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2021年8月30日
住宅の寿命を延ばす外壁塗装
大切な住宅を少しでも長持ちさせたいと、マイホームをお持ちの方なら考えられるでしょう。
住宅には寿命があり、暮らしを守っている住宅の外壁や屋根は日々劣化しています。その劣化のサインは様々で、目で見て確認できるほどになると修繕工事が必要になることも多いのです。少しでも早く劣化のサインに気づくことで、修繕費用を抑えられることはもちろん、大切なマイホームの劣化を食い止めることができます。
住宅の寿命を延ばすために外壁塗装は必要だとよく耳にしますが、なぜ外壁塗装をすることで住宅の寿命が延びるのでしょうか?
今回は、住宅の寿命を延ばす外壁塗装について詳しく見ていきましょう。
外壁塗装が必要な理由
定期的な検査が大切
住宅は目に見える症状がなくても外壁塗装をする必要があります。定期的な検査を行い、すでに傷んでしまっている部分や、今後痛むであろう部分を把握することで、予防メンテナンスが可能となります。定期的な検査により、大きな被害をもたらす前に食い止めることが出来るのです。
一般的に住宅は建て替えるまでの間に、2回〜3回塗り替えをした方がいいとされています。なぜなら、きちんとお手入れをすることによって、住宅を長持ちさせることができ、平均寿命以上に住宅を長持ちさせることも可能となるからです。
外壁塗装の役割
住宅は紫外線や雨風などの様々な問題から住人を守る役割を担っています。その反面、外壁や屋根は常に外気に晒されています。住宅は、こうした外気から守るために塗料、【塗膜】によって住宅を保護しているのです。
外壁塗装を行うことで塗膜を形成し、住宅表面のガードを強化することで、劣化を妨げ、水の侵入を防ぐことができます。
外壁塗装をすることで、住宅の寿命を延ばすことができるのです。
塗膜とは・・・塗料を塗って乾燥後に硬化した状態のこと
外壁塗装のタイミングで防水対策
外壁塗装は、住宅の外壁材には塗料を付着させているのが一般的です。その塗料の役割には外観をキレイに見せること【美観】や、断熱性能を発揮させる、外壁を汚れにくくするなど様々な効果があります。その中でも、防水対策は非常に重要なポイントとなります。
住宅で最も心配なのは雨漏りですが、その原因は屋根の劣化からくるものだけでなく、外壁の劣化によっても起こることがあります。外壁の劣化には、水は天敵であり深く関わっています。
外壁塗装により塗膜を形成して、住宅を防水加工することにより住宅を保護していますが、長い歳月、外気に晒され続けた塗膜は当然ながら劣化をします。劣化をしたままの塗膜では防水機能も低下しているため、水から住宅を保護することができなくなります。
防水機能が低下すると…
塗膜の劣化が進み、防水機能が低下すると様々なトラブルが起こる可能性が高くなります。
膨らみ・ヒビ
外壁材には水を吸い込む力があり、湿気を含むと膨張します。その逆に乾くと縮小してしまう性質があります。その膨縮の回数が重なると壁にヒビなどが起こるトラブルが発生してしまいます。そしてこのヒビは大きさによって侵入する水の量は変わりますが、実際に水が侵入することに変わりはありません。
カビ・シロアリ被害
塗膜が劣化し防水効果が低下すると、水を弾く力が減少し外壁に水が溜まってしまいます。そうなると断熱材や木材が湿気し、カビの発生・白蟻被害といった原因に繋がってしまいます。
カビが発生すると美観が崩れ、人体にまで影響を及ぼすことがあります。外壁に出来るカビには、アレルギー・喘息といった症状を発症させてしまうカビもあります。
また、白蟻は木材の表面を残しつつ、内部を食べ進めていく習性があります。その為、被害に遭っていると気づきにくく、耐震強度を施している住宅も弱く脆い住宅に知らない間になってしまっていることもあります。
まとめ
表面上は劣化の状態が見られなくても、経年とともに外壁の塗膜は劣化していて防水機能も低下しています。防水機能が低下してしまうと、外壁材、外壁材を通り越して内部にまで水が侵入してしまい、大きな被害を受けてしまう可能性が高くなります。このようなリスクを回避するためにも、外壁塗装メンテナンスは定期的に必要なことであり、怠ってしまってはいけません。新築、前回塗り替えから10年以上経過している住宅を所有している方は、早めの点検をおススメします。
カテゴリ:外壁