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2021年8月23日
外壁塗装 ガルバニウム鋼板の塗り替えは可能?
一般住宅で、ガルバリウム鋼板の普及率は年々上昇しています。その理由は、ガルバリウム鋼板が高性能かつ耐震性に優れており、おまけにデザイン性にも優れている点です。ガルバニウム鋼板の中には、表面が凸凹したデザインのものがあります。このようなデザインのガルバリウム鋼板でも、普通に外壁塗装ができるのでしょうか?今回は、ガルバリウム鋼板の特徴と塗り替え時の注意点などをご紹介します。
ガルバニウム鋼板の特徴
ガルバリウム鋼板が、一般住宅に多く採用される理由としては次のようなことが決め手となっています。
・軽量で耐震性に優れている
・金属性であるのに錆びにくく高耐久性である
・色やデザインが豊富である
・比較的安価である
これらのことからも、非常に優れた外壁材であることは間違いありませんが、メンテナンスが必要ないわけではありません。他の外壁材と同様に、定期的な塗り替えは必要不可欠です。塗り替えを怠れば、美観を損うこととなり、ガルバリウム鋼板の本来の実力を発揮させることができなくなってしまいます。
ガルバリウム鋼板の塗り替え時期
ガルバリウム鋼板の塗り替え目安時期は10年から15年です。ガルバリウム鋼板に起こりやすい劣化症状は次の通りです。
主な劣化症状
チョーキング現象
外壁を指で擦ると写真のように、白い粉のようなものが付着することを言います。これは塗料の塗膜が、経年劣化すると必ず発生する現象で、どの塗料を使用しても同じ現象が起こります。
サビ
ガルバリウム鋼板に傷が付いて、その傷が付いた箇所から発生するのが赤錆びです。傷が付いてしまうと、表面に加工されているメッキが剥がれ、中の鉄材が露わになります。露わになってしまった鉄材は、雨や外気の影響で錆びてしまいます。
白錆びはガルバリウム鋼板に含まれる亜鉛が酸化し、白い斑点が表面に出てしまう現象です。潮風が当たる塩害地域や、高温多湿地域などで起こるサビです。
白錆びの場合は、比較的軽い症状ですので、早急なメンテナンスが必要な訳ではありません。美観的に良いとは言えませんので、白い粉を水で洗い流すと良いでしょう。
浮き・穴・凹み
ガルバリウム鋼板の厚さは、平均0.4mm程度ですので、堅いものなど強く当たってしまうと凹みや傷が付いてしまいます。
注意しなければならないのが穴です。ガルバリウム鋼板はメッキが金属を覆っていますので、穴が空いてしまうと、その穴から金属に直接外気や雨が当たってしまいます。内部のサビや内部劣化を引き起す原因となりますので、大きい穴はもちろん、小さい穴でも適切な工事が必要になります。
まとめ
ガルバリウム鋼板は塗り替えが可能な外壁材です。適切なメンテナンスを行うことにより本来の耐久性や耐震性を保つことができます。非常に軽量で薄い鋼板ですので、激しく物が当たると凹んでしまったり、穴が空いてしまう場合があります。万が一穴が空いてしまった場合には、早急に修理工事の依頼をして穴からの雨や外気の入り込みを阻止しましょう。
大切なお家を末永く守るためには、日頃からお家の様子を観察して劣化部分を早期発見することが大切です。是非、セルフチェックをしてみて下さい。
カテゴリ:外壁