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2023年6月22日
和風住宅で人気の外壁塗装カラー
重厚感のある瓦や竹垣のフェンスなど、独自の趣がある和風住宅は、外壁塗装の際、和のテイストを表現できる色を選ぶことはもちろん、雰囲気を損なわないことが重要になります。今回は和風住宅で人気のカラーについてご紹介いたします。
和風住宅とは
和風住宅と聞くとどんなイメージをお持ちですか?古い・寒いなどのマイナスなイメージが多いかと思います。しかし最近では、古民家をリノベーションしてカフェを経営するなどといった動きも増えてきています。
和風住宅は日本の風土・気候に合わせて様々な自然素材が使用されており、調湿・調温・吸音機能にも優れています。
和瓦の使用や、モルタル外壁を使用していることが多い、木材が多く使用されている、塀や植木なども庭園に置かれるような竹垣や石などが使われることが多く、建物全体が直線で構成されている点も、和風住宅の特徴です。
伝統色
和風を表現するためにぜひ使いこなしたいのが、和の伝統色です。外壁塗装におすすめの伝統色としては、主に以下のような種類があります。
和風の伝統色は、ややくすんだ落ち着いた色味のものが多い傾向にあります。このようなくすんだ色は「彩度が低い色」と呼ばれ、反対に、真っ赤や真っ青などはっきりとしたポップな色は彩度が高い色になります。
外壁は、彩度が高すぎると周囲から悪目立ちしてしまうことが多いため、彩度が低い色を選ぶと失敗しにくくなりますので、色選びの失敗を防ぐという点でも、伝統色を積極的に使用することをおすすめします。
人気のカラー
・黄色系
淡黄(たんこう)、くちなし、鳥の子色(とりのこいろ)、女郎花(おみなえし)などがあげられます。
鳥の子色は、ごく淡い黄褐色、あるいは黄色がかった白色で、鎌倉時代から現れた日本の伝統色として使われています。
・グレー系
桔梗鼠(ききょうねず)、鈍色(にびいろ)、呂色(ろいろ)、卯の花(うのはな)などがあげられます。
呂色は漆工芸の塗りの技法のひとつである呂色塗からきた色名で、黒漆の濡れたような深く美しい黒色をしています。
和風・和モダン住宅に、高級感をプラスしてくれます。
・緑系
若草色、薄青、天鵞絨(びろうど)、夏虫色(なつむしいろ)などがあげられます。
色の中に深みがあり、住宅を落ち着いた雰囲気に演出してくれます。
和風住宅では伝統色を基本にシックなブラウンや、少しくすみのかかった黄色や白っぽい色が人気です。また、和の伝統色といっても、ベースとなる色合いによっても大きく変化します。
特別な色を使用しなくても、無彩色やそれに近い色など、シンプルなカラーをチョイスする、落ち着いた色を選ぶと明度差をうまく活用でき、和風・和モダン住宅に良さを引き出してくれます。
まとめ
和風住宅は自然素材を活かした温かみのある印象で、適切なメンテナンスを行いつつ今後も残しておきたい日本独自の建物です。和風住宅の外壁塗装で重要なのは色決めと配色やバランスです。
基本的な色選びのコツも押さえておくことができれば、家全体で調和が取れた、趣のある和風デザインを作ることができます。ご自身の住宅にぴったりな和風デザインを見つけていきましょう。
カテゴリ:塗装工事