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2023年7月10日
サイディングの汚れを綺麗にする方法
ふと自宅のサイディングを見ると汚れが…!こんなに汚くなるものなの?と疑問に思う方も少なくありません。現時点で全く汚れがつかないサイディングはありません。
汚くなるスピードに差はありますが、どのようなサイディングも時間が経てば汚れが目立つようになります。今回はサイディングの汚れを綺麗にする方法をご紹介します。
サイディングが汚れる原因
サイディングが汚れる原因には以下のものがあります。
・排気ガス・チリ・ホコリ・鳥のフン
・カビ・コケ・藻
・サビ
このような汚れがついてしまう原因として、塗膜の劣化が関係しています。塗膜が劣化すると美観を保つ機能が失われるため、より汚れやすい状態になります。
サイディングが汚れると、当然建物自体の美観も損なわれると同時に、サイディングの劣化スピードも速くなります。そのため、サイディングが汚れていると感じたら早々に綺麗にすることをおすすめします。
汚れが付きやすい箇所
雨が当たりにくい箇所
雨が当たりにくい場所として軒下やベランダ下などが当てはまります。
近年はセルフクリーニング機能といって、雨水で汚れを洗い流すような機能がついたサイディングボードも登場しており、雨水が当たることで汚れがとれます。
しかし、風や障害物などによって雨水が外壁全体に均等に当たるとは限りません。そのため、雨があまり当たらない場所は、汚れが落ちにくく汚れやすい箇所になってしまいます。
突起物の下
換気扇や排気口などといった外壁に付属している突起物の下は雨垂れによって汚れが付着しやすい箇所となります。
突起物の上にはほこりなどの汚れが溜まっていることがあります。この汚れが雨水によって流れて地面まで流れれば問題ありませんが、途中で止まってしまうと雨垂れとなり、サイディングの汚れとなってしまいます。
日当たりの悪い場所
建物の北側や周りに大きな背の高い建物がある場合は、日が当たりにくくなってしまいます。
日が当たりにくくなるとどうしても湿気が高くなってしまい、カビやコケが繁殖しやすい環境になってしまいます。
汚れの落とし方
サイディングが汚くなってから時間が経っていない、施工をしてから2~3年程度の場合は洗浄することで汚れが落ちる可能性が高いです。
軽度の汚れは水洗い
軽度な汚れなら上から下へホースで壁に水をかけるだけで落とせます。下から上にかけると漏水する可能性があるので注意しましょう。水をかけるだけで落とせないときは、やわらかい布やスポンジなどで軽くこすってみてください。
高い箇所は伸縮棒付きのブラシやモップで届く範囲をこすりましょう。ただし、スチームクリーナーや硬いブラシは、塗膜の劣化を進める可能性があるので使用しないでください。
洗剤を使用する
水で落ちない汚れは、食器洗い用洗剤と柔らかい布やスポンジで洗いましょう。コケや藻は専用クリーナーを使うのもおすすめです。
なかなか落ちなくても強くこするのはNGです。サイディングを傷つけないように、優しくこすりましょう。
洗剤を使った後は必ずよく水で洗い流してください。洗剤が残っていると、塗膜の劣化の原因になります。
ご自身で落とせない場合は業者へ依頼
上記の方法で落ちない汚れや高い箇所の汚れは、塗装業者などプロに依頼しましょう。高圧洗浄やバイオ洗浄でしっかりと落としてもらえます。高圧洗浄は水圧を利用して汚れを落とすのに対し、バイオ洗浄は薬品を使用して洗浄します。
高圧洗浄をしても外壁に繁殖したコケやカビの根っこが取り除けないこともありますが、薬品を用いるバイオ洗浄の場合は、コケやカビ、藻を根こそぎ除去することが可能です。
まとめ
どのようなサイディングも時間が経つにつれて排気ガス、カビ、コケ、サビなどで汚れてきてしまいます。汚れは外観が損なわれるだけではなく、劣化スピードを早める原因にもなります。
汚れているサイディングは放置せず、早めにきれいにすることを心掛けましょう。また、洗浄で落ちない汚れには塗装がオススメです。ご自身で判断できない場合は業者に相談してみましょう。
カテゴリ:外壁