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2022年11月7日
外壁塗装の際の養生とは
外壁塗装をする際、見積もりなどで”養生”という言葉を目にするかと思います。養生は塗装箇所以外にペンキがつかないよう、テープやビニールなどで覆うことです。今回は養生の役割についてご紹介していきます。
外壁塗装の養生とは
外壁塗装の高圧洗浄や塗装中は水しぶきやペンキが飛散する可能性があるので、飛散防止ネットで全体を覆います。また、窓枠や樋など塗装しない部分にはビニールテープで覆います。
この養生が綺麗にできていないと、塗装が終わってテープを剥がした際、テープと塗装した箇所の境目が歪んでしまい、見栄えが悪い仕上がりになります。
費用
養生の費用は建物の大きさによって変わります。建物全体を覆う飛散防止ネットで1㎡あたり200~400円、塗装しない箇所の養生は300円~500円です。施工業者によって料金は違うので、見積もりで確認してみましょう。
また、養生費無料とうたっている所もありますが、実際に費用はかかっているので、そういった業者には注意が必要です。
養生が必要な箇所
塗料の飛散が予測される箇所はすべて養生します。どのような箇所に養生をするのか細かく見ていきましょう。
付帯部
郵便受けや樋など建物の附帯部分や小物など細かい所の養生を必ず行います。郵便受けは開閉できるように養生をすることができます。
車
塗料の付着を防ぐため、車の養生も行います。車やバイクを丸ごと1台養生できるカバーを付けます。テープなどで養生をするのではなく、カバーなので簡単に取り外すことができるため、外出も容易くすることができます。
植物、花壇
木や花なども養生します。お客様が大切にお手入れされている植物たちをペンキで汚さないようにすることはもちろん、養生をする際も折ったり、枯らさないよう細心の注意を払いながら行います。
エアコンの室外機
室外機も養生をします。特に夏や冬などエアコンの使用が必要な場合、メッシュカバーなどで室外機を覆うことでエアコンを使用することができます。
開口部
窓や玄関などの開口部も養生します。玄関は出入りができるように養生できますが、窓は養生してしまうと開けられなくなります。開けたい場所があれば事前に業者さんと打ち合わせをしておきましょう。
塗料が飛んでしまった場合
もし、塗料が飛散してしまった場合は隔離材を使用して塗料を剥がします。後々気づいてご自身で塗料を剥がそうとしても、手順があるので業者に任せたほうが安心です。
塗装終了後は室内外をくまなくチェックし、ペンキが飛んでいないか確認しましょう。
また、車や近隣に塗料が飛んでしまった場合、保険が適用される可能性があります。工事契約をする前に業者が賠償責任保険に加入しているか確認しましょう。
まとめ
養生は塗料の飛散を防ぐ保護機能と綺麗な仕上がりを目的としていて、正しい養生によって美しい外壁に仕上がります。工事中は気になることがたくさん出てくると思います。無理せず我慢せず、施工業者と話し合いながら、工事中も快適に過ごせるようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事