- HOME
- >
- ブログ
ブログ
2023年3月30日
目地の補修・重要性
目地とは外壁同士の境目やドア・サッシ廻りの継ぎ目のことで、ゴム状の部材(コーキング)が入っています。目地は劣化しやすく、ひび割れたりすることで雨漏りに繋がるので放置するのは良くありません。
あまり目立たないところですが、重要な役割を果たしています。今回は目地についてご紹介していきたいと思います。
なぜ目地があるのか
セメントを主原料とする窯業系サイディングやALCパネルは衝撃や歪みによって、割れたり欠けやすくなるといった性質があります。これにより外壁が破損することを防ぐため、外壁パネルを施工する際は、余計な負荷がかからないよう、外壁パネル同士の間に適度に隙間(目地)を開けて張り付けていきます。
そのまま隙間が空いた状態にしておくと、雨水や湿気が外壁内部に入り込んで建物を劣化させてしまうため、外壁パネル同士の隙間にコーキング剤と呼ばれるゴム性の樹脂を注入して目地を塞ぎます。外壁は温度や湿度による膨張や収縮、地震や車による振動などの影響を長期的に受けるようになります。
これらの影響を緩和し、外壁をいい状態で保つために、ゴムのように柔軟で弾力があり、追従性の高い樹脂製のコーキング剤を目地に充填する必要があるのです。
コーキングの劣化原因
目地を埋めているコーキングが劣化してしまう理由は、上記でも書いたように温度や湿度による膨張・収縮、地震や車による振動の影響、紫外線や経年劣化など様々な理由があります。
目地は常に周囲からの負荷やダメージがかかっているため、ひびや剥がれ、痩せなどで目地が露出する場合もあります。
補修方法
目地の場所や状態によって様々な補修方法があります。
①打ち替え
外壁同士の繋ぎ目は基本的に打ち替えになります。劣化したコーキングをカッターで切り込みを入れてラジオペンチなどで剥がして取り除き、新しくコーキングを充填する方法です。劣化したコーキングを綺麗に取り除かないと、新しいコーキングとしっかり密着しないので、丁寧な作業が必要になります。
②打ち増し
サッシやドア廻りの目地には打ち増しを行います。これは打ち替えとは違い、劣化したコーキングは剥がさず、その上からプライマーを塗り、新しいコーキングを充填する方法です。
これらの箇所は目地を剥がそうとカッターナイフなどを入れると、外壁内側にある防水紙を傷つけて逆に雨漏りしてしまう恐れがあるためです。そのため、上から補修材を追加して目地に厚みを持たせる打ち増し工法を行います。
DIYはできるの?
目地の補修はご自身でも行うことができます。しかし、あまり技術や知識ない方が目地の補修を行うと隙間ができたり、しっかり密着できていなかったりときちんと施工できていない場合が多いです。
まとめ
目地は普段ほとんど注目されることのない箇所ですが、外壁を含めた家屋全体を雨水や振動のダメージから守るといった重要な役割を果たしています。目地を長持ちさせたい場合は、外壁塗装が必須です。
目地を補修した後、外壁塗装をすることによってお家を長持ちさせることができます。目地は補修だけで終わらせず、塗装もセットで行ってみてはいかがでしょうか。
カテゴリ:外壁
2023年3月27日
春の大敵『花粉』塗装工事への影響は??
花粉が多くなる季節がやってきました。
今年の花粉の量は昨春の約2~3倍と予測されており、過去10年で最多の飛散量と言われています。
花粉症の方は毎日花粉との戦いで、本当に辛い時期だと思います。
今回は、花粉による外壁塗装への影響についてご紹介いたします。
春の外壁塗装
『外壁塗装は春にするのがいい!』と聞いたことはありませんか?
そもそもどうして春がいいと言われているのでしょう。
春がいいとされる理由
塗装工事は春がいいと言われていますが、塗装工事ができない季節は特になく、基本的には一年中可能です。
塗装に必要な条件が揃っている
塗装の乾燥に必要な以下の3つの条件が四季の中でも特に春が安定しています。
・気温が5℃以下の真冬日
・湿度が85%以上の日
・雨天などで悪天候の日
気候との関係性
塗装工事中は養生をするため窓を開けられません。
そのため、夏の塗装工事はエアコンが欠かせず、電気料金が高くなる可能性があります。春は気温的にもエアコンを使用しなくても生活がしやすく、経済的な負担も少なくなります。
予定通りに工事が進む
通常、戸建ての外壁塗装を行う場合は、10日~2週間ほど工事期間に要します。
春は塗料が乾きやすくスムーズに工事が進むため、工事の遅れも少なくスケジュール通りに進むことも人気の理由のひとつです。
花粉の影響は?
近年、花粉は人体に多大な影響を及ぼしています。
では、外壁塗装には影響があるのでしょうか?
花粉は特に影響がない
花粉は微粒子のため、付着していても外壁塗装において不具合が起こることは特になく、外壁に付着したまま塗装をしても影響はありません。
砂埃などは粒子が大きく、付着したまま塗装すると塗装が剥がれてしまう原因になるので注意しましょう。
花粉を防ぐ理由
高圧洗浄
塗装工事をする際に事前に行うのが、高圧洗浄です。
高圧洗浄は強い圧力で噴射される水によって、汚れを洗い流すことができます。
この作業によって、花粉や砂埃などの汚れやカビ、古くなった塗膜も落とすことができます。これにより、新しい塗料の密着度が上がります。
養生シート
塗装工事では足場を立て、その周囲をシートで覆います。シートをすることで、高圧洗浄時の水の飛散や塗装中の塗料の飛散を防止します。
近隣トラブルになりかねない飛散を防止し、花粉の付着も防ぐことができます。
花粉症の方におすすめ!
塗装した外壁に花粉が付着するのか気になりますよね。
『低汚染塗料』というのをご存知ですか?
低汚染塗料とは、建物の美しさを維持することを目的に開発され、汚れにくい機能を持った塗料です。
近年、排気ガスや黄砂・PM2.5などの汚染物質の増加により、建物の美観を長く保持する機能が求められるようになり、注目されている塗料です。
低汚染塗料の使用により、花粉や汚れが付きにくくなるので、気になる方は施工業者に相談してみましょう。
まとめ
春は花粉が多い時期ではありますが、塗装工事のベストシーズンでもあります。
花粉症が落ち着く頃には梅雨が始まります。梅雨は天候不良によって、工期が延長する可能性もあります。
花粉が外壁塗装に影響を及ぼすことはありませんので、安心して塗装工事を依頼しましょう。
その他、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
カテゴリ:塗装工事
2023年3月23日
プライマー塗装って何?
プライマーという言葉を耳にしたことはありますか?聞いたことはあっても意味自体は知らない、という方がほとんどだと思います。今回はプライマー塗装についてご紹介していきたいと思います。
プライマーとは
プライマーの語源は英語の「primary」からきており、「はじめの」「最初の」という意味です。外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りといった手順で行いますが、プライマー塗装は1番初めに行われる下塗りで行われます。最初に行う塗装だからこそ基盤にもなり、大切な役割を果たします。
プライマー塗装の役割
プライマー塗装の役割はその次に行われる中塗り、上塗り塗料を密着させる役割を持っています。プライマー塗装を行わないと塗装が剥がれやすくなり、壁がボロボロになってしまう可能性があります。
また下塗りにはシーラーやフィラーと呼ばれるものもあります。主な役割や使用方法は同じですが、塗装する際の建材によって使い分けを行っています。
プライマーの種類
浸透性プライマー
外壁の奥まで浸透するプライマーです。主に、コンクリートなどの建材に使用され、雨や凍結で傷んだ表面にプライマーが染み込み、塗装対象物自体の耐久性を高めることができます。
防錆プライマー
金属系の素材には防錆プライマーが使用されます。上塗り塗料と密着の役割もしつつ、錆を防ぐことができます。
シーラーとフィラーの違い
プライマーと似た意味でシーラーとフィラーというものがあります。それぞれどのような意味を持つのでしょうか。
シーラー
プライマーと並んでよく見かけるのは「シーラー」です。シーラーもプライマーと同様下塗り塗料の一つです。さほど大きな違いはありませんが、シーラーの語源は「seal」、塞ぐという意味です。
上塗り塗料を密着させるだけではなく、塗料のムラを防ぐ効果があります。シーラーを塗ることによって上塗り塗料の吸い込みを抑え、塗料を均一に塗ることができます。
フィラー
プライマー・シーラーと並んでよく見かけるのは「フィラー」です。フィラーは外壁の凹凸、ひびや割れなど劣化している下地を補修するための下塗り塗料です。フィラーは他の下塗り剤よりも粘度が高く、下地に厚みができるため、パテのような効果があります。
プライマー塗装の注意点
プライマーは粘着力があり、一度付着してしまった場合、落とすことが困難です。プライマーが付着してしまった箇所はそのままにしておくと、ほこりやゴミがたくさんついてしまいます。
DIYなどでプライマーを扱う際は、作業スペースよりも広い範囲に新聞紙を敷いておくことや、塗装範囲以外はマスキングテープなどでしっかりと養生することが大切です。
まとめ
プライマー塗装とは、外壁塗装を行う上で仕上がりを綺麗にするための大切な工程です。この工程を飛ばしてしまうと塗装が剥がれてしまうなどの危険性があるため、しっかりと行わなければなりません。外壁塗装の基礎知識を抑えて、納得のいく工事を行いましょう。
カテゴリ:未分類
2023年3月20日
こんな時どうする??お悩み一挙解決!
家の外観リフォームをする際に、悩んでいることや不安を感じていることはありませんか?
いざリフォームが必要になった時、慌てずに判断することが工事を成功させるポイントになります。
この機会にお悩みごとを一挙解決して、素敵な外観に変身させましょう!
Q.見積書をもらったが、適正価格かどうかが分からない
屋根や外壁塗装をする際に、まずは業者に見積もりを依頼します。
その金額が適正かどうか…どうやって見極めればいいの??と思いますよね。
正解がわからないまま提示された金額で契約してしまい、あとで後悔するということがないようにしましょう。
💡解決策
見積りを依頼したからと言って、契約しなければいけないという決まりはありません。1社から見積書を出してもらってもその金額が妥当なのか、相場もわかりません。
そんな時に活躍するのが、外壁塗装におけるセカンドオピニオン=第三者の専門的判断です。
相見積は比較対象になり、不安を解消したり納得することができます。
ただし、業者によって使用する塗料や単価が違うので、金額が一致するということはほとんどありません。
面倒だからと言って1社だけで決めてしまうのではなく、専門的な知識を持つ施工業者に意見を聞くことにより、信頼できる業者と出会えるチャンスでもあります。
※注意
あまり多くの業者に依頼するとかえって迷ってしまうため、2~3社の業者に依頼することをお勧めします。
Q.将来的に外壁塗装にかかる費用を知っておきたい
今すぐに工事が必要というわけではないが、いずれ塗り替えの時期は訪れます。
その時に備えてどのくらいの費用が必要なのかを知っておくことで、計画的に工事を依頼することができます。
💡解決策
実際に工事をするとなると、事前に見積もりを依頼しますよね。
しかし、『今すぐ工事をする予定はないが、数年後の塗装工事にいくらかかるのか知っておきたい』という方もいっらしゃるかと思います。
数年後の塗装工事を想定して見積もりを依頼した場合、外壁の傷みや修繕が必要な箇所というのが不明瞭です。従って、工事が必要な段階で見積もりを依頼しなければ、金額はわからないということになります。
見積書には有効期限が存在します。現況での見積なので、少しでも劣化が進めば自ずと金額は変動します。
そのために有効期限が定められており、その期間内に契約をしなければ、その見積書は無効となります。
数年経って、いざ工事を依頼する際に、数年前の見積書の金額で工事ができるということはありません。
Point!
インターネットで検索すると、相場を簡単に確認できるサービスが多数あります。
ご自宅の劣化状況によって変動するため、概算として念頭に置き、数年後に備えておくことをお勧めします。金額を知りたいという方は、ぜひ活用しましょう。
Q.初めての外壁塗装でわからないことが多くて不安
塗装工事は使用する塗料やご自宅の環境にもよりますが、一般的には10年毎を目安に行います。
度々行う工事でもないため、初めての方は特に不安を感じます。ましてや約100万円前後もの費用がかかるので、より慎重にならざるえません。
💡解決策
塗装工事を成功させるためには施工業者の選定も重要です。
信頼のできる業者に塗装工事を依頼すれば、安心して工事を任せることができます。知人や近隣の方から話を聞いたり、インターネットやSNSで検索して情報を入手することも大切です。
Point!
業者選びに悩んだら、HPを検索してみましょう。
会社の様々な実績やアピールポイントが書かれていることが多くあります。
例えば、低価格や高品質、施工技術の高さ、長期保証などを強みとしている内容と、ご自身が施工業者に求めるものが合致する業者を選択することをお勧めします。
また、施工事例やお客様の声などを掲載している会社もあるので、チェックしてみましょう。
Q.台風で雨漏りが発生!どうしたらいいの?
台風が過ぎ去ったあと、雨漏りはしていませんか?
通常の雨では特に何も起こらないけれど、台風の雨は強さが違います。強風や豪雨により、普段は出ていなかった症状が発生してしまうこともあります。
突然の雨漏りに驚いてしまうかと思いますが、そんな時どこに連絡したらいいの?と慌てない為に、知っておきましょう。
💡解決策
塗膜が劣化している外壁は防水の機能が低下しているため、雨を受けて水分を吸収しカビや苔などが発生したり、チョーキング現象が悪化しひび割れが生じ、そのひび割れから雨漏りが発生します。
雨漏りを放置し続けると漏電や白アリなどが発生する恐れもあります。
家の中が雨漏りしているからリフォーム会社?屋根からの雨漏りだから外壁塗装の業者?と、どこに電話したらいいのかがわからないという方もいらっしゃいます。
Point!
早期発見だと簡単な工事で修復できたものが、重症化してしまうと工事も大掛かりになり高額な工事費用がかかってしまうこともあります。
雨漏りは住宅の外部からの影響が大部分のため、まずは外壁や屋根の塗装業者に連絡してください。専門の知識と経験のある優良業者に依頼し、早急に対応をしてもらうようにしましょう。
まとめ
プラニングKでは、屋根・外壁塗装の他、お風呂やキッチンなどの水廻りのリフォームも行っております。
専門のスタッフが従事しておりますので、お住まい全般のお悩みやご不明点がありましたら、お気軽にご相談ください。
2023年3月16日
外壁塗装は何日かかる?
ご自宅の色褪せや汚れが気になってきた頃、塗り替えを検討されるかと思います。
その際に気になるのが、工事にかかる費用と日数ですよね。
今回は、工事にかかる日数について見てみましょう。
工事にかかる日数
お風呂やキッチンなど室内で行う工事とは違い、外で行う外壁塗装は天候に左右されることもありますが、一般的には7~10日程度と言われています。
外壁塗装に加えて屋根の塗装を行う場合は、10日~2週間程度かかります。
これはあくまで天候に恵まれた環境の目安で、職人の数や住宅の規模によっても変わってきます。
外壁塗装の流れ
塗装工事には以下の工程があります。どのような流れで作業が行われているのかを把握することで、ご自宅が今どの工程を行っているのかを知ることができます。
工事の進行度を知ることで安心にも繋がります。
①足場の仮設(目安:1日)
②高圧洗浄(目安:1~2日)
③養生(目安:1日~)
④下地処理及び補修(目安:1~3日)
⑤下塗り(目安:1日~)
⑥中塗り(目安:1日~)
⑦上塗り(目安:1日~)
⑧施工後確認(目安:1日)
⑨足場解体(目安:1日)
⑩引き渡し(目安:1日)
下地処理の重要性
塗装工事は塗装が主になり、下地処理は影の薄い存在かもしれません。
しかし、塗装の工程に入る前の下地処理や補修によって、塗料の密着性や耐久性が高まる重要な作業なのです。従って、日数がかかっても適切に行う必要があります。
塗装の塗り残しや塗りムラとは違い、下地の処理が甘い場合でも一見して気付くことは難しいかと思います。
信頼のできる業者に依頼し、ご自宅はどのような下地処理を行う必要があるのか、事前にしっかりと確認することをお勧めします。
工事に必要な条件
塗装工事ができない季節は特になく、基本的には年間を通して工事は可能です。
しかし、季節によっては天候の影響で工事期間が長くなってしまうケースもあります。
塗装に適さない天候とは
以下の3つの条件さえクリアできれば、一年中工事は可能ということになります。
①気温が5℃以下の真冬日
②湿度が85%以上の日
③雨天などで悪天候の日
工期が延びてしまう可能性
前述したように一般的に外壁塗装にかかる日数は7~10日ですが、工期が延びてしまう要因として以下のことが挙げられます。
・下地補修が必要な箇所が多い
・劣化が進んでいるため、補修に時間を要する
・建物の規模が大きい
工程表を依頼しよう
工程表には着工日~完工日が記されております。
天候によって遅延が生じることはありますが、事前に工程表をもらっておけば、工事が完了する日を予測しやすく、安心して工事をお任せすることができます。
工事期間を短縮することは可能!?
外壁の色褪せは気になっているけど、工事によって日常生活が制限されるのは嫌…
ご近所に迷惑にならないよう早めに終わらせたい。
工事の期間を短縮することはできないの?という方もいらっしゃるかと思います。
確かに工事中は、足場が家の周囲を覆っているため暗く閉塞感を感じてしまったり、作業中の工事音が気になってしまうこともあるかと思います。
しかし、『早く工事を終わらせてほしい…』と思っても、工事期間を短縮することはできません。
工事期間を短縮するということは、作業の工程を早めることになり、後々になって塗装に不具合が起きてしまう可能性が高くなります。
一つ一つの工程をしっかり丁寧に行うことで、耐久性に優れた外壁になります。
ここで注意するポイント💡
少しでも早く終わらせたいからといって、7日以内で済む工事を提案する業者には注意が必要です。
通常、塗料にはメーカーが定めた乾燥時間が存在します。その規定を守らずに乾燥時間を短縮したり、重要な工程を省略している可能性も考えられます。
正しい工程で行われなかった場合、塗装の耐久性や持続性が著しく低下します。
まとめ
工事を少しでも早く終わらせたいというお気持ちはわかりますが、工期の短縮は本来の塗装の品質と耐久性を低下させてしまうため禁物です。
最短でも10日は工事にかかるということを念頭に置き、余裕を持って計画しましょう。
プラニング・Kでは施工の工程をHPに掲載しております。
外壁塗装をご検討中の方は、ぜひご覧ください。
施工事例はこちらをクリック➡ https://www.puraningk.jp/case
2023年3月13日
ウレタン塗料について
ウレタン塗料はリーズナブルな価格で外壁塗装でも人気の塗料です。外壁塗料の種類はたくさんあり、迷う方もいらっしゃると思います。そこで今回はウレタン塗料についてご紹介していきたいと思います。
ウレタン塗料
ウレタン塗料の特徴は弾性です。伸びやすく、樹脂の中でも柔らかい特性を持っているため、塗膜がしなやかになります。塗膜内部でひび割れが起こっても塗料の密着度が高いため、塗膜の表面までひび割れが広がりにくくなります。
また、外壁意外にも雨樋など住宅の付帯部などに使用されます。その他にも車や家具、食器、ギターなどでもウレタン塗料は使用されています。
ウレタン塗料のメリット
高級感
ウレタン塗料は艶があり光沢感が出るので、高級感のある見た目になります。艶感を出したくない方は艶消しでマットな仕上げにすることも可能です。
ひび割れしにくい
上記で書いたように、ウレタン塗料は密着性や柔軟性に優れており、コンクリートやモルタルなどのひび割れしやすい外壁におすすめです。塗膜内部にひび割れが生じても塗膜まで影響せず、水漏れを防ぐ効果が期待できます。
塗装可能な素材が多い
ウレタン塗料は下地との密着性が高いため、様々な素材に塗装が可能です。
他の塗料では塗装することが難しい、鉄部、木部、塩ビ部などにウレタン塗料が用いられます。
ウレタン塗料のデメリット
コストパフォーマンスが悪い
ウレタン塗料は他の塗料と比べると8~10年と耐久性が低くなります。住宅に長く住むとなると何度も塗り替えが必要になるため、コスパが悪くなってしまいます。そのため、塗料選びの際はトータルのコスパも考えて選択すると良いでしょう。
変色に弱い
ウレタン塗料はシリコンやフッ素塗料に比べて紫外線の影響を受けやすく、変色や退職がやや起こりやすくなります。
防汚性に劣る
ウレタン塗料はシリコン塗料に比べて汚れが付きやすい特徴があります。特に艶消しの塗料は汚れが付きやすくなります。超低汚染と名の付くものだと、汚れは比較的少なくなるのでそのような塗料を選択すると良いでしょう。
ウレタン塗料が最適なケース
ウレタン塗装はリーズナブルですが、耐用年数が少し短い、というのが大まかな特徴です。そのため、
・塗装の費用を少しでも安くしたい
・10年前後で住まなくなる可能性がある住宅の塗装
といった、安さ優先の場合や耐用年数を重視しない場合はウレタン塗装が最適です。また、雨樋や屋根付帯部などにもウレタン塗料が最適です。
まとめ
ウレタン塗料の特徴が少しでもお分かりいただけたでしょうか。ウレタン塗料はリーズナブルな価格で様々な用途で使用されます。弾性があり、ひび割れに強い塗料です。
ウレタン塗装をするか迷っている方はこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
カテゴリ:塗装工事
2023年3月9日
雨戸・シャッターの塗装
外壁や屋根と同じようにシャッターや雨戸も時間が経つと錆や色褪せなどの劣化症状が出てきます。見た目も良くなく、機能性も低下してくるため、塗装をしたいという方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は雨戸やシャッターのメンテナンス方法についてご紹介したいと思います。
劣化症状
シャッターや雨戸の劣化症状には以下のようなものがあります。
・塗装の剥がれ
・錆の発生
・触ると手に粉が付く
・変色・色褪せ
触ると手に粉が付くようなチョーキング現象は劣化のサインです。この段階で塗装を検討してみても良いでしょう。また、見た目では錆や塗膜の剥がれが出てきます。塗装が剥がれ、防水性がなくなると錆が発生します。
錆がひどくなるとシャッターや雨戸自体を交換しなければいけなくなるので、錆を見つけたらなるべく早く塗装の検討をしましょう。
塗装方法
①ケレン作業
ワイヤーブラシやサンドペーパーなどを使用して、旧塗膜や錆を落としていきます。このケレン作業をせずに塗装をしてしまうと塗膜が早期に剥がれてしまいます。また、あえて表面に傷をつけることで塗料との密着性を高めるといった効果もあります。
②洗浄
ケレン作業で除去した塗膜やサビ、ほこりやカビ、コケなどを洗い流します。
③下塗り
下塗り剤を塗布します。シャッターや雨戸を劣化させる最大の原因は錆です。下塗り剤は錆止め効果のある塗料を選択しましょう。
④中塗り・上塗り
下塗りが乾燥したら次は中塗り・上塗りを行って完成です。
注意点
シャッターや雨戸の塗装は、外壁塗装ほど大掛かりなものではないので、DIYできそうなイメージがあると思います。しかし、外壁塗装と比べて塗装技術が必要なうえ、素材によって合う塗料が違うため、塗料選びも難しいです。
また、シャッター塗装をDIYで行うと、壊れてしまう原因になります。塗りムラによる美化の問題もありますが、厚く塗りすぎてシャッターが閉まらなくなる可能性があります。
DIYで失敗してから業者を呼んでも手遅れの場合があるのでなるべくDIYはせず、業者に頼るようにしましょう。
シャッター・雨戸の塗装のタイミング
シャッターや雨戸を塗装する際は、外壁塗装と同じタイミングで行いましょう。現地調査の際に、外壁部分だけでなく雨戸や雨樋といった、付帯部も見積で出してくれることが多いです。
こうした付帯部を除いて外壁塗装だけを行うと、逆にシャッターや雨戸の汚れが目立ってしまい、お家全体のメンテナンスができていないように見えてしまいます。
まとめ
雨戸やシャッターは経年劣化により錆や塗膜の剥がれが発生するため、定期的な塗り替えが必要になります。シャッターや雨戸の劣化は私たちの生活に不安と不便をもたらすと言っても過言ではないのでしょうか。だからこそ定期的なメンテナンスによる美観の維持と機能性の維持を心掛けるようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事
2023年3月6日
高圧洗浄の重要性
屋根や外壁の塗装工事をされているお宅で、足場に囲まれた中で高圧洗浄という作業を行われているのをご存知ですか?
洗浄という名前の通り汚れを落とすのですが、それだけではありません。
今回は高圧洗浄の重要性についてご紹介します。
高圧洗浄が必要な理由
塗装工事と聞くと既存の外壁に色を塗り重ねているだけのように思われがちですが、そうではありません。
高圧洗浄は強い圧力で噴射される水によって、汚れを洗い流すことができます。
高圧洗浄をすることで、これまでに蓄積された汚れやカビ、苔だけでなく、古くなった塗膜も落とすことができます。これにより、新しい塗料の密着度が上がります。
外壁塗装の高圧洗浄で洗い流すことが可能なもの
■汚れ(埃、砂、雨筋汚れなど)
■経年劣化による塗膜の傷み(剥がれた塗膜、チョーキングなど)
■苔やカビ、藻など
高圧洗浄をしなかったら…どうなるの?
高圧洗浄の工程を省いて塗装をしてしまうと、塗装直後はきれいに仕上がっているように見えますが、数年後には浮きや剥離が生じてしまうケースもあります。
これは埃や汚れによって、塗料の密着度が低下している証です。これでは、本来の耐久性も機能されず、すぐに再塗装が必要になってしまいます。
塗装工事において、高圧洗浄は必須であると言えるでしょう。
高圧洗浄による変化
屋根を高圧洗浄した場合
【Before】
【After】
屋根に付着した苔がしっかりと落ちています。
屋根を高圧洗浄した場合
【Before】
【After】
苔や所々に発生したカビもきれいに落ちています。
塀を高圧洗浄した場合
【Before】
【After】
黒ずんだ汚れがきれいに落ちています。
高圧洗浄をする際のポイント
ご自身ではなかなか手が届かず、掃除するのが困難な箇所があるかと思います。塗装工事では足場を組んでいるため、高所でも掃除をすることが可能です。
気になっている箇所がある場合は、この機会に施工業者に相談しましょう。
その際にサービスで洗浄してくれるのか、費用がかかるのか、必ず事前に確認することをお忘れなく!
まとめ
高圧洗浄は塗料の密着力を高め、外壁塗装を最大限に維持するためにも必要不可欠です。
塗装によって外観がきれいになると、その他の汚れも気になるものです。汚れのひどい箇所や家全体の汚れを取るためにも高圧洗浄は活躍します。
外壁塗装のタイミングで家全体の美観も見直されてはいかがでしょうか。
カテゴリ:未分類
2023年3月2日
清潔感のある白い外壁
外壁塗装において白はとても人気があります。1色の塗装ではもちろん、ツートンでの塗装でも大活躍しています。白の外壁にしてみたい!という方も多いのではないでしょうか。今回は白い外壁についてご紹介していきたいと思います。
白の印象・風水
白は家庭の充実・幸せな家庭といった意味があります。また、家庭にも仕事にも熱心になり両立がはかどる色だとされています。
効果の高い方角は北西・全方位です。白色は清潔で純粋なイメージがあり、そのイメージ通り風水でも浄化の効果が期待されます。
白い外壁の魅力
明るくて清潔感がある
白と言えば明るくて清潔感があり、高級感を出すことができます。外壁全体を白にすることで「白亜の家」と呼ばれるゴージャスな雰囲気の邸宅に仕上げることもできます。
配色しやすい
白は無彩色なのでどのような色にも合います。黒に合わせるとクールな印象に、パステルカラーと合わせるとかわいい印象になります。
また、ツートンにするだけではなく付帯部などにも合わせやすいです。組み合わせる色によって様々な雰囲気を演出することができます。
外壁の温度が上がりにくい
白は光を反射するため、熱がこもりにくくなります。そのため、断熱材によっては室内の温度も上がりづらくなります。
外壁を汚れにくくする方法
外壁を白にすると、気になるのは汚れですよね。白は汚れが目立つ色ですが、近年では汚れが付きにくくなるような低汚染塗料も開発されています。
低汚染塗料とは親水性という原理を利用して、汚れが付着しても雨水が洗い流す作用を持った塗料です。
塗料の膜は、太陽光中の近赤外線によって時間の経過とともに、艶がなくなり、色褪せなどが起こります。また、ほこりや排ガス、藻やカビなどでも美観が損なわれていくため、それらが目立ちやすい白の外壁の場合は低汚染塗料を使用することをおすすめします。
白と相性の良いカラー
白×黒
同じ無彩色である黒と組み合わせると、モダンな雰囲気の家に仕上がります。
シンプルな色を使いつつも、よりオシャレな家に仕上げたい方には白と黒のツートンがおすすめです。
白×ブラウン
ブラウンと白を組み合わせることで、温かみのある家に仕上がります。
特に、白をクリーム色にするとより温かみが増すので、ほっとできるような優しい印象の家にしたい方におすすめです。
ブラウンの濃さを変えても印象が変わるため、白とブラウンの組み合わせは種類が豊富です。
白×木目
白一色だと単調になりがちですが、木目が加わると洗練された印象に仕上がります。
木目の取り入れ方は様々で、外壁に使うだけでなく、柱や扉などのワンポイントで取り入れいるのも効果的です。
まとめ
白の外壁は明るさと清潔感があり、ほかの色と組み合わせやすいことも人気の理由の一つです。配色次第で様々な雰囲気になるのでご自身の理想に近い外壁に仕上げましょう。
カテゴリ:塗装工事