などを高圧洗浄で洗い流し、新しい塗膜がより密着することを目的とした工程。
高圧洗浄をせずに塗装をするのは、汚れている外壁に新しい塗料を塗ることになり、密着度が低く剥がれの原因になります。
✕塗りの回数を減らす
通常、外壁塗装では「下塗り」「中塗り」「上塗り」の『3回塗り』が基本で、3回塗りの工程にはそれぞれの目的があります。その工程をひとつでも省くことは外壁の機能を十分に維持することが出来なくなります。
【下塗り】上塗りを定着させるための接着剤のような役割で、上塗りをきれいに仕上げるための大切な工程。
【中塗り】防水機能を長く保持するため、塗膜の厚みを調整しながら行う。
【上塗り】中塗りの際の塗りムラや塗り残しを防ぐ、耐久性の高い塗膜に仕上げる。
③足場代を削るために、はしごや脚立を使用する
屋根や外壁の塗装工事は高所での作業になるため、はしごや脚立を使用した作業は落下の危険性も考えられます。
足場の仮設は安全に作業ができること、安定した足場の上で作業効率の向上を目的としています。
その他、養生ネットで家全体を覆い、ご近所への塗料の飛散を防止することもできます。
④塗装工事をご自身でDIYする
予算の都合で塗装工事全般、またはその一部をDIYで行う方がいらっしゃいます。
しかし、外壁塗装工事は専門の知識を持った職人が熟練の技で行います。そのため、およそ2週間程の期間で効率よく作業が進みます。
知識がない状態でのDIYは塗りムラや塗り残しなどがあり、見た目にもあまりきれいな仕上がりとは言えません。
安全面でも非常に危険であり安全対策を怠った結果、事故が発生する可能性も考えられます。
まとめ
外壁塗装は大きな買い物です。そのため、誰もが少しでも予算を抑えたいと思っています。
しかし、予算を抑えることにとらわれすぎて、かえって大きな損をすることになりかねません。そのことを念頭に置いて、計画的に塗装工事を行いましょう。
2021年5月6日
外壁塗装の色選び-風水で運気アップ-
外壁を塗り替える際、どのように色を選ばれますか?新しく生まれ変わる家に楽しみ半面、悩んでしまう方も多くいらっしゃいます。
では色に迷った時、どうされますか??
今回は、色選びのヒントに風水を取り入れてみてはいかがでしょうか。
風水とは
風水とは中国で発祥した、気の力を利用した開運のための『環境学』です。
風水のメリット
風水というと占いや迷信だと疑問視する意見もあるかと思います。
しかし、風水は色や方角を利用し運気を上げるためのもので、信じる信じないは個人の自由です。
少し意識するだけでプラスになるということがあるかもしれません。
風水による色の意味
例えば、『お財布は金運がアップする黄色を選ぶと良い』というのを聞いたことはありませんか?
取り巻く環境によってご自身の運気が変わる風水では、それぞれの色が持つ意味や効果があると考えられています。
【ホワイト】◎運気アップ
ホワイトは、物ごとをリセットする作用があるとされています。
これまでの運気を変えたい、心機一転したいなどといった状況に運気をサポートしてくれる色です。
【ブラウン】◎安定や信頼感アップ
ブラウンは土や木、大地を象徴します。安定や信頼を与える効果があるとされています。
外壁塗装でも人気の色で、家族の住まいとして非常にいい意味合いを持つおすすめのカラーです。
【イエロー】◎金運アップ
黄色は『金』の気を表していて、金運をアップさせる色とされています。
変革や幸運といった意味合いもあるので、これまでの生活に変化を与えたい、新しいことに挑戦したいという方にもおすすめです。
【ブルー】◎仕事運アップ
ブルーは勤勉や知的といったイメージがあります。
冷静で落ち着きがあるイメージを持つので、信頼を高め仕事の運勢を上げると言われています。
【グリーン】◎健康運アップ
グリーンは木の気を象徴していて、収穫や緩和や調和の意味を持ちます。
癒し効果があるため精神を落ち着かせたり、健康にもいいパワーを与えます。
【ピンク】◎人間関係良好
風水でピンクは人間関係をあらわすと言われています。
ピンクの柔らかさがあらゆる人と和やかで良好な人間関係を築けることを意味します。
失敗しないための色選び
■色合わせについて
外壁塗装には淡色塗りはもちろんのこと、ツートンカラーなど様々な色分けがあります。
色の組み合わせによって個性を表現することができますが、大切な住まいの印象に係るので好きな色を組み合わせるといった選び方はおすすめできません。
色合わせで失敗…なんてことにならないように注意しましょう。
💡ポイント
・近似トーンでまとめると落ち着いた上品な印象になる。
・トーン差が強くなればメリハリのある引き締まった力強い雰囲気になる。
■外壁以外の色との相性
外壁の色を選ぶ際、忘れがちなのが外壁に付帯している部分との色合わせです。
💡ポイント
・屋根の色とのバランス
・玄関や窓サッシとの色のバランス
まとめ
外壁の色選びに迷ったら、ぜひ風水のヒントを取り入れてみてはいかがでしょうか。
色によって住生活が充実し、より豊かな人生になるかもしれません。
外壁塗装のことでお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:外壁