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2021年10月25日
塗装工事中の防犯対策
塗装工事中は足場を組んだり、シートを被せたりします。
そのため、空き巣が足場を登って家に侵入するなどの被害が少なくありません。
今回は、塗装工事中に被害にあわないための防犯対策をご紹介します。
塗装工事中に起こりうる犯罪
盗難・破壊
工事中は業者が家の敷地内を出入りします。そのため作業員を装って侵入されると気づきにくくなり、その隙を狙って玄関や庭先のものを盗まれたり壊されるといった事例があります。
盗撮
夜に足場を利用して2階付近まで登り、窓にカメラを設置し室内の様子を盗撮されることもあります。
また塗装中は窓を開けることがあまりないため、カメラに気づきにくいということも原因の一つです。
空き巣
一番多い犯罪が空き巣です。盗難の時と同様に作業員を装って敷地内に侵入して足場を利用し、窓やベランダからから室内に入ることが容易にできてしまいます。
また昼間でも、誰もいない時間帯に侵入し、屋上やベランダに潜む場合もあります。
塗装工事中の家が狙われやすい理由
2階からの侵入が容易
通常の空き巣は1階の窓や勝手口などから侵入することが多い傾向にあります。
しかし塗装工事中は建物の周りに屋根の高さくらいの足場を組むため、通常では考えにくい2階の窓やベランダからの侵入が容易になります。
そのため空き巣に狙われやすいのです。
養生シートによって見えにくい
塗装工事中は足場を組んだ上から養生シートを張って建物を覆います。
養生シートは塗料が周囲に飛び散らないように保護するもので、これにより外部からも見えにくくなるうえ、顔などもはっきり分からないため作業員を装っていると気づきにくくなります。つまり空き巣にとっては好都合の状況と言えます。
人の出入りが多い
工事中は業者が住宅の敷地内に頻繁に出入りするため、不審者に気づきにくいというのも原因の一つです。
本物の作業員の顔を記憶していなければ、作業員になりすまして侵入されても気が付きません。工事期間中は作業員との挨拶を心掛け、顔を覚えるようにしましょう。
塗装工事中の防犯対策
普段よりも戸締りを徹底
最も大切なことはいつも以上に戸締りをするということです。
1階の玄関や窓の施錠はもちろんのこと、2階の窓やベランダなどもきちんと施錠するようにしましょう。
また施錠だけで不安な場合はウインドウロックというサッシなどに取り付けて窓を開かないようにする器具を利用すると良いでしょう。ウインドウロックはホームセンターなどで簡単に入手できます。
カーテンを閉める
プライバシーを保護するためにも工事中はカーテンを閉めましょう。意図せず作業員と目が合って気まずくなることもありませんし、盗撮も防ぐことができます。
また、カーテンの開いている家は室内が覗きやすくなるため、空き巣に狙われやすくなります。外出中は留守になっていることが分からないように電気をつけておくなどの対策もしましょう。
工事の日程を把握しておく
工程表は工事開始から終了までの一連の流れの作業内容が書かれたものです。天候によって左右される場合がありますが、いつから足場を組み立てて、いつからシシートを被せるのかなど、防犯対策が必要な工程を把握しておくとよいでしょう。
足場の入口を閉鎖してもらう
作業終了後から翌日の作業開始までは足場の入口を閉鎖しておくことで、空き巣が足場から侵入することを防げます。必要に応じて業者に相談しましょう。
むやみに業者を入れない
基本的に作業員が家に入ることはほとんどありません。例外で家の内部の作業をすることがありますが、それ以外のことで作業員を家に入れないようにしましょう。
塗装をお願いした業者が盗難をするのは考えたくはないですが、もしかしたらという可能性もあるので要注意です。
まとめ
塗装工事中に起こりやすい犯罪や、防犯対策についてご紹介しました。
被害にあわないためにも塗装工事を検討中の方は防犯対策も心がけましょう。