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2023年8月3日
屋根塗装はなぜ必要?
屋根の塗り替えは、「屋根を綺麗に見せる」という役割もありますが、その一番重要な役割は、実は「屋根が劣化しないように保護する」ことです。屋根は外壁と同じく建物を守る役割をしています。
屋根は常に雨風や紫外線に晒されているため、外壁よりも劣化が早くなり、最悪の場合、改修に多大な費用がかかる可能性があります。塗装による保護機能が失われる前に、再び塗装によって保護機能を復元することが大切です。今回は屋根塗装の必要性についてご紹介します。
屋根塗装はお家を守るために必要
屋根を保護する目的は主に、美観を保つこと、屋根を保護すること、太陽光を防ぐことです。
美観を保つ
塗装によって色褪せてしまった屋根を再塗装することで、色や艶を出し、住宅を美しく見せることができます。また、屋根や外壁に塗られている塗料は、単純にきれいな色を見せるために塗られているわけではありません。
雨によって汚れを洗い流すセルフクリーニング機能や、カビやコケなどが発生しづらくなる機能など、塗料には様々な機能が備わっています。
屋根の保護
屋根は雨や風に晒されるため、劣化しやすい部分です。塗装をすることで雨や風から屋根の建築材を守ることができます。屋根の内部には防水シートが張られていますが、水の侵入を完全に防げるものではありません。塗装をしなければ、建築材は雨水によって腐食してしまいます。
太陽光を防ぐ
屋根に使う塗料には「遮熱塗料」「断熱塗料」が存在します。遮熱塗料は太陽光を反射して熱の発生を抑制し、断熱塗料は熱を通しにくくするものです。
遮熱・断熱塗料を使用することで、室温の上昇を抑えることが可能です。塗装によって機能性を加えることで現状の環境を快適にすることができます。
屋根の劣化症状と塗装の目安
建物を守っている屋根の塗装は、紫外線と熱により徐々に劣化し、一般的に新築の場合約10年、塗り替えをした場合、約8~10年で本来の保護機能を発揮できなくなってしまいます。屋根の劣化を早めないために、塗装の保護機能が落ちてきたら、塗り替えをして新しい塗膜で保護する必要があります。
劣化症状には、
・色褪せ ・ヒビ、割れ
・カビ、コケ ・サビ
・屋根の反り ・塗装の剥がれ
といったものがあります。
屋根の劣化症状は地上からは確認しづらいため、外壁の劣化症状と見比べると良いでしょう。必ずしも屋根が劣化しているとは限りませんが、外壁よりも屋根のほうが、太陽から3倍の紫外線、熱を受け、雨が当たることが多いので、劣化が早く進むと言われています。
また、屋根の塗装目安は築8~10年ごろです。このぐらい経つと、紫外線の影響で防水効果が失われてしまいます。屋根は外壁と違い、日差しを遮るものがほとんどないため、思った以上に劣化が早いことがあります。できれば築7~8年ごろには一度屋根点検をし、劣化が進行する前に塗装するのがベストです。
まとめ
屋根は見えにくい箇所なので「屋根塗装は必要ない」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、それは間違いです。屋根は雨風や紫外線の影響が強いため、塗装によるメンテナンスがとても重要です。塗装しないで放っておくと、防水効果が弱まり建物の劣化原因や、風雨災害で被害が広がるといったことが発生します。
塗装する時期に目安は築10年前後で、症状としては色褪せ、コケなどが目立ち始めたら検討するようにしましょう。屋根塗装は大切なお家を長持ちさせるための重要なメンテナンスです。お家を劣化させないためにも定期的な塗装を行いましょう。
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