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2022年3月10日
外壁の浮きや剥がれの原因は?
外壁の一部が水膨れのように膨れたり、塗装がパリパリと剥がれたりすることがあります。これらのことはどうして起こるのか、今回はその原因を説明していきます。
原因
浮きや剥がれは、塗料と外壁がしっかり密着せず、浮いたり、取れたりしてしまったりする状態です。このまま放っておくと剥がれが広がっていき、建物自体の耐久性が落ちてしまいます。
経年劣化
外壁は紫外線や雨の影響により、少しずつすり減って変質していきます。使用している塗料にもよりますが、大体10年程度すると劣化が現われ始めます。
施工不良
施工不良の多くは塗装業者による知識不足や施工ミスの可能性が高いです。どのような施工不良の原因があるのか詳しく見ていきたいと思います。
高圧洗浄が不十分
塗装をする前に必ず高圧洗浄を行い、
外壁に付着している汚れを取り除きます。
外壁が汚れたまま塗装をすると
下地と下塗りの間にゴミが入ってしまい、
塗料が剥がれたり、浮きやすくなってしまいます。
下地処理が不十分
こちらも高圧洗浄と似ていますが、ケレンで旧塗膜の剥がれた箇所やサビを綺麗に削り取れていないことや、塗装前の下準備が丁寧に行われていない場合に浮きや剥がれが起こります。
塗料の下塗不足
外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回を行うのが基本です。下塗りは外壁と塗料を密着させるための工程です。この下塗り都庁が不足していると密着力が失われてしまい、浮きや剥がれが出てきてしまうことがあります。
塗料の乾燥時間を守らなかった
塗料の乾燥不足により、水分が蒸発し、膨れの原因になります。また、高圧洗浄後もしっかりと乾燥させないと、壁の中に水分が残ってしまい、この水分がのちに蒸発することで壁と塗料の間に空気の膜が出来てしまい、浮きが生じる原因になります。
塗料の取り扱いに不備があった
外壁塗装用の塗料は適切な量や塗装方法が定められており、塗料に混ぜる水やシンナーなどの量も細かく定められています。メーカーが定めている希釈率に従わず、水やシンナーを多めに混ぜることで、塗膜が薄くなり剥がれる原因になります。
悪徳業者などはメーカーが定めた希釈量を守らず水やシンナーを混ぜるため、ムラが出来て剥がれが引き起こされるのです。
また、気温5度以下の場合や、湿度が85%以上の時に施工を行ったり、作業中に雨が降ってきても塗装を続けた場合も同様に浮きやムラが生じてしまいます。
浮きや剥がれを放置すると…
外壁保護機能の低下
外壁塗装の目的は塗装の内側にある外壁と建物自体を守ることです。浮いたままになっている外壁は、塗膜から膨らんでいる状態なので破れやすくなっています。そのため、少しの衝撃で破れ、雨水などが侵入してしまい、外壁を保護する機能が失われてしまいます。
美観が損なわれる
外壁が浮きや剥がれでボロボロになっていると、どうしても見た目が悪くなってしまいます。外壁は家の印象を決める「顔」といっても過言ではありません。美観を保つためにも補修を行うことをおすすめします。
劣化が進行する
浮きや剥がれを放置すると起こる問題をご紹介しましたが、そのままにしておいても浮きや剥がれが治るわけではありません。むしろ浮きや剥がれがどんどん広がり、劣化していく一方です。長い間放置していると、外壁のみならず内部の建材にまで影響が出てきます。
まとめ
塗装している外壁がボコボコしていたり、剥がれたりしていると不安になりますよね。放っておくと、見た目が悪いだけでなく、外壁の劣化や建物自体の耐久性にも問題が出てきます。できるだけ早めに信頼できる業者に補修を依頼しましょう。
カテゴリ:外壁