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2022年10月17日

モルタル外壁の塗装

少し前まで日本の住宅の外壁はモルタルが主流でした。サイディングボードが普及している昨今ではモルタルがあまり採用されなくなってきましたが、築30年程の住宅を見るとほとんどがモルタル外壁です。

「モルタルにひびが入り、目立ってきたので補修したい」「モルタルの外壁の劣化を防ぐ方法を知りたい」とお悩みの方も多いと思います。そこで今回はモルタル外壁の塗装方法についてご紹介したいと思います。

モルタル外壁とは

モルタルはセメントに水を混ぜ合わせた素材です。これを外壁に塗ることでモルタル外壁になります。サイディングボードとは違い、“貼る”のではなく“塗る”ことで完成します。

なぜモルタルが普及したかというと、大正12年の関東大震災で東京都中心部が焼け野原になったことから不燃性であるモルタルが注目され、普及されました。また、このような大規模な火災が過去に何度もあったからこそ、日本では不燃性の建材が使用されるようになりました。

モルタル外壁の特徴

モルタル外壁の最大の特徴は表面を様々な特徴に仕上げることができます。例えば、スタッコ塗り、左官塗り、リシン吹付などの仕上げ方があります。表面に凹凸ができ、高級感が出るようになります。

また、サイディングとは違い、つなぎ目がないのでサッシ廻りを除くコーキングのメンテナンスは不要になるのがメリットでもあります。

一方でモルタルはひび割れが生じやすいというデメリットもあります。水を使用して塗装するので乾燥過程で水が蒸発し、収縮が起こり、ヘアークラックと呼ばれる小さなヒビが入ってしまいます。

0.3㎜以下のクラックでしたら、建物自体に影響はありませんが、0.3㎜以上、深さ5㎜のひび割れを見つけた場合は外壁表面からではなく内部からの割れが起こっています。早急に点検、補修を行いましょう。

モルタル外壁の塗装

まず、モルタル外壁で塗装が必要な劣化症状が以下の通りです。

・カビやコケなどの汚れ

・クラック(ひび割れ)

・チョーキング

・膨れ

モルタル外壁の劣化の補修方法は、塗り替えがおすすめです。上記でもお伝えしたようにモルタルはひびが入りやすいのでひびを覆うことのできる弾性塗料を使用します。

まとめ

外壁は定期的にメンテナンスを行うことによって寿命を延ばすことができます。モルタル外壁を塗装するときは外壁の劣化症状や塗料の耐用年数をチェックしながら行いましょう。

また、ひび割れなどの劣化症状を見つけたら早期に業者に相談・点検をするようにしましょう。

カテゴリ:外壁

ブログ執筆者:プラニング・K

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