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2021年7月5日
屋根からの雨漏りの原因と修理方法
「屋根から雨漏りしているみたい…。どこか傷んでるのかなぁ?」「修理はどこに頼べばいいのだろう?」と一人で悩んでいませんか? 屋根からの雨漏りはそのまま放置していても自然に直ることはありません。どんどんひどくなるだけです。放置してしまうと屋根が傷む原因になります。
今回は、屋根からの雨漏りの原因とその対処方法について見ていきましょう。
屋根からの雨漏りの原因
屋根材の経年劣化
屋根は瓦などの屋根材によって雨水の浸入を防いでいます。
この屋根材が経年変化により劣化し、雨漏りが発生することがあります。劣化し、雨の侵入を止めることができなくなると、屋根の下地部分まで雨が入り、屋根裏を伝って雨漏りが起きてしまいます。
また、新築工事後20~30年程度経過した屋根は、風雨や紫外線の影響で屋根材がもろくなっています。その状態で台風や大雨によるダメージを受けると屋根が破損し、雨漏りすることもあります。
自然災害
台風による強風で屋根材が傷んだり、地震の揺れで屋根材が歪んだりしてしまうと、その隙間から雨が侵入してしまい、雨漏りが起こることがあります。
特に大きな地震の場合は、屋根材が固定されている部分に大きな力が伝わり、固定された箇所が緩んだり外れたりして屋根材がずれてしまい、雨漏りが起こりやすくなります。比較的割れやすい屋根材の瓦やスレートでは、台風によって発生した飛来物がぶつかると破損し、その部分から雨漏りを起こすこともあります。
屋根からの雨漏りが起きたらするべきこと
どこから雨漏りしているか目視で確認
雨漏りが発生したら、どこからどんな感じになっているのか目視で確認しましょう。スマホのカメラでなどで画像撮影をするとよいでしょう。後の業者との打合せの際に画像があるとスムーズに打合せが進むケースが多いです。
業者による雨漏り調査の目視確認は、屋根の上に登ったり屋根裏に入って雨漏り箇所を調査します。特に屋根裏の場合はシミやカビが発生していることが多いため、それらを考慮した上で雨もり箇所を探します。雨漏りの診断依頼では費用を請求される場合が多くその費用の目安は約1万円~3万円ほどかかります。
ビニールシートで応急処置をする
雨漏りの応急処置には、以下のような方法があります。
【屋外】
ビニールシートを屋根にかけて、周囲に石や土のうなど置いて飛来を防ぎましょう。
※あくまでも応急処置です。
【室内】
天井をビニールシートで覆ったり防水テープを貼ったりします。ビニールシートで覆った場合は水受けにバケツなどを用意しましょう。
※あくまでも応急処置であり、なるべく早く業者に修理してもらいましょう。このままの状態で台風や大雨が続けば、被害が拡大してしまいます。
雨漏りは、放置してはいけません。放置すると、被害が広がり悪化するだけです。また、放置した後の修理は大がかりな修繕工事になる可能性が高く、時間や費用が余計にかかります。雨漏りを発見した時点で修理を検討し、早めに業者に相談しましょう。
屋根からの雨漏りの修理方法
瓦や屋根材を部分的に交換
雨漏りの原因箇所となっている瓦やスレートの破損部分を交換します。
瓦やスレートの割れやズレによる雨漏りなら、該当部分を入れ替え・修理することで解決できます。割れが原因の場合は、割れにくい瓦に交換するのもおすすめです。
棟板金の浮きやズレの補修
ズレを戻して、しっかりと固定することにより浮きを沈めます。
強風などの影響を受け棟板金が浮いたりズレたりすることも、雨漏りの原因です。棟板金とは、スレート屋根の棟部分に使用される板金のことですが、問題なく見えても、細かなすき間から雨水が入って雨漏りの原因になっていることがあります。浮きやズレを戻して固定しコーキングやパテで細かな隙間を埋めて補修します。
屋根全体の葺き替え
部分補修よりも費用はかかります。広範囲に渡り破損が見られる場合や、屋根材自体の寿命の場合は屋根全体の葺き替えをおすすめします。
費用は高額にはなりますが、部分補修よりも先の何十年は安心して過ごすことができるでしょう。
まとめ
雨漏りは、放置しても自然に直ることはありません。雨が止み雨漏りが治まったと勘違いする方もいらっしゃいますが、再び雨が降ると前にもまして被害は大きくなります。早めに対処をすることで、最小限の被害で抑えることができ費用もそれほどかからず修繕することができます。雨漏りに気がついたときは、専門の業者に調査依頼をし、早い段階で修理をすることをおススメします。
カテゴリ:屋根