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2022年9月26日
雨の日でも塗装工事はできるの?
外壁塗装は雨の日でもできるの?そういった疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。外壁塗装工事中に雨が降ると工事の日程や塗料にどのような影響が出るのか、どのような工程なら雨の日でもできるのか、雨の日の外壁塗装工事に関する疑問を解決していきます。
外壁塗装工事ができる条件
雨の日でも外壁塗装工事ができるのかというと、基本的にはできません。国土交通省公共建築工事標準仕様書や塗料メーカーのカタログには「湿度85%以上、気温5度以下の場合は塗装工事を避けてください」という記載があります。
湿度85%以上になると塗料に雨や結露などが混ざってしまい、変色や塗膜の形成不良を起こしてしまうからです。
また、「外部の塗装は降雨のおそれがある場合や強風時には、原則として行わない」という記載もあります。天気予報が雨の場合も工事は避けたほうが良いかもしれません。
雨の日でもできる作業
足場仮設
足場仮設は外壁塗装工事を安全に行うために欠かせない工程です。塗装工事に入る前に行います。
小雨程度なら大丈夫ですが、雨がひどい場合は部材が滑りやすく、落下事故が起きてしまう危険性があるため、大雨の場合は工事を中断する必要もあります。
飛散防止シートの設置
足場設置後、塗料が近所に飛散しないようにメッシュ状のシートを張る作業です。外壁に触れることはないため、雨の日でも施工ができます。
高圧洗浄
高圧洗浄は外壁の汚れを洗い流し、塗料と壁の密着を良くするための作業です。こちらも雨が降っていてもできる作業で、洗濯物や飛沫を気にせず洗浄を行うことができます。
雨の日にできない作業
塗装
雨の日に無理矢理塗装工事をしてしまうと、塗料に雨が入ったり、せっかく縫った塗料が雨で流れ落ちたりと様々な弊害が起こります。また、仕上がりがまだらになったり、乾燥時間が十分とれないまま重ねて塗ることになるので、あとからひび割れやクレーターなどの不具合が起きる可能性が高くなります。
シーリング工事
雨が降っている状態でシーリングを行ってしまうとシーリング材が硬化不良を起こしてしまいます。シーリング材やプライマーは油分が多いため、水分をはじいてしまうので、シーリング材を補填しても隙間ができてしまう可能性もあります。
途中で雨が降ってきた場合
塗装工事前に天気予報や空の様子を見て工事を中止することは可能ですが、塗装工事中に予期せぬ雨に見舞われた場合は、工事をすぐに中断しなければなりません。軒だけでは雨を防ぐことが難しいので、業者になるべく雨に濡れないような養生をしてもらうようにしましょう。
また、乾ききってないうちから雨に濡れてしまった塗装面は、その後の経過を観察し、異常がないか確認するようにしましょう。
まとめ
雨の日の外壁塗装工事は塗料に影響がでたり、完成後しばらくしてひび割れや剥がれなどの不具合が起きてしまったりと、リスクが生じます。
このようなリスクを回避するためにも、天気予報をしっかり見て、雨の日は工事を行わない判断をしましょう。
また、雨の日の工事やその他気になることがあれば気軽に業者に相談しましょう。
カテゴリ:塗装工事