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2022年9月15日
屋根の種類について
皆さんはご自身の住宅の屋根材が何かご存じですか?一口に屋根といってもいろんな種類があります。今回は日本でよく使われている屋根材をご紹介したいと思います。
あまり屋根を見る機会がないので分からない、屋根について詳しくない、という方必見です。
スレート屋根
今現在、日本で最も多く使用されているメジャーな屋根材です。厚さが約5㎜のセメント板の重なった形が特徴です。
メリットは、工事価格が比較的安価であり、瓦よりも耐震性が高く、カラーバリエーションが豊富です。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とはアルミニウムと亜鉛、シリコンによってできている鋼板素材です。金属素材の中では最も人気があり、錆びにくく耐久性に優れています。
しかし、金属素材なので断熱性が低く、そのため断熱対策が必要なうえ、ほかの素材より薄いため衝撃に弱い他、防音性が低いというデメリットがあります。
セメント瓦
セメント瓦はその名の通りセメントから作られた瓦です。断熱性、防音性が高いなどのメリットがあります。
しかし、セメント瓦は耐震性が低い、耐用年数が短いといったデメリットがあるため、近年では生産・新規での使用が減少していると言われています。
トタン
トタンとは亜鉛でメッキ加工した薄い鉄板素材です。トタンの最大のメリットは雨漏りしにくいということです。
しかし、錆が発生しやすい、断熱性が低いなどのデメリットが多いため、近年ではあまり使用されなくなっています。
ステンレス
ステンレスの屋根材は鉄が主成分でクロムやニッケルを含んだ合金の屋根材です。
錆に強いため、塩害の影響を受けやすい海に近い住宅によく使用されます。
また、耐用年数も長く、色褪せを気にしなければ、メンテナンスは不要といったメリットがあります。しかし、単価が高い、防音性が低い、傷に弱いといったデメリットもあります。
銅板
銅板屋根とは銅製の板を屋根に貼り付けたものです。お寺などで使用されており、屋根材の中で最も耐用年数が長い素材です。
銅は大仏や自由の女神に使用されており、耐用年数が100年を超えるのも珍しくありません。そのため、工事価格も他の屋根材と比べて高くなります。また、施工できる業者も少ないため、業者探しが大変というデメリットがあります。
アスファルトシングル
アスファルトシングルはガラス繊維にアスファルトを塗装し、表面に石を吹き付けたシート状の屋根材です。
軽量で耐震性があり、複雑な形状の屋根にも対応できるなど、メリットが多数あります。一方で、風で吹き飛びやすい、施工業者が少ないので工賃が高くなる可能性があるといったデメリットもあります。
まとめ
近年、屋根材はとても豊富になりました。スレート屋根でも、塗料によっては将来のメンテナンス費用や耐久性が大きく変わってきます。建設会社やリフォーム会社など、施工側が提案してくる屋根材だけでなく、施主側も一度、各屋根材の特徴を確認して選ぶことが大切です。
カテゴリ:屋根