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2022年2月24日
外壁塗装、何回塗りが正しいの?
外壁塗装工事は何度も経験することがあまりないため、ほとんどの方が塗装に関する知識がないまま、業者との見積もりや打ち合わせに入ってしまいます。
塗装は仕上がりだけに目が行ってしまいがちですが、塗装している最中に何度塗り重ねをするかが重要であり、今後の耐久性にも影響が出てきます。
基本は3回塗り
通常、外壁塗装は下塗り1回→中塗り1回(上塗り1回目)→上塗り1回(上塗り2回目)という順で行うので、3回塗りが基本になります。また、中塗りと上塗の塗料は同じものを使用するため、上塗り2回と表現する場合もあります。
2回塗り、4回塗りが正しいケースも
塗料の開発により、下塗り不要の塗料や中塗り不要の塗料が増えています。これにより、下塗りや中塗りを除いた2回塗りが正しい場合もあります。
また、下塗りは一般的には1回ですが、外壁の劣化やサビやすい部分に下塗りを2回行い、4回塗りになることや劣化が激しい木部の部分は5階塗をしたほうが良いとされる場合もあります。
下塗りは外壁材と中塗り・上塗りを密着させ、きれいに仕上げる作用や、中塗り・上塗りの塗料の性能を発揮させるような役割があります。
下地の状態が悪いのに、上塗りを何回重ねてもすぐに剥がれてしまいます。このような知識がないと、塗装業者さんに単に上塗り回数を増やす提案をされるとそのまま受け入れて契約してしまい、余分な塗装費用を払うことになりかねません。
塗り回数を守らないとどうなる?
上記でお伝えしたように、外壁塗装には正しい塗装回数があります。下塗りや中塗りを省いたり、必要以上に塗料を塗り重ねるのもNGです。適正な塗料の塗り回数をきちんと守らないと、早々に塗膜の剥がれが生じたり、耐久性が低くなったりとリスクが生じます。
また、塗装回数を守っていても塗装後の乾燥時間も守っていないと同じようなリスクが生じます。手抜き業者の場合、たった1日で3回塗りを終わらせてしまうことがあり、これは塗料が乾燥しないうちに塗料を塗っていることになるので、いくら塗装回数を守っていても施工不良により外壁の劣化が早くなってしまいます。
詳しくはこちらの塗料の乾燥時間についての記事もあわせてご覧ください。https://www.puraningk.jp/blog/12486
手抜き工事を防ぐ方法
見積で確認
一般的に手抜き工事を行う業者は見積の詳細部分を省く傾向にあります。なるべくメーカーや塗料を明記してもらい、自分で調べて工程を把握しておくことが大切です。
工程を守ってくれる優良業者に頼む
手抜き工事を未然に防ぐには、各工程の重要性を理解し、塗装のことを熟知している優良業者に施工を依頼しましょう。
まとめ
外壁塗装を綺麗に長持ちさせるためには正しい塗装回数を守る必要があります。どれだけ費用をかけても各工程がしっかりできていないと塗装の耐久性は低くなってしまいます。
3回塗りはとても大事な工程なので、大切なご自宅を守るためにも、一つ一つの工程を丁寧に行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。
カテゴリ:外壁