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2022年9月1日
クリヤー塗装
「外壁塗装をしたいけれど、色を変えたくない…」「外壁の質感を生かした塗装をしたい」とお悩みの方、いらっしゃいませんか?そんなお悩みを解決するのがクリヤー塗装です。
今回は、クリヤー塗装についてご紹介したいと思います。
クリヤー塗装とは
クリヤー塗装とは、無色透明の塗料を使い、外壁の意匠性を生かす塗装方法です。一般的に、色のついた塗料で外壁を塗りつぶす塗装と違い、外壁の素材や木目などをそのままに、クリヤー塗料で保護機能や艶を出すことができます。
クリヤー塗料の特徴
普通の塗料とクリヤー塗料のちがいは、顔料の有無です。普通の塗料には顔料が含まれており、これによってさまざまな色を表現することができます。しかしクリヤー塗料には顔料が含まれていないため、無色透明です。
そのため、ストーンやタイル、レンガ調などのサイディングに塗装でき、意匠性を残すことができます。
メリット
艶を出すことができる
クリヤー塗料で外壁塗装をすると、光沢ができ、艶のある外壁にすることができます。
艶がある外壁は汚れも付きにくく、まるで新築のような仕上がりになり、美しい外壁になります。
チョーキングが発生しない
チョーキング現象は塗料に含まれる顔料が紫外線などで劣化し、外壁の表面に粉状となって発生する現象のことを言います。クリヤー塗料は顔料が含まれていないため、チョーキング現象が発生することはありません。
塗装回数が少ない
クリヤー塗装を行う準備は他の塗料と違いはありません。足場設置→養生→高圧洗浄→下地処理→塗装という流れになります。
そして普通の塗料は塗装を下塗→中塗→上塗の計3回行いますが、クリヤー塗料は1層目を塗り、それが乾燥したら2層目を塗って完成になります。
クリヤー塗装の注意点
クリヤー塗料をはじく素材
表面がつるつるしている金属サイディングなどは塗料をはじいてしまう可能性があるのでクリヤー塗料の使用はできません。
また光触媒機能(日光で汚れを浮かせる)や親水性機能(雨水で汚れを流れ落とす)がついた塗料で塗装を行った外壁は、クリヤー塗料を塗っても弾いてしまいます。剥がれなどの施工不良の原因となるため、これらの外壁はクリヤー塗装には適していません。
傷や汚れの激しい外壁
汚れ、傷、色落ちなどの劣化現象を持った外壁の上からクリヤー塗料を塗装した場合、塗膜の上から劣化現象が透けて見えてしまいます。
そのため、施工から10~20年以上経って劣化してしまっている外壁にクリヤー塗料を塗装しても、汚れや傷が透けて、仕上がりが悪いように見えてしまいます。
まとめ
外壁のデザインが気に入っている方や、今の家の色をそのまま残したい方は、クリヤー塗装がおすすめです。
しかし、外壁の劣化が進むと塗装が難しくなるので、クリヤー塗装を検討する前に、ご自宅の外壁が施工可能かどうか、業者に現地調査を依頼するようにしましょう。
カテゴリ:外壁